120:名無しのロボ部
ぐわああああ!! 合金樹*1が枯れたぁああああ!!
121:名無しのロボ部
枯れたというより、木の概念を失って金属の塊になった感じか。教授! これは一体!?
122:探求ネキ
あー……。これは金剋木が悪さしてますねぇ……。元々五行では金と木は相剋関係で相性が悪いんですよね。金属製の斧や鋸は木を傷つけ、切り倒すでしょう?
この場合、金の力が強すぎて、金乗木……金が強すぎて、木を克し過ぎ、木を完全に伐採する状態になって樹木の属性が消失してしまったんです。
123:名無しのロボ部
マジかよ……。でも今まで探求ネキの所では、そんな事なかったんやろ?
124:探求ネキ
まあ、私のテリトリー内である「壺中天地」などで作業してましたからねぇ……。多分五行器が自然にバランスを保持していたんでしょう。しかも今まではLV30で取り扱い可能だったのをLV10にまで引き下げていますからねぇ。
125:名無しのロボ部
こっちの合金樹は、成長は極めていいが、金属が木の属性を帯びすぎていて使い物にならねぇ!! お排泄物ですわ~!
126:探求ネキ
そっちは、木侮金ですね。木が強すぎると、金の克制を受け付けず、逆に木が金を侮る形になる……つまり、樹木の属性が強すぎて金属の属性が弱くなった形です。
127:名無しのロボ部
そこらの山に大量の合金樹を植えて金属ウハウハ計画がー!! *2
128:探求ネキ
うーん、ただポンと魔界地球に植えただけだとこうなるんですか……。中々面白いデータですね。
129:名無しのロボ部
感心しとる場合か! 何とかしてー!!
130:探求ネキ
まあ、見たところどれも完全に属性を失った訳ではないから、調整してやればいいだけの話です。
金乗木になっているのは木としての属性を高めればいいだけの話ですから、水生木……水の概念を付与して木の概念の復活・増幅して、木侮金になっているのは、金の概念を強めるために、土生金……土の概念を付与して金の概念を強めてみて下さい。
131:名無しのロボ部
かしこまり!!
132:名無しのロボ部
でもいちいち調整するのめんどい! 何とかならない!?
133:探求ネキ
一番簡単なのは、五行器を利用した五行器結界を展開してそこに植える事ですね。そうすれば自動的に五行器が属性を調整してくれるはずです。
134:探求ネキ
私の推測だとしばらくすれば合金樹も魔界地球の環境に対する耐性ができて来て普通に育てられるようになるはずです。それらを交配させていけば、環境に強い合金樹もできるでしょう。
135:名無しのロボ部
うーん、やっぱり金属チートでウハウハとはいかんなぁ。
136:探求ネキ
まあ、本来はLV30制限で取り扱えるのを、LV10までダウンさせてしかも外界……魔界地球対応型として栽培すればほころびも出ますよねぇ。
137:名無しのロボ部
ところで、これ合金だけじゃなくて、鉄やアルミなど単体にも変更できるの?
138:探求ネキ
変更はできないですが、同じ要領でまた新しいのを作り出すことはできますね。
そうですね……こちらは「合金樹」ならぬ『金属樹』*3とでも名付けましょうか。
ロボ部的にはそちらの方がありがたいでしょうし。
139:名無しのロボ部
ありがてぇありがてぇ……。
140:名無しのロボ部
金属樹を大量に植えられたら金属のコストも下がる。そうなればG3デモニカのコストダウン&大量生産もさらに可能になる……はず! シノさん*4も喜ぶで!
141:名無しのロボ部
シノさん、新金属よりも今の金属のコストダウン、それによるG3系列のコストダウンと大量生産の方が喜びそうだし。
142:探求ネキ
所で、アダマントス合金木*5の方はどうですか?
143:名無しのロボ部
刈り取る者のフォルマなんて、ほいほい手に入るわけないだろ! いい加減にしろ!!
144:名無しのロボ部
探求ネキ! フォルマ補給お願い!!
