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魚沼シェルター第三外壁。
スラム街であるその部分は、バックに九重家がついている「ラグーン商会」の力、そしてそれをさらにバックにしている顔役「内海アオバ」の力、魚沼シェルターからなる炊き出しや豊富な水などにより、スラム街から少しずつまともな治安へと変貌を遂げ始めていた。
そして、そんなスラム街に流れてきたキャラバンと共にやってきた一人のデビルバスターがいた。『彼』は他のシェルターからキャラバンたちと共にやってきた存在ではあるが、『ガイアレベル上限1』というその弱さから、どこでも侮られ、それを何とかするためにここまで流れてきた存在である。山に囲まれた豊かで美しい自然、そして一面の田んぼと稲に囲まれたその土地は、毒沼や荒野などを見てきた彼にとってはまさに平穏に溢れた土地だった。
(ここが……魚沼シェルターのスラム街!! スラムだというのにこんなに穏やかな生活が営めているなんて……)
『彼』はまずここの顔役であるとされる存在に対面しようとしたのだが、それが少女……しかもまだ幼いといえる少女だったのに思わず驚いた。
特にこの地域を纏める顔役の『内海アオバ』*1は外見こそおどおどした少女であるが、その容貌を侮ったものたちは、全て彼女が使役している【勇敢なガルム】と【ラプトリア】型ゾイドシキガミによって痛い目にあっている。
可愛らしい幼い容貌をした彼女と真逆に、機体各部に6本もの鋭い爪と、鋭い牙を所有している凶暴なルックスである【ラプトリア】型ゾイドシキガミ、そして、同様に凶悪な牙を見せびらかせて威嚇してくる【勇敢なガルム】。それらはアオバに懐いており、彼女を侮るものに対して牙をむくが、アオバが体を撫でてやると二体とも気持ちよさそうに大人しく受け入れていた。
「まずはようこそなんですけれど。とりあえずここで暮らすのなら『九重家とラグーン商会には逆らうな』これを心の中に刻み込んでおいてください。ともあれ、この第三外壁での生活を教えるんですけれど」
そう言うアオバが紹介していくのは、廃材やトタン板で構築されたいわゆるバラックではあるが雨風を凌げる簡易住宅であった。しかし、廃材といってもオカルト素材であるため、超簡易的ではあるが結界が構築されている。
今の状況では、雨風を凌げるある程度きちんとした住居があるだけでも十分ありがたい状況だった。
(というか主要結界の外れでも普通の生活が出来ているとかパネェ……。本当にスラム街かここ?)
スラム街とはいっても、きちんとした水源や井戸も存在し、大浴場なども存在し、ここに入ってきたものは(無理矢理)霊水を浴びて浄化させられるため、衛生環境もスラム街とは思えないほど良い。
しかも定期的に炊き出しもあり、シェルター内から様々な仕事も案内される。それに加え、仕事(農作業など)を手伝った場合シェルター内から余ったコメや麦などの供給も存在するほどである。てっきりシェルターから出る残飯を漁る戦後もかくやの食糧事情だと思っていた彼にとっては、これは衝撃的だった。
大量の食糧生産地であるこの魚沼シェルターでは、炊き出しだけでなく、いわゆるクズ米・古米の供給、山に分け入っての山菜や野生生物などのジビエなどによる食料調達、山の一部にスラム街の住民たちが独自に作った畑に加え、救護ネキが「救護の維持には食料も重要」と空気中に含まれる炭素などの成分をタンパク質に変換、そのタンパク質から代替肉を作り出すという「空気から食料を作り出す」オカルト食料生成装置、またイギリス支部のダグザから購入した「ダグザの大釜」から出る無限の麦粥の供給により、例えスラム街であっても食料事情は他のシェルターよりもいいとすら言えた。
長閑で平穏極まりない自然豊かな牧歌的な土地。穏やかな風に透き通る日差し、豊かな土地とこの地は外の多数の人間たちが求める環境そのものだった。……一方、冬はまさに大雪地獄と化してしまうので、冬への備えだけは絶対に必要ではあるのだが。
「まずはこの魚沼シェルターはいわゆる『キャラバンシェルター』でもあるので、スラム街にもジャンク品をでっちあげる『工房』があるから、そちらを紹介するんですけど」
ざわざわ、と木の看板に紙で張り出されているのは様々な『仕事』である。第二外壁内部や第一外壁内部に入っての農作業の仕事、同じように第一外壁・第二外壁内部でのオカルト工房の生産作業(例えばガイア銃や属性弾の生産の手伝い)などなど……。スラム街の住人はこれらの仕事を行って稼ぎを得ている。仕事でより内部に入り込むことは可能であり、ここで認められたものはそのまま『内部』で暮らすものも珍しくない。(逆にこのまま無理矢理逃げ出して隠れ住もうとしたものや態度の悪いものは呼ばれないことが多い)
