【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち   作:名無しのレイ

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ボンコッツ様、変なキャラを押し付けてる形になってしまってすみませんw


第76話 『正義狂』にして『正義卿』大天使メルキセデク

 ──―S県、一神教調和派の教会。

 そこでは、短パンに動きやすい服装をしたシスターたちが並んで走り回っていた。

 悪魔をと戦うためには、一にも二にも体力勝負。後方から魔力を放つ役でも体力がなければあっという間に貪り食われて終わってしまう。

 彼女たちは、一斉に声を上げながら教会の周りを疾走していた。

 

「いーちいーちいちにっ!! (そーれ)」

 

「いーちいーちいちにっ!! (そーれ)」

 

「天使を殴れ! (天使を殴れ!)」

 

「悪魔を殴れ! (悪魔を殴れ!)」

 

「我らが従うは主の御心のみ! (御心のみ!)」

 

 そんな風に掛け声をかけながら、彼女たちは汗を流しながら懸命に走っていた。

 悪魔退治において、もっとも大事なのは自らの身体能力であり鍛えられた肉体。

 上げたLVと鍛えた肉体はどんな状況でも自分自身を裏切らない。黒札でもない現地人である彼女たちは、デモニカを使用して何とか悪魔たちと戦っているが、その真理はデモニカ装備であっても例外ではない。

 そのために、彼女たちはランニングや模擬戦などを行って自らの肉体を鍛えているのだ。

 この掛け声も、いざという時にためらいなく天使を殴れるためである。

 

 そして、その準備体操が終わった後で、過激派が召喚した天使が封じ込められているCOMPをもってきて、そこに封じ込められている天使を召喚する手続きを【シスター・グリムデル】はとっていく。

 

「よし、それじゃみんな準備はいいかい? 思う存分叩きのめしていいからね。存分にやっちまいな!!」

 

 COMPから天使が召喚されると同時に、身構えているシスターたちは戦闘態勢に入る。

 

「ふふふ、天使エンジェル降臨しました。

 さあ、シスターたちよ、天使である私のいうことを……」

 

「いくぞ皆! ブン殴れ!!」

 

「ヤコブの手足! マッスルパンチ!!」

 

「ヤコブの手足! バインドクロー!!」

 

「ヤコブの手足! 地獄突き!!」

 

 天使エンジェルに対して、シスターたちは取り囲んでボコボコにエンジェルを殴り飛ばしていく。

 これは、経験値を積むというより、いざという時に迷いなく天使を殴れるための訓練である。

 その神々しさから、何も知らない人間たちは天使に対して従うことが多い。一神教が異端でありカルトであるメシア教に大きく追い詰められているのは、天使たちの実在と神々しさによるものである。

 それに屈せず、必要とあれば迷いなく叩きのめすことができること。これはそのための訓練である。

 

 桜子の指導により、彼女たちもヤコブ神拳にとって必要なスキル【ヤコブの手足】を覚えることはできたが、厳しい修行を得てようやくスキルD程度でしかない。

 これでは、到底一神教調和派の皆に覚えさせることは夢のまた夢である。

 彼女たちを見ながら、桜子はうーんと腕を組んで考え込む。

 

「【ヤコブの手足】スキルDは彼女たちに覚えさせることはできましたが……やはり効率が悪いですね。これでは一神教の皆に【ヤコブ神拳】を覚えさせるためには到底足りません」

 

 そんな彼女を見ながら、シスター・グリムデルは彼女に対して言葉を放つ。

 

「アレだ。確かガイア連合では【スキルカード】が作れただろ? 黒札に相談して、【ヤゴフ神拳】をスキルカード化してもらえば皆簡単に覚えられるんじゃないのかい? 

 ありがたぶってもったいぶって秘伝にしたあげくがほとんど失伝してしまったのが【ヤコブ神拳】だ。また同じこと繰り返すのこそ主の意向に背くことだってアンタもわかってるだろ?」

 

 確かに【ヤコブの手足】スキルを【スキルカード】化してデモニカにインストールすれば誰でもすぐにある程度はヤコブ神拳を使用することはできる。

 だが、神と戦ったとされるそんな秘伝をそのような軽々しくするものでは……とも思うが、シスター・グリムデルのいうことが正しいのも理解できる。

 今のこの世界では、そのような長年修行して力を身に着けるほどの余裕がないのだ。特に戦力の劣る一神教調和派は。

 

