あとオリ主イメージを目次に足しました。
<小澤 輝 ステータス>
※()内は前話での変動
学力 :57(±0)
知性 :43(-1)
判断力:71(±0)
身体能力:79(±0)
協調性:57(-1)
総合 61.4(-0.4)
第4話
------------------------------
<乱数生成イベント>
・入学初日
1d6ロールを行い、行動を決定する。
1:まっすぐ帰る。 →委員長と遭遇
2:校舎内を探索する。 →Aクラス(坂柳)と遭遇
3:校庭に向かう。 →生徒会(南雲)と遭遇
4:体育館に向かう。 →Cクラス(龍園)と遭遇。
5:コンビニに向かう。 →Dクラスと遭遇。
6:けやきモールに行く。→クラスメイト(ランダム)と遭遇。
ダイス結果:3
・南雲とのコミュニケーション 難易度60
身体能力と総合値を参照します。
ダイス結果:80
成否判定 :(80+79)/2×1.0=79.5>60 成功
成功ボーナス:協調性が +1 された。
------------------------------
盛大に自己紹介を失敗し、保健室では星之宮先生にいじられた後、輝は一通り校内をぶらつくことにした。
入学式で使用したとされる体育館も行ってみたかったし、クラブ活動で今後活動の中心となるであろう校庭も見てみたかったからである。
なお上級生は、基本的に今日は登校していない。ふらふらと閑散とした校舎を抜け、校庭を目指す。
校庭に到着すると、タン、タンとボールが弾む音がする。一人の金髪の男子が制服を着たままリフティングやボールタッチを行っている。パッと見た感じ、全国大会で見たレベルのやつらとそう変わりない技量を持っているようだ。
輝はしばらくその金髪男子を眺めていた。
「あ?新入生か?」
「あ、すみません。お邪魔してしまいましたでしょうか。」
「いや、かまわない。俺も少し時間が出来てヒマしてたところだ。ちょっと付き合えよ。名前は?」
「1-B、小澤輝といいます。」
「そうか。俺は2-A、南雲雅。2年の生徒会副会長だ。基本的には生徒会の仕事をしているが、空いたときはサッカー部の活動に混ぜてもらったりもしている。今日は入学式の運営手伝いをさせられて帰るところだったんだが、連れとの待ち合わせの時間までヒマしていたところだ。ちょうどいい、ちょっと付き合えよ。どうせ予定も無いんだろ?」
「ええ、わかりました。宜しくお願いします。」
そう応えると、輝は上着を脱いでズボンの裾を軽くまくり、南雲とパス交換を始めた。短い距離から長い距離、低空の軌道、高い軌道。それぞれ織り交ぜて南雲とパスを交換する。
「お前、中々上手いじゃねぇか。どんくらいやってたんだ?」
「一応、小学校からで、全中(※全国中学校サッカー大会)には出ていました。最高でも1回戦負けでしたが。」
「そうなのか。下手したらアカデミーか世代別に選ばれていたかと思ったんだが…」
「いえ、大舞台になるとすごい気負ってしまって。結局最後までそういったところからは話がありませんでした。」
「そうか。この学校でもサッカーやるんだろ?」
「はい。そのつもりです。というか、よく僕がサッカーやるってわかりましたね。」
「足の筋肉の付き方とか姿勢とか、見ればわかるだろ。」
そんな言葉を交わしつつ、そのまま2人でボールを回す。中学を卒業して以来、誰かとボールを触ることは無かったが、それほどさび付いてもいないようで安心した。
15分くらい経った頃だろうか、校舎の方から赤みがかった髪でひまわりの髪留めをした女性がやってきた。
「こんなところにいたの!わざわざ人を呼び出したくせに場所すら書かないなんて!」
「おう、来たか。小澤、悪ぃな。そろそろ終いにするか。ボールはそこらに転がってたやつだからその辺に転がしておいてくれ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「そんなに堅苦しくなるなよ、一緒にボール回しした仲じゃねぇか。端末は持ってるか?一応、連絡先交換しておこうぜ。」