145:探求ネキ
まあ、補給の件はいいんですが……やっぱりアダマントス合金木を大量生産は無理がありますよねぇ。ううむ、コストが……。
146:名無しのロボ部
そういえば、佐渡島で生産されている「アダマス」*6と探求ネキが作り出した「アダマントス合金木」ってどういう風に違うの?
147:探求ネキ
名前こそ似ていますが、一言でいうと全くの別物ですね。私が独自に作り出したアダマントスは冥府・死の概念が強い……ギリシャ風にいうなればタナトスの概念が強い金属ですが、アダマスは大地母神ガイアが直々に天空神ウラヌスの権威を切り取るために生み出した灰色の金属とされています。
鋼鉄でもあるが、非常に硬い天然素材であったダイアモンドであったとされ、途方もなく頑丈、熱にも強い、しかも神殺しの権能まで帯びている鋼鉄とダイヤモンドの特性を併せ持つ金属です。
148:名無しのロボ部
こっちにもデータは上がってるけど、やっぱり違う金属なんだぁ。
149:探求ネキ
まあお互い語源が一緒なだけのまったく違う金属ですね。加工の際には注意してください。
150:名無しのロボ部
ところで、アダマスも結構貴重な金属の割には、パピヨンニキ結構あっさりと大量に手にいれてない?
151:名無しのロボ部
ああ、「ガイア連合」の名前で大量のMAGが流れ込んでウハウハな大地母神ガイアと、ペルソナ関係でコンタクトを取ったパピヨンニキがご機嫌な大地母神ガイアから手に入れたらしい。*7
152:名無しのロボ部
あーパピヨンニキのペルソナ、『プロメテウス』だもんなぁ。天界から火を盗んで人々に火を与えた文化英雄的側面あるし。……大丈夫? 貼り付けにされない?
153:名無しのロボ部
まあ、ガイアさんめっちゃご機嫌だから大丈夫でしょ。言っちゃなんだけど、ほぼ信仰消失から一発逆転大勝利でMAGウハウハだろうし。
154:名無しのロボ部
じゃあ俺たちもガイアにコンタクト取ってみるか? と言いたいけどパピヨンニキの縄張りを荒らすのもなんだし、パピヨンニキと相談してみるか。
155:名無しのロボ部
そういえば、合金樹の金属で多脚戦車の装甲タイルとか作ってみない?
多分ガチガチに硬い追加装甲になるから重宝されると思うんだが。
156:名無しのロボ部
多脚戦車の追加装甲はいいね。色々な新金属も入ったし作ってみようぜ。
157:名無しのロボ部
なおコスト。
158:名無しのロボ部
そういえば、話は変わるけど、俺たちが幼女ネキの孔雀明王の対プルート毒素浄化機能のデータ*8から作り上げた「マハーマユリ毒素浄化柱」がアメリカに届いたってさ。
159:名無しのロボ部
プルートは地上から去ったけど、毒素はまだまだアメリカ中央部に残ってるからなぁ。狩人ニキが何とか大規模浄化機能を作ってほしいというのは納得できる。
160:名無しのロボ部
代償として多量のマッカや魔王プルートの配下のマシン悪魔のPウォーリアーたちはゲットできたんだが……。
161:名無しのロボ部
マシン悪魔か! やったねタエちゃん!
162:名無しのロボ部
なおプルートの配下なので実質天使の模様。
163:名無しのロボ部
スン……。(テンション下がって座りなおす)
164:名無しのロボ部
ま、まあ何かの役に立つかもしれないし、色々研究してみようぜ。
165:名無しのロボ部
ところであの柱、まんまシンエヴァの相補性L結界浄化無効阻止装置アンチLシステム……「封印柱」だったんだけどいいのか?
