探求ネキ*1の根拠地である飛行する島『蓬莱島』
総陸地面積がユーラシア大陸程であり、モンハン階層・トリコ階層など各階層が存在するこの島は、探求ネキ自身が美食を追求するために様々なトリコ系食材や新食材などを開発・生産している事もあり、まさに『美食の宝庫』ともいえる場所である。
そんな自然と美食と宝庫である蓬莱島に、転移装置を使用して一人の少女が移動してきた。
彼女の名前は『碧神ハルナ(レベル90)』凍矢と彼の式神『破裂の人形』との間の子である。白い肌に銀髪、赤い瞳とアルビノを思わせる美しい容貌を持ち合わせている気品のあるお嬢様といった風貌を彼女を出迎えるのは、この島の支配者である探求ネキ……の『木人形』である。
そんな封神演義の竜吉公主そのものの黒髪ロングの絶世の美女である探求ネキの木人形に対して、ハルナは優雅に一礼を返して出迎えてもらったことを感謝する。
「ごきげんようですわ。探求ネキ様。お出迎えいただきありがとうございますわ」
「ごきげんよう。ではさっそく要件から。ハルナさんの以前のジビエ採集を見せていただきましたが……あまりに雑! 適当すぎます! あれでは『美食』は追及できません!」
探求ネキはトリコ系食材を生産していることもあって『美食屋』としても超一流である。そんな彼女からすれば、ハルナの雑な行動はあまりにももったいない、と見えるのは当然だった。高レベルである彼女ならば、いくらでも美食素材を手に入れることができるのに、それを粗雑にするのはあまりにも素質的にも勿体ない、という彼女の判断である。その指摘を受けてしょんぼりしているハルナに対して、探求ネキは一つの提案をする。
「……なので、私がハルナさんの『美食屋』としての師匠となって美食の道を探求する、という形でどうですか? 『美食屋』になればハルナさんの美食の道探求の最短ルートになります」
「はいですわ師匠! 勉強させていただきますわ!!」
目をキラキラさせながら、ハルナは探求ネキに対して憧れの目で見上げる。
彼女からすれば、島一つを支配し、そこに様々な
探求ネキも自分の木分身を与えワンツーマンでハルナに対して美食屋としての勉強を教えるということは、かなり彼女自身を買っているという事でもある。ハルナからしたら、この島自体が『大規模な高級レストラン』のようなものである。そして、そんな高級レストランのオーナーである探求ネキに逆らうなど彼女にとってはとんでもないことだった。*2
「いいですか。ハルナさん。貴女の悪癖は『雑に薙ぎ払う』ところです。きちんと一体一体に向き合って適切な処理を行わなければ美味しい物……美食屋の道は進めません。特にトリコ系食材は味を引き出すためには特定の採取方法が必要となります。ハルナさんにはちょうどいい修行になるでしょう」
「はいですわ師匠!!」
探求ネキの蓬莱島で様々なトリコ系動物植物を狩っていくハルナ。それを見ながら、探求ネキの木分身はハルナの「癖」を見抜いていく。
(ハルナさんのこの『雑に薙ぎ払う』ところは父親の田舎ニキの『一人で大量の悪魔退治仕事を片付けないといけない』というところを受けづいたのかもですね。彼もボス的戦いならきちんと戦うのですが、大量の仕事で大量の弱小悪魔を薙ぎ払うとなればどうしてもそうせざるを得ないですから、その辺を引き続いてしまったのかも……。今のうちから『矯正』しておきますか)
探求ネキの木分身は、丁寧にハルナに対してトリコ系動物や植物の採取の仕方を教えていく。
「例えばこの魚……『リーフィッシュ』は全身を鱗の様に覆う葉は薬草で、葉の強烈な苦味によって中の身の鮮度が保たれている。葉一枚につき、0.1ミリの薄い皮膜が100枚ほど重なっているため、皮膜を一枚ずつ取り除かなければならない代物です。美食においては1ミリの包丁のズレが味の差に繋がります。手抜きは許されません」
