暗殺教室 不良児は認められたい   作:ZWAARD

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加えてたくさんの高評価、感想ありがとうございます!

今回も投下しますのでお付き合いください……!


173話 迷いの時間

 

 家に帰って、布団に入って考える。

 今日、学校で聞いた乃咲の言葉。あのセリフを聞いて考えない奴はきっと今のE組には居ないと思う。

 殺せんせーを殺すか、殺さないか、殺したいか、殺したくないか。ある意味で、その自問自答を誰よりも早くしていたからこそ乃咲の言葉と結論はあんな形で出力されたんだろう。

 

 俺は殺したい。ただし、みんなで。

 俺は夏休みを悩んで過ごして後悔してる。だから、冬休みこそは楽しく過ごしたいし、みんなと一緒に居たい。

 

 彼の言葉を要約するとこんな感じになる。

 

 彼のいうことが分からないわけじゃないんだ。

 僕だって乃咲と同じ立場ならきっとそう言うと思う。それに加えて結構複雑な思いもあった。

 答えを出してそれを主張できる豪胆さへの羨ましさ、あの乃咲がみんなと一緒に居たいと言ってくれたことへの嬉しさ、そして、ほんの少しだけ感じる自分勝手さ。

 

 みんなが悩んでるのに、自分はこうしたいからと自分で決めて動くのは凄いと思う。だって、それは自分の中に芯があるってことだと思うから。でも、みんなと足並みを揃えてほしい気持ちがあるのも僕にとっては確かなことで。

 でも、やっぱり彼のいうことも理解できるのだって事実なんだ。僕だって、いつか振り返った時にもっと殺せんせーといればよかった、なんて後悔はしたくないし、みんなでもっと一緒に居たいと思う。でも、だからって直ぐには答えが出せない。

 

「なんだろう……ほんと、難しいな……」

 

 やっていた冬休みの宿題を止めて天井を見上げる。

 もちろん、そこに何か答えがある訳じゃない。でも、なんとなくそうせざるを得なかった。勉強の内容がちっとも頭に入ってこなかったから。

 

 不味いよね。このあと、僕らには受験も控えてる。

 まして、僕が受けるのはかなりの難関校。このまま勉強が手がつかないのは絶対に良くないし、勉強できない理由を殺せんせーの所為には絶対にしたくない。だから、色んな意味で答えは早く出さなきゃいけないのに。

 

 どんな形であっても、この一年は彼が言った様に終わりを迎える。そこに殺せんせーがいるか、いないか。そのどちらの終わり方であっても、僕らが受験に失敗するなんて絶対に先生は望まないし。乃咲がいう殺せんせーへの恩返しがあるのなら、彼の元を離れてもしっかりやれてるってことをまずは勉強で証明して見せることなんじゃないかな。

 

 そう思うと、乃咲の結論はある意味で極論だと思う。

 殺すことで先生の元から巣立ち、殺せんせーがいなくてもしっかりやれることを成長の証として証明する。

 もっと他にも色んなことを話してくれてはいたけど、僕が聞いていて感じた乃咲の主張の本質はこれだと思う。

 

 でも、僕は違う。

 

 僕は殺せんせーに生きていて欲しい。それはもちろん、乃咲だって可能ならそうしたいってのは理解してる。でも、殺して、彼がいなくても大丈夫だと証明するより、しっかり卒業して生きている先生に僕らの将来()を報告して、彼が想像すらしない成長を見ていて貰うこと。それだって僕らにしかできない、殺せんせーに対する恩返しだと思う。

 

 律が聞かせてくれた乃咲と殺せんせーの会話で彼は言っていた。暗殺が終わった後に残るみんなとの縁が俺たちにとっての何よりの報酬なんだと。暗殺は仕事として受けたんだから、成功させて報酬を受ける。それが目指すべき最良だと。

 