「それでデビルバスターとして功績を上げるなり、優れた霊的素質を持ったものは、より安全な『内部』へと入れるチャンスがあるんですけど。まあ、霊的素質もそうですが、一番重要視されるのは『お行儀のよさ』らしいので今のうちに勉強しておくべきなんですけれど」
各スラム街には、いわゆる冒険者ギルドにも似た人外ハンター支店が存在し、その内部で様々な常識についての質問や霊的素質を認められたものはより安全な『内部』へと招かれることが多い。これにはハンターランクや霊的素質よりも『内部で常識を持って行動できるか』ということは最優先される。いきなり安全な内部で乱交やらサバトやら悪魔召喚テロやら犯罪をされても困る、という切実な事情があるからだ。(もちろん例外もあるが)
ともあれ、『彼』は強くなりたい、上にいきたい、という切実な願望があった。それはメシアンに対する恨みである。彼の元恋人はメシアンに洗脳されてNTRされてしまったあげく、孕み袋兼オナホとして散々に弄ばれてしまったという強い恨みを持つ。この復讐を彼はどうしても果たしたかったが、そのためには力が足りない。
この魚沼シェルターならそれを覆せるかもしれない、とキャラバン製の金属樹の盾や武器で戦っていたが、やはりレベル上限の壁はどうしようもなかったと言わざるを得ない。
だが、そんな中、一人の黒札の技術者が彼に対して目をつけたのだ。それは白衣を纏った青年……すなわち「ウェストニキ」である。
「うむうむ……良い! 実にいいであるな! 使い捨てしてもどこからも文句が出なさそうなところが……おっといかんいかん。ともあれ、そこな青年。吾輩たちが試作した実験機のテストパイロットになる気はないであるか? 見たところメシアンに対して恨みがあるとみた!! レベル1限界のよわよわな君でも復讐のチャンス!! どうであるか? この絶好のチャンスに乗るであるか?」
「で? ソイツが新しい多脚戦車のテストパイロットでいいのカネ?」
凄まじい霊力を誇る丸いメガネをつけた日本刀を背負った青年に対して『彼』は思わず震え上がった。霊的には底辺の彼でも感じられる凄まじい霊力。その気になれば指先だけで吹き飛ばせるほどの力の持ち主。それこそが黒札の一人である『人誅ニキ』である。そして、人誅ニキに並んでいるのは、技術者であるウェストニキに多脚戦車を製造・開発している『MTTニキ』(黒札であることは隠している)である。
その三人の前に存在しているのは、MTTニキが新開発した多脚戦車の一体だ。どことなく生物的なデザインをした四足歩行に加え、頭上に火炎放射用のブラスターを装備した多脚戦車。
それはMMTニキが新しく開発した火炎放射器を装備した多脚戦車『殲滅多脚戦車ガーム・ビゥ』*2である。対メシアン用に開発された量産型火炎放射器霊装『煉獄招致ルビカンテ』に火炎放射燃料である『灼陽』『喜劇』『ノロイ酒』をブレンドした火薬燃料をたっぷりとフォルマ式弾倉の燃料タンクに積み込んで、メシアンのみならず、メシアンの複数拠点ごと全て火だるまにする、がコンセプトである。
多脚戦車という運用のノウハウが詰まっている機体であるため、例えガイアレベル1であろうとも覚醒さえしていれば十分パイロットして操作が可能だ。
ガイアレベル30にもなる小神レベルの戦術兵器にガイアレベル1上限の自分が乗れる。こんな絶好のチャンスを逃す理由は存在しなかった。
「まあ、燃料大量に詰まっているので割と危険だから、いなくなってもどこからも文句の出ないよわよわ人材をテストパイロットに選んだのだがな!! 彼もメシアンに恨みを果たせるのだから文句はないだろう!!」
「とりあえずウェストニキはそれを彼に言わないようにね……」
「命が安い」という理由でテストパイロットに選ばれた彼だが、ともあれ様々な試験実践が開始された。
メシアンからの火炎攻撃、燃料に火がついた時の対策のために「火炎無効」のスキルカードを入れてみたが、それに対する実験である。
「命が安い」と言っても別に死んでいいわけではない。万が一爆発した際に備えて、まるで宇宙服のようなガチガチの防護服に身を包んで彼は多脚戦車のコックピット内部に座っている。
「よーし、まずは対火炎防御であるな。燃料満タンの火炎戦車となれば、当然敵も爆発を狙って火炎攻撃を仕掛けてくるのは必然。徹底的に防御を施さねばな。やれい!!」
念のためガチガチの防御結界に守られた中で、用意された術者たちは多脚戦車に自らの火炎呪文を叩き込んでいく。この多脚戦車には『火炎無効』のスキルカードが付与されているが、コスト面・量産面を考えて格安のスキルカードを導入しているため、不具合がでないかの確認である。誘爆を懸念して念のため燃料タンクは少量入れる程度でどうなるか様子見をしている最中である。
「マハラギ!」
「マハラギ!」
(これだけの業火を受けて小揺るぎもしない!! 流石ガイア連合の戦車!! 最強では!? ……ん?)
