閃の軌跡〜変わる物語〜   作:名無し名人

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第六話

七耀暦1192年ー浮遊都市『アンファング』ー

 

フローラから武器の扱う訓練はまだ早いと言われたが、身体の成長の妨げにならない程度の訓練なら問題無しと言われたので『アンファング』内部の訓練場で50アージュ(50メートル)を走ったり、温水プールで25アージュ(25メートル)泳いだりフローラに頼んで蜘蛛型の一体に最初は軟らかいボールを投げてもらい俺がそれを避ける反射神経を鍛える訓練をしていた。

 

そうして訓練の後にはフローラが入手した(いつ降りたんだろう?)帝国や共和国の日曜学校の教科書を使い勉強をしていた。フローラは「私がいれば問題ないのに…」とやや不満げだったが流石に現代と古代ゼムリア文明の一般常識や知識は違い過ぎるので遠慮してもらう。ただ興味はあるので時々教えて欲しいと頼んで納得してもらった…(後日、高度過ぎる内容で知恵熱が出た…)

 

 

リベール王国軍とエレボニア帝国軍双方の通信を傍受したところ原作通りリベール側が飛行艇の開発に成功し、エレボニア帝国軍に空爆を行いその進撃を鈍化させる事に成功したらしい。フローラによると最早帝国軍に逆転の機会はなく早いところでは孤立、各個撃破の憂き目にあっているらしい。

 

リィン「そういえば飛行艇開発されたから何れ此処を発見されるんじゃないのか?」

 

俺の疑問にフローラはそれは無理でしょうと首を振る

 

フローラ「彼等の使う導力レーダーでこの『アンファング』を捉える事は叶いません。此処は光学迷彩やステルス機能を備えています。また万が一発見されたとしても登録されていない船が接近してきてもシールドで弾かれてしまいます、現状その許可証を発行出来るのは私とリィン様以外しかおりません…」

 

その言葉に納得しかけたがある疑問が湧いたので聞いてみた。

 

リィン「じゃあなんで俺は此処に入れたんだ?許可証なんてあの時持っていなかったぞ?」

 

フローラ「それはリィン様が通ったのは資材運搬用の転送装置だったからじゃないでしょうか?此処を建造する時いちいち許可証出してから資材を運ぶのは面倒でしたからフリーパスで通れる様になってましたから…」

 

当時を思い出しているのか苦笑しながら説明するフローラ

 

リィン「ん?じゃあ俺が入った装置以外にも似た物が有ったら容易く入れるんじゃ…?」

 

そう聞くとフローラは微笑みながらそれはもう無理ですと言った。

 

フローラ「私が目覚めてリィン様を主と認識した後軽く地上をサーチしましたがリィン様が通った装置と同型で現在も稼働していたのは今の地上の名称で言えばエレボニア帝国の帝都ヘイムダルの近くとカルバート共和国の首都イーディス、リベール王国の王都グランセルしか確認されませんでした。それ等にしても何れも自爆させましたのでもう入れません」

 

フローラが自信満々に言うのならそうなんだろう…

 

リィン「で、その許可証というのはどういう物だ?」

 

俺はなんとなく察しがついていたが敢えて尋ねた。

 

フローラ「そうでした、此方をお渡ししなければなりませんでした…」

 

そう言ってポケットから取り出し机の上に置いたのは《黒いオーブメント》みたいな物…うん、まんま〘ゴスペル〙である。

 

フローラ「こちらは〘ゴスペル〙と言いまして浮遊都市では必需品です。リィン様の物はあらゆる場所をフリーパスで入れますし、この〘ゴスペル〙なら他者に許可証を発行する権限もあります。但しこの〘ゴスペル〙はリィン様しか扱えませんのでご注意を」

 

そう言ってフローラは俺に〘ゴスペル〙渡した…なんて物を渡すんだ!?

 

リィン「まぁ…とりあえず分かった。ありがとう」

 

あんまり使用する機会がないことを祈ろう…

 

 

フローラ「それでリィン様に提案があるのですが…」

 

フローラが突然そんな事を言ってきた

 

リィン「提案…?なにか気になる事でも…?」

 

俺は訝しみながらも先を促した。

 

 

フローラ「はい…今すぐではなくてもいいので…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーリベール王国に降りて調べたい事があるんです…ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 




次回からリベール編に移ります
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