閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

44 / 217
第三十八話

マーシア孤児院が火事に遭ったとの話しを聞き直ぐにフローラと孤児院に向かうも既に燃え尽きた後であった。現場には数人人が居た。

 

フローラ「これは一体…何故火事なんて…?」

 

リィン「…すいません!テレサ院長や子供達は無事なんでしょうか!?」

 

俺は近くの人に訊ねてみた

 

「あぁ、孤児院の人達は全員無事だよ…今はマノリア村の宿屋に避難してるはずだ」

 

リィン「そうですか…良かった、火事の原因は…?」

 

「俺も詳しいことは判らないが放火らしい…犯人はまだ判ってないそうだ」

 

リィン「放火…」

 

という事は犯人は多分…

 

「リィン…」

 

振り向くと今にも倒れんばかりな顔色が真っ青なクローゼとエステル、ヨシュアの姿があった。

 

リィン「クローゼ……」

 

クローゼ「………ッ!!」

 

クローゼが此方に駆け寄って来て腕を掴んで俺に質問を投げ掛けてきた。

 

「リィン!この惨状は一体どういう事!?テレサ先生は!?子供達は無事なの!?」

 

エステル「ちょ!?クローゼ落ち着いて!そんな一気に言われたってリィンだって困るわよ!」

 

ヨシュア「そうだよ、君が落ち着かなきゃ答え辛いよ」

 

二人の言葉を聞いて落ち着きを取り戻したクローゼは掴んでいたリィンの腕を離した

 

クローゼ「ごめんなさい、リィン…貴方に当たるような真似をして…」

 

リィン「気にしないで心配は最もなんだから、それとさっき俺も聞いたばかりだけど、テレサ先生や子供達は全員無事みたいだ。今はマノリア村の宿屋に避難しているらしいよ」

 

クローゼ「あ………ッ」

 

無事を知ったからかクローゼの足の力が抜けてその場に座り込んだ。

 

エステル「良かったねクローゼ…ねぇリィン、孤児院の火事の原因は何なの?」

 

リィン「放火だと聞いたよ」

 

エステル「放火…!?一体誰が!?」

 

ヨシュア「クローゼ、エステル今はそれよりマノリア村の宿屋に行こう!話しも聞きたいし」

 

エステル「あ、そうね…リィンやフローラさんはどうする?一緒に行く?」

 

リィン「いや…少し現場を見て回ってから向かうよ。エステル、クローゼを頼む」

 

エステル「任せて!それじゃあまた後でね」

 

そう言って三人はマノリア村に向かって行った

 

フローラ「リィン様、此方に来てください!」

 

リィン「どうした?何か見つけたのか?」

 

フローラ「これをご覧下さい…」

 

台所があった付近の焼け方が激しい…ここが火元か

 

リィン「此処が燃え方が激しいな?」

 

フローラ「えぇ、ですが此方の方を見て頂きたいのです」

 

フローラが指差す火元の地面をよく見てみると…これは、靴跡か?

 

フローラ「えぇ、少し見えづらいですが確かに足跡です。しかも大きさからして成人男性です。ここの孤児院は男性職員は居ませんからほぼ間違い無く放火犯のものかと…」

 

リィン「…フローラ、その足跡の型は取れるか?靴底の模様を調べれば持ち主を絞れるかもしれない」

 

フローラ「可能です。少々待ってください」

 

準備を始めたフローラを横目に瓦礫の中から無事な写真が見付かった。奇跡的に焦げ一つ無い状態の写真に写ってたのは

 

リィン「…孤児院の子供達と、テレサ院長に…クローゼか、渡しておこう」

 

リィンはその写真をポケットに入れた後フローラから靴跡を取り終えたと報告を受け俺達もマノリア村に向かう事にした。

 

その道中にマノリア村の方向から男性二人歩いて来た一人は初老な男性でもう一人は年若い青年だ多分初老の秘書か何かだと思うが…そう思ってると初老の男性が話し掛けてきた。

 

「初めまして見ない顔だね、観光客かな?」

 

リィン「まぁ、そんな感じです」

 

「そうかおっと名乗るのを忘れてたよ、私の名はダルモア、ここルーアンの市長を務めてる者だよ。こちらの彼は私の秘書のギルバート君だ」

 

この男がダルモアか…記憶が薄れたが原作では今回の首謀者だった筈

 

ダルモア「君はメイドを連れている所を見ると貴族か何かかな?まぁ貴族でなくとも此処ルーアンは良い所だ、是非ともゆっくりしてくれたまえ…まぁあのイカの化け物がいるが、それは何れ近い内に排除されるだろうから安心したまえ」

 

「市長、お時間が…」

 

ダルモア「おっと、そうだったなデュナン公爵の会食が有ったな…ではこれで失礼」

 

そう言って去っていった…

 

フローラ「…随分観光に力を入れてるみたいですね?それにオケアノスを排除とは…見込みが経ったのでしょうか?」

 

リィン「さてな?排除はどうかは知らないが観光は市長として力を入れるのは間違いではないがな、しかし俺を貴族か何かと勘違いしてたが、金持ち向けのリゾートを目指す積りか?」

 

前世の東亰でも似た様な話しがあったなぁ…東亰?

 

リィン「…グッ!?」

 

今何か思い出しそうに…?

 

フローラ「リィン樣!?大丈夫ですか!!」

 

リィン「大丈夫だ、少し目眩がしただけだ。心配掛けて済まない」

 

フローラ「…いえ、私はリィン様に仕えるメイドです。主を心配するのは当たり前です。マノリア村に着いたら少し休みましょう」

 

リィン「そう、だな少し此処まで無理したかもしれないかもな?」

 

俺はフローラの好意に甘える事にした。そしてマノリア村に着くと今度はエステル、ヨシュア、クローゼが走って来た。

 

リィン「どうしたんだ、慌てて?」

 

そう尋ねるとクローゼがこちらに気づき止まると

 

クローゼ「リィン!クラム君知らない!?」

 

と尋ねた、クラムは帽子を被ったヤンチャな男の子でエステルの準遊撃士バッジを盗ったりもした子だ。俺やフローラも当然面識がある

 

リィン「いや、見てないが…宿屋に居るんじゃ無いのか?」

 

エステル「それがね…」

 

ヨシュア「さっき、孤児院の放火で疑わしいのが居るという話を盗み聞きしてその疑いがあるレイヴンという不良グループの所に行ったみたいなんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

リィン「…………はい?………」

 

 

 

 

 

 




???「フフ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。