瑞鶴の特別任務 ~怪獣撃滅プロジェクトG~   作:雷電Ⅱ

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こんにちは、艦これ2期アニメの4話放送に待ちきれない雷電Ⅱです
2023年に公開されるゴジラの新作が発表されたことに期待しています(ただ、監督がね……映画「ドラクエ」……)
それはそうとして、本作品は初のクロスオーバー作品を投稿します
クロスオーバー、難しいですね。なので、物語構成に長い時間を要しました
忙しかったこともありますが、やはり生活環境が激変したことも大きいです。投稿が遅くなることもありますのでご了承ください


第1 章 ゴジラvs艦娘
第1話 コンタクト(接触)


 ???世界

 

 ラゴス島

 

「恐竜がじっとしているのが幸いでした」

 

 ある男がモニターを弄りながら後ろにいる三人の人達に説明していた。彼らが乗っているのは最先端の乗り物に乗っていた

 

「動物は動くので難しいのですが、これは多分、完全なテレポーテーションが可能です」

 

 その男は投影されたホログラムに指をさしながら説明し、三人もこの後に起こる出来事に固唾を呑んでいた

 

 男はキーボードを叩き、機械を操作していく

 

「テレポーテーション、スタート」

 

 男はそう言いながら、スイッチを押した。それに連動して最先端の乗り物からサーチライトのような光が投影されたが、それはサーチライトではない。テレポーテーションするための光である。少なくとも、この世界のこの時代には存在していない技術であるはずである。だが、彼らは現に恐竜をテレポートさせることに成功した。その証拠にラゴス島に横たわっていた例の恐竜は、既にいなかった

 

Perfect(完璧)!」

 

 モニターでベーリング海へのテレポート成功した事に男は喜び、他の三人も喜んだ

 

 そう……彼らは負傷した恐竜をラゴス島から逃がすことに成功した。これは環境保護ではなく、ある事象の阻止のためである

 

 だから、危険を冒してまで彼らはラゴス島に訪れたのである。恐竜をテレポートさせた彼らは目的を達成させたことに満足し、ある乗り物を使ってラゴス島から飛び去ったのである。元居た時代に戻るためである

 

 だが、彼らは気づいていない。負傷した恐竜は既に異変が起こっていることに。それは恐竜自身も気が付いていないだろう

 

 もし、小型飛行艇型のタイムマシンであるKIDS(キッズ)のエネルギーを吸収してしまったら? 

 

 そのエネルギーが恐竜を変異させたとしたら? 

 

 何しろ、恐竜が怪獣王になったという全ての生物学の既存の範疇を超えているため、遥か未来から来た人間でも予想は出来なかった。いや、この島で数年後に起こる現象を利用してある三匹の可愛いペットを逃がした者がいたが、その恐竜はそれ以上の力を持っている事だろう

 

 正史では、沈没したソ連原子力潜水艦の核燃料の影響を受けて変異した事になっているらしいが……

 

 

 

 基本世界

 

「提督、深海棲艦の艦隊を撃破。負傷者の収容準備お願い」

 

『よくやった。大破が多いと聞いて肝を冷やしたぞ』

 

 艦隊を率いていた瑞鶴は無線連絡をした。港湾棲姫が率いる艦隊との戦闘が終わったところである

 

 港湾棲姫の艦隊は手強く夜まで戦闘が続いたため、全員クタクタである

 

「よく頑張りましたね。五航戦も腕を上げましたね」

 

「加賀さん、それは褒めているの?」

 

 中破した加賀が無表情で言っていたが、瑞鶴はにこりとかえした

 

 が、随伴艦である榛名と鳥海と摩耶と最上は溜め息をついた

 

((((いつもの事だ))))

 

 それもそのはず。瑞鶴の目が笑っていないからである

 

 余談であるが、加賀と鳥海が中破、榛名が大破である

 

 

 

「はぁ~。東京オリンピックというイベントが終わったと思ったら深海棲艦が攻めてくるなんて」

 

「停戦協定が切れたから仕方ないです」

 

「分かっているけど……ねぇ」

 

