ようこそ乱数の支配する教室へ   作:桜霧島

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※ 本日この話の前に閑話を投稿していますので、ご注意ください。

 いつもお読み頂きありがとうございます。
 アンケート、まだ募集中です。ちょっと目を離した隙に3倍以上投票されていてビビってます。キリよく10話(11話投稿時点)で締め切ろうと思います。
 投票したヒロインに熱い想いがあれば感想で熱弁して頂くか、乱数の女神に祈りを捧げるために近所のパチンコ屋で覚醒してきて下さい。希望があれば番外としてR18も考えてます。
 1/319なんてそうそう引かないから!大丈夫だから!きっと帆波ちゃんが圧倒的アンケ1位で当たり乱数引いてストーリーも書きやすくなるから!


 それではご唱和願います。


 ユニコォォォォォン!



9 愁雨来たりなば

 

 

※()内は前話での変動

 

 学 力  : 60(±0)

 

 知 性  : 47(±0)  ※あがり症(バステ)

 

 判断力 : 72(±0)

 

 身体能力: 81(±0)

 

 協調性 : 60(±0)

 

 総合   64.0(±0)C ランク

 

 

 

 

第9話

 

 

------------------------------

 

<乱数生成イベント>

・6月の活動方針

 1d6ロールを行い、行動を決定する。

 それぞれの難易度は 大成功>80≧成功>60≧通常>40≧失敗>20≧大失敗>0

 

 ※6の場合は成功以上の場合、バッドイベント回避

 1:勉強      学力 ↑↑ 知性↑

 2:あがり症克服  知性↑↑ 判断力↑

 3:部活      身体能力↑↑ 協調性↑

 4:遊ぶ      判断力↑↑ 身体能力↑

 5:ヒロイン候補  協調性↑↑ 学力↑

 6:散財      知性↓ 判断力↓

 

 ダイス結果:3

 

・成否判定

 1d100ロールで身体能力と総合値を参照します。

 

 ダイス結果:63

 

 判定:72(成功)

 

 身体能力が2上がった!協調性が1上がった!

 

------------------------------

 

 

 

 「おう、小澤だな?」

 

 中間テストも終わり、輝がトレーニングルームから出ようとすると、4人ほどのガラの悪い集団に囲まれた。運が悪いのかタイミングを見計らっていたのか、周囲には誰もいない。端末もロッカーの中だ。

 

 「なんだ、忙しいから退いてくれ。どうせCクラスだろう?」

 

 「ハッ!入学初日から保健室の世話になる軟弱が粋がってトレーニングか?白目むかないうちに無駄なことは止めるんだな。ハハハッ!」

 

 「挑発して暴力事件でも起こそうってか?あいにくさっきも言ったように忙しいんだ。退け。」

 

 「今すぐ腕力を使ったおしゃべりも悪くないが、俺たちのボスと、お前らの“委員長”が泣いてお呼びだ。黙って着いてきてもらおうか、腰抜け!」

 

 「・・・お前ら、一之瀬に何をした?」

 

 「まだ何もしちゃいねぇよ。黙って特別棟まで着いて来い。妙な真似をすればわかってるな?」

 

 4人に囲まれるような隊形(インペリアルクロス)で移動する。ちなみに輝は既にこの脅迫が偽物で一之瀬が無事であることを見抜いている。

 

 実は今日、生徒会室まで本人を届けたのは輝なのだ。あの2人との会話、そして間もなく一之瀬が生徒会入りしたことから、2人の間でどのようなやり取りがあったかは何となく察している。

 南雲が自ら一之瀬(コレクション)をわけも分からぬ手合に晒すようなことはしないと輝は確信しているし、そのため輝は人質を取られ従順になる振りをしつつ、脱出のタイミングを測ることに集中している。

 

 

 

 ―さて、場面、ロケーションが変わる瞬間というのは、人の意識に穴が空きやすい。例えば、それまでは覚えていたのに、部屋に入った瞬間なにをすべきか忘れてしまったという経験は無いだろうか。

 

 特別棟に入った瞬間、輝はふと余所見をして「お?お前らのボスが見ているぞ」と呟くと、周りの4人が一斉にそちらの方向を見る。

 すると輝は素早く身を低くして彼らの視界から抜け出すと、一目散に脱出を図る。

 

