暗殺教室 不良児は認められたい   作:ZWAARD

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誤字・脱字報告と高評価ありがとうございます!お陰様で評価バーが真っ赤に染まりました!

なんとか書き終えたので投下します!
いや、土曜日は尊いなぁ……!

——追記——
誤字脱字報告ありがとうございます!


30話 アイディアの時間

 最近、寝起きの布団が少しばかりウザったく感じる様になって来た。こんな風に感じる様になるってことはそろそろ夏だと言うことだろう。

 まあ、日付は7月1日なのですっかり夏であることに間違いは無いのだけど。

 

 今日から夏服だ。半袖出さないと。

 

『おはようございます、乃咲さん』

 

「おはよう」

 

 もはや律がスマホに出て来ても驚かなくなって来たことに驚きつつ、律も夏服仕様になっている事に気づく。

 

「夏服似合ってるな、律」

 

『えへへ、そうですか?ありがとうございます!乃咲さん』

 

 ビッチ先生のせいで女生徒の変化を褒めないと、なんて思考が頭にこべりつき始めたぞ。やばいな、ビッチ先生に毒されて来てる。

 なんて思いながらいつも通りの朝食を食べて学校に向かう。今日は倉橋さんと遭遇することはなかったな、少し寂しいと思うのは何故だろう?

 

 そういえば最近、何かと倉橋さんを意識することが増えたよな。たまたま登校時間が被っただけのあの日から修学旅行、この前、それから気が付いたら倉橋さんを目で追ってることが多い様な気がする。

 

 ……もしかして、俺って倉橋さんのこと好き?

 

 いや、好きか嫌いかでいえば好きだし、普通か好きかでも好きと答えるが、きっとlikeであって Loveではないはずだ。だってそんな感じしないし。

 でもこの前、イトナが転校して来たときにたまたまあった、ゾーン中に動ける様になったって事態は倉橋さんが危ないと思ったあのとき以来発生してないし。

 

 やばいな、思考がドツボにハマりかけている。

 

 いいや、一旦この思考は忘れよう。

 

 そう決意して気を取り直し、今日も元気よく挨拶しながら教室の扉を開ける。

 

「おっは——」

 

「乃咲くん、おっはー!」

 

「く、倉橋さん!?」

 

 考えを巡らせていた相手がいきなり目の前に現れ、思わずゾーンに入って打開策を模索してしまった。

 

 え、倉橋さん!?ナンデ!?

 

 あ、夏服似合ってる。見える白くて柔らかそうな二の腕がまぶすぃぃ……。

 

「……はっ!?」

 

 危ない。あともう少しで変態になるところだった。教室の中で夏は男子には辛い時期だよなぁ!とか言ってる岡島と同等の扱いを受けるのはごめん被る。

 オレはしょうきにもと゛った!

 

「いけませんよ、露出の季節に平常心を乱しては」

 

 などとグラビアを開いて真顔を晒しているエロタコが申しており……。って普通に生徒の前でグラビア広げる様になったな、このタコ。

 なんか最近、性癖がオープンになって来たよな、殺せんせー。巨乳好きも最早隠さなくなって来てるし、それで良いのか、聖職者。教師って聖職者だよな?

 

 今日も今日とでツッコミどころ満載な担任に呆れていると俺の後ろから菅谷が来た。

 

「ああ……今日から半袖だったのは計算外だった。晒したくなかったぜ、この神々に封印された左腕はよ……」

 

 声がしたので何気なく振り返るとそこには腕に謎の刺青をした菅谷が立っていた。

 これには俺も思わず口を開く。

 

「菅谷、厨二病はともかくとして、刺青は辞めておけ。公共施設が使えなくなるし、妙な目で見られる様になる。せめてボディペイントくらいに……」

 

「あの乃咲が真面目に菅谷の将来心配してるぞ……珍しい光景だな」

 

「あ、あぁ」

 

「え?違げぇよ、ほら、これペイントだ」

 

「……え?」

 

 菅谷の訂正に何気なく彼の腕をじっくりと見る。言われてみると肌触りは肌の上というか、肌そのものに描かれている感じはする。

 あれだ。どちらからというと刺青というよりも民族的なボディペイントのそれに近い様に思える。

 

「あー、インドのやつっしょ?」

 

「あ、知ってるんだ?カルマくん」

 

「うちの親、インドかぶれでさ、旅行いく度に書いて来るよ、両腕にさ」

 

「へー!ペイントなんだ!」

 

「そ、メヘンディアートつってな。色素が定着したら1週間ぐらい取れないんだ」

 

「ほぇー」

 