 瑞鶴は不平不満を言っていたが、加賀はさらりと答えた

 

 呉戦争が終わってから深海棲艦との停戦協定が結ばれ、一応は日本に平和が訪れた

 

 あの戦争で大きな爪痕を残したが、人々は復興に専念したお陰で立ち直りつつある

 

 東京オリンピックは無事に終わり、スポーツ観戦が終わったと同時に深海棲艦の侵攻が始まった

 

 と言っても、小さな島と海の縄張りを拡大し太平洋や大西洋の制海権を握る程度だ

 

 しかし、貿易で生計を立てていた日本にとっては大きな痛手である

 

 浦田重工業の遺産のお陰で農業や畜産業の技術は史実よりも大幅に上がっていたが、それでも自給率は低い

 

 輸送海上路に航行する貨物船も水産資源を求めて海に出た漁船も深海棲艦に怯えながら航行していた

 

 安全海域とはいえ、危険であることには変わり無かった

 

 艦娘でも独自の漁をしており、去年の秋には深海棲艦の縄張りに入り敵の襲撃に備えつつ秋刀魚漁や鰯漁をする事もあった

 

 これを聞いた漁師達は呆れてはいたものの、秋刀魚の大漁に喜んだことは確かだった

 

「そういえば、時雨はどうしているの?」

 

「今はカメラであちこち写真撮影しているよ」

 

 瑞鶴は最上に時雨の様子を聞いた。時雨は今や艦娘の間で英雄の存在だ

 

「新しい一眼カメラを田村1尉にプレゼントされてから夢中になってさ」

 

 最上は休日の日にはカメラを持って外出する時雨を見てクスリと笑った。ここでいうカメラはフィルムカメラである。デジタルカメラだとこの世界で現像は無理だからである

 

「私も撮って貰おうかしら。決戦仕様の姿で」

 

 瑞鶴は数年前に決戦仕様の武者姿を思い浮かべながら言った

 

 明石が作った武者姿は今でも持っている。呉戦争では使わなかった。というより、浦田結衣や浦田残党相手に着る余裕はなかったからだ

 

「五航戦、そこまでにしておきなさい」

 

「ちょっと何よ、写真撮影くらい別に──」

 

「違います。嵐が来ます」

 

 加賀は西の方角に指を指した。先程まで快晴だったのに、西の空に暗雲が立ち込めていた

 

「低気圧かしら? 早く帰投しないと全員びしょ濡れよ。最悪の場合、泳ぐ事になるわ」

 

 加賀の言っている事は正しい。嵐で全員がびしょ濡れになるのは間違いない

 

 しかし、瑞鶴は同時に嫌な予感がした

 

「ねぇ……なんか、あの雲おかしくない?」

 

「それは後。……提督、嵐が来ます。航行に支障はありませんが──」

 

 加賀は無線連絡していたが、瑞鶴は暗雲に目を凝らしていた

 

 その雲は黒く時々、雲の中から何かが光っていた。雲の中で稲光が光ったのだろう

 

 だが、その雲は意志があるかのように瑞鶴達に急速に近づいてくる

 

 そして、気づいた時には嵐の中にいた。雨と風が容赦なく瑞鶴達を襲ったのだ

 

「あー、もう最悪!」

 

「大破艦もいるというのによ!」

 

「編隊を乱さないで!」

 

 瑞鶴と摩耶は悪態をつき、榛名は離れないよう注意喚起をしていた

 

 不意に目映い光が目に入った。稲光が瑞鶴達の近くに落ちたのだ

 

「危なかった!」

 

 瑞鶴は叫んだ。雷に直撃しても大破はしないだろうが、艤装には燃料や弾薬がある

 

 引火でもしたら大惨事である。かといって、避難する場所がない

 

「もし、少しでもずれていたら……」

 

 瑞鶴はそう思った時、強力な波が瑞鶴を襲った。瑞鶴は波に飲み込まれてしまった

 

 波に襲われた瑞鶴は突然の出来事にパニックになったが、艤装は無事で海に浮くことに成功した

 

