瑞鶴の特別任務 ~怪獣撃滅プロジェクトG~   作:雷電Ⅱ

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皆さん、こんにちは。雷電Ⅱです
新作のゴジラが発表されて楽しみが増えました
八月上旬に艦これの新イベントもありますね
そういえばストライクウィッチーズの4期って出るのかな?情報は全くないけど、出てほしい……


第24話 ギドラの追撃

「瑞鶴さんの声が聞こえた?」

 

「間違いない。呼びかけに応じたんだ」

 

『おおすみ』の無線室では定期的に無線を飛ばしていた。今まで応答が無かったが、数十時間ぶりに瑞鶴との連絡が取れたのだ。

 

 断片的な声しか拾えていないが、間違いない。宮藤曹長の声も坂本少佐が確認した

 

「宮藤は無事だ」

 

「でも、何かに追われているよ。ギドラという軍隊に」

 

 坂本少佐は安どしたが、ハルトマンは最後に聞こえた言葉に疑問を持った

 

 ギドラに追われている? 

 

「ところでギドラって何?」

 

 天龍は困惑しながら言った。聞いたことが無い

 

「ヒュドラ?」

 

「ギリアに聞こえたけど」

 

 加賀も翔鶴も困惑し何なのか分からない。しかし、その単語を聞いて驚いた者が居た

 

「チビギドラかな?」

 

「知っているの?」

 

「うん。僕の友達。三つの首があるんだ」

 

 チビゴジラは説明していたが、その場にいた人はピンと来ない

 

「えっと……妖怪ではありませんよね?」

 

「違うよ」

 

 ペリーヌは震えながら聞いたが、チビゴジラは否定した。体を張って説明はしていたが、艦娘もウィッチ達もどんなものかピンと来ない

 

「まあ、いい。連絡が取れたんだ。仲間を救出しようじゃないか!」

 

 提督の掛け声と共に皆は我先に外へ出た。どうやって捕らわれた二人が脱出して逃げたしているのかは分からない。しかし、これは絶好のチャンスだ。経緯なんて後から幾らでも聞けばいい

 

 だが、この状況において一人だけ素直に喜んでいない人がいた

 

 それは……

 

「どうしたんじゃ? 我々も脱出するための手助けをせねば?」

 

「あ、ああ……」

 

 博士に促されて我に返った教授は曖昧な返事をしていた

 

(ギドラって、あのキングギドラ? え? いるの? どのキングギドラだ? 惑星を食べるヤツだったら、僕は何もできないぞ!)

 

 柳田教授は困惑したが、何も言えなかった。話しても理解できない以前に、どういう経緯でキングギドラが出現して瑞鶴達を追いかけているのか見当もつかなかった

 

 

 

 23世紀の世界

 

「何です、あれ? ギドラとかいう龍って人を食べるんですか?」

 

「知らないわよ!」

 

 宮藤曹長と瑞鶴は口論をしながら逃げていた。遠くでまだ射撃音がある事から、ギドラは追跡部隊を足止めしているのだろう。皮肉にも自分たちを捕まえようとしている部隊がこんなところで役に立つとは思わなかった

 

 長い廊下を走ると急に日の光が目に入ったため立ち止まった。2人は外に出たのだ。地球均等環境会議は巨大な施設を保有しているらしく、辺りは建物や工場らしき建造物まである。巨大な都市みたいなところだ。ここの場所が何処かは不明。極東どころか中国大陸なのか欧州なのか北米大陸なのか全く分からない。人を必要としないのか、それとも出払っているのか人影は居ない。ただ、遠くで警報音と破壊音が聞こえているため、

 

「と、とりあえず皆からの電波信号はあっちの建物から発している」

 

「分かるんですか?」

 

「逆探機能を搭載しているわ。尤も、何処から電波が来ているか分かる程度だけど」

 

「便利そうですね。サーニャちゃんみたいな能力あるんですか?」

 

「さあ、魔法は専門外だから」

 

 瑞鶴は力なく言った。恐らく、サーニャなら可能だろう

 

「早くいきましょう」

 

 瑞鶴がそう言ったとき、急に辺りが薄暗くなった。何があったのか訝しげに空を見上げた瞬間、瑞鶴は凍り付いた

 

 薄暗くなったのは巨大な影にいたせいだ。巨大な影を生み出したのはある巨大生物が空を飛行していたからだ。三つ首のドラゴンが電子音のような鳴き声を発しながら近づいてくる

 

 先ほどまで追跡部隊を呆気なく全滅させたギドラは、再び宮藤曹長と瑞鶴を追っていたのだ! 