 「テメェ!待ちやがれ!」と囲っていた奴らから声が上がるが、Cクラスとしても公衆の面前での立ち回りなど望んでいない。特別棟を抜け出すと輝は妨害されることなく逃げおおせることに成功した。

 

 (こういうのは神崎にやらせるかな。)

 

 輝はロッカーに戻ると素早く荷物をまとめ、端末を取り出して神崎に顛末を報告した。

 

 (俺がCクラスへの対応で時間を取られるのはなるべく避けたい。3年生の引退が近いのに、部活と勉強以外に時間を取られなくて良かった。)

 

 

 

 

 

 

Now Loading…

 

 

 

 

 

 

 

 「―というわけで暫くの間、ツーマンセルでの行動がBクラスで推奨されているわけだが、本当に俺が相手で良かったのか?神崎とかいるだろう?」

 

 「私だって不本意よ。だけどアイツは勉強会だ何だと忙しいし、元々はアンタのせいなんだから仕方ないでしょ。」

 

 「あぁ、お前友達少なそうだもんな。」

 

 「うるさい、余計なこと言うな“立ち往生”!雨も降るし、ほんっと最悪・・・。」

 

 プリプリと怒っているのはBクラスの隣人である姫野ユキだ。

 

 事の発端はそれほどややこしい話ではない。輝が席を立った瞬間、運悪く姫野がシャーペンを輝の足元に落とし、避ける間もなく踏みつけられご臨終となった。享年3週間である。

 これだけだと購買かコンビニで弁償して「はい、おしまい」となるのだが、更に不運だったのが、そのシャーペンが自分への誕生日プレゼントとして購入したそこそこのモノだったことである。

 姫野は落とした自分のことは脇において、静かにキレた。

 

 輝はひたすら平謝りして何とか弁償で落ち着いたものの、代替品を買いに行くのも先の事件で単独行動は控えさせられているし、今のところクラス内男子で交流があるのも隣席の輝と神崎くらいであるから、姫野の機嫌は最高潮に悪かった。

 だが、お互いにこれくらいの軽口は許容してもらえるほどの関係を築けていたのは、不幸中の幸いだったかもしれない。

 

 というのも、意外なことに輝はクラスの中で一之瀬やその周囲の“取り巻き”と交流するのはどちらかといえば少ない。輝がクラスの意思決定に関わることは今のところ無いし、放課後はさっさと部活や自主トレに行く。何よりいつも一之瀬に付き従っている白波からは嫌われているような感じがしているので、輝は一之瀬とそのシンパとは距離をおいている。その中で積極的にコミュニケーションを取るのは唯一、同じサッカー部である柴田颯だけである。

 姫野だって勉強会には嫌々ながらも誘われれば行くことはあるし、自ら完全に彼ら彼女らとの関わりを断ち切っているわけでもない。だが、一之瀬を中心とした仲良しこよしのクラスの雰囲気には違和感を感じているし、距離をおきたいとも思っている。

 

 そのため、輝と姫野の相性はクラスとの距離感という意味で悪くないものであった。但し、初対面で気絶した輝はキモい判定されており、それは致し方ない(そらそうよ)。イケメンランキング4位(南雲女子、平田女子らを中心とした層からの支持により6位から最近上がったようだ)でなければ許されなかっただろう。そんな輝が絡んで来ることは、姫野にとって鬱陶しさ半分、というところだ。

 

 

 「・・・で、けやきモールでシャーペン買って、飯食って、帰る。これでいいな?」

 

 いつの間にか晩メシ奢りの約束までさせられた輝が確認する。

 

 「そうね。あんまり遅くまで出歩いてもリスキーだし、雨も降ってるし。」

 

 「じゃあパパっと済ますか。元のじゃなくても、他の良いのがあればそれでもいいぞ?」

 

 「・・・そう。」

 

 それは間接的に誕生日プレゼントを異性に贈るということではないだろうか?姫野は訝しんだ。

 

 

 

 途中、柴田颯と安藤紗代とすれ違ったりしつつ、1時間ほどショッピングを行い、行き慣れたファミレスに入店する。

 

 

 

 一通り食事を終えてドリンクバーのコーヒーを啜っていると、姫野が口を開く。

 

 「今日はありがと。元のは買えなかったけど、良いのがあったから良かった。元はと言えば、私が落としたのも悪いしね。」

 

 「今日は俺も楽しかった。シャーペンを壊してしまったのは申し訳なかったが、そう言ってもらえて嬉しいよ。」

 

