ようこそ乱数の支配する教室へ   作:桜霧島

2 / 28
乱数の女神に祈ったかいがあって、まともなオリ主になってくれたので初投稿です。


2 入学式前

 

1-B

小澤 輝(オザワ ヒカル) 3月2日 生

 

学 力 :C-

 

知 性 :D

 

判断力 :B-

 

身体能力:B

 

協調性 :C-

 

 

 入学時の評価:

 筆記試験の結果は平均点をやや下回った。面接試験では極度の緊張が見られ、しどろもどろになるところがあったことから、評価を下げている。一方で中学時代にクラブ活動で全国大会に出場するなど、優秀な身体能力を持つ。また、所属クラブのコーチや中学時代の担任によれば、身体能力や技術はまだまだ成長途中とのことで、将来性に期待が持てる人材。チーム競技で礼儀とコミュニケーションを鍛えられたおかげか一定の友人を築くことは出来るようであることから、総合的に勘案しBクラスに配属する。

 

 

------------------------------

 

 

 えーっと、「1-B」だから・・・ここか。

 

 

 勇気を込めて教室の扉をガラッと開ける。

 

 

 半数程度の生徒が既に到着しており何人かは自席に座り、何人かは小集団で話していたが、ヒカルが入った瞬間、複数の視線がヒカルを射抜く。

 

 人見知りにとってこの瞬間は何物にも代えがたいほど辛い。

 

 

 (うっ!・・・・・)

 

 

 「はわわ!どうしましょうっ!」と心の中のロリ軍師が騒いでいるが、同じく心の中のツンツン頭が「大丈夫だ、まだ慌てるような時間じゃない…!」となだめている。

 

 

 まだ時間的にそれほど大人数では無かったおかげか、どうにかこうにか黒板に貼られた座席表から自分の席を確認し、荷物と腰を下ろす。

 

 

 席に座り、腕を組み、目をつむる。これだけで大体の人からのアプローチをカットすることが出来る。人見知りのあがり症が編み出した必殺技だ。

 

 

 

「ねえ、大丈夫?」

 

 

 心配そうな女の子の声がヒカルの耳に届いてきた。

 どうやら必殺技はコミュ強には効果が無かったようだ…

 

 

 ふと隣を見てみればピンクブロンドの長髪の女の子がこちらをのぞき込んできている。教室に入ってきたときには何人かと話していたようだが、いつの間にか眼前50cmのところまで来ていた。

 

 

------------------------------

 

<乱数生成イベント>

・委員長との出会い 難易度60

 参照項目:知性、協調性

 

 計算された値:>80→大成功、>60→成功、>40→失敗、<40→大失敗

 

 ダイス結果:23

 

 (23+45)/2*59/100=20.06(大失敗)

 

 ダイス結果ペナルティ:知性、協調性が-1された。

 

------------------------------

 

 

 距離感の近い、初対面の美少女からのコミュニケーションなど、この男にとっては逆効果でしかない。白目をむきそうなところを何とか耐えながら心の中で素数を数え始める。

 

 

(1,2,3,5,7,9,11・・・)

 

 

 もはや奇数ですらなくなっているが、外界からの刺激をカットすることで何とか意識を保つ。

 

 保っているか?保っているかぁ…

 

 

「にゃっ!?ちょっ!?気絶している…!?」

 

「…い、いや、大丈夫だ。新生活への期待と不安で少し緊張が過ぎてしまったようだ。先生が来るまで少し休ませてくれ…」

 

 

 白目をむきながら何とか返答する。どうやら眼球の筋肉は美少女の圧に耐えられなかったようだ。

 

 

「わかった。でも本当にダメだったら、ちゃんと先生に言うんだよ?」

 

「ああ。ありがとう…」

 

 

 既にヒカルの中のロリ軍師は「はわわわわわ!」と目をまわして本人より先に気絶している。頼れる者は自分の外にも中にもいないことに気づき、ヒカルはそっと軍師を更迭することを決めた。

 

 

 

 

 

Now Loading…

 

 

 

 

 

 集合時間が刻々と近づき、立ち話をしていたクラスメイトも自席に戻り、教室の座席も埋まった頃。

 陽気で美人な女性が「やっほー!」と声をあげながら教室に入ってきた。集合時間ぴったりの登場である。

 

 

 「皆さん、入学おめでとうございます!私はこのクラスの担任の星之宮知恵と言います!この高校では3年間クラス替えが無いので、皆さんとは“基本的に”3年間のお付き合いになると思います。どうぞよろしくね!」

 

 

 (元気な先生だ。しかし“基本的に”とは何だろうか。寿退職でも近いのだろうか。)

 

 

 「入学式は今から1時間後に始まりますが、その前に高校生活の注意事項を共有します。入学前のパンフレットは既に読んでいると思うし重複する部分もあるけど、しっかり聞くよーに!」

 

 

 そう言うといくつかのパンフレットとプリントが配布され、この学校独自のルールが説明された。

 

 

 (10万か…部活で必要な用具は一通り持ってきたが、買い足すには十分な金額だな。生活費を込みでも、かなりお釣りが来るだろう。)

 

 

 

 「じゃあ、時間になったらまたお迎えに来ます!それまで休憩というか自由時間にするので、お花を摘みに行くとか周りの子と仲良くなったりとか、ごじゆーにどうぞ!」

 

 と言い残すと、陽気な教師はスタスタと去って行ってしまった。

 

 

 さてどうするか、トイレでも行こうかと考えていると、先ほどの美少女が教壇に立ち、クラスに向かって声をかけた。

 

 

 「はい!えっと…自由時間の間に、自己紹介でもしたいんだけど、どうかな?早くみんなと仲良くなりたくて!」

 

 

 

 

(軍師!軍師はどこだ!!ええい!間に合わなくなっても知らんぞー!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

<小澤輝ステータス>

 

学力:57(±0)

知性:44(-1)

判断力:71(±0)

身体能力:79(±0)

協調性:58(-1)

総合 62.2(±0)

 




書いてある分はここまでです。
続きはまとまった時間が取れれば…!

この作品でヒロインは誰にする?

  • 一之瀬帆波
  • 白波千尋
  • 網倉真子
  • 姫野ユキ
  • 南方こずえ
  • 安藤紗代
  • 二宮唯
  • 坂柳有栖
  • 神室真澄
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
  • 軽井沢恵
  • 星之宮知恵
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。