 菅谷のメヘンディアートなるボディペイントを眺めてみるが、良さはよく分からない。

 多分、俺は美術的感覚って奴が乏しいのだろう。もしかすると見る奴が見たらスゲーってなるのかもしれない。いや、俺もほえ〜っては思えるんだけどさ。

 

「よ、良かった!先生てっきりうちのクラスから非行に走る生徒が出たのかと」

 

 菅谷のボディペイントを見て思春期の子供に対する教育本を無数に広げて焦った様な声を出す殺せんせー。こういうところ、相変わらずチキンだな。

 殺せんせーは過剰なまでに世間体を気にする。

 

 ……ちげぇ。殺せんせーが世間体を気にするのは当たり前ってか、なんならもっと気にするべきなんだ。忘れてた、この人そう言えば国家機密だったわ。

 

 そうだそうだ、そうだった。やべぇぞ。本気で殺せんせーが国家機密だっての忘れてた。

 つか、国家機密のくせにコンビニいったり、グラビアで鼻の下伸ばしたり、毎度毎度妙に俗物的過ぎるんだよ殺せんせー。

 

 いや、にしても夏服へ切り替えなんてとっくに分かっていただろうになんでわざわざボディペイントなんてしてきたんだろう?まさか、菅谷の奴本気で忘れてたわけじゃあるまいな。

 

「良かったら殺せんせーにも描いてやろうか?まだ塗料残ってるんだ」

 

「にゅやっ!いいんですか!?」

 

「別に構わねぇよ」

 

 そう言うと菅谷は鞄からチョコペンのような物を取り出した。どうやら袋に入れた塗料を絞って描くらしい。

 

「へぇー、溶けたチョコで絵を描くみたいなやり方なんだ?」

 

 中村さんがわかりやすい例えをしてくれた。

 俺は別に絵に対して感動するほどの美術家ではないが、なんとなく菅谷がどんな絵を描くのか気になって、その場に留まることを選ぶ。

 

「楽しみですねぇ。先生、実はこう言う刺青みたいなの一度は描いて見たかったんです」

 

 期待を膨らませる殺せんせーの顔にペンが触れる。すると、菅谷の持つペンから塗料が絞り出された瞬間、塗料が触れた部分、殺せんせーの顔がドロォっと溶けた。

 

「ギャァァァァァァ!!?」

 

「ギャァァァァァァ!!!?」

 

 殺せんせーの顔が溶ける様子はホラー映画やスプラッタ映画さながら。『ギャァァァァァァ!!?』は瞬く間にクラス中に伝播し、殺せんせーはしばらくクラスメイトたちを驚かせる様に悲鳴を上げ続けていた。

 

「なるほど、対先生弾を粉末にして塗料の中に練り込んだのか」

 

「確かに先生、油断してたけど、殺すまではじっとしていてはくれないよね」

 

「……うーむ。ダメだったか」

 

 あ、なるほど。ボディペイントはその前振りだったのか。考えたな、菅谷。完全に予想外だった。

 しかしそうか、対先生弾を粉末にするってアイディアは面白いな。あとでパクらせて貰おう。

 

 ここで顔が回復した殺せんせーが戻ってくる。

 

「菅谷くん。なかなか面白いアイディアでしたが、効果としては嫌がらせレベルです。……ていうか、先生、普通にかっこいい模様を描いて欲しかったのに……」

 

「わ、悪かったよ!普通の塗料で描いてやるって!」

 

 その後、なんだかんだで菅谷のメヘンディアートは一大ブームを巻き起こしクラスメイトたちの腕にはボディペイントが施されまくった。

 現在、E組でメヘンディアートに染まっていないのは俺と寺坂組だけである。

 

 みんなに乗っかって俺もそう言うのに興じてみたいとも思ったのだが、家の祖父母を驚かせる訳にもいかないし、すぐに消すのに菅谷に頼むのもなんだか申し訳ないので俺は静かに教室からフェードアウトをかますのだった。

 

⬛︎

 

⬜︎

 

⬛︎

 

 ガツ、ガツ、ゴーリゴーリゴーリ、と鈍い打撃音と硬いものを擦り潰す音が響く校舎裏。

 音の発生源は俺である。なんとなく、菅谷の対先生粉末が欲しくなったのでお手頃な石を使って加工しているのだ。加工自体は意外と難しいが結構できて来ている。外でやっているせいで砂が混ざるのが現在加工中の難点だが……。

 

 おっと……砂と混ざる?

 

 砂と混ざり、一見しただけでは違いがわからなくなかった対先生粉末を見てふと思う。

 

 これなら、校庭に混ぜても気付かれないのではないか?無論、校庭全面に撒くのは無理だろうが、砂場に撒いて殺せんせーの触手を溶かせないだろうか?

