瑞鶴の特別任務 ~怪獣撃滅プロジェクトG~   作:雷電Ⅱ

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こんにちは雷電Ⅱです
遅くなり申し訳ございません。先月に続き更新速度が遅くなっています。8月辺りから早まるかもしれませんが
時雨改三が実装されましたね。アニメでもう少し活躍して欲しかった
そう言えば、ウクライナ情勢で劇的な変化がありましたね
予想外なことばかり起こっているな
……と思ったら、もう終結していた


第22話 脱走と本来の敵

「もう盗聴されていないか?」

 

「ええ……気配が消えました」

 

 提督の問いにミーナ中佐が辺りを見渡しながら言った。ミーナ中佐の怒りが消えたことで周りはホッとした。どうやら、何者かがこちらの知らない手段でこちらを一方的に覗いていたようだ。艦娘では探知できなかったため、ウィッチであるミーナ中佐がいなければ最悪の事態が起こっていただろう

 

「こちらの存在を知られたぞ。どうやって瑞鶴と宮藤曹長を助ける?」

 

「ワームホールに地球均等環境会議がいる世界へ戦力を送り込んだところで勝てるかどうか……」

 

 長門は提督に問い詰めたが、提督は冷静だった。無暗に部隊を送っても本当にその世界にたどり着く保証はないし、仮にたどり着いたとしても相手の戦力は不透明だ。バトルスーツや光線銃というものも存在しているため、勝ち目は非常に薄い

 

「相手がどんな存在なのか分からなければ倒せません」

 

「いや、倒せるかもしれない」

 

 加賀の指摘に対して柳田教授はきっぱり言った。倒せるというワードで艦娘とウィッチは一斉に教授の方へ向けた

 

「あの重力観測とジラのワームホールに突き落とした事で的確に移動する方法や世界の座標がある程度分かった。その世界もある程度は観測できたが、崩壊しかかっている」

 

「崩壊? 崩壊って?」

 

 エイラが質問に今度は博士が答えた

 

「時空連続体に傷がついておる。原因は不明じゃが、あの世界は消滅する」

 

「消滅って」

 

「その世界そのものが消えるという事じゃ」

 

 博士の説明にみんなは唖然とした。消滅? 

 

「なんで消滅なんかするの?」

 

「それは分からんわい。ただ、状況からして良からぬ事でもしたのじゃろう」

 

 今度は時雨が聞いたが、博士もかぶりを振った。時雨は教授の方へ眼を向けたが、教授も同じ反応だ。博士も教授も分からないだろう

 

 まさか、その世界では過去改変するためにタイムスリップした事でゴジラに強力な能力が付加され、その能力でタイムパラドックスが起きた事により宇宙が消滅する危機に瀕している事。超空ゴジラによって他の世界へ繋げてしまった事も気が付かないだろう

 

「なら、隙を見て二人を救助するだけでいい。勝手に自滅してくれるなら損害は抑えられる」

 

「いや、それだけでは解決出来ぬ。ゴジラが居た世界が消滅すると別の世界に飛ばされる可能性もある。超空能力を付与されたのじゃから、ゴジラは消滅しない可能性が高い。この世界に来たら対処できないわい」

 

「やれやれ。混乱している隙に二人を救助しゴジラから超空能力を奪いゴジラとウィッチ達を元の世界へ帰す、か。面倒な仕事だ」

 

 博士の忠告に提督は頭を悩ませた。こんな困難をどうやって乗り越えるんだ? 

 

「あ、あの……ワームホールを作るっていうのはどうでしょう?」

 

 サーニャが恐る恐る手を挙げた。サーニャが言うには、この世界ではワームホールを作れる技術はあると聞いたのだ。なら別の穴を使って捕まっている瑞鶴と宮藤曹長をこっそりと救助すればいいというものだ

 

「どうでしょうか」

 

「いや、それは、その……私も数時間前に教授に個人的に質問したんだけど」

 

 サーニャは自分の考えを述べたが、翔鶴は言うか言わないで独り言のように言っていた

 

「またその話か……数人がこちらに同じ質問してきたから、もうこの場で説明してやる」

 

 教授は面倒くさそうに言った。どうやら、同じ質問をされてきたようだ

 

