シャドウガーデンと共に楽しい日々を   作:陰の実力者になれんかった

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どうも、みなさん。

 お久しぶりです。気づけばカゲマスで新イベが始まってました。皆可愛かったですね。スチルというかイラスト、良かったぁ……。
 バレンタイン、書きたくなってしまいますよね。書けても当日は無理そうですが。ベータかイプシロンか。あなたはどちらを選ぶ? あれ、公式で似たようなものを見た気が……。
 公式ビジュアルガイドも出ましたね。アニメ陰実についてより詳しくなれました。1枚1枚に色々反応して楽しんでましたね。座談会も面白い話でしたし。色んな本屋を探し回ったのはここだけの話。

 そして、タイトルみて楽しみに思った方には申し訳ないんですけど、今回イータ出てきません。強いて言うなら一言……ですかね。すみません。

それでは日常編、どうぞ。


イータの寝相 Sideシド

『イータの寝相 Sideシド』

 

 

 

 イータは寝相が悪い。これはシャドウガーデン内で全員が共有している事実だ。どれくらい悪いかと言うと、油断したら誰かが犠牲になるぐらい。

 

 昨日もベータが巻き込まれて酷いことになっていた。でもベータがイータに色々されるのはいつもの事だから、そんなにおかしなことでもない。あくまでもベータの場合は。普段から実験台にされてるから慣れてるでしょうとはイプシロンの言だ。

 

 他のみんなもそうだけど、油断していると僕の方にも何かが来る。スパナで殴りかかられるぐらいならまだいいんだけど、よく分からない液体をかけてくるのはやめて欲しい。いくら修行になると言ってもちょっとね。大体謎の液体だし。

 

 この前も投げられたものを避けたら壁が溶けた。でもやっぱり少しワクワクしたのは内緒だ。ちなみに後でイータはその痕跡を発見したアルファに説教されてた。正直ほんとに寝てるのか疑問だ。

 

 しかもここ最近だけの話ではなく、イータがここに来てから時折被害報告があがる。夢遊病に似ているけど、その範疇に収まっているかと言われれば流石に超えてると思うし、そろそろ対策した方がいいのかもしれない。

 

「ねえシド。イータの寝相について少し話があるのだけれど、いいかしら」

 

 そして今日、ついにアルファから相談を受けた。さすがのアルファも困っているみたいだ。そりゃそうだよね。僕も少し困ってるし。毎回壊れた所を誰かが修繕しなきゃいけないんだ。困るよね。

 

 丁度いいし、相談に乗ることにする。

 

「丁度、僕も話そうかと思ってたんだ。このままだと人より先に家が壊れちゃうよ」

 

 

 

 

 

 

 

 人数が増えたから新しく作った、少し大きめの家のリビングに移動した。アルファがどんどん拾ってくるからちょっと困ってる。

 

 本来なら少人数……なんなら3人でも良かったんだけどね。まあ多ければそれはそれで別の陰の実力者ムーブができるんだけど。

 

「それで、今どんな感じなの?」

 

「先に私とベータとガンマで話し合っていたのだけれど、良い案が出なかったというか……何をしても効果が無かったの」

 

「思い付くものは大体試したのですが、何分あそこまで寝相が悪い人の話は聞いたことがなく……」

 

 うん、僕も聞いたことない。何をどうしたら襲いかかるような寝相になるのか。下手したら死ぬよね、あれ。

 

「そもそも寝相って、直そうと思って直せるものなんですか?」

 

 ベータが素朴な疑問と言わんばかりのテンションで僕に聞いてくる。

 

「寝相は良い睡眠が取れれば割と直るんだけど……イータの場合、そういうレベルじゃないよね」

 

 そもそもあれは寝相? 実はイータが新しく開発した新薬の効果とか言われた方が信じられるよね。でもイータって基本自分では試さないし、それは無いか。

 

「この際、ベッドに固定するというのはどうでしょうか」

 

「ベータは実験室で倒れて寝ることもあるから、厳しいのでは」

 

「四肢を拘束というのは……きちんと自分の部屋で寝ている時はそれでもいいかもしれないけれど、いざという時に動けないと困るわね」

 

 強行手段でも難しそうだ。でも寝相改善に良いことって何かあったかな。今まで気にしたこと無かったからなあ。やっぱりベッドかな?

 

 そういえばこういう話し合いの時大体居るイメージあるけど、ゼロは今回いないのかな?