 それだって理屈は理解できる。

 でも、こんな考え方だって出来るんじゃないかなって思う。例えば、仕事として受けたけど、本当にそれを遂行するべきか考えて極力依頼主の希望に沿った方法を取りつつ、着地点をズラす方法とか。それこそ、縁を大事にする話しなら、この一年で縁ができた普久間島の殺し屋3人みたいに。

 

 日本政府が殺せんせーを殺したいのは、地球を破壊する超生物だから。そして、殺せんせーにその意図はなくても、彼の寿命はこの一年で尽きるし、その時に地球を巻き込んでしまうかもしれないから、というのが今回の依頼の要点だ。

 なら、別に殺せんせーを殺さなくても、殺せんせーの細胞を無力化すれば……"地球を破壊する超生物"を殺したことにはなるんじゃないのかな。

 

 ………だめだ、分かってる。こんなこと、この一年で乃咲ともずっと一緒にいた。だから、彼ならこんなことを考えられることくらい、分かってしまう。

 それでも乃咲がこれを選ばなかったのは、きっと確実性がないからなんだ、殺せんせーを助ける方法を探して見つかる確証がない。それを理解しているからこその、殺し。

 

 参ったな……。

 乃咲のは、上手くいく前提での極論。

 僕のは、たられば前提での極論。

 

 どっちが意見として強いかでいえば彼の方だ。

 なぜなら、そもそも暗殺を終わらせるだけなら乃咲1人で事足りてしまうから。そして、殺せんせーを助ける方法を探して、それでも見つからなくてタイムリミット、泣く泣く先生を殺すか、先生と一緒に地球滅亡みたいなバッドエンドの可能性を潰し、みんなで冬休み前みたいに過ごして思い出を作れる可能性がより高い方法だから。

 

 でも、理解はしてても納得はできない。

 やっぱり殺せんせーには生きてて欲しい。例えばどんなに無理難題で可能性が低くても、初めから殺すことを選ぶんじゃなくて、まずは助ける方法を探したい。

 

 けれど、実際にそれをやろうとしてもきっと助ける方法が見つからなかったら僕らは思うだろう。『もうちょっと探そう』『次こそは見つかる』『絶対に見つける』ってズルズルと。

 探して、没頭して、気が付けばタイムリミット。冬休み明けの思い出は殺せんせーを助ける方法を探すことに忙殺されて終わりでした〜、なんて可能性の方が今のままでは絶対に大きい。

 

「………乃咲は強いなぁ」

 

 ため息混じりにそんなことを呟く。

 彼は強い。実力もそうだし、意見もそう。殺せんせーを助けたいって殺したくないって考えれば考えるほど、乃咲が殺しを選んだ理由が分かってくる。助ける道がどんなに厳しくて無謀なのか。それを痛感させられてしまう。

 

 一方で殺しの方は確実だ。乃咲がいれば最悪なんとでもなる。そしてそれを本人が提案している。1人でやる気はないといっても、彼は本当に必要なら1人でやる。それをこの一年でずっと見ていた。生かすより、殺す方が簡単だ。

 

 でも、殺しが安易な選択って訳でもない。

 だってこれはきっと、生かす以上に覚悟が必要なことだから。

 

 みんなだって僕と同じ様なことを考えてるんだと思う。本当に難しい議題だと感じる。

 確実に救える世界を取るか、助からないかもしれない1人を取るか。思い出にすることを選ぶか、思い出を続けることを選ぶか。とても重たくて、選ぶのに相当の覚悟がいること。

 

 色んな捉え方が出来る。現実を取るか、理想を選ぶか。

 

 本当に、何を選べばいいんだろう……?

