ようこそ乱数の支配する教室へ   作:桜霧島

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すみません。ちょっと京極堂に浮気していました。
反省して乱数の女神に諭吉をお布施してきました。2枚入れたけど1枚返ってきたから実質勝ちだな。さすが女神様や!Vやねん!


19 無人島5日目、6日目

 

 

※()内は前話での変動

 

学力 :63(+1)

知性 :54(±0)

判断力:75(±0)

身体能力:84(仮上限)

協調性:62(±0)

 

総合 67.6(+0.2)C+ランク

 

 

 

 

 

第19話

 

 

 

 星之宮知恵は悩んでいる。一之瀬帆波というカリスマによりクラスの雰囲気は上々だ。おそらく無人島試験ではそれなりの成績を出せるだろう。だが“次の試験”ではどうか。クラスのリーダー格として、あの得体の知れぬDクラスの生徒や暴力性を隠さないCクラスの生徒。彼らと対決するとき、確実に勝利できるか、或いは敗北したときにクラスに悪影響を齎さないか。

 真嶋はともかく、陰険な坂上や何を企んでるかわからぬ茶柱は“次の試験”にどのように挑むのか。読みきらないといけないことが多い。

 ことあるごとに当て擦ってくる現2−Aの担任もウザい。

 

 あと一枚、手札が増えれば、その時は…

 

 

 

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乱数生成イベント

 5日目の活動方針

 

1 探索(Aクラス、神室と遭遇):知性

 

2 探索(Cクラス、龍園?と遭遇):身体能力

  ※Cクラスリーダー当てイベント

 

3 探索(Dクラスのイベント):協調性

 

4 探索(食料確保・山):判断力

 

5 探索(食料確保・海):学力

 

6 バッドイベント:ランダムステータス低下

 

 

 ダイス結果:1

 

 判定:知性 +1

 

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 ちょっち寝不足だわ。俺の中で久々の軍師が「そら(クラスの圧倒的カリスマ美少女と2人きりで夜中まで会話してたら)そうよ」と言っている。

 雰囲気に流されてしまったところはあるが、後悔はしていない。完璧に見える彼女の弱さを垣間見せてもらえるほど、この4ヶ月程度で信頼関係を作ることが出来たのだ。

 

 だから、今度は俺の強さを見せなければならない。

 

 彼女に言わせれば「今でも十分だよ」と言ってくれるだろう。だが、坂柳さんからはどうか。葛城からはどうか。Cクラスのロン毛からはどうか。堀北からはどうか。―綾小路からはどうか。

 まず間違いなく警戒対象としては認識されていない。それは悔しい反面、動きやすいということでもある。実力をつけること、Bクラスの陰として清濁併せ呑む度量を持つこと、これらが喫緊に成さなければならないことだ。

 

 差し当たり、今の状況で大きく動くことはできない。一之瀬の意に反した行動は…あんまり、あんまり、したくない。くそー俺はまだ帆波教に堕ちちゃいないぞー!

 

 

 

 ということで、昨日の続き、避難場所の確保にやってきましたーパチパチ

 

 

 

 雨宿りといえば洞窟と相場は決まってる。近くの海岸沿いには無かったが、Aクラス拠点の近くにはまだ手付かずの洞窟があるのではないかと探していると、二人組の人影を見つけた。

 そっと木陰に隠れたものの、片方がサイドテールが特徴的なあの娘だったので、ゆっくりと顔を出し声をかけてみた。

 

 「神室さん、かな?」

 

 「!…なんだアンタか。こんなところで偵察?」

 

 「いや、食料と避難場所を探しに。」

 

 「避難場所?」

 

 「雨が降ったら困るからな。うちはAクラスと違って屋根がないから。」

 

 「そういうこと。この辺りには無いから、別の場所に行けば?」

 

 「そうなの?サンキュー。」

 

 何だ、ツンケンしてると思ったら結構デレるタイプじゃないか。推定飼主の坂柳さんがいなければ、こんな感じなのか。姫野といい、堀北といい、最近はこういうのが流行ってるのか?

 

 などと思っていたら、隣の金髪が話に加わってきた。

 

 「ちょっといいか?Bクラスはどんな感じなんだ?」

 

 「どうもこうも、想像通りだと思うよ。一之瀬を中心に仲良しこよし、一致団結してサバイバルを乗り切ろーってとこ。」

 

 「リーダー当てには参加しないのか?」

 

 「さあ、そのあたりは一之瀬と神崎が決めるだろうが、どこまで情報を握っているかは知らない。」

 

 俺は敢えて何も知らないフリをした。こいつが葛城派だろうが坂柳派だろうが、得体の知れぬ輩に情報を渡すのは怖い。戸塚だろうという推測はあるが、確証のあるものではない。

 

 「…なら確実な情報があるとすれば?」

 

 「…お前は、どちらだ?」

 

 「姫さん、坂柳派だ。」

 

 ちらりと神室さんを見るが、コイツは嘘はついていないようだ。っていうかめっちゃ帰りたそうな顔してるな。俺は少し考え、踏み込んでみることにした。

 

 「戸塚弥彦」

 

 神室さんが勢いよくこちらを振り返る。金髪の方は僅かに目を見開く。

 

 「…どうやって。」

 

 「(ダイスロール)。前に葛城とそいつの二人と話すことがあったから。」

 

 「ハッ!勘で当てられたら目も当てられねぇな。」

 