輝の端末に新規連絡先が登録される。同級生よりも先に先輩、それも生徒会副会長の連絡先を登録することになるとは思ってもみなかった。
「もう!雅はいつもマイペースなんだから!君も巻き込まれて大変だったでしょ?ごめんね♪」
「いえ、自分もヒマしていたところだったので。誘ってもらえて光栄でした。」
「いい後輩じゃないか。じゃあな。あ、そうそう。明日は放課後に部活紹介の時間があるから開けておきな。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「ばいばーい!」
そんなやり取りを経て南雲と女性は爽やかに去って行ってしまった。
(人見知りの俺が、問題無くコミュニケーションが取れている…。すさまじいな、あの先輩方は。いくら俺の得意分野でのコミュニケーションとは言え、距離感の図り方というか、人心掌握というか…。そういえばあの女の先輩の名前、聞きそびれたな。まぁ、いいか。)
予定は無いとは言え、ボサボサもしていられない。入学初日、寮の管理人から鍵を受け取らなければならないし、荷解きや買い足しなど、時間が余るようなことは無い。
また、明日から普通に学校が始まるので、生活リズムも整えなければならない。
(今日はもう帰るか。)
その後、コンビニでいくつかの食材と生活用品を購入し、寮で荷解きを終えると、輝は早々に寝床についた。
Now Loading…
「すまん。昨日は助かった。ありがとう。」
輝は少し早めに登校すると、既に登校していた一之瀬を見つけ、声をかけた。
「気にすることないにゃー。けどびっくりしたよ。それよりも体調は大丈夫なの?」
「あぁ、体調自体は問題無い。どうも昔から緊張が過ぎると真っ白になるタイプで…。星之宮先生から昨日の顛末は聞いた。柴田と神崎にも…」
と言っていると、その2名がタイミングよく登校してきた。
「小澤か。昨日は災難だったな。出席して大丈夫か?」
「あぁ、心配かけてすまない。一之瀬にも言っていたんだが、昔から緊張すると真っ白になってしまうタイプで、自分でもどうしようもないんだ。克服したいとは思ってるんだが…」
「気にするな。これから3年間一緒になるんだ。」
「そうだね。小澤くん、よろしくね?」
「ありがとう。こちらこそよろしく。」
「そう言えば柴田君はサッカー部に入るのか?俺も入ろうと思っているんだが、一緒に行かないか?」
「颯でいいよ!うん、一緒に行こう!」
「うにゃー。男の子のセイシュンって感じ!いいね!」
とりあえず初日のフォローを終え、その日はつつがなく一日が終わった。
(神崎は一見寡黙なように見えるが、言動の端々に思いやりが見える。柴田は言うまでも無く同じ部活に入るだろうから、コミュニケーションという意味では彼に頼る部分が大きくなるだろう。今度ポイントで何かお礼でも考えておこう。)
個人的には女子からよそよそしい空気を感じて居心地が必ずしも良いとは言えなかったが、まぁ、あれだけのことをやったのだから仕方ない部分もある。今後、徐々に挽回していくしかない。
その後、南雲先輩からアナウンスがあったように、放課後になると部活紹介があったが、南雲先輩とあの女の人はいないようだ。
その代わり生徒会長の堀北先輩の挨拶があったが、あんなに威厳を出せる高校生っているんだな、としか思えなかった。
※()内は今話での変動
学力 :57(±0)
知性 :43(±0)
判断力:71(±0)
身体能力:79(±0)
協調性:58(+1)
総合 61.6(+0.2)
柴田は「僕」それとも「俺」?
原作がないからわからぬ…
この作品でヒロインは誰にする?
-
一之瀬帆波
-
白波千尋
-
網倉真子
-
姫野ユキ
-
南方こずえ
-
安藤紗代
-
二宮唯
-
坂柳有栖
-
神室真澄
-
椎名ひより
-
伊吹澪
-
堀北鈴音
-
櫛田桔梗
-
軽井沢恵
-
星之宮知恵