ハルナは探求ネキの指導を受けながら、腕を変化させたブレードによってリーフィッシュの鱗を剥がすための訓練を行う。それだけではなく、探求ネキの「美食屋」としての指導は厳しいものではあったが、ハルナも美食のためならば! と探求ネキの指導を受けてみるみる美食屋としての腕を上げていった。そこで、ハルナは以前から夢だったこと……探求ネキの蓬莱島のような「食の楽園」を作れないかと聞いてみたが、その結果は芳しくないものだった。
「蓬莱島みたいな場所を作りたい? うーん。レベル的には問題ないとは思いますが……。ハルナさんの霊質はわりと戦闘系に偏っていますからね……。戦闘はズバ抜けていますが生産系は……ねぇ?」
「(´・ω・`)」
死と破滅の冬の権能を持つ凍矢と純戦闘系式神である『破裂の人形』の間の子であるハルナは、戦闘系に特化された霊能は持ち合わせているが、その反面生産系統の霊能はさっぱりという特性を持っている。
(この点、春の権能で生産系の能力に長けているユウカとは反面といえる)
生命力を増幅させる春の権能を持ち合わせているユウカも、世界を生み出した逸話を持つ【エンキ/エア】を本霊とする探求ネキのように自由自在に生命を操作できる『生命創造』の権能までは持ち合わせていない。
……いや、できるかもしれないがユウカ自身は「今の私がそれをするには長年の修行が必要。コスパが悪い」とそちら方面よりも自分自身の得意な『生命力の増幅』を選んだのである。(春の権能的にはそちらが遥かに楽)
「……やっぱりわたくしの霊質では生産系は難しいですか。まあ予想はしていましたが……」
「ハルナさんの霊質なら下手に生産系に行くよりも戦闘で稼いでその分のマッカで美食を楽しんだほうがいいでしょうね。それに戦闘系なら蓬莱島の高レベルのトリコ系食材を採取できるということ。
きちんとマッカを払ってルールさえ守ってくれたら自由に『蓬莱島』の各施設の使用許可はあげますよ。さらに色々働いてくれたら、ハルナさんのために特殊な施設を作ってあげる……かもですが」
その言葉を聞いた瞬間、ハルナは探求ネキの前で迷うことなく綺麗な土下座を見せた。
「探求ネキ師匠。どうぞわたくしのことは「下僕」とお呼びくださいな」
「いやまだ作るとは言っていないですから……。あくまで「かも」ですから……」
──―道南支部近くの山奥の中。
そこには普段のお嬢様風の煌びやかな衣装とは異なり、今の彼女はカモフラージュ用の迷彩服に草木を張り付けて偽装するための「ギリースーツ」を身に纏い、さらに臭い消しを使用した上に自分の顔に迷彩用の塗料を塗って森の中に完全に紛れているハルナが存在していた。
そして、彼女の傍に同じようにギリースーツで自然に紛れ込んでいるのは、いわゆるマタギとしては超一流である「マタギニキ」*3である。FGOの「ウィリアム・テル」そっくりの風貌をしている彼は、その外見に違わず狩猟……いわゆるマタギ稼業も超一流であり、道南支部に近辺する魔獣や妖獣などといった獣系の悪魔を狩ることを仕事にしている。前世から猟友会の一員だったという筋金入りで北海道の猟友会の間では生き神様とまで崇められた超凄腕マタギである。
終末の際の騒動によってGPが上昇して、深い大森林が広がっている道南地方では、その性質上獣系の悪魔が出没しやすい。そんな獣系悪魔に対して、マタギニキは相性抜群の道南地方の守護者ともいえる存在でカス子ネキも彼を確保するためにあれやこれやあったほどである。
マタギが身を隠して獲物を狩る方法には、集団で待ち伏せる「マツバ(射手)」と、単独で行う「忍び猟(単独猟)」の二つがある。
