【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち   作:名無しのレイ

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こちらの話は未来の話、終末後の地球が魔界に落ちた後の話になります。
「カオス転生ごちゃまぜサマナー 小ネタ エイプリルフールという名の未来の可能性ネタ」を見ていたら何となく書きたくなりました。
まあ、IFの可能性ということで。次回からまた半終末に戻ります。

9/16、静との子供を「愛清フウカ」から「調月リオ」へと変更しました。


第51話 碧神、九重、秋葉三姉妹。

 

―――終末を終えて、地球が魔界に落ちてしばらくの後。

ガチガチに結界などで固めていた魚沼地方は極めて軽微な損傷で落ち着いており、復興なども終了していた。

その元公民館の近くにある碧神、九重、秋葉の三家族が暮らしている結界が張られている家内部で声が響き渡っていた。

 

「ハルナ姉さん! また店を凍り漬けにしたんですか!? 止めてくださいっていいましたよね!」

 

 その家の内部では菫色の髪をツーサイドアップにした少女が銀髪のロングヘアーの少女に対して声を荒げていた。

 ツインテールの少女は『秋葉ユウカ』

 ほむらと凍矢との間の子供で三姉妹の三女である。

 ほむらの常識的な部分を受け付いたのか、性格はかなり常識的で面倒見がよく、高い戦闘力と九重家の政治的補助も行っているという、三姉妹の中で一番バランスの取れたキャラである。

 だが、その怒鳴られている銀髪の少女、三姉妹の長女である『碧神ハルナ』は飄々とした態度でそれに答える。

 

「仕方ありませんわ。あの店は金札たちには豪勢な食事を、一般の方には残飯以下の不潔な食事を提供していましたので、『行政指導』*1を行っただけですわ。それにそんな倫理観のない店がウチの領地内にあると名家の名前にも傷がつくのでは?」

 

『碧神ハルナ』は、その抜群のルックスにスタイル、銃火器を使う遠距離戦、『破裂の人形』から受け継いだ高い近接戦闘力、式神と黒札の間の子というURな霊的素質と強さ、故郷を守る意志などを持っているほぼ完璧なキャラである。

 ……倫理観がかなり欠けているところを除けば。

 言うなれば、父親の変人な部分を一番受け継いだキャラである。

 

「それはそれ! これはこれです! そういうんなら、私と相談して九重家の名前で行政指導を行ってください! 勝手にやらないで!! リオ姉さんも何か言ってやって!」

 

『九重リオ』

 凍矢と静との間に生まれた大人びた豊満なスタイルをした流れるような漆黒のロングヘアーと漆黒の衣装、そして白い肌が印象的な美女である。

 静の血を引き、不要な物を切り捨てる冷徹な判断のできる彼女は、名家の末裔として相応しい存在といえた。

 

「いや無理でしょう。私がハルナ姉さんに何を言ってもスルーされるだけかと。」

 

「ふふ、流石はリオさん。我が妹ですわ」

 

 そんな二人を見て、ユウカは深々とため息をつく。リオは確かに静の意思や手口を継いで冷徹な判断ができるタイプではあるが、それでもシキガミ移植手術を受けた現地民である静の子のリオと、元から専用シキガミである破裂の人形の子であるハルナではやはり才能の差は歴然といえた。

 

「はぁ……。全くハルナ姉さんが倫理観を語るなんて……。私たちの中で一番倫理観欠けてるじゃないですか。ともあれ、店にウチから補填を……。」

 

 と、そんな時にユウカのCOMPに連絡が来て、それを見た彼女は血相を変えた。

 

「ハァ!? ハルナ姉さんの凍らせた店が人身売買やってて外様神に人肉料理を振る舞っていたァ!? それってマジなの!?」

 

 それを聞いて、思わずハルナはドヤ顔になってユウカに言葉を放つ。

 

「ほらごらんなさい。わたくしの嗅覚は誤魔化せませんわ。ともあれ、ウチのシマでそんな舐めた真似やらかしたら報いを受けさせますわ。とりあえず関係者一掃と外様神追放タコ殴りですわね」

 

 ハルナは愛用のガイア銃、H&K PSG1に似たセミオート式スナイパーライフルと無銘の刀を持ち出す。

 故郷を汚されたら黙ってはおけない。父親の意志ははっきりと三姉妹へと継がれているのである。

 

「ハルナ姉さん!! 関係者一掃はいいけど、口の聞ける奴は残しておきなさいよ!!」

 

「ふふふ、わたくしたちと父様のシマで美食から欠け離れた真似をするとは……。外様神タコ殴りで追放ですわね。行きますわよ!突き抜ける優雅さで!!」

 

―――この後無茶苦茶、外様神とかカルト教団をフルボッコにして永久追放した。

 


 

……それからしばらくして、外様神をボコボコにした後、ハルナはうーんと背伸びをしてガイア連合の山梨支部へと出かけると宣言した。

 