「うーん……。やむを得ませんか……。わかりました。黒札様に相談してみましょう。それと、私のほうで気になる情報も掴みましたので、彼と相談してみます」

 


 

 ──―新潟県、魚沼。凍矢が拠点としている旧公民館。

 厳重な結界によって守護されているその場所を、正式なアポイントメントを取って桜子は訪れていた。

 これは調和派のグリムデルからの要望だけでなく、霊山同盟支部からの協力要請(調和派の戦力向上を目的にしている)のためである。

 

「……ふむ。話は聞いてる。【ヤコブの手足】のスキルカード化を行いたいんだっけ? 分かった。喜んで協力しよう」

 

 以前のミトラスによるゴタゴタや、ガイアプロレスIN新潟の件などもあったが、何とか彼女と凍矢の間ではある程度のビシネスライクな協力関係に落ち着いてきている。

 凍矢としても、調和派を怒らせてこれ以上の厄介事を行うのは勘弁してもらいたいというのが本音だ。

 

 ちなみに、念のためほむらやその部下には今日はこちらには近づくな、と厳命してある。

(さすがにないとは思うが)ほむらがまた桜子に何かちょっかいかけてしまっては、ガイアプロレス再来という結果になってしまう。それは誰も望んでいないことだろう。

(ほむらもそれはきちんと理解しているらしく、大人しく命令に従っていた)

 ともあれ、【ヤコブの手足】のデータもきちんと採取してガイア連合の山梨支部に送ったからきちんと【スキルカード】としての作成が行われるはずである。

 これが一神教の信者の装備しているデモニカに【ヤコブの手足】のスキルカードを装備させることも可能である。

 

「それと、そちらへの迷惑料と親睦の証としてこういうのはどう?」

 

 それはメリケンサックの形状をしたCOMPである。デビルサマナー本編でフィネガンが使用していたのを元にして作りされた試作武器だ。

 COMPで殴るとか正気か? とは思うが、それに対応するためにかなり頑丈に作成したらしいから大丈夫だろう……多分。このCOMPならば彼女のバトルスタイルとも組み合うはずである。

 

「ありがとうございます黒札様。それでお話があるのですが……」

 

 それは、新潟県の小さな島『粟島』。半終末で海を渡るのも一苦労なことなどもあって、住民は全て本土に移ったもはや無人島となっている島である。

 そこに他県からのメシア教過激派が流れ込んできて何かを企んでいるとのことだ。

 彼女ははっきりとは口にしなかったが、恐らくは穏健派から流れてきた情報らしい。

 探索は自分たちが行うから、凍矢には念のため後詰としてついてきてほしいとの事である。

 まあ、小さな島とはいえ、新潟県内であるその場所に過激派なんて流れ着いたら何をするか分からない。早めの排除は正義だろう、と凍矢は判断して彼女に従うことにした。

 


 

「ふむ、人気はないか……」

 

 粟島に上陸した凍矢たちであるが、やはりそこは一見無人島にしか見えなかった。

 ともあれ、無人島に見せかけて内部で様々な企みを行っているのは過激派なら普通にやりかねないだろう。

 村人たちが全て本島に避難して、荒れ果てた栗島内部を凍矢や『破裂の人形』、桜子や一神教調和派のシスターたちは慎重に探索していく。

 

「【ヤコブの手足】【地獄突き】ッ!!」

 

「【ヤコブの手足】【バインドクロー】ッ!!」

 

「うぉおお!! 殴れ殴れ!! 天使どもを殴れぇええ!!」

 

 デモニカを身にまとった彼女たちに取って、敵対的なエンジェルたちはいい練習相手である。

 デモニカ【ガイアトルーパー】を身に着けて、【ガイアショット】を拳に装着した調和派のシスターたちは、次々と天使たちを殴り飛ばしていく。

 彼女たちに比べ、高レベルの凍矢や桜子は離れた場所で、戦いに参加せずに彼女たちの戦いを見守っている。いわゆる戦いで得られたMAGはより高レベルの存在に移動してしまうので、凍矢や『破裂の人形』、桜子が参加してしまうと、彼らに吸い取られてしまうのだ。

 少し離れた場所で戦いに参加せずに見守っているだけならば、MAGは彼女たちの物になるはずだし、天使たちを殴るいい経験になるはずである。

 

 そんな風に優位に立って彼女たちが戦っている中、猛烈な速度で『何か』が乱入してきて敵天使たちを吹き飛ばしていく。

 