「この世界のワームホールの話だが、地球均等環境会議とは違って一から生み出したものじゃない。隕石や彗星の衝突で生み出した超常現象を維持しているようなものだ。例えるなら石油は便利な燃料だが、一から作れないのと同じ。工場とかで石油は精製出来ない。地面を掘って採掘している。だが、地球均等環境会議と称した奴らは一から生み出したものだ。全然違う」

 

 教授は呆れながら説明した。この世界でワームホールやタイムマシンを産んだのは、一からではなく宇宙から飛翔した星である。深海棲艦が出現したきっかけも彗星の衝突で発生したワームホールからだ

 

「宇宙から隕石や彗星が降ってきたら発生する可能性はあると思う。しかし、それはどれくらいの大きさと成分で、どのくらいの落下速度で、どのくらいの進入角度で、どのタイミングで爆発させれば、ワームホールは出現するなんて皆目見当もつかない」

 

「つまり、都合よく作り出せないという事か」

 

 シャーロットは吞気に言っていたが、坂本少佐はある事に気が付き慌てた

 

「まさか、あの雲が消えたら私たちは帰れなくなるのか?」

 

「正直言って雲以外で帰るとなると厳しい。別世界へ行けるホールはあるが、繋がりが固定してしまっている。出来ない事はないが、一年以上時間がかかれば出来る。それまで待てるか?」

 

「無理だ」

 

 教授の説明に坂本少佐は首を振った。これでは時間がかかりすぎる

 

「なあ、相手の世界がどこにあるかはわかるんだろ? それだったら電探か無線で連絡したり出来ないか?」

 

「それは──」

 

「いや、それしかない。この世界の事がバレているんだ。だったら、隠れることも暗号文で流す必要もない。あらゆるチャンネルで呼びかけるんだ。敵が来て攻撃してきたら撃ち返せ」

 

 教授が返答するよりも早く、提督は指示した。ここは学術の論点ではない

 

「異世界から無線連絡なんて突拍子もないのに無茶な注文するなよ……ターズ、やるぞ」

 

『はい』

 

 教授はわざと聞こえるように独り言を言うと退出した。柳田教授が出て行ったあと、その場にいた者たちは未だにいた。敵の居場所は知っても行く手段がない

 

「あのー、私の艦載機で様子を見るというのは? 勿論、搭乗員妖精も覚悟の上で行くとの事です」

 

 翔鶴は彩雲を手に取りながら言った。彩雲のコクピットには搭乗員妖精が座っておりこちらに敬礼をしていた

 

「そうだな……多少の危険は冒さないとな」

 

 提督はうなずきながら言った

 

 

 

 23世紀の世界

 

「え? 何?」

 

 瑞鶴は突然鳴り響いた警報に驚いた。宮藤曹長の方へ向けると彼女自身も戸惑っていた

 

「何事だ!」

 

「研究室内からです。分かりませんが、何者かが暴れています!」

 

 議長が怒鳴った事で側近たちは慌てふためきながら状況を説明している。恐らく不測事態が起こったのだろう

 

「もしかしてバルクホルンさんが助けに来てくれた?」

 

(本当かしら?)

 

 宮藤曹長は喜んでいたが、瑞鶴は違った。高度に発達をした未来世界相手にどうやって侵入したんだ? 

 

「監視カメラからの映像が来ました」

 

 側近から報告で空中に多数の映像が映し出されたが、どれも炎と破壊された瓦礫と逃げ惑う人ばかり。いや、一つの映像だけは違った

 

 

 

 M10のアンドロイドが光線銃を連射しながらある方向へ撃ち続けている

 

『止まれ! 直ちに投降せよ!』

 

 アンドロイドは銃を撃ちながら投降を呼びかけている。その割には身柄拘束する姿勢ではない。だが、なぜロボットが光線銃を撃ち続けているのか分かった

 

 暴れている相手が人ではなかったのだ

 

 暴れている相手を見た瑞鶴は驚愕した

 

「退ケー!」

 

「ええっ! 何でいるの!?」

 

 暴れているのは人ではなく何と深海鶴棲姫だった。光線兵器を撃ち続けているのに何ともないどころか、撃ち返す始末だ。深海鶴棲姫自身も戦艦の主砲は持っている。発砲した瞬間に4体のアンドロイドが木端微塵となった

 

「瑞鶴さんの知り合い?」

 

「いや、知り合いというか敵なんだけど」

 

「は? え?」

 

