【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち   作:名無しのレイ

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第71話 後方父親顔ヒノカグヅチVS凍矢 前編

 

 田舎ニキ、凍矢の活躍もあって魚沼市は新潟第三の大規模都市にまで成長した。

 地脈制御によるザオウゴンゲンの加護による頑丈で大規模な地脈結界によって大開発された市の中心部は覆われ、さらに、その大規模結界がいくつも展開されて、泡状になって魚沼各部に展開されていて、魚沼全体を覆っている。

 これによって万が一、一つの結界が破綻しても、他の結界部に逃げ込めるのだ。

 妖怪たちも大規模な避難用異界を作ったり、近くの山のあちこちに大規模な居住地を作ってそこを結界で守護している。

 

 さらに煙ニキの都市開発を見習って、近くの人々が避難するときを考えて、巨大な地下シェルターや巨大な建物なども開発し、静を通して議員たちや官僚にも繋がりを持っている。

(凍矢の拠点の旧公民館の地下にも大規模シェルターが存在する)

 さらに高速移動シキガミや、大型ターミナルも複数、武器弾薬や食料なども大量に備蓄しているし、霊的要塞とも言える『ジュネス』もようやく誘致ができた。

 

 自衛隊の第30普通科連隊、そして東部方面隊直轄第12連隊にも強い繋がりを持ち、彼らにもロボ部を通してパワーダイサーや多脚戦車販売も行った。

 他の新潟市や長岡市、新潟各部の都市なども順調に進んでいる。

 原子力発電所も新潟の黒札たちの共同作業などでガチガチに結界などで守護されている。

 とりあえずは対終末としては万全といえるだろう。

(当然、彼らは地脈結界自体が無効化される危険性など欠片も知らない)

 

 士魂号や軍事用パワーダイザーなども購入し、これに加えて、巨大シキオウジロボも購入すれば、地域の拠点防御は完璧と言えるだろう。

 アクエスストーンの件も、日本では洪水テロを恐れて手を抜いて、アクアストーンに変更。さらにそれを機械内部に入れて、ある一定以上は水を出せないようなセキリュティを施しておいた。(無理矢理だそうとすると、無効化される)

 

 旧公民館内部の自分の部屋でそれらの資料をぺらぺらとめくって確認しながら、凍矢は椅子の背もたれに背中を預けてはーとため息をついた。

 

「よし、これで後は巨大シキオウジロボを購入すればとりあえずは大丈夫だろ……。はー疲れた。しばらく休みたいわ」

 

「お疲れ様です。……しかし、言っては何ですがここまで来たのなら、新潟県全土を纏める顔役になるのも不可能ではないのでは?」

 

 確かに霊山同盟支部のように県自体を纏める事もLV60になる凍矢なら可能かもしれない。

 他の黒札たちも「面倒くさいことは全部あいつに押し付けてやればいいんだ」「新潟県を統治する? どうぞどうぞ」とむしろ喜々として権限を押し付けにくるだろう。

 

「嫌だよ面倒くさい。俺は故郷さえ守るのだけで精一杯でそれ以上はキャパオーバーだよ」

 

 新潟県全土を統治するとなればこれ以上の厄介事が山のように降りかかってくる。

 黒札たちも面倒くさいことは全てこちらに押し付けてくるだろう。ただでさえひぃひぃ言っているのにこれ以上負担を押し付けられるなど勘弁してほしい、というのが正直なところである。

 もっとやれるポテンシャルはあるんだけどなぁ。という静の目を彼はスルーしながら静の入れてくれたコーヒーを口にする凍矢。

 

(正直、これでもう終末対策終わり! はい終了! お疲れ様でした!! と言いたいんだけどなぁ……)

 

 凍矢がもっとも恐れているのは、魚沼の地元に存在にする『九頭竜権現木像』と長野県の『戸隠神社 九頭龍社』である。

 もし長野の戸隠神社から神霊クズリュウが出現したら、長野だけでなく間違いなく新潟、魚沼にも大規模な被害が及ぶ。

(多少は離れているが誤差にすぎない)

 そして、終末時にガイア連合の力は全て最後の作戦に投入されるだろう。

 その時にクズリュウが現れたら止められるものが誰もいない。

 誰もいないのなら俺がやるしかない。これも彼にとっては故郷防衛の一つなのである。

 

(とりあえず、俺が倒された時のことも考えて、山梨支部にこもってる修羅勢に後始末を頼んでおくか……。彼らなら弱っているクズリュウなら倒してくれるだろう)

 

 対クズリュウ戦の戦場は半空間遮断の大規模異界で、いざという時は自分たちは見捨てて完全な空間遮断を行いそのまま異界をパージしろという遺書は残しておくが、神霊クズリュウほどの超絶的存在なら、そんな空間遮断すらも突破して異界から現実世界へ具現化する可能性もある。

 その後始末のために、山梨支部に籠っている修羅勢に殲滅を依頼して置く予定である。

 

そんな風に考えていると、彼の仲魔であるキクリヒメがふわふわと漂ってこちらにやってくる。

 

「ちょっと話があるんだけど〜。カグツチくんが貴方に話しがあるって言ってるわ〜」

 

彼の拠点である旧公民館では鬼門の部分にヒノカグヅチを祭った祠が存在する。

鬼門の部分に、炎と浄化の力を持つヒノカグヅチを祭る事によって邪悪な存在を防ぐ概念を宿しているのだ。

それだけでなく、ほむらの原型であるヒノカグヅチとの窓口を残している事で、何かあったらコンタクトが取れるようにしている。

 

「ああ、何かあのほむら?とかいう子もきて欲しいとか。それ以外は控えてほしいと言ってるわ~。」

 

えぇ……。めっちゃ嫌な予感がするなぁ、とその言葉を聞いて彼は心の中で呟いた。

とはいえ、ここで行かないという選択肢はあるまい、と凍矢は渋々とヒノカグヅチの祠へと向かっていった。

 

 

いまのところのSSの計画。

・人類安楽死計画

(皆で首をくくって楽になろうね!魂は楽園で幸せに暮らそうね!)

・ホノカグヅチくん後方父親顔

(ウチの転生体の娘を預けられるか試してやる!)←いまここ

・ショタおじ、ヤマタノオロチ(レベル72)をけしかける

の三つでお送りします。

 

 

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