 

 普段はダウナーな話し方が目立つ姫野だが、自分のペースで物事を進められるのであれば別だ。

 輝とは会話のテンポも良く、いくつかの店を回っているうち、徐々に打ち解けていった。

 

 

 「それにしても柴田と安藤さんはあれ、付き合ってるわけ?」

 

 「いや、颯からは『付き合ってない』と聞いてるぞ?」

 

 安藤はバレーボール部に所属する優等生な女子であり、可愛くコミュ力も高いため、比較的人気のある女子であるが、楓に惹かれているのは周囲にバレバレである。

 なお、何とは言わないが一之瀬と同じくらい大きい。

 

 「へぇ。でもいずれはクラス内カップルとか出来るんでしょうね。そうなったら人間関係がまた面倒になるから勘弁して欲しいのよね。」

 

 「そうだな。」

 

 「ところでアンタは一之瀬と喧嘩でもしてるの?最近、何か余所余所しいじゃない。」

 

 「よく見てるな・・・。仲は悪くないぞ?ただ、中間テストの後にちょっと言い合いしてな。トラブったまではいかないが、何となく俺のほうが一方的に気まずいワケ。あんまり他所で言わないでくれよ?」

 

 「わかってるわよ。・・・小澤はさ、今のBクラスについてどう思ってる?」

 

 

 少し核心めいた話に踏み込んだのは、姫野からであった。

 

 

 「今はこれでいいかもしれないが、将来的にはジリ貧だろうな。だが一之瀬のように退学者を出さないことを目標に掲げる、Aクラスのように守備を固める、Cクラスのように徹底して他クラスを攻撃し、下剋上を狙う、Dクラスのように今は雌伏の時として実力を高める、現段階ではどれも正解だろう。姫野はどうなんだ?」

 

 「私は・・・よくわからない。けどAクラスで卒業したい、とは少し思ってる。」

 

 「Bクラスの人間なんて、普通はそんなもんだろう。俺も偉そうに言ったが、結局は姫野と似たような感じだ。そもそもこのクラスはそういう中途半端な人間が集められているんだし。人望のある一之瀬がリーダーを務め、神崎や浜口が助け、颯や白波がクラスの雰囲気を作る。まぁ、ベストかはわからんが、ベターだよな。」

 

 「アンタがリーダー・・・は無理ね。ずっと白目むいてそうだし?」

 

 「なにをぅ!?」

 

 「しかしアンタは意外と情報通なのね。AやDの動向なんてよく知ってるじゃない。」

 

 「Aは何故か神崎が詳しいし、Cは現在進行系で被害者だ。Dには平田がいるから、大まかな方針くらいは入ってくるぞ。」

 

 「ふぅん。ま、私は私で足を引っ張らない程度に過ごすから、アンタも頑張るのね、31位。」

 

 「人を順位で呼ぶな!・・・じゃあいい時間だし帰るか。」

 

 「ごちそうさま。ポイントは大丈夫なの?」

 

 「これくらいなら、まあ。」

 

 

 

 それから会計を済ませると、2人で寮まで帰宅する。

 

 

 

 そんな後ろ姿を、一人の女生徒が鋭い視線で見送っていた。

 

 

 

 

※()内は今話での変動

 

 学 力  : 60(±0)

 

 知 性  : 47(±0)

 

 判断力 : 72(±0)

 

 身体能力: 83(+2)

 

 協調性 : 61(+1)

 

 総合   64.6(+0.6)C ランク





「オンナと…私の貞操をかけさせたくせに、私以外のオンナと…!」
いったい何之瀬さんなんだ・・・!

しかしこいつ身体能力ばっかり上がってるな・・・

一応補足として、失敗目が出ればノコノコ特別棟の例の教室まで行ってボコられ、大失敗なら暴力イベがDからBにスライドするつもりでした。大成功なら龍園を登場させるつもりもありましたが、お蔵入りです。

姫野の解像度が上がらないので、イメージ損ねていたらごめんなさい。

この作品でヒロインは誰にする?

  • 一之瀬帆波
  • 白波千尋
  • 網倉真子
  • 姫野ユキ
  • 南方こずえ
  • 安藤紗代
  • 二宮唯
  • 坂柳有栖
  • 神室真澄
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
  • 軽井沢恵
  • 星之宮知恵
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