ピーッピーッとコックピット内部に警告音が響き渡る。何で!? 火炎無効なのにどうして!? と彼が疑問に思いながら、鈍重で慣れない防護服に焦りながら装置をいじるとそこには『燃料タンク温度急激上昇』という文字が浮かび上がってきた。確かに防護服で感じないが、コックピット内部の温度もどんどん上昇している気がする。
これはまずいのでは? と思った瞬間、凄まじい衝撃が彼に襲い掛かった。
「ぐわ────っ!!」
──―爆発。それは多脚戦車の燃料タンクが爆発を起こしてしまったのである。凄まじい衝撃がコクピット内部にいる彼にも襲い掛かるが、分厚い防護服に守られ、コックピット内部に体をあちこち激しくぶつけても彼は実質無傷であった……がコブや黒痣が出来てしまったが、彼は何とか多脚戦車の中から這い出てきた。
防護服&火炎無効のスキルカードのため、コックピットは守られて彼自身は傷は追わなかったが、MMTニキやウェストニキはその究明に躍起になることになった。なぜ火炎無効のスキルカードが入っていたのに、爆発したのか。そして、その理由としては以下のような理由だった。
「えー……。確かに火炎無効のスキルカードは働いていた。いたが熱までは完全に抑えきれていなかった。そのため、火炎放射器の燃料のアルコールが気化してそれが静電気で着火、燃料タンクで爆発した、と。うーむ、やっぱり安物の火炎無効スキルカードでは問題があるか」
「……ホントに大丈夫カネ? ちょっと不安なんだガ?」
「だから今こうしてきちんと実戦試験を行っているのであーる!! 戦闘中にいきなりボン!! よりは遥かにマシだろう!?」
ま、そりゃそうだ。と人誅ニキは思わず肩を竦める。彼としては実戦でメシアンどもを蹴散らして火だるまにできれば一向に文句はない。彼の考えは、この多脚戦車はメシアンどもに真っ先に突撃する役にして、彼の部下である「ハガネ」を装備した私設部隊『人誅組』の盾になってほしいという目論見がある。それを成しえるのなら一向に文句はない。
ともあれ、そんな彼の傷の具合を見るのは救護ネキが率いる『救護騎士団』の一人『紅菩哀唯』*3である。メシアンの薬により、巨大化&筋肉化して怪物となった彼女だが、救護ネキによって「救護」され、『簡易シキガミボディ』へと姿を変えて、受けた恩義を返すべく看護婦として救護騎士団で働いていた。そんな髪型をツインテールにした可愛らしい彼女は、『彼』に対して傷の手当をしながら事情を聞いてにっこりとほほ笑む。
「ええっ? メシアンたちと戦っているんですか!? とても凄いしカッコいいと思います!!
私もメシアンによって薬物でめちゃくちゃにされたんですが、救護ネキ様のお力で肉体も元に戻りましたが、やっぱり治療特化型に……。*4だからメシアンと戦える人はカッコいいです!!」
(やるぜやるぜ俺はやるぜ!! メシアンも悪魔も焼いて美少女とイチャイチャだ!!)