166:名無しのロボ部
エヴァは作っていないのでセーフ! 圧倒的セーフ!! *9
167:名無しのロボ部
そもそもまだ未完成の状態で狩人ニキが半ば無理矢理持っていったからなぁ……。プルートが消え去った以上、何としても早期のアメリカ中央部は奪還したいらしい。
168:名無しのロボ部
まあ、幼女ネキの「関連した土地があのままだと後味悪い。何とかしてくれ」という頼みもあるしなぁ。
169:名無しのロボ部
柱を建てる用のATも何体か持っていたし、大丈夫でしょ多分……。
アメリカ……いや、旧アメリカ。オクラホマ州。
オクラホマシティ。もはやほぼ完全な廃墟と化したその街は、終末を終えて未だ消え去っていないプルートの毒によって悩まされていた。
終末が終わり、四文字の警告である魔王プルートやその配下たちは消滅したが、オクラホマシティを奪還し、まだ無事なシカゴの防衛強化、そしてアメリカ内陸部のカンザス州、ネブラスカ州奪還を行うために、このオクラホマシティの奪還・再建は何としても必要だった。
オクラホマシティの近くに建てられた鉄塔。
これは、アショーカピラー……デリーの鉄柱を模して作成された「マハーマユリ毒素浄化柱」である。
これは、幼女ネキがオクラホマに来た際に「孔雀明王」で使用したガイアメモリ、ピーコックメモリを使用して対プルート用の毒素中和を行ったデータを元に作られた大規模浄化システムである。
本来はマハーマユリと縁が深いインドのデリーの鉄柱そのものを模す予定だったのだが、ロボ部の趣味により、シン・エヴァンゲリオンの「相補性L結界浄化無効阻止装置アンチLシステム」……つまり「封印柱」そのものである。
ロボ部のアーマードトルーパー……ATたちの手で建てられたその柱に対して、ロボ部から与えられた全身を包み込む全気密性のパイロットスーツに身を包んだ何人ものデビルサマナーたちが張り付いて、自らのコンプを有線ケーブルを接続して、キーボードを叩き込みながら起動データを送りこんでいた。
「ったくガイア連合もなんですぐ起動できるようセッティングしておかないんだよ……。」
「仕方ないだろ。狩人様が未完成の物を無理矢理持ってきてくれたらしいんだ。贅沢言うな。」
「何なんだよ。このシンゴンって奴は!! 英語に翻訳しろ英語で! あいつら自分たちが世界の中心だと思ってるんじゃないだろうな!!」
「マハーマユリ浄化柱」は、デリーの鉄柱を元にしているため、「この柱は地中深くに達し、地中を支配する蛇の王ヴァースキの首に刺さっている」という伝承に従い、自動的に大地の竜、つまり龍脈、地脈にアクセスして力の源にする能力を有している。
要するにただ建てるだけで本来は自動的に起動するのだが、未完成な物を無理矢理持ってきたのでこうして起動に時間がかかっているのである。
そして、そんな彼らに襲い掛かってくるのは、毒素の影響を受けない大量の怨念、悪霊、ゾンビたちである。プルートの毒素や悪魔によって死亡した大量の人々の怨念が街の中で具現化し、この街は死人と怨霊の街へと変貌していた。
そして、その前に立ちふさがるのはインディアン……ネイティヴアメリカンたちの生き残りを中心にした様々なデビルバスター、デビルサマナーたちの混成軍である。
元々、このオクラホマは大量のネイティヴアメリカンたちが無理矢理連れてこられた、全米でも最もインディアン自治区の多い州のひとつとなっている。
だが、プルート襲来によって大打撃を受けた彼らだったが、元々自然と親しい彼らは霊能を発揮して粘り強く生き延び、そして自らの土地を奪還すべく立ち上がったのである。
「立ち上がれ我らが誇り高き部族たちよ! この地は我々の物だ!! 我々の手でこの地を奪還するのだ!!」
ネイティヴアメリカンたちが中心になって防衛に当たっているが、その圧倒的な数の違いには、彼らでも長くはもつまい。
だが、狩人ニキはそれに対して特攻とも言えるある大悪魔を引き連れて、このオクラホマシティにやってきていたのだ。
旧アメリカ、ルイジアナ州ニューオリンズ周辺を支配する大悪魔『死神ゲーデ』である。*10
ニューオリンズはダラズ、そしてオクラホマ州からかなり近い位置(アメリカ感)に存在する。
オクラホマ州が奪還できれば、彼の拠点地であるニューオリンズも安全性がより高まる。
「ところで、契約はお忘れておらんでしょうな?
