わかる人だけわかってくれたら結構です。
前話の続きなので、ダイスロールありません。ご容赦ください。
※()内は前話での変動
学力 :60(±0)
知性 :52(±0)
判断力:74(+2)
身体能力:82(+1)
協調性:61(±0)
総合 66.1(+0.6)Cランク ※倍率×1.0
第12話
輝と櫛田は先日の顔合わせから2日間、上級生を中心に聞き込みを行ったが、有用な証言を得ることは出来なかった。
「昨日と今日、成果無しかぁ…。小澤くんも部活休んで手伝ってくれているのに、ごめんね!」
(櫛田さん半端ないって!アイツ半端ない!上級生への聞き込みめっちゃするもん!そんなん出来る!?言うといてや、出来るんやったら!)
櫛田のコミュニケーション能力と日本を代表するストライカーを重ねつつ、輝はつぶやいた。
「疲れたなぁ。櫛田さんはすごいよ。女の子っていうのもあるんだろうけど、どうすればそんなにプライベートスペースを見極めて踏み込んでいけるの?」
「んー。そんなに意識したことは無いかな!あ、でも表情を使い分けるというのは意識することがあるかも。」
「さすがだね。櫛田さんのような女子から愛嬌たっぷりに頼まれるとバカな男はコロッとやられるんだ。愛嬌というのはね、自分よりも強いものを斃す柔らかい武器だよ。」
輝が夏目漱石を引用しながら褒めると、櫛田もニヤリとしながら少し反撃する。
「じゃあ小澤君はバカな男の方なの?それとも賢い男の方なの?」
「バカの方だよ。だからこんな疲れることをやってるんじゃないか。もう今日も解散の時間だし、部活の方に顔出すのももう遅い。櫛田さんはどうする?」
「じゃあ帰ろっか!小澤君、よければご飯でも行かない?」
「いいよ。けど、櫛田さんは男と2人で大丈夫なの?洋介でも誘おうか?」
「平田君を誘うと軽井沢さんに悪いから、私は2人でも大丈夫だよ!どこか行きたいところはある?」
「じゃあパスタでもいいかな。こないだ先輩に教えてもらった良さげな店があるんだ。」
「良いね!でもあんまり高いところだと困るかも…。」
「それくらい、俺が出すから大丈夫だよ。いやぁ櫛田さんは交渉上手だね。いつの間にかおごる流れになったじゃない。油断できないなぁ。」
「ふふっ。じゃあ賢い男になるしかないね!」
完全にしてやられた輝は櫛田を連れて店の立ち並ぶエリアへ向かうのであった。
輝と櫛田は南雲ガールズおすすめの店に入ると、ウェイターから半個室に案内される。
「このお店、初めて来たけどすごい雰囲気の良いお店だね・・・。小澤くんは何回か来てるの?」
「いや、俺も実は初めてなんだ。先輩から雰囲気の良いお店だって聞いてたから気にはなってたんだけど、1人で入るのは難しいし、一緒に来るような恋人もいないから。」
店の感想を言い合うと、(おすすめコース)とあったメニューを2人で注文する。
「しかし櫛田さんはすごいね。あっという間に友達を作れるんだもんな。もうちょっとコツを教えてよ。」
「うーん・・・後は呼び方、かな。「~先輩」とか「~さん」、「~ちゃん」「~くん」の使い分けだけでも距離を縮めることは出来ると思うよ!」
「なるほどなぁ。」
「じゃあさ、輝くん、て呼んでいい?そっちの方が私はあってると思うの!」
「お!ほんとだ!ちょっとドキッとしたわ!じゃあ俺も桔梗ちゃんって呼んでいい?」
「もちろん!」
輝としては甘酸っぱい会話に少々赤面気味となるが、タイミングよく運ばれてきた食事に助けられながら、櫛田との会話を楽しむ。
「輝くんはDクラスのこと、どう思ってるの?」
「どう、とは難しいな。洋介や桔梗ちゃんがいるからあんまり悪くは言いたくないけど、最初の印象としてはまとまりのない不良品の集団、かな。4月中、授業態度を見たことがあるんだけど、まあ酷かったしね。ましてやcpが0でしょ?いったい何をやればそこまで、って驚いたよ。」
この短い時間の間にお互いを名前で呼び合えるようになったところに櫛田の踏み込みの強さと輝の改善度合いが感じられる。
櫛田は「ハハハ・・・」と苦笑いをしながら話を進める。
「昨日会った私以外のメンバーはどうだった?」
「桔梗ちゃん、俺は基本的に『友好的にふるまわれたら友好的に、敵意を向けられたら敵意を向ける』っていう人間なんだ。だから万人に好かれようとは思ってないし、自分のことを好いてくれる人のことを好きたいと思ってる。堀北さんって会長の妹でしょ?仏頂面は似てるけど性格は似てないよね、多分。あんなに不信感丸出しで話しかけられたって、協力しようとは思わない。」
「勉強は学年でも上位だし、運動もできるんだけどね・・・。」
「とは言っても、人間ってそういうところだけで評価されたりしないのは桔梗ちゃんもわかるでしょ?彼女よりそういうところが劣っていたとしても、俺は桔梗ちゃんを好むよ。」
