アークナイツRPG 『貴族として』取得RTA   作:ガイヤ

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 遅くなってすまねぇ!もうアズールレーンに浮気して遅れたりしねぇからあ!文句あっか、海賊王!





part.4 剣を握った日

 

 頼れる仲間が増えていくハートフルなRTA、はーじまーるよー。

 前回はメンタルよわよわになっていたホモくんをズィマー先生が闘魂注入してくれた辺りで終わりましたね。あのイベントが無かったらワンチャンこのRTA終わってました。

 

 おかしいな、このRTA割と簡単な部類のはずなのに何でこんな状態になっているんですか? うわっ…私のチャート構成、下手すぎ…? 

 

 まあ、運のなさを嘆いても仕方がないのでさっさと続きを始めましょうか。今回は前から言っているように食糧集めをやっていきたい思います。

 

 と言っても、本当に他の生徒から直接略奪するのは最終手段です。理由は大きく2つあります。

 

 一つはホモくんのSAN値が減っていくからということ。これは、ホモくんのメンタルがよわよわだからという事ではなくて、ただ単に仕様です。子供を虐殺してまわる快楽殺人者みたいなよほどの外道ロールプレイするようなキャラでもない限り、基本的に略奪なんかの犯罪行為をするとSAN値が下がってしまいます。

 

 前回起こった無気力状態のように、SAN値が減るとプレイに対して様々な制限がかかる状態異常が発生するので出来ればSAN値が減少するようなことは避けておきたい。

 

 もう一つは、主要キャラからの好感度が駄々下がりするからです。特にイースチナがヤバい。彼女は略奪行為そのものが大嫌いで地雷そのものなので、本人の目の前でやるどころか過去にやっていたのがバレるだけで、もう攻略不可能になります。

 

 他のキャラ、グムやズィマー達は大きく好感度が下がりはしますがまだ挽回できます。ただ、イースチナだけは例外で、一度別のデータで彼女の前で略奪をしてみたのですが、だいたい好感度が100から−100になるくらいには嫌われました。流石、親友を略奪大好き貴族グループへ加わろうと進言しただけで殺す女は違いますね。

 

 とまあ、この2つ、主に後者の理由の大きさから略奪行為はNGとしています。ではどうやって物資を集めるのか、既にほとんどの物がロサの率いる貴族グループか多数に存在するはぐれ貴族グループやそれ以外の生徒達によって拾われています。

 

 本来なら初日にホモくんを動かして色々かき集められたのですが、もう過ぎたことに文句を言っても始まらないので、ここでとあるスキルを活用します。そう、【サバイバル知識】のスキルですねー。これで生えている野草なんかの食べられるものを採取できるようになるので、それでせっせと草やキノコ、虫なんかを集めます。

 

 まだ、他の生徒がすぐに食べられる乾パンなんかの食糧に目を向けられている今がチャンスです。ロサのグループが爆破されると本格的に食料がなくなるので、そうすると皆もなりふり構わなくなり、学校にぺんぺん草も生えなくなることでしょう。

 

 袋がパンパンになるくらい集められたら次の場所へ向かいます。目的地はペテルヘイム高校の地下、旧天災用防空壕ですね。

 

 このペテルヘイム高校、他の生徒達に取られない物資確保ポイントである防空壕が何箇所かあります。そこは主人公キャラが行かない限り、必ず何かしらの食糧があるので忘れずに行きましょう。

 

 恐らく救済処置としての場所なのですが、作中を通してヒントが一切ないのはクソだと思います。こういう場所を発見してくれた先駆者様達には頭が上がりませんね! 

 

 というわけで、目的の場所についたので楽しい物色タイムと洒落込みましょうか。おっ、神アイテム『塩』がありました! 他にも『砂糖』や『保存肉』なんかも見つかってます。これは嬉しい結果ですね。調味料の塩と砂糖のアイテムは料理上手のスキルと合わせれば大きくSAN値を回復する料理が作れるので、攻略において大変助かります。

 

 これだけあればリェータとホモくんの分が増えてもあまりあるくらいには食糧の備蓄に余裕ができました。さっそく帰ってズィマーちゃんに昨日のお礼として料理をご馳走してあげましょう。

 

 ーーー空き教室の前に何人かの生徒が立っていた。その中の1人、アンナと呼ばれている水色の髪をしたウルサス人の少女がソニアと話している。

 

 おっ、どうやらイースチナ達がやってきたみたいですね。ホモくんが回復した後に来てくれてよかった。もし、その前に来られていたら寝込みを襲われていたかもしれませんからね。

 

 誰にって? イースチナの連れてきたモブ共にですね。

 こいつら、イースチナとグムと一緒にいるのが不思議な程度にはクズですからね。助けてもらっておいて、人の寝込み襲うとかどういう神経してんだ? (1敗)

 

 何やら交渉が難儀しているみたいなので、ズィマーちゃんの背中を後押ししてあげましょう。ほらほら、せっかく幼馴染と再会できたんだからもっと仲良くして、仲良くしろ! 

