シャドウガーデンと共に楽しい日々を 作:陰の実力者になれんかった
あれのおかげで一番好きなキャラがベータになりそうです。
七陰以外ではシェリーが一番好きですが、ガチャで出なかったので課金しようか迷い中です(足はコンビニへ)
ほんへはサクッと進められる部分は進めて早く日常パートを書きたいなと思ってます。
※追記 マスオブじゃなくカゲマスでした。なにをどう勘違いしてたのかわかりませんが修正しました。本編には何一つ関係ありません。
それではほんへをどぞ
あれから10年。時間が経つのは早いもので、この世界のことを学んだり、魔力を自由自在に操れるよう特訓したり、身体能力を向上させたり、修行したり……色々とやっていたら10年なんてあっという間だった。
まあ初めの2年くらいはほぼ魔力操作がメインで、ついでに体を上手く弄ったりぐらいだったが。おかげで魔力操作に関しては現時点のシドは越えられていると勝手に思っている。いくらなんでも見たことないものを比べるのは無理なので、実際どうかはわからない。
身体能力については本当に楽しかった。自由に身体を動かせることの喜びだ。武道や武術のような戦闘の為のものは見たことしかなかったが、中々どうして面白いものだった。
この世界では戦闘面について大した発展はしていない。今後出てくるであろうとある流派ぐらいなものである。
しかし、前世の世界ではそれはもう突き詰めたものがゴロゴロとしていた。実践こそ叶わなかったものの、資料は多分にあった。
まあそんなこんなで日々満喫していたが、この世界で両親から生まれた以上、私、いや僕にも家族が居る。
僕の他に兄、父、母だ。どうやらここパレイド男爵家は兄弟になったようだった。ここの男爵家は武官というより文官といったところで、代々何かしらの文官を排出しているらしい。
といっても僕は次男な上、兄がそれなりの優秀さなので教育も放任気味だ。両親もだが、兄とも関わりがあまりないので、意外と自由時間が多い。主人公とは逆だななんて思いつつそれを最大限利用させてもらった。
貴族としての教育など最低限のものは存在するので、その時間についてはあまり修行らしいことは出来ない。だが、魔力操作はいつでもどこでも出来るので隠蔽しながら動かす特訓になった。
ただ、少し多めな自由時間は全て身体能力の強化に消えた。身体能力についてはブランクなんてもんじゃないほど差があった。
その差を埋めるために時間を多く費やすことになったのだが、それはそれで問題無く実力を高められたと思う。
とはいえ、正直いってあまり高くないレベルに留まっていると思う。やはり経験の量が違い過ぎる。勿論この世界に来てから色々と実践は積んだものの、いくらなんでも足りない。
そこで私は近々あるであろうシドと盗賊団との戦闘辺りで入っていって、友人役を買って出ようと思いついたのだ。
陰の実力者としてまだ実力を高めることが終わっていない今なら行けると思うのだ。それに、教えを乞うことが出来ればさらに良い。身体能力や武術はそうだが、あのスライムボディースーツも欲しい。
自分でも研究してみようと思ったものの、すでにスライムの数の大量減少が起きていた。シドに先手を取られたのだ。
私も遠征しようかと迷ったものの、他にもやりたい事、やるべき事はあったので泣く泣く断念した。あの魔力伝導率は他にないほど高いもので、99%。それがスライムの魔力伝導率。
工夫次第では更に可能性がありそうだが、それはそれとして。とにかくシドが盗賊団と出会うあの村を探したが見つけるのに苦労した。
場所自体はおそらくカゲノー男爵家付近ではないかと考えていたが、この世界の地図は大分杜撰なものが多く、精密なものがないと言っても過言ではなかった。
故に実地調査で見つけたのだが、それが10歳手前という辺り随分と時間が掛かったものだ。幸いカゲノー男爵家とパレイド男爵家はそう遠くない領地だったので、あたりをつけてからはなんとかなった。
地図で隣接していても遠いことはザラだったが、まさか地図自体が古くて、間の領地が描かれていないなんてことあるもんだとは思わなかった。
まあ紆余曲折ありながら無事村を見つけた私はそれから毎日村へ向かったのである。今考えると同い年かもわからないのによくやったなと思わなくもない。
今日も今日とて例の村に着いた私はそこで盗賊団を発見した。これは来るなと思った途端彼が盗賊団の方へ淡々と歩いていくのが見えた。
……淡々とというのは嘘だ。明らかにテンション高そうだ。たしかスライムボディースーツの実験も兼ねてたんだったかな。あとお金。
適当に倒し終わるのを見終わったあと、色々と漁って金目のものを物色するシドが悪魔憑きを見つけると同時にシドの場所へ出る。緊張の瞬間だ。
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「これは……予想外」
「やあ」
「……君は?」
僕が檻の中にいたよくわからない腐った肉塊を見つけると同時に後ろから声を掛けられた。魔力の波長的には敵意は無さそうだけど、誰かな。
「私は……ゼロと言う。君が面白そうなことをしそうな気がして、仲間に入れてもらおうと思ったんだよ」
目の前とゼロと名乗る男はそう言った。なんだかよく分からないけど、僕の陰の実力者になることに協力してくれるという事だろうか。
「ふむ……まあいいかな。じゃあまずこの肉塊を……」
ゼロを仲間にする事にした僕は、さっき見た肉塊を楽にしてあげようとしていたことを思い出し、スライムソードを檻の隙間から突き刺した。
その時、この肉塊がその内に大量の魔力を内包していることに気づいた。幼い頃から魔力を鍛えた僕を上回るほどの、まさしく化け物じみた魔力。そしてこれは……。
「この波長は……」
「魔力暴走……それに似ていると思うだろう?」
「ああ」
ということは、これは魔力暴走が原因なのか? 僕も魔力暴走には悩まされたことがあるし、あれを抑えきれなければこうなってしまうのかもしれない。
しかし、これは好都合だ。あの時魔力暴走に感じた可能性を求めることが出来る。いくらなんでも自分で試すのは危険すぎて断念していた。
もし仮に、この肉塊が魔力暴走の産物だとして、この肉塊を使って実験する事が出来たとしたら……僕はリスクなく陰の実力者に近づくことが出来るはずだ。
「この肉、使えるな……」
今日は良い日だ。仲間も出来たし、陰の実力者に近づくための方法も新たに見つけた。
僕はわくわくした気持ちを抱きながら肉塊に手を伸ばし、魔力を注ぎ込んだ。
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なんとかなった。なんとかなったぞ。シドの仲間になることに成功した。これであとは何とかなる。
特に約束らしい約束はしていないが、シドはあの悪魔憑きに気を取られていたからまあしょうがないだろう。
彼はあの悪魔憑きの成れの果て……それが誰なのかはそのうち分かるが、おそらく毎日試しに来るだろうから見学に来ようか。
あの悪魔憑きがシドの手によって完治したとき、物語が始まるのだ。
シャドウガーデンの物語が。
カゲマス楽しいんですけど、一つだけ気がかりなことがあるんです。トークが色んな意味で辛いんです。毎回会話見ては死にかけてます。
そもそもかわいすぎるというのにどうしてこんなにかわいいんですか?かわいすぎはつみですよ?
あとシェリーが角砂糖を入れるモーションでカップが消えてて、角砂糖が虚空に消えていってるの見て暫くツボってました。でもシェリーが甘党なの表現されててウレシイ…ウレシイ…
それではまた次回!