 

 しかし、どうやってあのタコを誘き寄せる?

 とか考えたが、よく考えればあの人、杉野の『ちょっと殺りたいから表出てくんない?』で暗殺に参加するんだから俺がやっても来てくれるか。

 

 となると、どうやって殺すかだな。

 普通は脚が溶けた瞬間に逃げるし。

 

 とか思っているとふと、イトナが来た時のことを思い出した。あの時みたいにリングを作って暗殺するのがいいかもしれない。

 そうすれば用意する対先生粉末も準備するのは少量で済むし。殺せんせーの動く範囲を絞れる。

 

 加えて、ルールも作ろう。イトナの暗殺の時にカルマが言っていた。『みんなの前で決めたルールを破れば先生としての信頼が落ちる。殺せんせーには効くんだ。あの手の縛りがさ』と。

 

 そうと決まれば早速準備だ。

 俺はひたすらに対先生BB弾をすり潰し、半径3メートルほどの円を石灰で描き、殺せんせーを誘いに教室に戻った。

 

 暗殺のルールも決めておこう。

 先生は5秒円の中で耐えるだけ。5秒で仕留めきれなかったら俺の負け。短期決戦なのは5秒程度なら、と殺せんせーを乗せやすくする為であり、俺なりの引き際を設定しておく為だ。

 

「殺せんせー、ちょっと殺したい——」

 

「あぁ。乃咲くん。どうかしましたか?」

 

 教室の中はえげつないことになっていた。

 腕にメヘンディアートを描き広げたクラスメイトたちと腕に四コマ漫画やら頭に兜を被った上で銃を装備したフルアーマービッチ先生が暴れていたり。

 

 混沌。それが今の教室の惨状を語るのに最も適切で容易い言葉だろう。

 

「あえっと、殺せんせー。イトナの時みたいな暗殺したいんですけどちょっと表に出てくれないですか?」

 

「ヌルフフフフ、良いですよ。殺れるといいですねぇ」

 

 緑のしましまになった殺せんせー。よし、相変わらず暗殺を仕掛けると舐めてくれるので乗せやすくて助かる。

 

「お、圭一が暗殺するってよ。見に行くやついる?」

 

「あ、行く行く〜」

 

 暗殺積極的組が付いて来た。他の皆は荒ぶるビッチ先生を宥めて、彼女のペイント消しに必死になっていた。流石に菅谷も苦笑している。

 

「おいこら、待て!そこのタコ!」

 

「ぬ、ヌルフフフフ!さぁーて行きましょう、乃咲くん!」

 

 さてはこのタコ、何かやらかしたな。

 フルアーマービッチ先生をほったらかしにした俺たちは作った暗殺場に向かった。

 

⬛︎

 

⬜︎

 

⬛︎

 

 道中、話を聞きつけたらしい烏間先生も暗殺を見に来てくれることになった。

 それで更にやる気になった俺は自分で作ったリングに入ってナイフと銃を構える。

 作った、と言っても半径3メートル程度のリングに対先生粉末を砂に混ぜこんだだけだけの簡素なリングだけどな。

 

「ほう、イトナくんと同じと言いましたが、こういうことでしたか」

 

 リングに入る前の殺せんせーが余裕そうにリングの分析をしている様だったのでルールを説明する。

 

「そう、俺もやってみたくてさ。ルールも作ったんだ。守ってくれます?」

 

「えぇ。先生ですから」

 

 よし、殺せんせーをルールで縛ることには成功した。

 俺はほくそ笑みながら口を開く。

 

「制限時間は5秒。殺せんせーがこのリングに入ったら暗殺開始。5秒間、何があってもリングから出たらダメ。ただし、相手を弾き飛ばすとかもダメ。自分から出たら罰ゲーム。どうですか?」

 

「ヌルフフフフ、5秒とは随分と思い切った時間設定ですねぇ。して、罰ゲームとは?」

 

「俺は宿題倍増、殺せんせーは俺が好きな時に触手を一本破壊する権利とかどうですか?」

 

「よろしい。では始めましょう。烏間先生、号令を。あなたの合図で私はリングに入ります」

 

「……いいだろう」

 

 殺せんせーは緑のしましまのまま、俺をみている。しかし、殺せんせー、その余裕がいつまで持つかな。

 クラスメイトたちが見守る中で、烏間先生が合図を出してくれる。ゆっくりと手を挙げ、宣言した。

 

「暗殺、開始」

 

 烏間先生の宣言が殺せんせーが徐にリングに入って来る。殺せんせーの触手の先がリング内についたと同時に誰かのスマホの中にいる律がカウントを始めた。

 

『カウント開始です!』

 

