【クロスボーンを】技術開発班ロボ部【作ろう】Part.xxx
800:名無しのロボ部
よっしゃあああ!!完成したぞぉおお!!
801:名無しのロボ部
幼女ネキの発案した『簡易領域』に周囲の空間と反発する性質を付加、その力を推進力にしてビームのようなエフェクトを演出する『ミノフスキードライブ』*1ユニットの完成じゃ!!
803:名無しのロボ部
簡易領域を展開し、対象を周囲の通常の物理法則から遮断。
そして、反発力を任意方向に開放することで推進力を得る仕組みか。
これならば、物理法則を無視して光速まで加速できる……はず。
簡易領域で周囲の空間から切り離されるからGの心配も少ない!!勝ったなワハハ!!
804:名無しのロボ部
マザーバンガードに搭載して実験してうまくいったからな。
ビームシールドとミノフスキードライブを使用して大気圏突破も可能だぜ!
805:名無しのロボ部
実際に単騎でそのまま打ち上げ施設もなくそのまま打ち上げて大気圏突破できるとか出力がしゅごい。
SEED FREEDOMのミレミアムよろしく、そのままマザーバンガードが単騎で大気圏突破したのを見て思わず感動したね。
806:名無しのロボ部
そのまま火星まで行けるんじゃね?物資を搭載して火星まで試験飛行とかも面白いかも。
807:名無しのロボ部
高高度にある幼女ネキのオービットベースや無惨ニキのラピュタ支部でも早期に行けるしね。
808:名無しのロボ部
ともあれ、ミノフスキードライブは完成したから、次はクロスボーンガンダムの開発だな。
……まあ実際はクロスボーンガンダム自体は完成しているんだが。
809:名無しのロボ部
F90のXタイプとかで実験・研究はしていたからね。
ベースのクロスボーンガンダムもできたし、フルクロスもある程度完成しているし。
810:名無しのロボ部
とりあえずクロスボーンガンダム・フルクロスが開発されれば幼女ネキも満足するだろ。
そこから光の翼を取り込んだ『クロスボーン・ガンダムX-11ファータモガーナ・フォーゲル・フルクロス』の開発やー。
811:名無しのロボ部
幼女ネキの提案技術の『光の翼』も取り込んでいるから今はその実験中か。
812:名無しのロボ部
しかし幼女ネキも扱いが無茶苦茶乱暴だからXスラスターが壊れそうで怖いな……。特殊金属を使ってもう一度設計を見直すか。
813:名無しのロボ部
じゃあ一旦完成したこの三機を実験機『ゼーロイバー』にして、そこから新しく幼女ネキ用のクロスボーンガンダムを作り直そう。
814:名無しのロボ部
今のところ量産は前提されてないし、高価になってもいいから幼女ネキの扱いに耐えうる機体にしなきゃな。
815:名無しのロボ部
ジャックニキの頼みで現在『コルニクス』は開発しているけど、現状はどう?
816:名無しのロボ部
現在プロトタイプである『モルシェラゴ・コルニグス』を完成させたので、それを元に開発中。
817:名無しのロボ部
そういえば、クロスボーンガンダムのプロトタイプである『ゼーロイバー』3機どうする?
このまま埃を被せているのもアレだし……。
818:無惨ニキ
その技術を!こっちに流して!!
819:名無しのロボ部
うわびっくりした。
820:名無しのロボ部
まあ惑星開拓をしている無惨ニキにはやっぱり必要だよな。
821:田舎ニキ
無惨ニキにはクズリュウ討伐の時に協力してくれたし*2頼むよ頼むよー。
822:名無しのロボ部
ええよー。今じゃ!無惨ニキにパワーを!!
823:名無しのロボ部
ありがたい!“葬送曲”やキングホエールにもミノフスキードライブを組み込めば速度の面で楽になれそうだし。
824:名無しのロボ部
後、クロスボーンガンダムの試作機の『ゼーロイバー』3機に何だけど……こっちに独自のアイデアがあるんだけどいいかな?
825:名無しのロボ部
ん?まあ倉庫に死蔵してるだけなのもアレだし……いいよ。
826:名無しのロボ部
ほら以前あったろ?メシア過激派の『偽装強襲揚陸艦事件』。あれを受けて今度ガイア連合・メシア教会穏健派の双方に属さない船を撃沈しようと思って……それに新潟のマザーバンガードの力を借りたいと思うんだけどいい?
827:名無しのロボ部
ええよー。
828:名無しのロボ部
でもそれだけじゃないでしょ?
