閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

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第四十七話

ヨシュア(人形)の頸を撥ね飛ばし、倒した人形の影からまた襲い掛かる人形の双剣を受け取めその腹を蹴り飛ばす!

 

視界の端からまた二体此方に向かってくるのを確認し先程倒した人形の双剣の片割れを奪い取りそれを投擲し一体が顔に刺さり崩れ落ちるがもう片方はお構い無しに突っ込んで来てこちらの首に刃を突き立てんとするのを躱し逆にその胴体を切り裂いた

 

リィン「数だけは多いな…君の人形遊びはこんなに数を使う…のかい!」

 

接近してきた人形の顔を右ストレートを叩き込み蹌踉めいた人形を真っ二つにした。レンは人形達を指揮しながらリィンの隙を突こうとしていた

 

レン「ふふふ、そんな事はないわ、レンの人形遊びは精々五体迄だもの…お兄さんが異常なだけよ?」

 

レンは自身の持つ大鎌をリィンの首を刈りとらんと投擲してきた

 

リィン「人を人外扱いするのは止めてもらおうか?第一君の仲間ならこの程度の軍勢片手間で片付くだろう!」

 

投擲してきた大鎌を弾き返しレンは弾かれた大鎌を手に取り接近してきた

 

レン「う〜ん、確かにヴァルターや鋼のお姉さん、マクバーンなら楽勝かな?あ!勿論レーヴェも出来るわね!でも片手間ってのは聞き捨てならないわね?人形とはいえヨシュアの強さはレンだって判るんだから!」

 

レンの大鎌とリィンの太刀が斬り結び離れ、互いに疾走りながら語った…

 

リィン「ヨシュアの強さは俺も重々承知してるさ…唯この人形達が弱いだけだと言っている!」

 

リィンの袈裟斬りをレンは受け止め返す刃でリィンの胴体を切り裂かんとしたがそれより疾くバックステップして躱した

 

レン「へぇ?お兄さん随分ヨシュアのこと買ってるのね?…」

 

背後から襲って来た人形を裏拳で沈めながらレンの疑問に応えた

 

リィン「君とヨシュアの絆は知らない、だがこれだけは言えるさ、ヨシュアは《闇》には戻らないよ」

 

リィンは再度斬りかかりレンは受け止めながら話す

 

レン「……ッ!、ヨシュアの《闇》はそんな簡単に晴れる訳がないわ!トラウマ…失った物が大きければ大きい程人は大切なものを再び失うのを恐れるものよ!」

 

レンは太刀を弾きリィンの首を再度狙う、それを躱し間合いを取りリィンは構える

 

リィン「そうだな、大切な物を失う恐ろしさは一度失った者にしか判らない、けどな、だからこそ大切なものを得たヨシュアは俺とは別種の強さを得つつあるんだよ『家族を守る』という強さを!……コォォォォ!神気合一!」

 

レン「か…ぞく?……ッ!それこそなんの意味が…じゃあレンのパパやママはなんで、何で迎えに来ないのよ!!良い子で待ってたのに!なんで、何でよぉー!」

 

さっきまでの冷静さが消え失せレンは残りの人形と共に突撃してくる

 

リィン「それは俺が軽々しく言う事ではない、だけど君もエステル達に会えばわかるよ…八葉一刀流四ノ型【滅・紅葉切り】」

 

レン「あ…」

 

すれ違い様に人形達を切り飛ばしレンの大鎌も弾き飛ばし床に刺さる

 

リィン「勝負あり…だね、立てるかい?」

 

リィンは太刀を納めレンに近寄って手を差し伸べた

 

レン「…止め、刺さないの?」

 

リィンの手を取り立ち上がりながら問う

 

リィン「俺は遊撃士でもないが殺し屋でもないんだ、子供を斬る趣味は無い、無力化して学園祭に支障をきたさなければそれで良い」

 

レン「……お兄さんって変な人ね?」

 

リィン「変かな?」

 

レン「えぇ、とっても」

 

リィン「……そうか、まぁ良いや聞きたい事があるけど?」

 

レン「…何かしら?」

 

リィン「何故俺を狙ったんだい?ヨシュアを狙うならまだ解るが…」

 

レン「…フウ、それは簡単よ、一つは剣聖カシウス・ブライトの弟弟子のお兄さんの戦力調査、可能なら抹殺も視野に入れてたわ。負けたけど…それでもう一つは…」

 

『盟主直々に君と接触したいだって』

 

 

リィン「ッ…!!」

 

リィンがさっきまで居た場所から突然一人の少年が現れた

 

レン「カンパネルラ…!」

 

カンパネラ「やぁ、レン負けちゃったみたいだねぇ♥…まぁ八葉の中伝相手だと無理はないか、しかも彼、黒神一刀流も習ってたみたいだし…」

 

レン「フン!!まだレンにはパテル・マテルという奥の手が…」

 

カンパネルラ「だけどそれは負け惜しみじゃないかなぁ?今は素直に受け入れなよ」

 

レン「むぅ…」

 

リィン「結社の者か?」

 

リィンは再度太刀を構えた

 

カンパネルラ「あはは、ごめんごめん、自己紹介がまだだったね。結社身喰らう蛇が一柱執行者No.0《道化師》カンパネルラ、以後宜しくね♥」

 

リィン「…何が目的だ?」

 

カンパネルラ「あはは、この場ではもう争う気は無いから武器を降ろしてよ。学園祭についても手出ししないことを盟主の名にかけて誓うよ」

 

レン「因みに盟主の名をかけるという言葉は私達には絶対よ、確実に守るからそこは安心してね」

 

その言葉を聞きゆっくりと構えを解いた

 

リィン「もう一度聞くが何が目的だ?先程お前達の盟主が会いたいと言ったが?」

 

カンパネルラ「うん、そうだよ。詳しい話は知らないけど盟主が君と話たいんだってさ、だから僕とレンが接触したのさ」

 

リィン「秘密結社の最重要人物が俺に?だとしても俺はお前達の拠点に着いて行く訳にはいかんよ。学園祭もあるからな」

 

レン「それは心配要らないわ、だって…もう此処に居るもの」

 

リィン「…なに!?」

 

そう言うと同時に二人の後ろから足音が聞こえて着て暗闇から一人の女性が現れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして、リィン・アイスフェルトさん、私が結社《身喰らう蛇》を束ねる盟主です。お話…しませんか?」

 

 

 

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