 きっと、どれが正解で不正解とかないんだろうけど、それでも何が正しいのかと考えてしまう。

 分かってはいる。乃咲の言う通り、嫌いだから殺す訳じゃない。きっと他にも出てくる、殺せんせーを殺したい派の奴らもそうだ。でもつい、思ってしまう。なんで助けようともっと必死にならないの?死んで欲しくないなら助けようよ、みんなで探さそうよ、なんで殺す前提なの?と。

 

 理屈では分かってるのに、納得できない。

 前にカルマくんが乃咲の考えを電話を通じでみんなに聞かせてくれた。誰よりも殺せる可能性があるから、俺は殺すって。それも一つの考えなんだって。

 それも理解は出来る。でも、乃咲は見落としてると思う。乃咲が一番、殺せんせーを殺せる可能性が高いのと同じ様に、みんなよりも頭の回転が早くて、お父さんに乃咲博士がいる自分が一番殺せんせーを助けられる可能性があるってこと。

 

 どうしてもそこに目がいってしまう。

 

「渚、ご飯よ」

 

「あ、うん」

 

 考えていると、母さんが声を掛けてきた。

 扉の外から聞こえてきたノックに返事をして部屋を出てリビングに行くと揚げたての唐揚げが盛られていた。

 

「……あら、何かあったの?」

 

「え?」

 

「なんか思い詰めてそうだなと思って」

 

「…………そう……かも」

 

 ちょっと驚いた。母さんがこんな風に話しかけてくることは珍しい。ちょっと前、殺し屋に襲われた時からちょっとずつ、僕に対する過干渉は少なくなって、僕がやりたかった男の子っぽい趣味とかも許容してくれるようになった。

 それでも、こんな風に心配されると少し驚いてしまう。今まで心配されたことがない訳でないのに、昔に比べて慮るような色が見えているからなのか、かなり印象が違っていた。

 

「なに、友達と喧嘩でもした?」

 

 その言葉にドキりとした。

 別に喧嘩はしていない。でも、彼にそんな自覚があるかは分からないけど、でも、確実に意見は対立している。

 ある意味では図星を突かれたと言えるのかもしれない。そんな心境が顔に出てたのか、母さんが言葉を続けた。

 

「この前、うちに来てた子たち?」

 

「……うん。母さんも話してたでしょ?乃咲って覚えてる?アイツと……喧嘩って訳じゃないけど意見が対立してて」

 

「あぁっ、あの子ね!なんか意外だわ」

 

「………アイツが言ってることも正しいって分かってるんだけどさ。でも、正論だからって納得できない部分もあって」

 

 僕の言葉に母さんは目を細めた。

 僕に座る様に促すと、母さんは口を開いた。

 

「乃咲くんの言ってることが正しいのに納得できない?」

 

「うん。そりゃ、100%正しいなんて思ってないけど、でも、理屈も分かるし、そうするべきってのも理解できるんだよ。でも、なんか、気持ち的に納得できない部分があって……」

 

「……そっか。確かにあの子、口論とか強そうだもんね。私も実際に話して正論を突き付けられて、ハッとさせられることが多かったから分かるわ。こっちの反応を見ながら言葉を選んで、でも的確に核心をついてくる」

 

「…………うん」

 

「…………でもさ、意見が対立してるからって全否定してくるタイプでもないでしょう?アンタは乃咲くんに自分の意見をしっかり伝えたの?『そうかもしれないけど、でもこうじゃないの?』ってちゃんと正面から」

 

「それは………」

 

 言われて言葉に詰まる。

 確かに、それは伝えてない。もしかすると雰囲気は伝わったかも知れないけど、僕は自分の気持ちは何も言ってなかった。

 

「それにさ、渚は何に悩んでる訳?」

 

「………」

 

「今聞いた部分だと、乃咲くんと何かの考え方について反対の意見を持ってる。でも、彼の言いたいことは分かる。でも自分の意見をしっかり伝えた訳じゃないって部分しかわからないわ」

 

 言われてみるとそうかも知れない。

 今の僕は乃咲の考えを聞いて、自分の意見を口には出さずにぐるぐると延々と考えつづけているだけ。

 悩んでることは明白。殺せんせーについて。でも、それを母さんは知らない。だから僕が何に悩んでるかなんて————。

 

「アンタは乃咲くんを説き伏せたいの?」

 

「え?」

 

 その問いかけは僕の想定外だった。

 説き伏せたい?僕が乃咲を……?