『オクラホマ奪回に協力する代わりに、ガイア連合との協力関係を構築する』『ルイジアナ州、フロリダ州、ハイチ、キューバはこちらの領土と認める』これはきちんと守っていただきたい」
つまりゲーデはニューオリンズを中心にしてメキシコ湾近辺、特にキューバを自分の領土として確保したいのである。
ゲーデの属するブードゥ教はハイチが極めて大きい拠点地である。ホームグラウンドとも言えるハイチを確保すれば、ゲーデの力はさらに増す。
終末になって群雄割拠状態になっている旧アメリカでも自らのホームグラウンドを手にして、ガイア連合の協力を得られれば一大勢力に成り上がれるだろう、というのがゲーデの考えである。
「……ところで、ウチの黒札と戦ったり「ロボと腰振ってる変態」とか暴言吐いたゲーデがいるらしいんだけど君何か知らない?」
「まさかまさか! 黒札様に暴言を吐いたり戦ったりするなんてそんな!! そいつぁ多分別のゲーデですな。まさか同一存在だからって罰する訳でもないでしょう?」
しれっとゲーデは狩人ニキに対して嘘をついてしれっと受け流す。まあ、実際に黒札と敵対はしたとはいえ、そんなに強い恨みもないし、その程度の悪口程度で怒り狂うほど器は狭くない。狩人ニキはジト目でゲーデを見ながらそれを受け入れることにした。
ともあれ、ゲーデは襲い掛かってくる無数の大量の悪霊やゾンビたちに対して、自分の手のひらを向ける。
「死神ゲーデの名をもって命じる! 怨念を抱えし魂よ! 我が権能を持って安らかなる眠りを与えよう!! 【呪殺アボイド】【享楽する死神】【マハムドダイン】!!」
その死神の大権能が宿ったマハムドダインの力は、大量のゾンビ、悪霊、怨霊たちの悪魔としての肉体や悪魔としての悪性情報を次々と打ち砕き、粉砕していく。
そして、剥き出しになった大量の魂たちは、死神ゲーデの死神としての権能によって次々と冥界へと送られ、安らかな眠りへと誘われていったのだ。
死者に安らかな魂の平穏をもたらす。これこそが死神としての彼の正しい役割である。
そして、ゲーデが敵を打ち破っている間に、ついに浄化柱の機能が発動された。
「最終ロックシステム解放! システムオールグリーン! マハーマユリ浄化柱、発動します!!」
その言葉と同時に、浄化柱が互い違いにゆっくりと回転を始め、地脈エネルギーを吸収して、キュィイイン! と回転を行いながら柱内部のマハーマユリの浄化の力を解き放つ。
スキル【孔雀明王】*11の力が込められた光は円周状に広がっていき、オクラホマシティを包み込み、未だ色濃くこの地に残るプルートの毒素を一瞬で消し去った。
今までどんよりとした毒素に包まれているこの地は、たちまちきれいな緑や美しい水の流れなどを取り戻していった。
「旧オクラホマシティならびにオクラホマ州の大気中の毒素が急速に低下!! 大気中の毒素ほぼ無毒化完了!! 大地、ならびに水などの毒素はこれから調べますが……無毒化されている可能性はかなり高いかと!!」
そのあまりの力に、その場にいた皆は一斉に大歓声を上げた。
プルートの毒素に侵された土地を奪還したという事実は彼らにとって非常に大きい意味を持っていた。
自然にUSA! USA! の大合唱が始まったが、それを聞いて狩人は複雑な表情をしていた。
(まあアメリカ復活なんてガイア連合からしたら何の得もありませんからな。アメリカはこのまま分裂して戦国乱世状態でいたほうがガイア連合にとってはありがたいでしょう。そして! その混乱の中、この俺様がさらに勢力を伸ばす! うんうん、なかなかいいシナリオになりそうですな。)
その思いを胸に、死神ゲーデはにんまりと笑いを浮かべた。
死の概念に純化した素材であり、加工によっては破魔属性や呪殺属性の即死効果を高め、耐性を貫く事も可能になる。
シンエヴァのパリ奪還作戦の封印柱のシーンがやりたかった。
反省はしていない。