初番外編です。
一ヶ月の勉強の裏側
パンドラズアクターがこの場から離れた後
しばらくすると戻ってきた。
「モモンガ様、雄英高校の受験日は
今日を含め約一ヶ月後でした。」
「ああ、分かっt...一ヶ月?」
「はい。しかぁし、私とモモンガ様
ならばこの程度の試験余裕で
クリアできます。」
「試験内容を聞いてもいいか?」
「確か学力試験では普通の
国語、数学、理科、英語、社会などに
加えてこの世界での
いわゆるヒーローと呼ばれる者達の
名前や様々な場面でのヒーローとしての
対応。その他諸々を聞かれるようですね。」
「この世界の歴史やヒーローについて詳しくは
分かりませんが一ヶ月もあれば余裕
でクリア出来るでしょう!」
普通の勉強に加えてこの世界の歴史や
ヒーローについての勉強...
ダメだ受かる気がしない。
「それにある程度この世界での
生活に困らないくらいの資金は
稼いでありますので。」
資金?
「パンドラズアクター、資金なんて
どうやって集めたのだ?」
「実はですねモモンガ様、この世界には
株やFXというとても便利なものが
あるのですよ。」
「これにより、入学資金などや
生活費の諸々は既にあります!」
「確か、株やFXなどは専用の知識
などがなければ難しいのではないのか?」
「いえ、凄く簡単でしたよ?ただ単に
この世界のお金の流れを掴めば
すぐに稼げます!」
多分、それが難しいということじゃないか?
パンドラズアクターはナザリックの
財政責任者として作ったからお金などの
流れが分かるのか?
「どぉかなさいましたか?」
そう言った後、パンドラズアクターは
俺の近くに寄ってきた。
近いな...
パァァァ
「さて、パンドラズアクター
これから受験に向けて
勉強しようと言いたいところだが
聞きたいことがある。」
「何故、自分が
「...」
「それはですね...」
「モモンガ様が話されていたこと
から推測させてもらいました。」
「え?もしかしてユグドラシルでの
記憶を覚えているのか?」
「はい。偉大なるモッモンガ様の
話す一言一句漏らさず覚えて
おります!」
ということは俺が話していた
独り言のことも覚えているのか!?
うわ、何それ恥ずかしい...
「モモンガ様が1人で話している時
私は動きたくても動けませんでした。」
「ですが、今はこうして自由に動ける身!
モモンガ様の為に働きたいと思いまっす!」
「そっそうか...分かった。」
「あと、これだけは言っておく。」
「はい?」
「俺、頭良くないからな?」
「またまた、ご冗談を」
いや、本当に...
「だから、受験の為に中学の範囲を
勉強したいのだがパンドラズアクター
教えてくれないか?」
「なんと!このような試験でも
万が一の事を考え慎重に行動すると!」
「お任せください!モモンガ様が落ちること
など万が一にもあり得ませんが、
このパンドラズアクター
僭越ながら教えさせて頂きます!」
こうして、パンドラズアクターに勉強を
教えて貰うようになったが...
全然分からない。
多分あれだ、頭の良い人が悪い人に
教える際の何故分からないのかが
分からないというやつだった。
パンドラズアクターが教えてくれた
所を自分でも理解しようとするが
ただでさえ小卒なのに
社会人として生活している中で
小学校でやった所でさえ出来なくなって
いた。
本格的に困っていたある日、
俺はある少年に会った。
「ここがこうなって?
二次関数が?」
俺はいつものように勉強をしていた。
その日パンドラズアクターは用があり、
街へ行っていた。
ガシャン
「...」
ガタガタ
「...」
ドゴッ
うるさい...
何でこんなにうるさいんだ?
確かこの近くに人は余り来ないと
聞いていたが...
そして、不思議に思い音の鳴る方へ
行くとそこには緑髪の少年がいた。
俺は嫉妬マスクを被り、グローブをはめ
少年に声をかけた。
「君は一体、ここで何をしているんだ?」
「え?」
「い、いえ別に何も特別なことは...」
俺が話しかけると、その少年は
凄く慌て始めた。
無理もないだろう。いきなり魔王風の
衣装を着た怪しい仮面の男が話しかけて
きたのだから。
「ん?」
よく見ると、少年はお腹周りに縄を括り付け
その先は大きなゴミの山に繋がっていた。
「その縄は...」
「えっと、実は...」
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「鍛錬?」
「はい。僕、雄英高校へ受験するんです。」
「憧れていたヒーローになりたくて...」
「そうか、鍛錬か...」
「どうしましたか?」
「ふむ、君が良ければ私も手伝おうかと
思ってな?」
「たとえば、ここで筋肉を鍛えたとして、
実践も経験していた方がいいんじゃないか?」
「実技試験ではそういうのも問われると
思うが...」
「確かに...ヒーローの実技試験だと
より本番に近い形式の試験がブツブツ」
「お、おーい?大丈夫か?」
「あ、す、すみません!」
「まぁ、そういうことで
俺はアンデットを出すことが出来るんだ」
そう言うと俺は、低級アンデットを
召喚した。
「このアンデット達と戦えば
実践経験も積めると思うのだが...どうだ?」
「よ、よろしくお願いします。」
「その代わりと言ってはなんだが、
俺に勉強を教えて欲しい。
俺も実は雄英高校を受験しようと
思っているんだ。」
こうして、俺は緑髪の少年
緑谷出久くんに鍛錬を手伝う代わりに
勉強を手伝って貰っていた。
そして、雄英高校へ受験する日になった。
あれ?本編よりも字数が多い...
何故だ...