829:名無しのロボ部
俺じゃなくて人誅ニキ*3がな……。「コルニグス」の試作機である「モルシェラゴ・コルニグス」があるだろ?
あれ貸してほしいんだってさ。試しに使ってみたいんだって。
830:名無しのロボ部
ええよー。
831:名無しのロボ部
その代わり重騎“快”*4の技術をこっちに流して。強靭な上に不朽の概念を帯びたエレクトラム合金とダメージを受けるたびに強度を上昇させる【強度逓増】スキルを組み込んだ素材をXスラスター部分に使用すれば幼女ネキの使用にも耐えうるだろ。
832:名無しのロボ部
「コルニグス」の変形機構に使って「コルニグス」の変態機動を再現したいし。*5
思念波と組み合わせることで念動が作用して自動的に瞬時に可変できる構造とかできたら……いいなぁ!!
833:名無しのロボ部
追加パーツを装備された「インプルース・コルニグス」も完成させたいなぁ!!
834:名無しのロボ部
この技術を使用してクロスボーンガンダムを再設計やー。これなら幼女ネキの使用にも耐えうる機体になれる……はず。フルクロスの技術
835:名無しのロボ部
それはいいんだけど……「モルシェラゴ・コルニグス」と「ゼーロイバー」三機でやってみたいことがあるんだけどいいかな?
836:名無しのロボ部
何何?面白そうだから聞かせてもらおうか?
──―とある海域。日本海近辺。
そこではメシアン過激派の操る旧アメリカ合衆国ミサイル巡洋艦『タイコンデロガ』など数隻の船。
その船は誰もいない海域で、メシアン穏健派の船とお互い接触し、様々なオカルト物資などの交流を行っていた。過激派からは、俗に言われる『メシアン悪魔』脳をいじられた超能力者『ジエレーター』やメシア教の始末者であり強力な戦力である『エグゼクター』たちの戦力の供給。
これらメシアン悪魔を多数COMPに封じ込むことで極めて手軽に輸送を行っているのだ。
そして、穏健派からは多数の食糧や生活物資などの供給を行っている。本来敵対を行っているはずの穏健派(ごく一部)と過激派はお互い手を結び、生き残るためにこうして物資交換の供給を行っているのだ。
穏健派はアメリカのテキサス州ボーモント、カリフォルニア州サスーン湾などからホスモール加工が施された軍艦『幽霊艦隊』を確保し、それらにガイア連合から与えられたオカルト加工などを施し、何とか海運を維持し、悪魔が存在する厳しい海を航行している。
だが、よりによってそれを過激派との接触に使うなど、まともな穏健派が見たら切れること間違いなしだろう。
普通の穏健派ならば、過激派など麦粒一つ渡すな、それぐらいなら自沈しろ、というのが基本である。過激派と物資の交流を行っている地点でまともな穏健派ではあるまい。*6
そして、そんな中、お互いの船の中にけたたましい警報が鳴り響いた。
「敵襲ー! 敵襲だー!! 逃げろー!!」
その二隻の船に襲い掛かる高速で空を駆けながら接近してくる巨大な三機の人型の影。それは、いわゆるガンダムフェイスの機体……クロスボーンガンダムの姿をした機体だった。
だが、これはクロスボーンガンダムの試験機・実験機である『ゼーロイバー』という機体である。*7
ゼーロイバー1『レッド・レイン』ゼーロイバー2『ブルーウィンド』ゼーロイバー3『シルバー・スノー』
その三機は、高速で空を飛びながら過激派と穏健派の船に襲い掛かる。これは、無惨ニキのラピュタ支部から衛星「グリゴリアイズ」から不審な船があると聞いて、近くにいたゼーロイバーたちが「海賊」として襲い掛かってきたのである。
「海賊だと!? ふざけるなぁあ!! 普通の海賊があんな巨大人型兵器なんて持っているかッ!! どこからどう見てもガイア連合の子飼いだろうがっ!!」*8
「マライカアーマーだ!マライカアーマーを起動させろー!!」
ゼーロイバーたちの攻撃を受けながら、過激派の船は内部のマライカアーマーを起動させようとする。だが、そんな彼らに対して予想もできない状況から攻撃が仕掛けられる。
目に見えない「何か」が過激派の船に対して攻撃を仕掛け、次々と船の外壁を紙のように引き裂きながら沈めていく。それは、「ドロンパ」の力が込められたマントを纏った異形の機体である。コウモリをモチーフとした機体であり、両手と両足が逆になっている……両手の部分に脚部、両足の部分に腕部をつけている異形の機体「モルシェラゴ・コルニグス」である。
