ようこそ乱数の支配する教室へ   作:桜霧島

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cv.切歌ちゃん、ペテルギウス、エルコンドルパサー(ウマ娘のすがた)、イクラちゃん。


15 無人島初日

 

 

※()内は前話での変動

 

学力 :61(±0)

知性 :53(±0)

判断力:75(±0)

身体能力:84(+1)

※潜在能力上限(84)に達しました。これ以上この能力を上昇させるためには潜在能力を先に上昇させて下さい。

協調性:62(±0)

 

総合 67.0(+0.2)C+ランク ※倍率×1.1

 

 

 

 

 

 

 

第15話

 

 

 

 

 さすがに15キロのキャンプグッズを持って探索するのは疲れた。

 早々にキャンプ地を宣言させてもらったのは、早く休ませて欲しいという重労働組の無言の圧力を酌み取ってやったからでもある。

 

 「ありがとう!」

 「たすかったよ!さすがだね!」

 「いやーそれほどでも!」

 

 俺以外の、柴田楓など重労働組が労われ、鼻の下を伸ばしている。羨ましくなんてないやい。

 

 「・・・なに?」

 

 「ほら、労いの言葉くらい受けてやるぞ?」

 

 「強く頭打って死ね。」

 

 姫野は可愛いなぁ。(白目)

 

 

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乱数生成イベント

 初日の活動方針

 

1 探索(Aクラスと遭遇):知性

 

2 探索(Cクラス、伊吹と遭遇):身体能力

  ※原作乖離ルート

 

3 探索(Cクラス、金田と遭遇):判断力

 

4 探索(Dクラスと遭遇):協調性

 

5 探索(食料確保):学力

 

6 バッドイベント:ランダムステータス低下

 

 

 ダイス結果:5

 

 判定:学力 +1

 

--------------------------------------------

 

 

 

 一之瀬が場を仕切る。

 

 「はいはーい!じゃあ手分けして今後1週間の生活拠点を作ります!必要な物資は決まったので、みんなで団結して、クラスポイントを稼ぐぞー!」

 

 「「「おー!」」」

 

 

 

 

 「こういうのってさ、『ニューヨークへ行きたいかー!?』て言いたくならない?」

 

 「強く頭を打ったようではあるけど、まだ足りないようね。手伝う?」

 

 姫野は(以下略)

 

 

 

 

 「小澤くんも探索組でいいかな?」

 

 一之瀬が問いかけてくる。

 

 「あぁ、いいぞ。俺と姫野で周辺を探索してくるよ。」

 

 「ちょっと、勝手に決めないでよ。」

 

 「じゃあみんなで仲良く共同作業する?」

 

 「・・・行く。」

 

 「ハハハ・・・じゃあよろしくね!」

 

 一之瀬は次々にクラスメイトに声をかけていき、役割を当てていく。こうしてみていると、Bクラスには彼女以外のリーダーは有りえないように見える。

 まぁスポット占拠用のリーダーは一之瀬以外で選ぶだろうが。

 

 役割も一人ひとりの個性に合ったものだ。内気な子には細かい一人作業を、小集団を形成できるところはチーム作業を、俺みたいな運動部組には探索を。しかも二人一組にすることでアクシデントにも対応しやすいようにしている。

 比較的近場なのは姫野への配慮と荷物運搬を頑張った俺への配慮だろう。さすがだな。惚れるぞ。

 

 

 「じゃあ俺たちは周囲の地形、水資源、スポット、あれば食料なんかを探そう。頭上、足元には気をつけろよ?」

 

 「わかった。ま、こんな南国の離島に猪や熊、鹿なんていないでしょうけどね。」

 

 足元注意、ヨシ!気をつけよう、転倒災害!

 

 

 

 

 いやぁしかし、小学生の時、家族で行ったキャンプを思い出すなぁ。

 こうやって獣道をかきわけて山道を進むなんて何年ぶりだろう。

 

 ん?獣道・・・?

 

 「なぁ姫野、さっき『こんな南国の離島に大型の野生動物なんていない』って言ったよな?」

 

 「つい5分前のことも忘れたの?ほんとに頭でも打った?」

 

 「いや、そうじゃなくて。俺たちは今、獣道のような草が踏み倒された道を歩いている。だが獣なんてこの島にはいない。ということは・・・。」

 

 「人工的に整備された道・・・?」

 

 だよなぁ。ということは、この島はアレだ。でっかいキャンプ場みたいなもんだ。多少自然が豊かすぎるが。

 

 「ということは、こんな道がどこに続いているかと言うと・・・ほら、見えてきた。」

 

 木々の間から拓けた場所が見える。

 

 「わぁ・・・バナナ畑だ!」

 

 姫野がいつものアンニュイ顔から頬を上気させて驚きの表情を浮かべる。控えめに言ってドチャクソ可愛い。

 

 「ベースキャンプから徒歩10分弱。40人3食賄うには足りなさそうだけど、毎日バナナばっかり食べるわけ無いだろうから、まぁ十分な成果だね。」

 

 「いくつか持って帰る?」

 

 「いや、周辺を探索してから採取しよう。万が一、他クラスに占拠されていたら略奪行為とみなされるかもしれない。」

 

 「その通りね。スポットも探しましょう。」

 

 

 

 その後、スポットは見つけたが占拠はされていないようだったので、姫野と2人でジャージを脱ぎ、バナナを出来るだけジャージで包む。これなら1人一本以上は確保出来ているだろう。

 バナナは幸福資源だ。こんな所だと甘味は貴重だ。

 

 

 「何見てんのよ。」

 

 「意外と器用なんだな。」

 

 「ケンカ売ってる?女子みんなで買うよ?」

 

