シャドウガーデンと共に楽しい日々を   作:陰の実力者になれんかった

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どうもこんばんは。
 飲めば強くなれる薬ってどう考えても危ないですよね。いや実際危ないんですけど。



それでは本編どうぞ。


飲めば強くなれる薬

「思ってたより数が多いな。弱いとはいえ、こうも多いと面倒だ」

 

 アジトへ突入してからあまりにも多い敵の数に辟易してきた頃。ようやく地下施設のホールのような場所に着いた。

 

「でもあらかた片付けたわ。それに、どうやらお出ましのようね」

 

「おや、これは……やってくれましたね」

 

 ホールには教団員の死体が無数に転がっている。何度も接敵したが、この場所での戦闘が1番長かった。

 

 それこそ、拠点全ての人員が集まってきたのではないかというほど。しかしそのおかげでシャドウガーデンのメンバーが全員揃った。

 

 そのホールにまた一人。あれが教団幹部だろう。

 

 

 


 

 

 

「おや、これは……やってくれましたね」

 

 子爵はホールに入ると同時に、この施設を守る兵が無数に転がっているのを目にした。報告には聞いていたが、ここまでの実力があるとは思っていなかった。

 

 相手は8人。気配を極限まで消しているのか、目を反らせばすぐにでも見失いそうになる。卓越した魔力制御。7人は女だが、あの中の一人。あの男は明らかに強者。まともに戦っては勝つことは不可能。

 

 あの獣人も厄介だろう。あの類の者はやりづらいことこの上無い。それに、このエルフもだ。

 

「これほどの力を持った集団が今まで隠れていたとは……一体何者です?」

 

 そう子爵が問うと同時に、金髪のエルフが前へ出てくる。

 

「我らはシャドウガーデン」

 

 その声には意志が乗っていた。この集団には何らかの強い意志がある。

 

「そして私はアルファ」

 

 いつの間にか脱いだ仮面の下は、あの三英雄の一人に似た顔。

 

「目的は……ディアボロス教団の壊滅」

 

「どこでその名を……まあいいです。その名を知っていることを話した時点で、貴女方は終わるのだから!」

 

 一撃で終わらせる。このエルフさえ何とか出来れば時間を稼げる。

 

 今この集団は周りを取り囲むような形だが、このアルファとかいうエルフはおそらくまとめ役。まとめ役が消えれば相手に隙ができる。その隙に逃げる。

 

 私一人ではあまりにも分が悪い。この場を離れ、この集団、シャドウガーデンのことを本部に伝えなければならない。

 

「あら、良い太刀筋ね。でもそれは無謀というものね」

 

 アルファは軽々と受け止め、いなし、そのまま斬り返す。それを大きく下がって避ける。

 

「くっ、防がれましたか!」

 

 何度か仕掛けるものの、その度最小限の動きで避けられる。太刀筋が見切られている。

 

「ぐっ!」

 

 避けきれずに胸に一撃をもらってしまう。このままでは逃げることはおろか、一太刀いれることすら出来ないとは。あまり使いたくはなかったのですが、これを使うしかないですねえ。

 

 子爵が懐から瓶を取り出し、何かを飲み込む。

 

 

 


 

 

 

「何を……なっ!?」

 

 瞬間、子爵の身体が膨張する。肌は浅黒く、筋肉は張り、目が赤く光った。 そして何より、魔力の量が爆発的に増えた。

 

「グッ、アアアアアアァァァァ!」

 

 先とは打って変わったような剣を受け止めようとするアルファ。しかし、あまりの威力に顔を顰めながら弾き飛ばされるように後退する。

 

「……面白い手品ね」

 

 痺れた腕を振りながら、感じた既視感について考えるアルファ。

 

「あの波長は、魔力暴走? 悪魔憑きやゼロがやっていたものに似ているような」

 

「大丈夫ですか、アルファ様」

 

 初めて後退してから考え込むアルファに声をかける一人の白銀髪のエルフ。

 

「問題ないわ、ベータ。それより……」

 

 意識を再び子爵へ向けると同時に、子爵が膨大な魔力を使ってホールの床を破壊し、そこに逃げ込んだ。中は階段と扉が存在し、隠し通路に繋がっていた。

 

「逃げましたね……すぐに追います」

 

「いいえ、必要ないわ。この先には彼がいるもの。そうでしょう、ゼロ……あら?」

 

 アルファは今すぐにでも追おうとするベータを止め、ゼロに同意を求めようとしたが、いつの間にかゼロはそのホールから消えていた。

 

「彼……はっ、シャドウ様! 先に行くと言っていたのはこのためだったんですね!」

 

 ベータが目を輝かせて気づいた答えを話し、尊敬を表しながらメモをとる。他の七陰も同様に目を輝かせている。

 

「ええ、明後日の方向に走り去っていったから少し心配してたけど、杞憂だったわね。……ところで、誰かゼロがどこに行ったか知ってる?」

 

 アルファはシャドウについて結論が出たのか、既に問題ないと判断し、消えたゼロについて問う。

 

「え? いつの間にいなくなったのですか?! 全然気付きませんでした」

 

「私も気付きませんでした。いついなくなったのかも検討がつきません」

 

「私も知りません。さっきまでここにいたはずなんですが」

 

「私も知らないし、気付かなかった。まだまだ届かないね」

 

「私も、知らない」

 

 皆口々に知らないと言う。では彼はどこへ向かったのか。皆が疑問に包まれる中、一人、元気に飛び出してくる。

 

「はい! デルタは知ってるのです! 向こうの階段の方に行ったのです。ゼロが教えてくれたのです!」

 

 そう言ってデルタはホールの入口とはまた別の扉を指差す。扉は戦闘に巻き込まれて半壊して、その先の階段が見えている。

 

「ありがとうデルタ。でも、あの階段……?」

 

 アルファはこの教団の拠点内部地図を思い出しながら首を傾げる。記憶に存在しない扉だった。

 

「……そう、そういうことね。私達の得た情報は、内部もブラフだったのね。あの先には、本物の牢屋がある」

 

 そうアルファが言うと、他の七陰はまたもや目を輝かせる。

 

「なるほど、ゼロ様も敵のブラフを読んだのですね!」

 

「流石はゼロ様。子爵はシャドウ様がやると予測して、シャドウ様の姉を助けようとしたのですね」

 

「イプシロン。遅れて帰ってきたから何かあったのかと思ったけれど、ゼロに拠点の情報も詳しく話していたのね。よくやってくれたわ」

 

 ゼロを称え、アルファはイプシロンを褒める。

 

「あ、ありがとうございます、アルファ様。……でも私、その時はまだこの拠点内部については知らなかったですし、情報も場所しか話してないんですが」

 

 イプシロンは心当たりのないことで褒められ、困惑する。ゼロ様の思考は相変わらず凄いと改めて思いながらそう話す。

 

「……え?」

 




 シドどうしよっかなぁ。戦闘書くの苦手だしなぁ。でも描写としては必要だしなぁ。ただ重要なあれが書けないしなぁ。どっかで補填いるよなぁ。どうしよっかなぁ。←今ココ

 やっぱ原作のあの少しの動作が大事なんですよねぇ。シドというキャラに必要な場面ですから。でもまた今度でいいかな。いややっぱなんか混ぜ込むか?
 そんな悩みが継続する今日この頃。時間の無駄だ、って言ってスキップ出来ないから大変。どーしましょ。


それではまた次回!
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