 宮藤曹長は期待を込めて聞いて来たが、瑞鶴の返答が予想外だったのだろう。間抜けな声を出している

 

 そのやり取りを聞いたのか、議長は立ち上がった。とても怒っており顔は真っ赤だ

 

「貴様、まさか敵と組んでこの世界に攻めてきたのか! 姑息な手を使いよって!」

 

「いや。違う! やっていない! 無実よ!」

 

 瑞鶴は必死になって叫んだが、議長は耳を貸さなかった。彼の中では、裏をかかれたのだと思っていたのだ

 

 実際は捕虜として連れて来られた深海棲艦がゴジラの熱線によって次元を超え流れ着いた先がたまたま23世紀の世界である。それを一部の研究員が解放した結果、このような事態が起こったのだ。その一部の研究員は深海棲艦によって殺されたため、真実を知る者はいないだろう

 

 深海棲艦は通常兵器には効かない事は知らないだろう

 

「アイツらを連行しろ。予定を繰り上げてキングギドラを解き放て。お宝を手に入れる」

 

 瑞鶴と宮藤曹長が兵士によって連れ去れる中、議長の手には映像で映し出された時雨と海軍士官を見ていた。二人を手に入れたらこの世界で役に立つよう働いてもらう

 

 

 

 2人が兵士に連行されている間、複数の武装アンドロイドとすれ違った

 

『館内に侵入者。衛兵は応戦せよ』 『侵入者が接近』

 

 ターズとは違い、なめらかで人間みたいに走るアンドロイドに瑞鶴は驚いた。世界が違うとはいえ、こんなロボットが開発されるのか? 

 

 大人しく連行された瑞鶴と宮藤曹長だが、兵士達の動きが止まった。

 

「何が──」

 

「敵がいる。誰か応援を!」

 

 瑞鶴は抗議しようとしたが、兵士は無視して無線連絡する始末だ。瑞鶴は兵士の後ろから前を覗いた。その先は広場のようだが、奥の方は炎と煙で先が見えない

 

 だが、光線銃の駆動音がするため、どういう状況か嫌ほどわかる

 

 その光線銃の駆動音も止み、煙の中からM10の頭部が飛んできて床に落下した。頭部だけのロボットなのに、まだ稼働していた

 

『M10の命令により投降せよ。M10の命令により──』

 

 M10の言葉はそこで止まった。煙から現れた深海鶴棲姫によって踏みつぶされたからだ

 

「解放して艤装を渡して! 通常兵器はアイツらに効かないから!」

 

「は、はぁ? そんな訳あるか。我々は地球均等環境会議だ。軍事力も科学力も──」

 

 兵士は瑞鶴の忠告を無視するどころか瑞鶴に 咤する始末だ。ここで押し問答する暇もないことくらい分かるはずなのに、現状が分からないのか? 

 

 だが、兵士の言葉もあるところで止まった。いや、言葉が続かないからだ。上から一筋の赤い光が兵士の体を貫通したからだ。兵士は糸が切れた操り人形のようにバタリと倒れた

 

「上だ! 撃て!」

 

 別の兵士が何かに気づき上へ向け光線銃を乱射した。上を見ると見た事もない飛行物体が宙に浮かび甲高い音を上げている

 

「ウォーロック? 何で?」

 

「今はいいから!」

 

 宮藤は呆気に取られている中、瑞鶴は死んだ兵士から鍵を奪うと反対方向へ逃げだした。逃亡した二人を追う兵士はいなかった。敵が現れたため構っていられないのだろう

 

 2人は必死になって走りある物置小屋に入ると手錠を外しにかかった。その間にも遠くから断続的に光線銃の駆動音が聞こえたが、それも散発的になり全く聞こえなくなった

 

 代わりに全身の毛が逆らうほどの不気味で甲高い声が施設内に響き渡った

 

「瑞鶴―! オ前ダケハ、コノ手デ沈メテヤル!」

 

「あ、あれが深海棲艦? 何か怨みでも買ったんですか?」

 

「まあ、ちょっとね……」

 

 宮藤はドン引きしていたが、瑞鶴はバツが悪そうに答えた。実は瑞鶴はあの深海鶴棲姫を知っていた。今も深海棲艦と艦娘が戦っているが、深海鶴棲姫と会うのは数回しかない。だが、姫級であるためとても強く、深海鶴棲姫が現れた時には瑞鶴が出撃して戦っていたのである