 ……というより、艤装が浮き輪代わりになったとでも言うべきか。本来なら溺死は確実である

 

「はぁ……はぁ……はっ! 皆、何処?」

 

 瑞鶴は荒い息をしたが、加賀さんを初め周りには誰もいない。仲間を見失ってしまった

 

「冗談じゃない! 一航戦、応答して!」

 

 瑞鶴は怒鳴ったが、無線がおかしいのか返事は雑音ばかりだ

 

「ザザ―……こちら……五……戦……ザザ―……現在地を……」

 

「無線がイカれた!」

 

 辺りを見渡しながら瑞鶴は叫んだが、ある方向に目を向けた途端、立ち止まった

 

 辺りが急に暗くなった

 

「や、山? ……いや、違う!」

 

 瑞鶴は呟いた。目の前に……正確には数十メートル先だが……山が突然現れた。瑞鶴は山の影にいたから暗くなったと分かったが、すぐに異常を察知した。島かと思ったが、様子が可笑しい

 

 まず山にしては形状が異質だった。ある草食恐竜の背鰭のようなギザギザの形をしたものや山の麓には尻尾らしい形状をしたものが生えていた

 

 しかも動いている。

 

 瑞鶴はすぐにあれは山ではなく、生き物であると見抜いた

 

 だが、余りにも馬鹿げている

 

 その生物の大きさに問題があった。しかも、海面から姿を出している事から、全体の大きさはわからない。しかし、上半身だけでも軽くみても高さは五十メートル近くある。その生き物が上陸したら一体、どれほどの大きさなのだろうか? 恐らく倍の慎重にはなるだろう

 

 恐ろしい。瑞鶴は脳裏にその言葉が浮かぶ。ただ大きいから恐ろしいのではない、ただ鋭い爪や牙を持っているから恐ろしいのではない、その生物を前にして本能が訴えるのである

 

『自分はこの生物には勝てない』と

 

 そして巨大な二つの目が瑞鶴の方へ向けられていた

 

「何……あれ?」

 

 それはこちらに向けて殺気を放っていた。それも尋常ではなく、深海棲艦とは異なる殺気である

 

 そして、目の下から青い光が漏れていた。口からだ。口を開き、背鰭と口内を青い光で光らせながらこちらに目を向けている

 

「え? ……え?」

 

 瑞鶴は恐怖した。映画のロケ? 明石達の悪戯? 深海棲艦の新たな姫級? 

 

 そして、次の瞬間……瑞鶴は強烈な青い光と同時に身体全体に強烈な衝撃を受けた

 

 余りにも強力であったため、瑞鶴は宙を舞った。まるで、巨人にでも投げ飛ばされたかのような感じだ

 

 意識が薄れていく直前、瑞鶴は確かに聞いた

 

 今まで聞いたことがないような音が耳に入った。地獄の底から響いて来るような、それでいて甲高い音

 

(まさか……そんな……)

 

 瑞鶴は海面に叩きつけられたと同時に意識を失った

 

 

 

 これが後にこの世界で長年の間語り継がれた神話の始まりでもあった

 

 




瑞鶴「雨が降ってきたわ。どうしよう」
時雨「止まない雨は……ある!」
瑞鶴「え?なんで?そこはないって言わないの?」
時雨「多分、止まない。だって、既に別次元からやってきたウェザー・リポート(
ジョジョ6部)とストーム(X-MEN)とアマツマガツチ(モンスターハンター)を連れてきたからこの嵐は止む事はない」
瑞鶴「なんで私たちの世界にスタンド使いとアメコミヒーローと古龍種がいるのよ!何処から来たの!?」
時雨「主人公の座を渡すくらいなら、大雨と雷雨を降らせて臨場感を出して盛り上げないと」
瑞鶴「まさかと思うけど、ゴジラを呼んだのは貴方じゃないよね?」

扶桑「これが時雨の本来の力」
山城「いや、違うでしょう。時雨を怒らせないようにしよう(ボソッ」


嵐で怪現象が起こるのはよくある事。但し、謎の嵐でやってきたのはイージス艦『みらい』ではなく平成ゴジラ
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