 

 よしよし、何とか上手くいったみたいです。我らが拠点に人が増えました。イースチナ、グム、その他福本クズキャラなウルサス人生徒5名! イースチナとグム以外は帰ってどうぞ。

 

 出鼻は挫かれましたが、今日は仲間が増えた記念日だ! という事で集めてきた物資をズィマー達に見せびらかしましょう。ほらほら、もっと喜んで良いのよ。あっ、虫を詰め込んだ袋がズィマーちゃん窓から投げ捨てられた。

 

 ささやかながら歓迎会ということで、新しくやってきたグムちゃんと一緒に簡単な料理を作ってあげましょう。ここ最近は、乾パンと缶詰ばかりだったズィマーとリェータの2人に美味しいものを食べさせてあげなきゃ(使命感)

 

 優秀なRTA走者は好感度稼ぎも忘れません。グムちゃんは一緒に料理したり、何か作業を手伝ってあげるだけで好感度がガンガン上がる天使な良い子なのでいっぱい構ってあげましょう。

 

 料理が出来たので皆に振舞いました。料理上手スキル2人で作った飯は上手いだろう? 久しぶりに見るズィマーちゃんの笑顔が眩しい、フラッシュ! 

 

「貴方は、レユニオン相手に戦った貴族の方ですね。無事だったようで嬉しいです。これからお願いしますね」

 

 ーーーああ、僕はあの平民が助けようとお前達に手を差し伸べたなら、あれのついでに助かるくらいはしてあげよう。

 

 ーーーアンナという女はその答えに満足したのか、微笑むと皆のところへ戻っていった。

 

 よーし良い感じですね。このままロサちゃんグループ大爆発まで楽しく仲良しグループを継続していければ良いのですがね………。

 

 

 

 イースチナ達が加わってから3日が経ちました。予想通り、イースチナについてきていたモブ数人が学校内で一番の勢力であり、食糧庫を占拠している貴族グループに加わろうとイースチナに言い寄ってますね。何やってんだあいつら……

 

 早いとこ追い出さなきゃ行けませんね。というかズィマーちゃんもいる空き教室内でそういう話やめてもらっていいですか? あーもうめちゃくちゃだよ(部屋の空気)

 

 ーーー皆が寝静まる夜の暗闇の中、複数人が立ち上がり動く音が聞こえた。

 

 おっ、ズィマー襲撃イベントじゃないか。

 これはズィマーがイースチナ達を仲間に加えた後確率で起こるイベントなのですが、内容としてはロサの貴族グループに入りたいモブ達が貴族と敵対しているズィマーを襲ってロサ達への手土産にしようとするものです。

 

 人間の屑がこの野郎…、二度とこの教室にいられないようにしてやる。

 

 ホモくんVS男女混合ウルサス生徒3人の戦闘開始です。

 

 この戦闘は相手を殺してしまうとイースチナとグムから怖がられるようになります。だから、剣術○スキルの【峰打ち】を取得しておく必要があったんですね。

 

 ーーー鮮血が飛び散る。僕は剣で3人の生徒を斬り殺した。殺しは初めてだが、やはり最悪の気分だ

 

 ん? あれ? 3人死んじゃってるじゃん。なんで? なんで? なんで? スキル発動してないじゃーーーーん! スキルを覚えたあとステータス欄だって確認したし、今だって、スキル持ってたじゃーーーん!  

 

 このクソゲー! 戦闘システムまでイカレてるんじゃないだろうな! 

 

 …まさか、あっ、確認したらスキル欄から装備するの忘れてました。そういえば【峰打ち】ってパッシブスキルじゃなくて装備しないと発動しないアクティブスキルでした。

 

 ………。今回の動画はここまでにしたいと思います。それでは、お疲れ様でしたー! 

 

 

 

 ◆◆◆◆◆

 

 

 

「誰だお前達は」

 

 アンナお姉ちゃんと落ち着ける避難場所を探して、【冬将軍】、お姉ちゃんからはソニアと呼ばれる女の子と交渉していた時、後ろからその人は現れた。

 

 手に、何故か大量の草とキノコ、そして大きめの麻袋を2つ抱えて立っていた男の子。その人物をラーダは知っていた。

 

 いや、正確にいうならばラーダだけではなく、その他の人たち全員が彼のことを認知していた。何故なら、彼がレユニオン襲撃の初日に起こしたとある騒動を全員が目撃していたからだ。アンナお姉ちゃんがその行動に感動するかのように震えていたのを覚えている。

 

 だけど彼はあの化け物のように怖い人から槍で刺されて、そのままレユニオン達に連れて行かれた筈だ。生きているとは思っていなかった。

 

 そのことに驚いていたのはラーダだけではなくって、特にアンナお姉ちゃんなんかは目を見開いていた。

 