「うぉおおおお!! 下がれ人の子よ!! 我が正義ここにあり! 正義正義正義ィイイイ!!」

 

 その存在は、人型ではあるが、人間的な天使たちとは全くかけ離れた存在だった。

 のっぺりとした金属製のマスク、パワードスーツのような手足に、天使とは異なる金属製のウィング。

 彼は金属に覆われた手足を振るいながら、天使たちを薙ぎ払っていった。

 その異形の存在に対して、天使は絶叫しながら疑問を投げかける。

 

「メ、メルキゼテク様!! 天使の救世主様! 我等の救い手!! それが何故我々天使を攻撃なさるのですか!? お教え下さい!!」

 

「そんなもの──―お前たちが悪だからに決まっているからだろうがッ!!」

 

「善因には善果あるべし! 悪因には悪果あるべし! 害なす者は害されるべし! 災いなす者は呪われるべし!」

因果応報・天罰覿面(マイティ・ブロー)ッ!!」*1

 

 その存在の拳の一撃により、その場にいる天使たちは倒される事になった。そして、その天使の叫びを凍矢は聞き取っていた。メルキゼテク。大天使に属する天使の救世主とされる存在である。

 日本で大天使が召喚されているのも驚きではあるが、その大天使が天使に対して攻撃を仕掛けるというのも予想外だった。

 一神教調和派のシスターや桜子たちを下がらせ、凍矢は彼に対して問いかけを開始する。

 

「お、お前が過激派によって召喚された天使か?」

 

「然り!! 我こそ『大天使メルキセデク』である!!」

 

 >大天使メルキセデク LV23

 

 彼は腕組みをしながら堂々とそう答える。LVこそ低いもののこの日本において大天使に属する存在が召喚されているだけでもう脅威といえるだろう。

 メルキセデク。元々人間で、エルサレムの王であり司祭であったと伝えられている。アブラハムにカバラを伝授したとされ、人間でありながら、父も母もいなければ初めも終わりもない正義の王、平和の王、そして永遠の祭司として理解していた。

 キリスト教グノーシス派の人々に崇拝された平和と正義の天使

 キリストが人間にとっての救世主に過ぎなかったのに対し、このメルキセデクは天使にとっての救世主であることから、キリスト以上に偉大であるとまで言われた。

 ともあれ、こちらに対して敵対的でないのが、こちらに対して騙そうとしているのか不明なので(過激派によって召喚されていればなおさらだ!)彼はメルキセデクに対して問答を仕掛ける。

 

「よし、では問おう。正義と名乗っているが、お前の正義とは一体何だ? 穏健派、過激派問わずにメシア教が行っていることがお前たちにとって正義なのか?」

 

 天使は善意で人間たちに対して悪行を行う。救済といいながら人々を痛めつけ、苦しめる。

 その価値観でいえば、人間たちを苦しめるのも彼らにとって『正義』になりえるのだ。

 その凍矢の問いに、メルキセデクは何の迷いもなく断言した。

 

「メシア教の行っている事だと? そんな物──―悪いに決まっているだろうが!!」

 

「無垢な人々の命を奪い! 人々を改造し! 脳だけにするなど……絶対に許さんッ!! そのような事は、正義に反するだろうがッ!! 正義を司るこのメルキセデク、そのような事は許さんッ!!」

 

 えぇえええええ……マジかよ……。と凍矢は思わずドン引きした。

 確かにメルキゼテクは完全に狂っている。だが、狂っていながらこんな真っ当な事を言っている天使など今まで存在していなかったタイプである。

 

 悪魔は情報生命体なため、召喚者によって大きく影響される。メシア教の過激派の天使たちが非人道的手段を平然と取るのは、上司の命令だけでなく、過激派たちによって召喚されているからということも大きい。

 それを防ぐためにはどうすればいいか。初めから狂っている分霊を降臨させればいいと考えたのが恐らくメルキゼテクなのだろう。

 ドン引きしながらも、凍矢は彼のいうことを確かめるべく、予備のCOMPを差し出す。

 

「お、おう……な、ならこいつを試せるか?」

 

「十戒プログラム。ガイア連合が開発した天使や悪魔を縛り付けるシステムだ。これなら……」

 

「望む所ッ!! このメルキセデク、心にやましい所一切無しッ!! 主よ!! どうぞご覧あれ!! このメルキセデクは、正義を行うに辺り無敵であるッ!!」

 