 

「ゼロには聞いてみたの?」

 

 僕がそう言った途端、話し合っていた皆の声がピタリと止んだ。この反応は……聞いてなかったんだろうなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゼロに聞いてみると言ってリビングから出る。何処にいるのかわからないけど、僕が話したいことがある時は大体来てくれるか、僕が向かった先にいる。

 

 これも何かの技術なのかな? 陰の実力者ムーブに活かせそうだな。聞いてみるのもありかも。

 

「それで、まだ聞いていなかったから私に言いに来たと」

 

「そうそう。ゼロならいい案あるかなって」

 

 こういう時頼りになる人がいると楽だよね。気兼ねなく任せられる。全部ぶん投げたとも言う。

 

「……そういうことならわかった。いつものだろうが、任されるとしよう」

 

「おお、さすが盟友」

 

「素で適当に言っているからこそ、アルファ達はどんどん深みにハマっていくのだろうか……」

 

 何かよく分からないことを言い出したけど、これで面倒事は押し付けられたかな。きっとゼロなら何とかしてくれるでしょ。

 

 何か言葉を発しながら考え込むゼロを尻目に、僕は自分の部屋に戻ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シド。それで、ゼロはなんて言ってた?」

 

 部屋に戻る途中、アルファに見つかった。そういえばアルファ達にはゼロに聞いてくると言って出てきたんだった。完全に忘れてた。

 

「ああ、うん。イータの件はゼロに任せてきたよ。いい案があるらしくてね」

 

「そうなの? 後でまた集まって話し合おうと思っていたけど、その必要は無くなったわね。ありがとう、シド」

 

 感心したように頷くアルファ。後でまた集まるってことはいい案は出なかったのかな。

 

「そういえば、あの後なにか案は出たの?」

 

「そうね……拘束以外だと、何も無い頑丈な空間を用意してそこに放り込むとか、食べ物を沢山食べさせて動けなくするとか、訓練を厳しく課して疲労困憊にさせるとか……他にもいくつかあったわね」

 

 果たしてそれは寝相改善になっているのだろうか。改善というより、別の方法で無理やり抑えているだけなんじゃ。

 

「そうなんだ。まあとにかく、後はゼロに任せておけば大丈夫だから。お疲れ様、アルファ」

 

 これはゼロに任せて正解だったかも。あのまま放置してたらイータが大変なことになってたかもしれないし。

 

 

 

 

 

 

 

 後日。ゼロがどうやったのかは知らないけど、イータの寝相による被害報告が殆ど無くなった。僕も襲われることは無くなったし、めでたしめでたし……で終わらなかった。

 

 直接的な被害は無くなったけど、今も夢遊病みたいなレベルで歩き回っている。襲われることはなくても、巨大スパナを引きずって枕を抱えて歩き回るのは勘弁して欲しいとはベータの言だ。

 

 でも怪我をする訳でもないし、もう何もしなくても大丈夫じゃないかな。僕も寝ながら歩き回るイータは見かけたけど、特に何も無かったしね。むしろあれをどうやってここまで抑えたのか気になるよ。

 

 ちなみに、どうやったのかゼロに聞いてみたけど、企業秘密と言って教えてくれなかった。少しだけ食い下がってみたけど、それでも教えてくれなかった。

 

 さすがに気になってきたからイータにも聞いてみたけど、『秘密の約束だから、マスターにも秘密』と言われてしまった。陰の叡智を引き合いに出しても駄目だった。

 

 イータにここまで言わせるなんて、相当凄いことをしたんじゃないだろうか。イータは僕に対しても容赦なく実験させて欲しいと言ってくるし、その知識欲はとんでもない。

 

 更にはマッドサイエンティストでもあるイータに陰の叡智以上のものを提供出来るなんて……やっぱりゼロは凄いな。さすが盟友だ。

 

 

『イータの寝相 Sideゼロ』に続く……?




 はい。イータが出てくる方もないこともないんですが、出せないんですよね。そのうち出すと思うので、今しばらくお待ちください。

 さて。何故デルタとゼータがまだ無いのか疑問に思った人がいるかもしれませんし、いないかもしれません。大体の人は思ってないはずです。
 ですが理由は簡単で、なんか微妙なのしか出来てないからです。デルタの方は惜しい所までいって頓挫、ゼータは書いてる最中にカゲマスのゼータに可愛いと言って会いに行ってしまっています(?)
 原作の重めゼータクッソ良くない? ああいうのも好きですねぇ! デルタは……よーしよしよしって感じが強すぎてつい。青年期の方は結構……ふふ。
 それはさておき。期間が空きましたが失踪することは絶対に無いので安心して下さい。少なくとも思い浮かぶネタが存在する限り投稿します。困ったら本編です。本編もやってないな……?

 そして今日、アニメの方放送です。みなさん。もうそろそろ最終回が近付いてますね。寂しくもあり、嬉しくもあり。2期も勿論やって欲しいですが、とりあえずは1期をしっかりやりきって欲しいですね。ものすごく楽しみです。

それではまた次回!

恋愛みたいな要素が

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