「ニュ?ギャァァァァァァ!!?」

 

 脚が溶け始めたことに気付いた殺せんせーが菅谷にやられた時の様に悲鳴を上げるが、俺は特に気にすることなく溶け始めた触手を狙って銃撃を放つ。

 

『1秒経過です』

 

 この対先生粉末を満遍なく混ぜ込んだ砂のリング。この中に5秒はいなければない殺せんせーは自慢のスピードも出せずにいた。脚が溶けてるんだから踏ん張れないし、スピードなんて出せるわけがない。

 俺の銃撃は命中し、殺せんせーの触手を2本破壊した。

 

『2秒経過!』

 

 それでも辛うじて触手の修復を試みている殺せんせー。しかし、シロの言っていたことが確かなら、それには莫大な体力を消耗し、身体のパフォーマンスを落とす筈だ。

 

「殺せんせー、逃げても良いんですよ!」

 

「逃げません!先生ですのでぇ!」

 

 ゲームで例えるならここは殺せんせーにとってスリップダメージを受け続けるフィールド。回復しながらじゃ思う様に動けない筈だ。

 

『残り2秒!』

 

 俺は殺せんせー目掛けて対先生粉末入りの砂を蹴り上げて、銃を乱発する。  

 

「ギャァァァァァァ!!?顔がぁぁぁぁ!!」

 

『残り1秒です!』

 

 殺せんせーが銃撃を避けたのはゾーンに入って確認できていたので、逃げた先に向かって鋭く踏み込み、全力の突きを放つ!

 

「にゅやぁぁぁぁ!!?」

 

「そこだぁぁぁぁっー!!」

 

 顔がドロドロに溶けた殺せんせーに向けてはなった突き。それは殺せんせーの顔面を貫く——!

 

『時間切れです!』

 

 寸前で時間が切れた。

 時間切れを確認した殺せんせーは一気に飛び去るとリングの外に出て回復に努めた。   

 

「惜しかったな、圭一!」

 

「うんうん!あと少し武器が長ければ殺れたと思うのにっ、ほんと惜しいよぉ!」

 

 磯貝と倉橋さんを先頭にみんなが駆け寄ってくる。いや本当に惜しかった。武器がもうちょい長いか、俺の踏み込みがもう少し大きければな。

 惜しかったし、もう恐らくは2度と同じ手は使えない。そう思うとかなりかなり勿体無い作戦だったが、手応えはあった。

 

 烏間先生との訓練は確実に実を結んでいる。

 

「すげぇな乃咲!」

 

 菅谷も来ていたらしく、声を掛けてくれた。だが、今回の作戦のMVPは間違いなく彼だろう。俺では対先生BB弾をすり潰すなんて発想はなかったから。

 

「いや、お前のおかげだ、菅谷。対先生弾を粉末にするアイディアが無ければここまで上手くはいかなかった。ありがとうな」

 

「っ!へへ、ま、そういうならそういうことにしておくぜ。こっちこそサンキューな」

 

 菅谷に感謝を伝えると照れくさそうに彼は笑う。そんな様子を見て俺はクラスメイトと連携すれば今回の作戦ももっと上手くいったのかもしれないと思った。

 例えば俺が砂を蹴り上げた時に千葉や速水の狙撃得意組に殺せんせーを撃ってもらうとかも出来たはずなんだから。

 

『乃咲さん!私のところまで来てくれませんか?』

 

「律?どうした?」

 

『ナイフだけでは今回みたいにリーチ不足が原因で暗殺が失敗する可能性があると学んだので新装備を開発してみました!』

 

 言われた通りに律の元に行くと律の側面から一本のブレードがシュッと生えて来た。

 ナイフと言うには長いし、刀というには少し短い。形でいうならマチェットに近いな。

 

「これが新装備か」

 

『はい!マチェットです。今度の暗殺でよろしければ使ってみて下さい!』

 

「……分かった、ありがとう。律」

 

『はい!菅谷さんのアイディアを見て乃咲さんが暗殺を思いついた様に私もアイディアが湧いて来たんです!』

 

 ここは3-E。暗殺教室。

 ここでは俺たちの様なある意味異端な生徒も暗殺という分野で平等に扱われるのだから居心地が良いな。

 

「乃咲くん……顔が戻らないんですけどぉぉぉ!」

 

「ギャァァァァァァ!!?」

 

 ドロドロになった殺せんせーの顔は数分後、無事に治りましたとさ。

 

 

 




後書き

はい、後書きです。

少し悩んだんですが、メヘンディアート主体だと圭一にやれることがないので……こんな感じの話になりました。すまん、菅谷、いつか君にも活躍の機会を……!
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