 「それより君らとは協力出来ると思うんだ。もし良ければCクラスとどういう関係か教えてくれないか。」

 

 「対価は?」

 

 「一度限り、君らの姫様が望むときに望む情報を提供しよう。幸い、一之瀬との関係は良好だし、生徒会関係には別に伝がある。」

 

 「なるほど、南雲副会長か。だが良いのか?これは見ようによっちゃあスパイ行為だろ。」

 

 「人聞きの悪い。ただ、情報をもらうために情報を差し出すだけだ。綺麗ごとだけでこの学校は生きていけない。」

 

 「…なら、良いだろう。」

 

 俺は橋本と名乗ったその金髪からCクラスとの契約内容を入手する。

 

 「…これ、Cクラスにリーダー指名されるリスクは残っているよな?」

 

 「あぁ、だが問題無い。姫様は損しないからな。」

 

 なるほどね。ということは、CクラスはAクラスを裏切る気マンマン。あの2人か、それ以外にリーダーがいるわけだ。じゃあな金髪とサイドテールちゃん。良い取引だったよ。

 

 うーん。とりあえず今回は50CPで我慢しとこうかな。他クラスから、多分Cクラスからうちが指名されて、トントンならまだマシだろう。「CP減るところを輝くんに助けてもらいました」となれば立つ瀬もあるが、勝ちすぎるのも良くない。

 むしろAクラスが今回ヤラカシて、逆に俺たちがAクラスに上がるようなことがあれば、それこそ狼の群れに羊を放り込むようなものだ。最悪退学者が出るな。

 

 …っていうか、そう考えるとCクラスと組むのもアリよりのアリだな。 

 

 

 

 

 6日目。やはり雨になった。神崎に対応を考えてもらっていて良かった。

 タープを1つ追加し、ハンモック組は追加されたタープと、ヤシの木っぽい大きめの葉っぱを頭上に隙間なく詰め、別れて思い思いに過ごしている。今日は視界も悪く、探索は無し、食料確保も最低限だ。

 俺が金田ならこのタイミングで騒ぎを起こし、視界の悪さを利用しながら脱出するだろう。そうだな、一応注意喚起だけはしておくか。一之瀬と神崎は…仮設本部のようなところにいる。

 

 「神崎、金田の動向には注意しろよ。万が一の場合、ボーナスポイントも50CPも失うぞ。目か足を奪っておけ。」

 

 「輝くん、怪我をさせられてる人にそんな酷いこと出来ないよ!」

 

 「一之瀬の言う通りだ。心配なのはわかるが、そんなことをすればBクラスがギスギスしてしまう。」

 

 「二人の考えはわかった。じゃあ、俺は寝てる。」

 

 

 

 

 

 

 

 その夜、金田の姿がないことが明らかになった。

 

 

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乱数生成イベント

 リーダー当てを防ぐ方法を考えろ!

 

 1d100ダイスロールで元となる確率を決め、知性を参照し、最終的な確率を決定。

 

 ダイス結果:77

 

 確率判定:77×54/100=41.58%

 

 1d1000ダイスロールで416以下が出れば成功。

 

 ダイス結果:126(成功)

 

 

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 さて、まぁここまでは予想通りだ。チラチラとこちらの様子を伺う一之瀬が可愛いが、どうすればリーダー当てを防げるのだろうか。

 

 

 当てられない、当てられない、指名されない、間違えさせる…

 

 

 その時、ジョースター卿が降り立った。

 

 

 「そうか、逆に考えるんだ。『指名されちゃってもいいさ』と考えるんだ。」

 

 

 ありがとう、ジョースター卿。

 

 

 どうせリーダーは白波か津辺さんだろう。ほぼずっと拠点にいたし、占有のときも参加していた。

 

 リーダーは正当な理由が無ければ交替出来ない。言い換えれば、正当な理由があれば交替出来るということだ。体調不良やケガは立派な理由になるだろう。

 

 

 襲う?襲っちゃう?闇討っちゃう?

 

 

 やっぱりダメだよねぇ。流石の俺でもわずかばかりの良心が咎めるわ。でも気付けたから一応あいつには言っておこう。

 

 

 「神崎くぅん(タキオン感)。俺、言ったよねぇ?どう落とし前つけてくれるのかなぁ、かな?」

 

 「・・・・・・。」

 

 おうおう睨んでくれちゃって。

 

 「でもそんな君に朗報さ!今ならなんと、こんな状況からでも入れる保険があるんだ!お値段なんと驚きの10万PP!この金さえ俺に払ってくれれば、リーダー指名をされても助かる方法を教えようじゃないか!」

 

 「お前はクラスメイトから金を取るのか・・・!」

 

 「そらそうよ。分割でもいいけど?」

 

 「断る。どうせ碌な方法じゃないだろう。」

 

 「さぁね。ただ、商品の確実性だけは担保するよ?」

 

 「それでも、要らない・・・!」

 

 「それは残念。またのご来店をお待ちしておりまーす。」

 

 俺がAクラスのリーダー指名に使う分くらいは負担させようかと思ったが、案外意固地な奴だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 星之宮先生、例の権利、買います。

 

 支払いは船に戻ってからでも?・・・わかりました。

 

 行使は今でもOK?

 

 ―Aクラス、戸塚弥彦。じゃあ宜しくどうぞ。

 

 

 






それにしてもヒカルくん、使えるのか使えねえのかこれもうわかんねえな
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