今ハルナたちが行っているのはいわゆる「忍び猟」であるが、マタギニキはワンツーマンでハルナに獣系悪魔を狩る手段を叩き込むために基本的に単独で行うこの狩猟法を選んだのだ。
ハルナは慎重に普段の自らの愛銃ではなく、いわゆる「村田銃」を構えている。
ハルナの銃の原形は、元々ドイツの対テロ特殊部隊用のセミオートマチック狙撃銃『PSG-1』だ。
対テロリスト用に開発されたその銃は大口径ガイア銃のため、悪魔に対する攻撃力も非常に高く、大抵の悪魔は一撃で木端微塵に出来るほどの威力である。
また攻撃能力に特化された大型銃でもあり、大悪魔を粉砕するのに十二分の破壊力を有しているが、破壊力に特化したその反面野生動物や野生悪魔での狩猟には不向きである。……木端微塵に粉砕してしまうため。
それに対して、マタギニキは、ハルナに対して狩猟用の銃として付喪神化した『村田銃』を与えたのである。
そして、その『村田銃』の先にはのんびりと草を食べている『ピポグリフ』の姿があった。
(もう少し我慢しな。マタギと共に狩猟のために駆け抜けたその付喪神化した「村田銃」は狩猟に適している銃だ。お嬢ちゃんに必ずや力を与えてくれる)
(はいですわ師匠)
呼吸を整え、絞るように引き金を引くハルナ。そして、その村田銃から発射されたガイア弾は見事にヒポグリフへと命中した。それと同時にハルナは飛び出して、片腕を変化させてブレードにするとそのままヒポグリフの喉元を切り裂く。
「よし! よくやった!! このまま血抜きと内臓を抜くぞ」
「はいですわ師匠!!」
そのままハルナはマタギニキの教えられるままにヒポグリフの太い血管を探し出し、心臓に近い太い血管を切りヒポグリフの血を抜き、ブレードで腹を切り裂いて内臓を取り出して、そのまま霊水で洗い流して血などを流していく。
「内臓を摘出する際にも膀胱や内臓を破らないように注意しな。せっかくの肉が尿や糞で汚染させるからな」
「はいですわ!!」
ハルナはマタギニキの指示に従って腕のブレードで血抜きを行い、てきぱきと内臓を抜いてその内臓の中に自分が作り出した氷を詰め込んで完全に冷凍を行うことで肉の新鮮さを維持する。
さすがは破裂の人形の戦闘力を引き継いで、近接戦闘もこなせるだけあって、その手際の良さはニキですら口笛を吹くほどだった。
「へっへっへ。いい手際じゃねえか。それじゃコイツの肉の一部を味噌で煮込んで「ピポグリフの味噌煮込み」でも作ってみるか。ジビエ肉と味噌の組み合わせは、肉の旨味を引き出しながら特有の臭みを消す最高の相性だからな。ぼたん鍋でもいいかな……。こんなおっさんの手料理だが文句言わないでくれよな」
「いえ!! マタギニキ様のジビエ肉の手料理など光栄の極み!! 素敵ですわ!!」
そんなこんなでマタギニキの手料理を美味しそうに食べているハルナを見ながら、マタギニキは凍矢に対してCOMPで電話をかけて会話を行う。
『へっへっへ。素直だし勉強熱心だしいい子じゃないか。田舎ニキは何が不満だい?』
『うーん。素直で可愛いのが美食限定といったところかな……。その他はまあうん。』
それは田舎ニキの教育が悪いのと違うかな……?と思いながらも、それを口にしない優しさがあるマタギニキだった。
そんな風に、黒札たちから修行を受けながらもハルナは忙しくあちこちの地方シェルターへと移動を繰り返していた。この終末世界でも平気で移動できるフットワークの軽さから、彼女は凍矢の代行としての他シェルターとの物資・食料品の輸送・輸入の交渉、様々なオカルト農産物の種や苗の販売や買取、様々な武器の買取や販売など多種多様な交渉を行っているついでに自らの趣味でもある各シェルターの『食べ歩き』も行っている。
(終末前にはさらに日本だけでなく世界各地にも多種多様な極めて豊富な美味や食材があったと聞きますが……。それらも終末とメシアンの侵攻でほとんどなくなってしまったらしいですわ。おのれメシアン。食の多様性をなくしたメシアンはお排泄物ですわ~。)