 彼はラーダ達を一瞥すると荷物を抱えて、ソニアに「お前の好きにしろ」と言うと部屋の中へ入っていった。それから少しして、ソニアがため息を吐いてラーダ達を迎え入れた。

 

 中に入るとさっきの貴族の彼とあともう1人女の子がいた。後から聞いたけど、ロザリンという名前で明るくて、他の2人に比べたらラーダは話しやすい人だなと思った。

 

 それから少しして、部屋に入るため交渉材料として言った料理を作ることになった。驚いたのは、簡単だけど料理器具があったこと。あと、何故か貴族の彼、ホスティモ・ムーイ君が料理を手伝ってくれたこと。

 

「平民だけに料理を作らせると何を入れるかわかったもんじゃないからな。僕が監視してやる」

 

 貴族が料理をするだけでも驚きなのに、ラーダと同じくらい手慣れた動きで料理する姿は幻覚でも見ているのかと感じるくらいだ。だって、ラーダの知る貴族様ってただ無遠慮に座ってご飯が来るのを待つだけのような、プライドが高い人が多かったから。

 

 それから料理ができて、皆に振る舞った。

 

 彼が持って帰ってきた塩や砂糖のおかげで味に広がりが出来て、この学校に来てから初めてまともな料理と呼べる物ができたと思う。

 

 皆が笑顔でご飯を食べる中、ラーダにはまた新しい驚きができた。

 

 彼は知らないと思うけど、ソニアもロザリンもアンナお姉ちゃんも皆知っている。彼は感情が顔に出やすくて、美味しいご飯を食べている時の彼は、こちらも思わず笑っちゃうくらいの満面の笑みで食事を続けるんだ。

 

 これは彼には教えていない。教えると無理に表情を隠そうとしそうだから、彼だけ知らない私達【ウルサス学生自治団】だけの秘密だ。

 

 彼は優しい。ラーダが教室で暮らすようになって何かと困っているとさり気なく助けてくれる。お礼を言っても捻くれた返事しか返さないけど、それが個性だからしょうがない。

 

 彼は優しい。ラーダがティモ君とあだ名で呼ぶことにしても彼は少し文句を言うだけで許してくれる。本来なら平民のラーダが貴族様をあだ名で呼ぶなんて許してくれるわけがないのに。

 

 ティモ君は優しい。全部自分が背負おうとするところとか、誰かの弱さを無言で支えようとするところとか、こっちが泣きそうになるくらい優しい。それがティモ君の誇りだとしても、ラーダは、グムは頼って欲しかった。

 

 ある日の夜、事件は起こった。

 

 ティモ君がラーダ達の仲間だった人達を殺した。理由は彼女達がソニアを殺そうとしたから。

 

「僕が殺した。僕のために殺したんだ」

 

 ラーダは知っている。ティモ君が表情を無理に隠して強がる時、剣を握る手が震えるくらい動揺する時、いつもティモ君の瞳が悲しみに溢れていることを。

 

 そして、そんなティモ君の姿を見たソニアがより悲しみに瞳を曇らせることを。ラーダは知っている。

 

 

 

 






 おまけの小ネタ

ーーーチェルノボーグ撤退戦

 エリートオペレーター【シーザー・A・ツェペリ】ここに眠る。

シーザー「タルラ!俺が最後に見せるのは代々受け継いだ未来に託すロドス魂だ!人間の魂だ!」

タルラ「燃え尽きろ」

シーザー「し……死ぬのは……こわくねえ…………ぜ だが…おれは 誇り高きツェペリ家の男だ。オレだってなんかしなくっちゃあな… カッコ悪くてあの世に行けねーぜ………」

シーザー「アーミヤーーーーー おれの最期のアーツだぜーーーーー うけとってくれーーーーッ」

タルラ「ふん、ここでの勝敗は貴様にくれてやる。さらばだ、シャボン玉のように可憐ではかなき男よ」


ーーーその後、チェルノボーグでの捜索隊


一般オペレーター俺「この破壊状態は確かにタルラのアーツ。もしこれを喰らったのがシーザーなら」

アーミヤ「シーザーさんッ」

一般オペレーター俺「ッ!あれはシーザーのシャボン玉!?中にあるのはシーザーのバンダナ、そしてアーミヤのリングだ!」

アーミヤ「今わかりました。シーザーさんはここで死んだのだと!」

一般オペレーター俺「くそっ、今掘り起こしてやるシーザーァッ!」

ケルシー「俺!シーザーを悲しむことも探すことも許可できない」

一般オペレーター俺「ナニィ!?」

ケルシー「この血の跡を見ればタルラが傷を負ったことがわかる。奴が傷を癒す間に龍門へ行き状況を伝えて協力関係を築く必要がある」

一般オペレーター俺「(この女、シーザーの為に涙一つ流さねぇのか!?)」

 ケルシーがカルテを見る。

一般オペレーター俺「ッ!…ケルシー先生、カルテ、逆さだぜ………」


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