ともあれ、こうしてやる気を出した彼は、改良された多脚戦車『殲滅多脚戦車ガーム・ビゥ』に乗って人誅組の一員として活躍することに決めたのである。
──―とあるメシアン過激派の拠点。
ガイア連合に発見されたその拠点に対して、人誅ニキは自らが率いる『人誅組』を率いて拠点に強襲を仕掛けていた。そして、その拠点に真っ先に一番槍として飛び込んでいくのは、新しく導入された多脚戦車である。四本の脚を動かして高速で動き回りながら突撃していくその機体には、サブアーム……もとい触手つきの盾が装備されており、その盾がメシアンからの銃弾や魔法攻撃をはじき返していた。
多脚戦車『殲滅多脚戦車ガーム・ビゥ改』
これはMTTニキが作成した多脚戦車の燃料タンクに改造を加えて、燃料タンクに外界からの温度上昇を遮断するオカルト改造を行った上に、機体に触手とその先についた金属樹の盾……「触手盾」とでも言える装備を付与したものである。イメージ的にはサンダーボルドのサブアーム付き盾が正しいだろう。多脚戦車に装備された触手……サブアーム付きの盾は、盾によって触手は見えないのでビジュアル的にも問題ないし、実際に効果も大きい。
その盾により攻撃を防御するだけでなく、張り付いてきた敵に対して、触手付き盾で殴りつけて近寄らせないという効果も大いに役に立っていた。
『うぉおおお!! 一番槍はもらったぁああ!! 俺の後についてこい!!』
真っ先に突撃を行い、敵の攻撃を弾き返しながらメシアンたちを吹き飛ばし、敵陣営に穴を開けていくその突撃力と頼もしさに、人誅組の面々は一斉に歓声を上げながら拠点へと突撃していく。メシアンたちの攻撃を弾き返し、突撃しながら触手盾でメシアンたちを殴りつけながら防衛陣を突破していくその姿は、まさに破城槌と形状しても違和感はなかった。
(ふむ……。どうなるかと思ったけど意外と有効かナ。これは拾い物かもシレンな。)
多脚戦車と同様に突撃しながら刀を振るう人誅ニキは、多脚戦車を評価しながら突撃していくと、彼らの前にゴテゴテとした派手な装飾を付けた鎧を装備したメシアンの一団が現れる。その魔力を秘めた鎧はデモニカとはまた異なる異質な霊力を持っており、それを見た人誅ニキはデモニカではない「デモニカモドキ」の鎧に思わず首を傾げる。
「ククク!! これは貴様らガイア連合の『デモニカ』に対抗するために我らが新開発した『聖鎧』よ!! これさえあれば我々も弱者を戦力に出来る!! 恐れよ!!』
ガイア連合が作成している『デモニカ』。その最も重要なのは中枢装置である『デモニカコア(劣化マガタマ)』である。
ガイア連合以外にこのデモニカコアの作成は行えない。故に他の勢力ではデモニカは製造できない……これを何とかするために過激派が作成した「デモニカモドキ」がこの『聖鎧』だ。
『聖鎧』には中枢装置に『デモニカコア』ではなく過激派が使用する『COMP』『天使召喚プログラム』を中枢装置として代用している。
【身体能力は超向上するけど、特定の属性悪魔しか呼び出せないCOMP】を中枢装置を組み込んで天使を肉体に憑依させ、身体機能を向上させる。いわば人為的に自分の肉体に【天使憑依】【天使憑き】させて霊的・肉体的に強化するシステムだ。……なお、これを使用していくと肉体が天使召喚の媒体に最適化され、やがて肉体が天使へと変貌していく『天使の卵』ともいえるシステムなのではあるが、過激派にとっては光栄極まりないのだろう。
『なるほど。凄いなー強いなー。だが無意味だ。』
ズシン、と多脚戦車『殲滅多脚戦車ガーム・ビゥ改』を操縦している『彼』は一歩足を進ませると、搭載している火炎放射器霊装『煉獄招致ルビカンテ』の砲口を彼らに向けて叫ぶ。
『汚物は消毒だぁあああああ!! 』
『灼陽』『喜劇』『ノロイ酒』をブレンドしたこの火薬燃料は、死後の行先変更とムド属性打撃の効果を持つ『喜劇』の特性を『ノロイ酒』のムド適性と状態異常低下が増幅し、そしてそこに自己発火特性を持つ『灼陽』にアクセントとして『火栗』を加える事で強力な燃料となり、また炎上効果も強化される対メシアン用ナパーム燃料だ。着火系は【マルティン・イーラ】を蓄積した『魔導火』であり、これを食らったメシアンは一撃で死ぬまで燃え続ける。しかも死後は喜劇の効果により変更されるので、絶対に天使の「天界」には行けない運命にある。
その猛烈な豪炎を受けて、「聖鎧」を纏ったメシアン兵士たちは次々と火だるまの阿鼻叫喚になる。それだけでなく大量の燃料を所有している多脚戦車は無差別にメシアンに加えて拠点ごと火炎地獄へと変貌させていく。それを見ながら人誅ニキは思わず笑顔でサムズアップした。
〇小ネタ
「うう……。大変なんですけれど……。無茶苦茶大変なんですけれど……。」
現在のアオバはオカルト列車の整備員としての立場と、第三外壁のまとめ役・顔役としての立場が存在する。
そして、それらの立場を維持するのは元一般人としては非常に大変なのはいうまでもない。
そんな彼女の元にやってきたのは、学園の実質的な校長役兼守護役ともいえる凍矢の分身……の失敗作である『スライム(仮)』だった。
「ぷにっ!!」
彼?はアオバにツカレトレールやチャクラクレープ、イン・サイダー*5、もちもち鯛焼き*6などの甘いものや、体力活性スパゲティ*7に加え、女性が喜ぶだろうと思って彼女が着るような霊服*8などをプレゼントしたのだ。それを見て、アオバは満面の笑みを浮かべた。
「あ、ありがとうございます!!がんばりますね!!」
「ぷにっ!!(無理しないようにね!!)」
破裂の人形「……女性に服を送るとかこれは大分浮気ぎみでは?」
凍矢「知らない。俺じゃない。分身が勝手にやったこと。」