終末後生まれのハルナは、終末以前では世界各地に多種多様な美味があったなど今の海外を見ていると信じられない状況である。その失われた味をどうにかできないものか……。そういった「失われた味」を保管している『好きな惣菜発表アガシオン』*4でも購入しようかと考えている中、彼女のCOMPが振動を始め、電話機能になる。そしてハルナがその通話に出ると彼女の耳に大声が響き渡る。
『うわああん!! ハルナちゃん助けてぇえええ!!』
―――とある地方の大シェルター。厳重な防衛結界と豊富なデビルバスターたちによって守られている大シェルターは、今危機に陥っていた。それは、ゾンビ津波……ならぬ『モヒカン津波』である。半ゾンビ半モヒカンどもが大量発生し、大シェルターへと襲い掛かってきたのだった。そして、それら『モヒカン津波』を撃退している大シェルター防衛隊でもデビルバスターではあるが、そのあまりの数に思わず愚痴が出るのも仕方ないことだった。
「クソッたれ!!バイクも持ってないモヒカンじゃ資材にもなりゃしねぇ!!とっとと消えろこのゴミカスどもが!!」
「無敵の力で何とかしてくださいよぉおお!!」
数では圧倒的上ではあるが、大シェルターは有り余る財力により多数のオカルト防衛装備を整えており、それらに加え、デビルバスターたちの手によって迎撃されている。そしてそれに交じってデモニカを装備している「彼女」……黒札の娘はそのデビルバスターたちの言葉に対してこちらも絶叫で返した。
「黒札の子供だからって皆が皆戦えるとか思われても困るよー!! 私みたいに戦闘に向いていない人間だっているんだからぁあああ!!」
「彼女」は黒札の子供ではあるが、いわゆる戦闘的霊能はからっきしである。膨大な経済力を扱い、大量の護衛やデビルバスターたちを雇い、防衛戦力として使用する。そして、本人の戦闘力が劣っている分彼女は高級な攻撃アイテムを連打してデビルバスターたちの支援を行っていた。金に任せて購入した元自衛隊たちが操る複数の【多脚戦車】、【マシン特殊軽戦車(妖虫型) Lv19】【雷電属 改造・オボログルマ Lv30】、そしてデモニカ軍団や探求ネキの超機人の防人などで様々なオカルト防衛装備で迎撃を行っていた。
「シキオウジロボにも火を入れたから皆それまで踏みこたえて!!『破魔矢』!!『破魔矢』!!『破魔矢』ッ*5!!」
彼女は、自分のアイテムボックスから「破魔矢」を取り出すとそれを何本も連続でモヒカンたちの中心部に叩き込んでいく。破魔矢にも色々効果があり真2使用だと威力は『敵1グループ』だが、if仕様では『全ての敵に対して効果がある』仕様である。……なおその分当然お高くなる模様。ともあれ、その破魔矢の効果により、メキドの光によって多数のモヒカンたちが消し飛ばされていく。戦闘系の霊能はからきしだが、その分彼女は潤沢な資金を使用する金満攻撃で敵悪魔を撃退しているのだ。
「皆頑張って!!私は応援してるから!!タル・カジャ珠!!*6ラク・カジャ珠!!*7」
「ありがたいんですけどさぁ!!なんかこうド派手な攻撃とかないんですかい!?
「ええーい、ならコイツをくらえ!!携帯型パルス・レーザー砲『SEBEC2054』*8だ!!みんな下がってー!!」
それはSEBEC社が対悪魔戦闘用として開発した携帯用パルス・レーザー砲である。断続的な高エネルギーのレーザー光を連続的に射出するこの兵器はレーザー砲なため弾丸を必要としない。大規模MAGバッテリーが装備されているこの銃はMAGをレーザーへと変換してモヒカンたちを薙ぎ払っていく。
(でもこの銃開発されたばかりで不安定なんだよなぁ!!いつ爆発するかわからないし!!)
