ようこそ乱数の支配する教室へ   作:桜霧島

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評価、感想、ここ好き、誤字報告、ありがとうございます。
いつの間にかUA10,000を超えていたので感謝の初投稿です。



10 81マスのワンダーランド

 

 

※()内は前話での変動

 

 

 学 力  : 60(±0)

 

 知 性  : 47(±0)  ※あがり症(バステ)

 

 判断力 : 72(±0)

 

 身体能力: 83(+2)

 

 協調性 : 61(+1)

 

 総合   64.6(+0.6)C ランク

 

 

 

 

 「・・・負けました。いやぁ小澤くん、やるねぇ。」

 

 ここはボードゲーム部。輝は2年の先輩と将棋の指導対局をしていた。

 

 「ありがとうございました。でも、先輩も本気じゃありませんから。」

 

 「そりゃあ“かかってる”モノも無いしね。研究がてら、いい経験になったよ!」

 

 将棋とサッカー、全く違う競技だが、類似点を挙げるプロ棋士は意外と多い。

 将棋界においては角換わりや横歩取り、相掛かりなどバランス良くコマを配置する居飛車党が近年優勢だ。最年少記録をいくつも破っている現・竜王をはじめ、近年のタイトルホルダーはほとんどこうした居飛車党である。

 サッカー界においても、選手をピッチ上に効率よく配置するポジショナルサッカーがJリーグでも導入されだしており、攻守のバランスというのが今まで以上に重要視されている。

 

 

 

 「小澤くんはいつチェスを覚えてくれるのでしょう?楽しみにしておりますのに。」

 

 鈴のような声が隣から聞こえる。振り向くと銀髪の美少女が今回の対局相手であったろう、燃え尽きた先輩をしり目にこちらを見ている。言わずとしれた銀の魔王だ。

 

 「いつでもやるよ?チェスボクシングかダイビングチェスなら。あとは“一時の娯楽に供用されるもの”を賭けるのであれば。俺は勝てる見込みのある勝負しかしないんだ、坂柳さん。」

 

 「まあ、非道い人ですね。」

 

 口元に手を当てクスクスと笑う姿がまた可愛いが、挑発的な姿勢は隠しきれていない。

 

 

 

 輝がボードゲーム部に初めて顔を出したのは4月の中頃である。

 屋外系の部活の短所として、悪天候の際にやれることが限られるところがある。平田や柴田を誘ってプール等のトレーニング施設に行っても良かったが、部活紹介から気になっていたボードゲーム部に顔を出すことにしたのだ。

 その時に無双していたのが目の前の坂柳である。坂柳は従者のように付き従う他称友人を伴い、上級生を相手にppを巻き上げていた。

 ちなみに輝はその後の自己紹介で半分意識を飛ばしていた。

 

 輝は元々祖父から教わった将棋、父親から教わった麻雀くらいしかボードゲームを嗜まないが、有栖の腕前が尋常ではないことにはボードゲーム部に通ううち、すぐに気づいた。

 

 「あーヤダヤダ。これだからgiftedな連中は嫌なんだ。」

 

 「・・・そのような方がこの学校にいらっしゃるのですか?」

 

 「いや、中学の時のクラブ活動でな。坂柳さんとは違い、身体能力方面に発揮されていた。よく言うだろ?IQと瞬発力は生まれた瞬間に決まっているって。つくづくそれを感じたね。今は君の才が恐ろしくて仕方がないけど。」

 

 「まぁそれは。では良い時間になりましたので、このあたりで失礼しましょう。」

 

 「そうですね、My fair lady。お見送りは必要ですか?」

 

 「真澄さんが外にいますので結構です。それではご機嫌よう。」

 

 「うん、また。先輩もありがとうございました。また来ます。」

 

 

 

 

 

Now Loading…

 

 

 

 

 

 「・・・で、どうだった?」

 

 「恐ろしい女子です。まぁ、俺にとって女子はたいてい恐ろしいですが・・・。本人は隠している、あるいは様子見に徹しているようですが、チェスや言動の端々に好戦的な部分は滲み出していますね。いつも付き従っている女子も、何らか弱みでも握られていると思います。あくまで予想ですが。」

 

 

 ここは2−Aの教室。輝は“お小遣い”と不甲斐ない結果に終わった中間テストを盾に取られ、南雲からAクラスの様子を探るよう指示されていた。

 パシリのようなことをしている自覚はあるが、自分とBクラスのために必要なことでもあるので、甘んじて受け容れている。

 なお、南雲の左右には女子が侍っており、輝は意識を向けないことで意識を保っていた。

 