 

「ええ! もう追ってきた!」

 

「一直線に向かうわよ!」

 

 瑞鶴と宮藤は直ちに例の建物へ向かった。だが、キングギドラからしたら、人間よりも足の早い少女の速さなんて関係ない。後方に着陸すると首を蛇のように動かしこちらに向かって口を開けてきた

 

「ギドラって人を食うんですか?」

 

「知らないわよ!」

 

 2人は間一髪でかわしたが、ギドラは周りの建物を破壊しながら執拗に追いかけて来る

 

「あと少し……?」

 

 宮藤はそう言ったその時、例の建物の前に巨大なドラゴンの姿をした怪獣が地響きを立てながら着地した。キングギドラが空を飛んで瑞鶴と宮藤を追い越して待ち伏せしたのだ

 

「あと一歩なのに!」

 

「瑞鶴さん、捕まって!」

 

「え? ええ??」

 

 瑞鶴は悪態をついて止まろうとした時、宮藤は彼女の手を取ると強引に引っ張り出した。宮藤は瑞鶴を宙に浮かせたのである。流石に従来通りに空を飛ぶのは難しいが、ギドラを飛び越えることはできるはず……

 

 とっさの判断で宮藤は行動をとったが、ギドラは見逃すほど愚かではなかった

 

 それぞれの三つの首が瑞鶴と宮藤を食べようと口を開いて迫ってきている

 

「わ、わ、わ」

 

 宮藤は迫りくる蛇のような竜の頭からギリギリで回避した。だが、目的地まであと少しと言うところでもう一つ首が迫ってきている

 

「もうかわせないです」

 

 宮藤も限界だろう。瑞鶴が焦り周りを見たが、ある事に気づいて宮藤に指示した

 

「宮藤! このまま静止して」

 

「え? 何で?」

 

「合図したら私を話して貴方は急上昇して!」

 

 瑞鶴の必死の叫びに宮藤は返事をしなかった。というのも、ギドラの頭が迫ってきているからだ

 

「今よ!」

 

 瑞鶴の合図とともに瑞鶴は落下した。幸い、高度はそこまで高くなかったため無事に着地は出来た。……普通の人間なら足を骨折しているが

 

 宮藤も急上昇して逃れたが、宮藤が瑞鶴の思惑に初めて分かった。2人を食べようとしていたギドラの頭は、突然二人が消えたことによって捕らえられなかったどころか別の首にぶつかったのである

 

 怒った別の首はぶつけられた首に吠えて噛もうとしている。

 

「三つの首がケンカしている?」

 

 宮藤はポカンとしていたが、今がチャンスだ。瑞鶴と共に例の建物の中に入った

 

 

 

「あった。ここだ!」

 

 瑞鶴と宮藤はガラス越しではあるものの、巨大な部屋に入った。恐らくあれがワームホール発生装置だろう。巨大な空間に見た事もない機械があるのだから

 

 稼働しているのか、それとも元々なのか分からないが、無線がはっきりと聞こえてきている

 

『瑞鶴、聞こえる?』

 

「聞こえるよ、翔鶴姉!」

 

『良かった』

 

 久しぶりに翔鶴姉の声が聞こえて瑞鶴はうれしかった。宮藤も同じく仲間と連絡が取れていた

 

『宮藤! 大丈夫か?』

 

『芳佳ちゃん。聞こえる?』

 

「聞こえるよ。そっちに行くよ。でも、これはどうやって起動させるんですか?」

 

 宮藤は喜んだが、問題が発生した。ここからどうやって元の世界へ戻れるのか分からなかった。来たら何とかなるという楽観的な思考は早くも吹き飛んでしまった

 

「ねぇ、どうやって動かすの?」

 

 瑞鶴は見た事もないコントロール類を見ながら呟いた。どう操作すればいいのか分からないのだ。マニュアルらしきものはあったが、六法全書並みの分厚さだ

 

