【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち   作:名無しのレイ

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SEKIROはやったことがないので、キャラぶれしていたらすみません。


第30話 ガイア連合、地方防衛部。

―――ガイア連合、地方防衛部。

そこはガイア連合の中でも自分の故郷を守りたい、あるいは気に入った現地人がいる地方を守りたいと願う転生者たちが集う場所である。

ここではそう言った転生者たちが定期的に会合を開き、お互いの問題点などを把握したり、情報のすり合わせなどを行っているのだ。

銀時ニキやゆかりネキなどもここに定期的に足を運んでいる。

 

そして、自らの故郷である魚沼を守る事を目的とする凍矢も所属するのは自然なことだった。

式神がトラポートを覚えている彼にとってはここに瞬時にやってくることも容易い。

そんな風に地方防衛部の会合に出ていた彼は、とある鎧を身にまとった男性に話しかけられる。

 

その男の名前は、葦名弦一郎。弓と雷撃の名手であり、地方ガチ勢の中でも上位に位置するその実力は、ガイア連合の中でも有名な男*1だった。

 

「うむ、銀時やゆかりにも話したが、俺が発案した地方転生者教育者育成計画。

そちらの力にもなるかも思ってな。何、場所は電脳異界を使用するゆえに七日とかからん。

どうだ?参加する気はないか?」

 

 その内容は元々武術や指南に長けている人物が転生者を教育者として育てるという講習会のようなものだ。それを受ければ、彼自身も地方の皆に戦い方を教えることができるはずだ。

一も二もなく、彼はそれに頷いた。

 

そして、初めて電脳異界へと足を運んだ彼は、それに感動する暇もなく、即効で弦一郎と戦う羽目になった。彼の強弓はまともに当たれば当たった所がはじけ飛ぶほどの威力だ。

近接戦闘で遥かに劣る彼が弾き返せる自信はない。

ならば、自分の得意分野でどうにかするべきである。

 

「うおおお!マハブフーラ!!」

 

凍矢の手から放たれた猛烈な吹雪によって、飛来してくる矢はたちまち凍結し、運動エネルギーを失いそのまま地面へとぽとぽとと落ちていく。

さらに弦一郎は凍矢へと次々と猛烈な勢いで矢を放っていくが、それらも全てマハブフーラの広域冷凍によって次々と運動エネルギーを失い、地面に落下していく。

それを見た彼は、弓ではなく得意の雷撃で攻撃を仕掛けていく。

 

ジオダイン(雷光よ)!」

 

「ブフダイン!を防御に転用!!氷の盾だ!!」

 

凍矢はブフダインを応用して大気中の水分を急速に冷却し、自分の前に氷の盾を作り出す。

氷は電気を殆ど通さない性質を持っている。それ自体が電気を通さない絶縁体となっているのだ。

それを使って氷の盾でジオダインを防御しようという試みである。

魔力の籠っていない普通の氷なら難しかっただろうが、これは凍矢のMAGが込められた氷の盾である。

氷の盾にジオダインが命中すると同時に氷の盾もジオダインも両方とも四散して砕け散る。

 

その隙を逃すまい、と弦一郎は大太刀を手にこちらへと突っ込んでくる。

彼の大太刀の一撃を、檜の木剣でまともに受け止める凍矢。

だが―――。

 

「ああああああああ!折れたっていうか切れたー!!両断されたー!!」

 

そう、大太刀の一撃によって、檜の木剣はいともたやすく根本から両断されてしまったのである。

銀時ニキは大太刀をまともに防御せずに上手く受け流すことでそれを回避していたが、近接戦闘に慣れていない凍矢はまともに受け止めてしまい、結果木製の木剣は両断されてしまったのである。

当然、この檜の木剣もガイア連合の超技術で霊的な攻撃力はその辺の武器より遥かに勝っているが、やはり木製という耐久力の問題は完全に解決できなかったのだ。

 