 

 お陰で随分と恨まれたようだ。しかも、23世紀の世界である光線銃も効かない事から話し合いは無理だろう

 

「そんな事よりウォーロックって何?」

 

「……人工ネウロイです。ウィッチを嫌う者が作り上げましたが、私たちが倒しました。しかし、なぜここに」

 

 宮藤曹長は簡単に答えた。説明する時間が圧倒的に足りないため、簡潔に言ったのだ

 

「そんな事より艤装とストライカーユニットを取り返さないと。何処にあるか分かる?」

 

「知らないですよ」

 

 宮藤曹長は弱弱しく言った。それもそのはずで、知るわけがない

 

「じゃあ、誰かに聞かないと」

 

 

 

「こ、この部屋です」

 

「ありがとう」

 

 瑞鶴は負傷して自力で退却する一人の兵士を捕まえ無理やり聞き出し殴って気絶させた。扉も兵士が持っていた光線銃で破壊した。取っ手を破壊するつもりだが、光線銃の威力自体が高く文字通り扉ごと破壊した

 

「何とか艤装は取り戻せた。後は……って何をしているの?」

 

「治癒魔法です」

 

 宮藤曹長はまだストライカーユニットを履いていなかった。それどころか瑞鶴が気絶させた兵士を治癒魔法で癒していたのだ

 

「今は放って置きなさいよ」

 

「嫌です。怪我人を見捨てるわけにはいきません」

 

 宮藤曹長は瑞鶴の非難を無視して両手を掲げて治療をしていた。戦闘で負傷したであろうケガもみるみるうちに治っていく。坂本少佐から聞いてはいたが、実際に目をするのは初めてだ。教授や軍医がこの光景を見たら驚くだろう

 

(確かに敵味方関係なく負傷した兵士を助けるのは間違っていない*1けど……ん?)

 

瑞鶴は固まった。視線と殺気を感じたのだ。それも……それも深海棲艦特有のものだ。その感は当たっていた。何時からいたのだろうか?部屋の隅に深海棲艦が幽霊のように現れたのだ

 

「宮藤! いいから治癒は止めて!」

 

「嫌です! さっきも言った通り──」

 

「違う! 深海棲艦が来た!」

 

 瑞鶴の命令口調も今は絶叫に変わっていた。宮藤もハッとして瑞鶴を見た。弓矢を構えながらゆっくりと下がっている。瑞鶴の数メートル先に大タコがいた

 

「青い……タコ?」

 

 宮藤曹長が困惑するのも無理はなかった。ネウロイとは違い、生き物のような人類の敵と会うのは初めてだからだ。透き通るほどの青いタコに女性のような姿をした姫級がいてもピンと来ないだろう。一方、瑞鶴はその深海棲艦が誰なのか見破った

 

「貴方は……捕虜で捕まえた深海棲艦! 何者?」

 

「アラ? 初対面デソレハ無イジャナイ。私ハ戦艦未完棲姫。Connaissance(お見知りおき)

 

 新種の姫級の深海棲艦……戦艦未完棲姫は無表情で答えた。こちらを遊んでいるのか、からかっているのか分からない

 

 宮藤は慌てて銃を構えたが、戦艦未完棲姫は鼻で笑った

 

「フザケテイルノ? 撃チタケレバ撃ッテミタラ?」

 

 戦艦未完棲姫の殺気に宮藤は小さな悲鳴を上げたが、彼女が引き金に指をかける直前に瑞鶴は叫んだ

 

「撃っても無駄よ。聞いて、争うつもりはないの! ここは別世界よ!」

 

「別世界?」

 

(やった。これで話し合える!)

 

 瑞鶴は心の中でガッツポーズをした。瑞鶴は考えたのだ。ここは別世界。共闘までとはいかないが、無意味な戦いをせずに未来人の軍隊は深海棲艦とウォーロックに任せればいいのではないか? と思ったのだ

 

 所詮、深海棲艦は通常兵器には効果が無いのだ。例え力尽きようが、その頃には瑞鶴も宮藤は混乱に乗じて逃げられるはず。まだ逃亡する手段はないが

 

 瑞鶴は今まで起こった出来事を完結丁寧に話した。宮藤も所々補足説明したが

 

「──元ノ世界ニ帰リタイ、ネ」

 

「そうよ。だから無駄な戦いをしている暇はないの!」

 

 瑞鶴は必死になって訴えた。遠くから複数の足音が聞こえる。この世界の住民は愚かなことをしているがバカではない。こちらの脱走に気づいたのだ

 

「良イワヨ。少シダケ協力シテアゲル。ワームホール発生装置カラオカシナ電波ガ聞コエタノ。『瑞鶴、応答せよ』ッテ」

 

 瑞鶴は目を丸くした。話が本当なら提督たちはこちらに連絡を取ろうとしている! 