この機体は「コルニグス」の試作機であり、変形機構は所有していないが、それでも高性能でありステルス性能と相性がよく、奇襲・強襲向けの機体だ。そして、その機体を駆るのは、メシアンたちに恨みを持ち、独自にメシアンたちと戦うための戦力を整えている黒札の一人「人誅ニキ」である。
「ふむ……。試作機と聞いていましたガ……なかなかどうして面白い機体だナ。過激派・穏健派の基地に奇襲をかけるときに使えるカ……?」
アンチメシアンである彼は、もしも敵がマライカアーマーを出してきた時にそれを撃退できる戦力・過激派や穏健派の基地に奇襲・強襲をかけられる力を求め、その結果ロボ部からこの機体を与えられたのだが、彼的には気に入った機体の一つになったらしい。
モルシェラゴ・コルニグスの口部が開き、そこから特殊な炎が噴出され、船に乗っていたメシアンたちやまだ動いていないマライカアーマー、船ごと丸ごと焼き払っていく。これは人誅ニキが作り出した『灼陽』『喜劇』『ノロイ酒』というオカルト酒を混ぜて『魔導火』で着火する『煉獄招致ルビカンテ』を口部に搭載しているのだ。
【マルティン・イーラ】+『喜劇』による耐性無視メシアン特攻の火炎・呪殺複合属性範囲攻撃にプラスして『ノロイ酒』による状態異常耐性効果が付随するため炎上発火に対する耐性も低下し、敵が死ぬまで炎上させ続ける炎は、マライカアーマーごと過激派の船を焼き払っていく。
「ああ、最低一隻を残していく必要があるカ。田舎ニキ頼んだぞ。」
証拠を残すために過激派の船を全て沈めずに無力化、捕獲した人誅ニキは、母艦である『真・女王艦隊』で巨大な氷の空母を作り出して操作している凍矢に連絡を入れる。それを受信して「偶然」その場に通りがかった凍矢の空母は、穏健派の船も過激派の船も氷の鎖で縛りつけて捕獲し、そのまま近くの港へと曳航していった。
───直江津港。
穏健派の中でも信仰よりも金や権力、美食などと言った俗世にしか興味がない『世俗派』が支配する港に、ゼーロイバーたちの船である異形の海賊船『ドラッケン・フォール』が捕らえた過激派と穏健派の船*9をそのまま港内に運び込んでいた。そして、それを見た直江津港のメシアンたちは一斉に怒号の声を上げた。
それはゼーロイバーたちにではない。捕らえられた過激派と穏健派の船……主に穏健派の船に対しての罵詈雑言の嵐である。
「穏健派の恥さらし!! お前らのような奴がいるから過激派と穏健派は繋がってるなんて言われるんだ!!」
「今まで過激派と戦ってきた穏健派の皆に謝れ!!」
「「お願いだから死なせてください」と言わせるまで苦しめてやる!! 拷問の権利を我々によこせ!!」
今まで必死になって過激派たちと戦ってきた穏健派からすれば、過激派と仲良しこよしで繋がっている穏健派など今まで散っていった仲間たちの侮辱であり、穏健派の信頼を失わせる最悪の行為である。
これでは『所詮穏健派も過激派も同じメシアンでしかない』とガイア連合や黒札たちに思い込まれてしまう。*10ともあれ、過激派と繋がっていた穏健派の船も過激派の船も両方とも世俗派へと引き渡されていく。もちろん、もみ消すなど許されるはずもなく、アンチメシアンである「人誅ニキ」がこれを利用して過激派と繋がりのある穏健派の洗い出しを行うかもしれないが、まあそこは彼にまかせるしかない。
そんな中、ゼーロイバー三機を収めている母艦「ドラッケン・フォール」の中でゼーロイバーを駆るパイロットである三人の少女たちが寛いでいた。彼女たちは「アタリ」「カレン」「モモ」と呼ばれる三人の少女である。
彼女たちはガイア連合の巨大兵器に対抗するために過激派が生み出した巨大兵器……いわゆる『マライカアーマー』に搭乗するために過激派が生み出した女性パイロットたちだ。
本来は自我も人格も持たないように調整し、戦闘プログラムだけをインプット。マライカアーマーとシンクロしてマライカアーマーを自分の手足として自由自在に動かせる『頭脳』としての役割である。
理想形としては、三人で思考融合を行い一体の存在として融合した完全な戦闘機械としての運用が行われる……はずだったのだが、見事にガイア連合に救われてゼーロイバーのパイロットとしてリハビリしながら戦う事になったのである。(分類としては一応人誅ニキの「人誅組」に位置するが、あくまで「海賊」として穏健派や過激派の船に襲い掛かっている)