『ちょっと待ってろ。今変わる』

 

 提督がそう連絡した後、別の人から連絡が来たが、その相手に瑞鶴は驚いた

 

『やあ、瑞鶴。12時間35分ぶりですね』

 

「随分と正確ね」

 

 瑞鶴はドン引きはしたが、あの教授が作ったAIロボットであるターズが出るとは思わなかった

 

『それでは右上のボタンを押してください。タッチスクリーンが立ち上がると思いますので』

 

「見えるの?」

 

『はい、その部屋にある監視カメラから見ています。ネットワークカメラですし、暗号も初期設定なのか、セキュリティがずさんです』

 

「は、はぁ……」

 

 何を言っているのか分からなかったが、瑞鶴はターズが何かをしてこちらを見ているのだけは分かった

 

 なので、余計なことは考えずにターズの指示通りにやった

 

 よく分からない画面と注意喚起の文字が出たが、瑞鶴はただただいう事を聞いて操作していた

 

 そして、よく分からない英語が書いてある文字の下にYESが書いてある

 

『ここを押せばワームホールは開きます』

 

「よし、これでこの世界とはおさらばよ」

 

 瑞鶴は喜んだ、その時だ。複数の足音がしたと思うと多数の兵士が現れ銃を構えている

 

「武器を捨て両手を挙げろ。お前たちは包囲……バカ野郎。ワームホールを起動させるな!」

 

 先頭にはシモンズという人が投降するよう呼びかけたが、瑞鶴が何をしているのかを理解したらしく、強い口調に変わった

 

「え?」

 

 瑞鶴は突然の出来事に驚いたが、手は止めなかった。そのままYESのボタンを押したのだ。押した直後、施設内にて警告音が鳴り響いた。しかも、警告音と共に赤色灯が点滅している事から、更に不味い事が起こったのは確実だ

 

「な、何が起こっているの?」

 

 瑞鶴は困惑したが、巨大な機械類から巨大な咆哮が響き渡った。その咆哮はキングギドラではなく、瑞鶴を宮藤曹長がいる世界へ飛ばした張本人だ

 

「バカ野郎! そのワームホールは封鎖しているんだ! ゴジラがこの世界へ入らないようにしていたのに!」

 

「え?」

 

「奴は四次元空間にいると言っただろ! この世界への侵入も試みているというのを考えていなかったのか、あばずれ!」

 

 シモンズの絶叫な叫びに瑞鶴は唖然としたが無理もなかった。超空能力を持ったゴジラが四次元空間から23世紀の世界へ侵入されるかも知れないと思った彼らは宇宙探査に使用するワームホールを封鎖したのである。実際に侵入されそうになったケースはあったが、諦めたのか、それとも23世紀の技術の前に侵入する力が無かったのか、これ以上は侵入しなかった。その代わりに別世界の扉を無理やり開けてしまい被害を出してしまったが。マザーⅡが別次元から瑞鶴と宮藤を連れ去ったのも実は命がけだったのである。何しろ次元の狭間にはゴジラが居るからである。迂回して被害は合わないようにしていた

 

 それをたった一人の艦娘がこじ開けたのだ。実際は違うのだが

 

 兵士達は動揺を隠せず、数人は逃げる始末。ガラス越しの巨大な機器から巨大な白い球体が現れたが、そこから青白い光線が建物の壁難なく破壊したのだ

 

「あー、ごめん」

 

 瑞鶴が済まなさそうな表情をわざとしたことでシモンズは怒り狂った。そんなやり取りをしている間に白い球体からゴジラの頭と腕が出現したのである

 

 怒り狂った咆哮を上げながらワームホールから出ようともがこうとしていた

 

 




ゴジラ「前の時系列では、超音波発生装置に操られて活火山の火口に落とされ長く閉じ込められたけど(84ゴジラ)、どういう訳か人の手で火山から出てこれた(VSビオランテ)。こんな屈辱をまた受けるとは」
瑞鶴「あー、それは良かったですね(棒読み)」
宮藤「ですね、人間って愚かですね(棒読み)」
シモンズ「お前ら、ゴジラに同情してどうする!?」

ゴジラ、出現!
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