その隙を狙って、弦一郎の鋭い突きが凍矢の心臓を正確に貫いた。

そして、蘇生アイテムで蘇生が行われた後で、今回の戦いについての反省点が行われていた。

 

「その武器は霊的攻撃力は優れているが、木製という事で耐久力に大いに問題がある。

恐らく利便性と隠密性を選んだのだろうが、トラポートを使えるのならもっと他の金属製の武器を選んだほうがよいのでは?」

 

はい、おっしゃる通りでごぜーます。

しかし、元が木製とはいえガイア連合の技術力で実質かなりの耐久性を持つこれを両断できるなど、

彼ぐらいのものだと思うが、それは口に出さずに素直に頷いていく。

 

「冷却魔術を防御に転用するというその機転には恐れ入った。

だが、そちらは式神頼りに加えて、冷却魔術頼りで無手での格闘術や近接での剣術などの鍛錬を怠っている。違うかな?」

 

はい、その通りでごぜーます。

今まで悪魔との近接戦闘は【破裂の人形】に任せて、自分は後方から魔術ブッパという典型的な転生者スタンスだったが、これから先の高レベル相手や多数の敵相手では、凍矢自身も近接戦闘を行うこともありうる。

今のうちから地方ガチ勢の中でも上位に君臨する強さを誇る弦一郎から剣術と格闘術を学んでおくのは悪くない。悪魔との闘いでは何が起こるか分からないので、自衛のための剣術を身に着けておくだけでも大分違うはずである。

 

「では、破損した武器の代わりに俺の予備武器である”無銘の刀”を貴殿に贈与しよう。

さあ、これを使っての特訓からだな。俺の剣術と無手での格闘術、貴殿の体に叩き込むとしよう。」

 

ぴえん、誰か助けて~。そんな彼の心の声は聞こえることなく、無事にフルボッコされる羽目になってしまうのであった。

 

 

 

 

碧神 凍矢 男・20歳 転生者・覚醒済 Lv37

ステータスタイプ:【魔】中心の魔術師タイプ

耐性:破魔無効、凍結無効、衝撃耐性、

スキル:マハブフーラ、ブフダイン、マハブフダイン、コンセントレイト、

ディア、吸魔、氷結ブースタ、大魔脈、氷結ガードキル

特殊スキル:ブフストーン作成、凍結弾付与作成、低レベル覚醒者への教育スキル

装備:檜の木剣(破損)→無銘の刀、退魔銃(猟銃・ショットガン型)、カジュアル装備一式

 

 

仲魔:式神【破裂の人形】 Lv33

ステータスタイプ:パワー型前衛

耐性:物理耐性、精神状態異常無効、呪殺無効、氷結無効、火炎耐性

スキル:怪力乱神、万物粉砕、トラポート、トラエスト、

挑発、かばう、食いしばり、防御形態、物理ブースタ、メギド

汎用スキル:会話、食事、調理、性交、人型変化A

装備:試作型プラズマソード、モーフィング装甲(現在はカジュアル系装備一式と同程度の防御力)ラウンドシールド、バスターランチャー

 

 

仲魔:霊鳥ホウオウ(元アガシオン) Lv25

物理耐性、火炎無効、衝撃耐性

アギラオ、ムドオン、ファイアブレス、ウィンドブレス

ラクカジャ、タルカジャ、エネミーソナー、テレパシー

 

 

仲魔:地母神キクリヒメ Lv28

雷撃弱点、衝撃無効、破魔耐性、魅了耐性

ザンマ、タルンダ、メディア、リカーム、ディアラマ

 

 

事務員:九重 静 LV8

スキル:ザン、 ベノンザッパー 銃耐性(デモニカスキル)

装備:バッシュザブラックナイト(デモニカ)

イヌガミ(LV5)

高級アガシオン(LV8)

 

 

*1
こんな現地民と転生者 第四話 何かのために




凍矢は格闘術と剣術、教育スキルを身に着けた!
なお代償はフルボッコの模様。
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