『というわけで彼女たちの教育はきっちりやれヨ?僕がメシアンのお前を見逃している理由があるのはそこにあるんだからな?』
「も、元メシアンですぅうう!!元々俳優で本気で信じていたわけではないし、きちんと術式で棄教も誓いました!ですからお慈悲を!お慈悲をおおお!!」
人誅ニキが直接ゼーロイバーの三人に対して教育すると、無垢な彼女たちは強烈なアンチメシアンに汚染……実質洗脳されてしまうだろう。それを嫌った彼は、元メシアン俳優である「スリップ・ジョーダン」*11に彼女たちの教育を任せたのである。そんな彼に対して、通信を行っている人誅ニキはよろしい、と納得した。元メシアン(ほとんど信仰心はない)ではあったが、人誅ニキは贖罪として彼をゼーロイバーのパイロットたちの指揮者役に任命したのだ。
「でも、穏健派も過激派も皆敵なんでしょ? 悪い奴らは皆殲滅すればいいんじゃないの?」
ドラッケン・フォールの後ろを航行している数隻の穏健派の船を見ながら、ゼーロイバーのパイロットであるアタリは不思議そうに尋ねる。彼女たちの今回の役目は『穏健派の船の護衛』の任務である。
直江津港から出港する数隻の穏健派の船。これらの穏健派の船は、直江津港から直接中国の上海へと食料や弾薬などを輸送するための航路である。
海賊に船の護衛を任せるなど! と怒る穏健派もいるが、彼らの戦力の前ではそれも黙らざるを得ない状況だ。
今のゼーロイバーたちの役割は『過激派の船の強襲・殲滅』『穏健派の船の護衛』『過激派と繋がりのある穏健派の船の強襲』など様々な役割を持っており、『ガイア連合のいい手駒』として活動している。
ガイア連合と穏健派の間には『約定』があり、黒札たちが表立って穏健派に手を出すのは問題がある。しかし『海賊が穏健派に襲い掛かった』のなら約定は全く問題はない。
「それがそうもいかんのだ……。穏健派の荷物輸送・人類保護がなければ、少なくとも海外の人類は大半は滅んでしまう。ガイア連合が世界を管理する気がない以上、穏健派に働いてもらうしかなかろう。ともあれ、我々の仕事は海賊として働くこと。今回は世俗派の船の護衛ではあるが……仕事をするしかあるまい!行くぞ!」
最近の穏健派は、造船や航海術、更には退魔術の進歩によって航海の安全性は上がっている。……ガイア連合の技術に比べれば誤差ではあるが。*12
特にここ直江津港では、実質的に世俗派が鑑定ニキの下についているという事・港が根拠地なので造船技術が重要視されるため、鑑定ニキを通してガイア連合の造船技術が(多少ながら)流れ込んでおり、その安全性の高い船を抱えている世俗派は、さらに穏健派の中で勢力を増しているのである。
……もっとも、その代償として航海術(天使護衛)が基本的に禁止されているのは彼らにとっては痛し痒しだろうが。ともあれ、世俗派の船の護衛に当たって離れていく「ドラッケン・フォール」を見ながら、真・女王艦隊の氷空母の中でそれを見守っている凍矢と同じくその中にいる人誅ニキは言葉を放つ。
「しかし、人誅ニキは世俗派であろうと殲滅すると思ってたけど、ある程度は目を瞑るとは予想外だったな。」
「航海術(天使護衛)よりはガイア連合の技術で自衛してくれた方が個人的にもお見逃しできるからネ。その程度の技術を流すのはまあいいだろう。」
世俗派の船は、ガイア連合の技術……主にロボ部の技術を少しだけ開示して生存力・防御力を高めたオカルト船を作成している分、天使護衛と相性の悪い船を作成するようにしている。まずは装甲に呪祖魔術装甲を導入、そこに蠱毒皿ピッチャーや煉獄招致ルビカンテなどを搭載して作成した世俗派の船は、天使たちは嫌って近寄らない傾向があるのだ。ただ「禁止」というよりも、遥かに効率的だといえる。その状況を確認して、ふむ、と人誅ニキは腕を組んで考え込む。
「……いや、むしろ天使が嫌う技術を世俗派に流して、世俗派の船にそれらの技術をどんどん組み込ませていくべきカ……?世俗派の生存力・運搬力が高まれば、より穏健派の中でも大きな力を発揮できるし、こちらも利用できる……ちょっと考えてみるカ……。」