 「なっ!集団では卑怯だろ!」

 

 「有史以来、集団で囲んで棒で叩くのが最強の戦術なのよ。」

 

 「冗談はさておき、味見でもするか。期待して食べたらまずかった、はちょっと恥ずかしい。」

 

 「それもそうね。」

 

 一房ずつもいで口に運ぶ。黄色いバナナじゃないから、ちょっと怖いなぁ。

 

 ―あ・・・。

 

 「何というか、茶色いだけで普通のバナナね。台湾かフィリピンあたりで売ってそう。」

 

 「確かに。じゃあ暗くならないうちに帰るか。帰り道もちゃんとKYするんだぞ。」

 

 「何よKYって?空気読むってこと?」

 

 「いや、危険予知だ。」

 

 「何それダッサ。」

 

 「いや、本当にそう言うんだって!*1

 

 「無駄口叩いていないで帰るわよ。」

 

 

 

 

 

 

Now Loading…

 

 

 

 

 

 

 戻ってくると、すっかりベースキャンプっぽくなっている。あのハンモックはテントに入り切らなかった生徒用だろう。俺は外でもいいけど、蚊帳は欲しいな。

 

 

 「うわーバナナだ!夕食にみんなで食べよう!ありがとう、小澤くん、姫野さん!」

 

 一之瀬や白波が満面の笑みでバナナを見つめている。何だ、可愛いかお前ら。

 

 「徒歩約10分、こっからあっちの方に真っ直ぐ行ったところだ。スポットもあったから、他クラスに占拠されていたら使えなくなると思う。こちらが先に占拠するか、占拠される前に回収するのがオススメだ。」

 

 「うーん、私達が占拠しちゃって、他のクラスは困らないかしら?」

 

 「良いやつすぎるだろ!・・・まぁ、おそらくだが、他にもこういうスポットはあると思う。トウキビとかイモとか野菜とか。物々交換したりポイントと取引したり、色々用途はある。」

 

 「輝の言う通りだろう、一之瀬。スポット占拠をするのはここから離れているし、誰かに見られるリスクがある。やるなら今日と明日くらいだな。」

 

 神崎がタイミング良く援護してくれる。

 

 「畑があるし何よりこの水場、この島は人工的に管理された島だ。多分その辺の水は煮沸しなくても飲めるぞ。」

 

 「あぁ、それならさっき楓が飲んでいたぞ。」

 

 「そうか、じゃあ俺も普通に飲むわ。探索して汗もかいたし。何か塩気のあるもの、ある?」

 

 「調味料しかないな。それでも舐めておけ。」

 

 優しいのか優しくないのか分からないが、とりあえず神崎がくれた塩を少しペロペロして、バナナと共に姫野に渡す。

 

 「姫野、熱中症が怖い。水を飲んでバナナに塩振って食べろ。まぁ、スイカに塩振ることもあるから間違ってはいないだろう。」

 

 「わかった、ありがとう。」

 

 素直に受け取った姫野を見る。

 

 

 

 姫野が、バナナを・・・ペロペロ・・・・・・

 

 

 

 「小澤くん、寝場所は外でいいよね?」

 

 何か邪悪な波動を感じ取ったのか、人殺しの目で一之瀬が俺を見つめる。これは答えを間違えられない。

 

 「もちろんだとも、一之瀬。ハハハッ!最初からそのつもりだったよ!・・・ところで、アイツは誰だ?」

 

 殺しのターゲットになる前に、話題を変える。見たことの無い男子だ。

 

 「彼はCクラスの金田くんだよ!他の探索組が見つけたんだけど、クラスから追い出されて怪我をしていたから保護したの!」

 

 「神崎?」

 

 「ああ、スパイの可能性が高いだろう。だが一之瀬が保護すると言って聞かなくてな・・・。」

 

 「ちゃんと目は潰したか?喉は潰したか?スパイを匿うならそれくらいはしなきゃ。」

 

 「怖すぎるだろ、お前・・・」

 

 「一之瀬、拾ったら()()まで面倒見るんだぞ。クラスメイトに何かあったらお前が責任を取るんだな?」

 

 「でも・・・」

 

 一之瀬が視線を下げて悲しそうな顔をする。

 

 ・・・くっ殺。いや、コイツのためにも甘やかしては良くない。

 

 「輝くん!それは一之瀬さんに言い過ぎだよ!」

 「そうよ!一之瀬さんはアンタと違って人道的で思いやりに溢れてるの!」

 

 柴田と白波が責めてくるが、本気かコイツら?

 

 「リーダーを見破る。飲み物に毒、下剤でも入れる。私物やポイントで入手した物資をダメにする。大人しい女子を襲って弱みを握る。幾らでもやりようはあるぞ。」

 

 「そこまで!小澤くん、いくらCクラスでもみんながみんな、そこまでの悪人じゃないと思うの!」

 

 

 はいはい、俺が悪者ですか、そうですか。

 せっかくバナナでクラスメイトのポイント稼ぎしたのになぁ。

 

 

 「・・・そうか。じゃあもうソイツについては何も言わない。疲れたから、点呼を受けて飯食ったら寝る。」

 

 

 俺はそう言うと非常食セットとバナナを受け取り、クラスの輪から離れた。

*1
製造業や建設業では必須のスキル。KYKは危険予知訓練、KYTは危険予知トレーニングの略である。




何となく数値のインフレが怖いからキャップ被せてみました。

さて、2日目以降は(サイコロ次第で)暗躍させますよ。
毎年2回、夏冬に潜在能力アップイベントを出します。

(ランダムイベント関係)どの能力を伸ばす?※能力値+5

  • 学力
  • 知性
  • 判断力
  • 身体能力
  • 協調性
  • 潜在能力
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