そんな風に焦っていると、大シェルターの上空の空間が歪み、そこから一人の少女が颯爽と姿を現しそのまま落下してくる。それは救難信号を受け取ってトラフーリで駆けつけてきたハルナである。
ハルナは大シェルターに群がっている無数のモヒカンゾンビたちを見て僅かに眉をしかめる。
「お肉は熟成されていたほうがいいとは言え、ちょっと中途半端ですわね……。ゾンビ系列は美味しくなさそうなので手早く片付けるとしますわ。力をお貸しなさいな!!」
「了解だよハルナちゃん!!【富の信仰】*9!! 【月影の繁栄】*10!!」
そう、「彼女」の優れた霊能とは『富』『商売』の霊能である。戦闘能力は劣っているものの、「彼女」はその権能を使用してマッカを蓄え、それにより様々なオカルト武装を購入することでこの大シェルターの防備を高めていたのである。そして今回は「彼女」はその権能と自分のMAGを使用し、ハルナの援護を行ったのだ。そのバックアップを受け取ったハルナは、落下しながらCOMPから神霊クズリュウ……キューを召喚し、そのクズリュウの「神霊」としての力を振るうべく指示する。
「おやりなさいなキュー!!【神霊】としての力を振るう事をわたくしが許可しますわ!!」
「【神霊の防護】*11【神霊の威光】*12【神霊の聖域】 *13【神霊の裁き】*14ッ!!」
その瞬間、大シェルターに群がっていたモヒカンゾンビたちに神霊の力を秘めた無数の雷撃の雨が降り注ぐ。クズリュウの神霊としての力にモヒカンゾンビたちが耐えられるはずもない。瞬時に無数のモヒカンゾンビは消滅していき、その効力により復活もできない状態になる。溢れかえる無数のモヒカンゾンビを一撃で粉砕して薙ぎ払っていくその威容は、まさに「神霊」の名前に恥じない存在だった。
おまけに結界に覆われた大シェルターの結界外部をクズリュウの【神霊の聖域】によって【聖域化】することによってモヒカンや悪魔の無限沸きを完全に封じ込める事にも成功したのだ。ついでと言わんばかりに【神霊の防護】を付与し、大シェルターの外部を広大な土地を【聖域化】していく。クズリュウのMAGによって聖域化された場所では悪魔は沸かないし、クズリュウの威光とMAGがある場所に対して近寄ろうとする悪魔などそうそういない。(それがゾンビであってもである)これでしばらくは大丈夫だろう、と華麗に地面に着地したハルナは「彼女」に話しかけていく。
「任務完了と。お怪我はありませんでしたか?貴女が傷ついたら黒札様が悲しむから無理しないように。やはりデモニカを身に着けて自衛のための最低限の戦闘力は身に着けるべきでは?」
「うう……そうかも。最低限自衛の力ぐらいは身に着けておかないとなぁ……。」
ハルナはガイアレベル90にも達するその辺の黒札すら凌駕するほどの強さであり、大規模殲滅も大悪魔撃退も得意とする戦闘に長けた霊質を持った人間である。その強さを生かして、あちこちのシェルターの護衛任務や傭兵稼業なども引き受けている。「彼女」も今回のようにいざとなったら助けてくれないか、とハルナに申し込んでくるのをいとも簡単にハルナは引き受ける。
「別に傭兵稼業……というか護衛任務を行うのは構いませんわよ?わたくしたち黒札の血を引く『黒血持ち』はお互いに独自に協力してコミュニティを作らないとこの先やっていけませんしね。貴女はいわばわたくしの「同期」ですし……。よろしくお願いいたしますわね。」
ハルナは小シェルターで細々とやっている定食屋を気に入ってその小シェルターにオカルト装備や食料支援をするとかしてそう。
定食屋がなくなったら?支援する必要ないっすよねぇ……?