 

「コノ世界ノ住民モ気ヅイテ軍勢ヲ集メテイタワ。私ト深海鶴棲姫ト『ウォーロック』ガ囮ニナルカラサッサト行キナサイ」

 

「ヤケに丁寧に教えてくれるじゃない」

 

 瑞鶴は不審がっていた。人類を拒み艦娘相手に戦う深海棲艦が艦娘のために戦うのか? 確かに通常兵器が効かない深海棲艦やウォーロックなら戦えそうだが……

 

「私モ帰リタイカラネ」

 

「……分かった。信じるわ」

 

 瑞鶴は即決した。このまま押し問答しても意味はないし、時間もない

 

「宮藤、行こう」

 

「は、はい! あ、あの、負傷者を殺さないで下さい」

 

「良イワヨ。サッサト行ケ」

 

 戦艦未完棲姫は鬱陶しそうに言うとタコの触手で追い出すような仕草をした

 

「ねえ、あの人を信じていいのですか?」

 

「半分は信じている」

 

「ですよね」

 

 宮藤はストライカーユニットを履いて飛んでいたが、瑞鶴の走りに合わせて飛行している。海上ではないため、瑞鶴は人が走る速度しか走れない

 

(なんで戦艦未完棲姫はワームホール発生装置の場所を知っているの? いや、あのウォーロックと手を組んでいるような発言だった)

 

(あの戦艦未完棲姫、何か企んでいる)

 

 瑞鶴は嫌な予感がした。人工ネウロイとはいえ、深海棲艦がネウロイと手を組むのだろうか? 

 

 

 

 瑞鶴と宮藤の予想通り戦艦未完棲姫は初めから企みがあった。というより、平気で裏切っていた。ワームホール発生装置の場所を教えたのは艦娘とウィッチを遠ざけるためである

 

 なぜ、ウィッチのことを知っているのかと言うと、ウォーロックと接触したからである。研究員が目覚めさせたお陰で深海鶴棲姫とウォーロックは暴れ互いに争ったが、最終的に意気投合したのである。ウォーロックが持つ能力と敵であるウィッチの存在を理解した戦艦未完棲姫は、この場所が何処なのかを突き止めるためにあらゆる場所を探した

 

 タコは体の色を変え周囲の物体や他の物へ擬態する能力があるように戦艦未完棲姫も身に着けていた。深海鶴棲姫とウォーロックが暴れている中、戦艦未完棲姫は情報収集していたのだ

 

 そしてお宝も発見した

 

(キングギドラ……ネェ)

 

 戦艦未完棲姫は宮藤が治療をした気絶している兵士を見向きもせずに周囲に溶け込んだ。怪獣を利用すれば艦娘との戦争は終わるだろう。当然、勝つのは我々だ

 

 

*1
ジュネーヴ諸条約より。勿論、病院などの医療機関への攻撃も許されない




教授「(ゴジラが居た)その世界は消滅するだろうが、ゴジラは消滅しないどころか別世界にながれついて生きるだろう」
バルクホルン「その別世界はゴジラよりも強い存在が居ればいいんじゃないのか?」
武蔵「そうだな。幾らゴジラでも無敵ではないはずだ。例えばエヴァの世界へ送ればいいんじゃない?力の使徒であるゼルエルなら幾らゴジラでも勝てないだろ」
エイラ「止めといたほうがいいんだな」
武蔵・バルクホルン「「何故だ?」」
エイラ「未来予測したけど、倒したゼルエルの頭を掴んで勝ち誇る姿が見える」
武蔵・バルクホルン((えー……))
提督「公式設定だから仕方ないな」※本当
時雨「公式設定なの!?」

ホビージャパンのゴジラ特集で本当にゴジラがぜルエルの頭を持っている。力の使徒ではゴジラには勝てなかった……
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