 

「なんていうか、乃咲くんの話を聞いた、でもアンタは自分のことは話してない。でも、彼の言ったことは自分の中で考え続けてる。側からみると、乃咲くんの言葉を否定することを考えてるみたいに感じるけど」

 

「それは………どう、なんだろう」

 

 否定はできない。でも、確かにそうだ。

 僕は彼の主張も理解できる。でも、心情的に別の選択を選びたい。そして可能なら、乃咲にも、みんなにも同じ道を選んで欲しい。叶うのなら、みんなで殺せんせーを助けたい。

 

「乃咲くんの言ってることも理解できる。でも、自分の意見は彼のとは反対のもの。でも、あの子のことを否定したい訳じゃない。違う?」

 

「違わないよ」

 

「なら、乃咲くんは?あの子はどうなの?自分の意見を話す時、自分の意見に反対するなら、そいつを否定する〜みたいなことでも言ったの?私にはそう言うタイプには見えなかったけどな」

 

「…………だね、うん。アイツはそう言うタイプじゃないよ」

 

「なら、アンタがやらなきゃいけないのは1つでしょ。乃咲くんのことを否定したい訳じゃない、でも納得できない部分もある。なら、それを主張しなさいな。乃咲くんの話をアンタが聞いて、自分の意見とは真反対だって悩んだみたいに、乃咲くんが悩んで自分の主張を見直す為の言葉をしっかり伝えなきゃ」

 

 母さんがそんなことを言った。

 正直、僕は目の前の光景が少し信じられなかった。

 

「意見が反対だからって対立する訳じゃないの。意見が反対で、それをぶつけ合っても分かり合えないから対立するの」

 

「…………」

 

「乃咲くんは自分の意見を言った、その上でアンタのことも否定しなかった。それは、自分と反対の意見の人たちにも分かって欲しいからなんじゃない?対立する前にみんなで同じ場所を見ようって持ち掛けてきてるんじゃないの?」

 

「そうかも……うん」

 

「だったら次はアンタの番よ。答えは出てるじゃない。乃咲くんの意見を否定したい訳じゃない。理解できる部分だってある。でも、納得できない部分があるって、分かって貰うために主張する。…………今のアンタなら、できるはずよ」

 

「母さん……」

 

「厳しいことを言うと、大人の目から見ても乃咲くんは大人びてる。少なくとも並の中学生じゃ彼の意見や主張を変えることなんて出来ないわ。それは、アンタにやりたいことをさせてやってくれって話をしてくれた時に思った」

 

 やっぱり、乃咲は大人の目から見てもそうなんだ。

 うん、だって僕らから見てもアイツは特別だもん。

 

 対等な仲間だけど、いつも一歩以上先を歩いてるから、いつの間にか遠くに行ってる様に思うことが多い。

 

「でもね、それでもやっぱりアンタと同じくまだ子供なのよ」

 

「……どう言うこと?」

 

「大人びてるから、周りの意見もちゃんと聞こうとする。そしてまだ未熟な部分もあるから、必要だからって突っ走ることはしない。大人ですら自分と反対の立場でも一生懸命に何かを伝えようとしてる相手は無碍にできないんだから、絆されやすい子供なら尚更ね」

 

 母さんは、思った以上に子供のことを考えていた。

 ちょっと前までの気に食わないことがあったらすぐにヒステリックを起こしてた時と違って冷静に、僕と僕の友達として何回か会っただけの乃咲のことをしっかり分析していた。

 

 それが……嬉しいって思った。

 

「もしかしたら、アンタの意見を伝えることで本当に対立するかもしれない。でも、本気でぶつかれば、その気持ちを汲んでくれると思う。渚が乃咲くんの考えも分かるって言う様にね」

 

「……………うん。ありがとう、母さん」

 

「……いいのよ。たまには親らしいことを言わないとね。渚には、ずっといろんなことを我慢させてきたんだから」

 

 母さんはそういうと自嘲気に申し訳なさそうに、それでも穏やかに笑って僕にこんなことを言ってきた。

 