 

 「この先、暫定リーダーの葛城が失脚するようなことがあれば、すぐにでも彼女はAクラスを掌握しにかかるでしょう。」

 

 「やはりな。葛城も生徒会長から却下を食らった人間だが、お前からはどう見える?」

 

 「すみません、本人と話したわけではないので、そこまではちょっと。ただ、坂柳さんが好戦的であるのであれば、ある程度保守的、あるいは宥和的な性格なのではないか、と。」

 

 「お前もそう思うか。まあ、俺はしばらく忙しいし、年末くらいまでお前らと遊んでいる暇はねえと思うから、せいぜい約束を守る前に潰されないよう励むんだな。あと、俺と一之瀬と交流があることで堀北会長に目をつけられてるぞ、輝。」

 

 衝撃的な発言が南雲から飛び出る。

 

 「マジすか…?」

 

 「マジだ。今日のこの会話だってどこからか見張られているかもな。まぁ、俺にとってはどうでもいいが、そのうちお前も話すことはあるだろう。」

 

 宇宙猫になった輝に南雲はさらに追い打ちをかける。

 

 「そうだ、ちゃんと情報を上げてきた褒美にこいつらとデートしてこい。俺はこれから生徒会の会合だ。こいつらもお前なら顔も知ってるしいいだろう、なあ?ついでにそのあがり症も治してこい。じゃ、そういうことで。」

 

 輝が何か言う前に南雲は退室してしまった。南雲ガールズはニコニコとしている。逃げられそうにない。

 

 

 

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<乱数生成イベント>

・vs南雲ガールズ

 

 1d100ロールを行い、潜在能力を参照し成否判定。

 大成功:知性+5、バステ解消

 成功 :知性+5、判断力-3

 通常 :変動なし。

 失敗 :知性+3、判断力-5

 大失敗:判断力-5

 

 ダイス結果:79

 

・成否判定

 

 判定:82(大成功)

 

 知性が5上がった!あがり症を克服した!

 

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 「あのですね、南雲先輩はあぁ仰っていましたが、無理に付き合うことはないですからね。」

 

 南雲ガールズは変わらずニコニコとしているが、おもむろに輝を立ち上がらせると、カバンを持って移動を始める。輝の意志など介在する余地はない。

 

 「あの・・・どこへ・・・?」

 

 

 

 

 

 辿り着いたのはカラオケである。

 

 「あの・・・ここで一体何を・・・?」 

 

 

 南雲ガールズの雰囲気が変わる。獣の気配だ・・・

 

 

 「カラオケ屋でやることなんざ1つしかねぇだろ!」

 

 「口からク●を垂れる前に“マム”を付けるんだ!わかったなウジ虫!?」

 

 

 まさかの軍曹式である。

 

 

 「え、あ、マム、イエスマム・・・?」

 

 「ふざけるな!大声出せ!【ピー】落としてきたのか!?」

 

 「マム、イエスマム!」

 

 「私達は差別が嫌いだ!童●、短●、包●、雅様以外全て等しく価値は無い!」

 

 「マム、イエスマム!」

 

 「よし!何でもいい!歌ってみろ!90点以上取れたら解放してやる!」

 

 「マム、イエスマム!・・・え、ちょっ!何でズボンに手をかけるの!止めて、ホントにやめ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2時間後、そこにはあがり症を克服して元気に走り回る輝の姿が!

 

 

 輝の弾道が1上がった。

 

 

 

※()内は今話での変動

 

 

 学 力  : 60(±0)

 

 知 性  : 52(+5)

 

 判断力 : 72(±0)

 

 身体能力: 83(±0)

 

 協調性 : 61(±0)

 

 総合   65.6(+1.0) C →C+ ランク





南雲がオトした女子を手駒にしている、というのを個人的に解釈した結果です。
大失敗の場合は「科学ノ発展ニ犠牲ハツキモノデース」エンドでした。
輝が何をされたかはようつべで「大西ライオン」「カラオケ」で検索だ!

次話はレバーを叩いてハナが光れば投稿します。祈りましょう。

この作品でヒロインは誰にする?

  • 一之瀬帆波
  • 白波千尋
  • 網倉真子
  • 姫野ユキ
  • 南方こずえ
  • 安藤紗代
  • 二宮唯
  • 坂柳有栖
  • 神室真澄
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
  • 軽井沢恵
  • 星之宮知恵
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