「え?山梨支部にいってどうするんですか?」

 

「いえ、黒星くんと多少遊んでこようかな、と。どうせ彼もストレスを貯めているんでしょうから、気晴らしさせてあげないといつか爆発しますわ。」

 

黒星。それは、ショタオジとイタコの長老との間に生まれた子供である。

ほぼ同じ世代として生まれたので、その縁か多少の交流などもある間柄だ。

ショタオジとの子と関係を持てば、それは地方にとって大きな力となる。

もっとも、同じことを考える輩は多数いて、今彼はもう妻や多数の女性と関係を持っているらしいが。

 

「ハルナ姉さん、もしかして黒星くん*2を狙ってるの? まあ、ハーレムの一員になるだろうけど、九重家としてもありがたいけど……」

 

 そのユウカの言葉に、は? とハルナは、本気で不思議そうな顔になる。

 

「は? 狙う? いえ、別にわたくし、黒星くんに恋愛感情ありませんし……。どうせストレス貯めて「人類滅んでくれないかな~」とか思ってそうですから、遊びに誘ってくるだけですわ。全く家族内でパワーバランスだの云々細かい事を言ってるからストレス貯めるんですわ。とっとと第一夫人を決めればいいものを」

 

 黒星くんもこの破天荒な姉だけには言われたくないだろうなぁ、と思いながら飲み物を口にしていたユウカは、次のハルナの言葉に盛大に飲んでいた飲み物を吹き出す羽目になってしまった。

 

「そう! わたくしが狙っているのは……父様だけですわ!! 母様も別に良さそうな感じですし、このままイケイケで父様ゲットですわ!!」

 

ごほごほとむせながら、ユウカはハルナのとんでもない言動に思わず突っ込みを入れる。

 

「ちょっとは私たちの事も考えなさいよ!! 姉が父親と結ばれたなんて私たちどんな顔すればいいのよ!! 

 静母さんやほむら母さんも困惑するからやめなさい!!」

 

 平気で父親と結ばれたい、とかのたまう常識と倫理観がすっぽり抜け落ちた姉に対して、ユウカの頭痛はますます酷くなっていく。

 

「あーもう良いわよ……さっさと黒星くんの所に行きなさいよ……。父さんにバレると色々うるさいから適当に誤魔化すことにしておくわ。ほらさっさと行った行った」

 

しっしっ、と手を振って追い払うユウカに対して、ハルナはにこやかな笑みを浮かべる。

 

「流石はユウカ! 我が妹! 愛しておりますわ!」

 

あーもういいから早く行きなさいしっしっ。ユウカは心の中でそう呟いていた。

 

 

 


 

 ・碧神ハルナ

『破裂の人形』との子供。三姉妹の長女。元ネタはブルーアーカイブの『黒舘ハルナ』

 銀髪に赤目、ルックス抜群のお嬢様キャラだが、父親の変人っぷりを一番受け継いでいる。簡単にいうと「論理感以外は完璧なキャラ」

 食を穢して密やかにオカルト的悪事を行っている店に『行政指導』と称して平気で凍り付けにする。

 逆に美食を提供したり、料理に対して敬意のある店は評価する。

 実際は三姉妹の中で一番父親を敬愛しており「料理を美味しく作ってくれる人は大切にしないとダメだよ」と言われた影響。

 重度のファザコンでもあり、平然と父親を狙っている。料理を大事にしない人と父親をバカにする人は大嫌い。

 

 ・九重リオ

九重静との子供、三姉妹の次女。元ネタはブルーアーカイブの『調月リオ』

(9/16、フウカからリオへと変更しました)

名家である静から「名家のやり方」を学んでいるため、非情冷徹で相手を切り捨てられるタイプ……なのだが、やはり良心が痛むことはある。(というか名家としては非常に優しい)

基本的に静の後を継いで汚れ仕事などを行っており、非常に優秀なタイプでありブレイン役なのも引き継いでいる。

三姉妹の中で多少霊能が弱いのとその性格のせいで戦闘は三姉妹の中で劣っているがそれでも十分に戦えるレベル。

 

 

 ・秋葉ユウカ。

秋葉ほむらとの子供、三姉妹の三女。元ネタはブルーアーカイブの『早瀬ユウカ』

三姉妹の中で一番バランスが取れており、常識的なキャラ。

恐らく母親の突っ込み気質を受け継いだため苦労性。

能力的にもバランスが取れており、あらゆる事をそつなくこなせる。

九重家の会計と補助、戦闘担当。太ももが太い。

*1
彼女の私見オンリーです。

*2
 小ネタ エイプリルフールという名の未来の可能性ネタ 恐らくショタおじとイタコの長老との子




どうでもいいけど、サクラコもメシア教じゃなくて一神教にしておいたほうがよかったなぁ、といまさらながら反省。ショボーン(´・ω・`)
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