「がんばりなさい。ちょっと前までの私に『母さんからも卒業する』って宣戦布告するよりは気が楽でしょう?」

 

「あはは………」

 

 その言葉に僕も苦笑するしかなかった。

 でも、今日の母さんはいつもよりも頼り甲斐がある様に思えた。家族として大事にされてるんだなって。

 

 だからこそ、思った。

 乃咲の殺せんせーを殺すという選択は、母さんたちみたいな何も知らない人を確実に守る唯一の方法なんだって。

 それを理解していたから、冬休み前の茅野の事件のそのさらに少し前、乃咲は1人で殺せんせーを殺そうとしたんだって。

 でもきっと、僕が、僕らが殺せんせーを助けたいと考える様に、乃咲だって心の何処かで同じことを思ってくれるって。

 

⬛︎

 

⬜︎

 

⬛︎

 

 一晩考えて夜が明けた。

 僕の中に答えはまだ出てこない。

 

 殺したいか、殺したくないか、生きてて欲しいなか、死んで欲しいか。殺すことが彼を嫌いという意味ではないって。

 僕の心情と殺せんせーの心情と仲間たちの気持ち。殺した方がいい理屈と殺したくないっていう気持ち。

 

 考えれば考えるほど、殺すべきっていう主張も分かる。でも、同じくらいに殺したくないって気持ちが大きくなる。

 

 だから、僕は学校へ行く準備を始めた。

 彼がそうした様に、殺せんせーに会えば何か分かるかも知れない。僕の中で形を作っては変えてしまう本心をはっきりしたものにするために。自分なりの覚悟を決めるために。

 

 朝、通学路を歩いていると、冬休みだというのに他の椚ヶ丘生たちもチラホラ見かける。

 そんな中には僕と同じことを思ったのか、目の下にうっすらクマを作った仲間たちがいた。

 

「よう、おはようさん、渚」

 

「うん、前原くん。目の下大丈夫?」

 

「大丈夫とは言えねぇな……。でもよ、俺、やっぱあの教室が好きだわ。だから、殺す殺さないは一旦おいて置いて、学校に行くことにしたよ。お前はどうなんだ?」

 

「僕も似た様なところ。でも心情的には乃咲に近いかな」

 

「…………でも、その割になんか声が明るいな。いいことでもあったのか?」

 

「………うん。ずっとすれ違っていた母さんとようやく普通に喋れた気がする。だから、決めたいんだ。殺せんせーを殺してみんなを助けるか、どうか。自分がどうしたいのかって」

 

「だな……。うん、答えが見つかるといいな」

 

「絶対に見つけるさ」

 

 前原くんに笑いかけ、通学路を進むと自然と仲間が増えていった。みんな、殺せんせーに会いたいんだ。

 出会っては答えが出たか聞き、その度に"まだ"という返事が返ってくる。本当におんなじなんだ。僕らは。

 

 気が付けば、僕らは学校の前にいた。

 通い慣れたE組の教室へ歩いて行くと、見慣れた後ろ姿があった。倉橋さんの横を歩く、雪に溶けてしまいそうな銀髪を揺らした同級生の姿が。

 

「……おはよう!2人とも!」

 

 元気よく声を掛けたのは、片岡さんだった。

 それに続いて磯貝くんが言葉を続け、ビクッと肩を震わせた倉橋さんとは対照的に乃咲はゆっくりと振り返る。

 

 動きは緩慢でまるで全てを知っていたかの様な堂々とした立ち振る舞いをしてる癖に、その顔は安堵で溢れていた。

 

「おはよ、みんな」

 

 僕らの暗殺教室の鐘は今日も鳴った。




あとがき

はい、後書きです。
なんとか8千字以内にまとめられました……!

それはそうとまたハーメルン内で暗殺教室の小説が増えてるみたいですね!暗殺教室を楽しめる、楽しんでくれる界隈が盛り上がっててものすごく嬉しいです!

俺、この小説完結したら……溜まってる暗殺教室の小説全部読むんだ……。

って感じで、今回もご愛読ありがとうございます!
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