「・・・ふふっ。本当に輝くん変わったよね。そんな告白みたいなこと、2か月前なら絶対できなかったよ。」
「あ、嫌だったらごめんね。南雲先輩にアレ以外にも色々と強制(矯正)されてね・・・(遠い目)。」
櫛田は例のカラオケの時の死んだ魚の目をした輝を思い出したのか、苦笑いをしつつ話題を変える。
「南雲先輩や一之瀬さんと仲が良いみたいだけど、輝くんも生徒会に入るのかな?」
「いや、今のところ入るつもりは無いよ。『どうしても』と言われたら考えるけど、1年生だってそこまで人材難じゃないでしょ。Aクラスはよくわからないが、2年生もいるんだし、俺より優秀な人なんてかなりいるでしょ。」
「南雲先輩って輝くんから見てどんな人なの?」
「憧れ。乗り越えたい存在。色々と噂がある人だし、俺に見せていない顔もいっぱいあるんだと思う。だけど、一度目に焼き付いてしまったら、離れられない。だからあれほど大勢の女子や男子が従うんだと思うよ。もちろん、先輩に不幸にされた人、敵視する人も多いだろうけどね。桔梗ちゃんにはそんな人いない?」
「うーん、思い当たらないなぁ。」
「そうかぁ。じゃあ桔梗ちゃんは今、気になる男子とかはいないの?」
「恋人を作りたい!っていう気持ちは、今はあまり無いかな。」
「意外だね。桔梗ちゃんならより取り見取りだろうに。そんなことよりクラス間競争を頑張る、って感じなのかな?」
「そうだね・・・。具体的な展望があるかと言われたら無いけど、Dクラスの皆と頑張っていきたいと思ってるよ!」
「そうしたらいずれは敵同士になるかもね。情けはかけないからな?」
「ふふっ。賢い男になってなければ利用してやるんだから♪」
輝は櫛田と別れ自室に戻ると、一人で反省を始める。輝はサッカーの試合が終わった後など、昔からの習慣として一人反省会をすることがある。
現状、Aクラスは葛城体制だが盤石ではない。そのうち坂柳さんが掌握するだろう。他のメンバーはよくわからないが、身体能力と勉学では勉学に偏重しているだろう。だが予断は許されない。
Cクラスは攻撃に偏重、但しリーダーの顔を意図的に見づらくしたり、他クラスとの交流を限定している、か。勉強は大したことないだろう。
Dクラスは洋介と桔梗ちゃんが取りまとめ役、司令塔は誰だ?堀北か・・・?だがアレは「敵を知れる」人間だが「己を知れる」人間ではない。将来のことはわからないが・・・。隣にいた綾小路という生徒、服の上からでも鍛えられているのがわかる。勉強はどうだ?誰が過去問を手に入れた?
Bクラスはどうだ。勉強、運動、大きな欠点は無い。だが武器も無い。一番無いのは危機感と悪意だ。適当にやっていれば適当に上手くいくやつらだ。俺もそうだ。Aクラスで卒業できなかったとしても、そこそこの就職先、進学先を見つけられるだろう。
南雲先輩が仕掛けてきたらどうする?ターゲットは俺か?一之瀬か?誰かを使って攻撃?その時誰がどう守る?攻める?
俺が
<顔の見えない奴ら>
「小澤はどうだった?」
「隙だらけのようで、肝心なところははぐらかされたり、逆に他クラスの動向とかそこまで開示するのか、というところまで言ってたり、正直あの時間では掴み切れないわ。」
「そうか。長所や弱点はどうだ。」
「長所は顔が広いこと、特に2年生の生徒会・南雲副会長の派閥とは多く交流しているようね。弱点は、少なくとも勉強が得意というわけでは無いみたい。」
「あの委員長という女子との関係はどうなんだ。」
「さあね。恋人では無いみたいよ。それよりわかってるわよね。」
「ああ、俺の指示に従っている限り他人に吹聴したりしないとも。」
「・・・チッ。」(・・・堀北を退学させるのはCクラスを使う、或いは小澤経由で南雲を使う、が最短か。ついでにこのクズを葬ってくれたら一番楽だわ。)
ヒカル「守護らねば!」
ほにゃみ「また私以外のオンナとイチャついてる…(´・ω・`)」
(ランダムイベント関係)どの能力を伸ばす?※能力値+5
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学力
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知性
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判断力
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身体能力
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協調性
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潜在能力