 うわぁ……。こいつ一切迷う事なく、十戒プログラム受け入れたよ……。

 呆れた顔をしている凍矢を他所に、メルキセデクは迷うことなく予備のCOMPへと飛び込んでいった。

 十戒プログラムの審判を受けるのなら、しばらく時間はかかるだろうと考えていた凍矢だったが、次の瞬間にメルキセデクはCOMPから強烈な光と共に再出現した。

 しかも、その猛烈な光は、メルキセデクが強力なパワーアップを行った事を示している。

 

>大天使メルキセデク LV23→LV60

 

 レベル23からレベル60への猛烈なパワーアップ。

 つまり、メルキセデクは十戒全てを問題なく潜り抜けたということである。

 そのメルキセデクに対して、凍矢は呆然として呟く。

 

「えぇええええ……! うっそだろお前……! 十戒全部潜り抜けたんかよ……!?」

 

「このメルキセデク、やましい所は一切無しと言ったはず!! 十戒など何するものぞ!!」

 

 十戒には嘘をついてはいけない、という項目が存在する。つまり、彼の言っていることは全て事実ということである。こんな厄介な存在、こっちで面倒を見るのは真っ平ごめんである。

 ちらりと桜子の方を見ると、彼女は諦めた表情で頷いた。つまり、彼は一神教調和派で面倒を見るということである。

 一神教の欠点としては、メシア教に比べて戦力が少ないことである。

 そこに一神教に味方してくれるLV60の大天使が味方になってくれればいうことはない。

 ……例え頭がおかしい正義バカであってもである。

 

 その後の過激派殲滅はさっくりと終わった。これだけの戦力が攻め込んできて、耐えきれるほどの戦力など逃げ隠れしている過激派が用意できるはずもない。

 おまけに切り札であるはずの、メルキセデクも暴走して彼らの味方である天使たちを殲滅して回っているのだ。

 天使たちも殲滅され、過激派の残党たちも捕らえられた。

 そして、この島を封鎖して帰ろうとした時に、メルキセデクは言葉を放つ。

 

「うむ、これでとりあえず落ち着いたか。そこで黒札、頼みがある」

 

「私を──―殴れッ!!!」

 

「何で!?」

 

 唐突に訳わからないことを言い出したメルキセデクに対して、思わず凍矢は困惑しながら言葉を返す。

 

「我が心にやましい所一切なし! だがこの身は無垢な人々を犠牲にした呪われし肉体であることは事実である!! 故に殴れ! わが肉体を!! そのために消滅しても問題なし!!」

 

 何言ってるんだこいつ、頭おかしいわ……とドン引きしながらも、凍矢は何とか説得を行う。

 天使といえど無抵抗の相手を殴るのは気が進まない上に彼は貴重な一神教の戦力になりえるのだ。

 こんなところで失うわけにはいかない。

 凍矢に殴る気がないと知ったメルキセデクは、迷いなくこう言い放つ。

 

「ならば仕方あるまい……。黒札が我を殴らぬというというのなら、こうするのみ!!」

 

「善因には善果あるべし! 悪因には悪果あるべし! 害なす者は害されるべし! 災いなす者は呪われるべし!」

因果応報・天罰覿面(マイティ・ブロー)ッ!!」

 

 メルキセデクの拳は、見事に自分の胴体中央に叩き込まれていた。ボキボキと骨が砕け散り、深々と叩き込まれた拳からしてもそれが本気の一撃であることは疑う余地はない。

 皆が茫然としている中、メルキセデクは再度自らに全力の拳を叩き込もうと、拳を引き抜く。

 

「うぉおおおおお!! 逆境! 逆境! 逆境!! これに耐え抜いてこそ正義!! もう一発行くぞ!!」

 

 いきなり取り狂った事をやりだしたメルキセデクに対して、凍矢は慌てて止めに入る。

 適当な言葉でもなんでもいいから、貴重な戦力である彼を止めに入らなくてはならない。

 

「え、ええと……お前が罪を背負っているのなら、その分だけ人々をメシア教から守護するというのはどう? それのほうが遥かに皆に貢献できると思うけど」

 

 ともあれ、彼を落ち着かせるべく適当に言葉を放った瞬間、メルキセデクの動きがぴたり、と止まる。

 

「お……」

 

「お?」

 

「おおおおおおおん!! 何と素晴らしい言葉か! このメルキセデク感動したッ!! どうだ!? 君も主に使える気はないか!!」

 

 いや、普通に嫌です……と凍矢はドン引きしながら心の中でそう答えた。

 

 


 

 ──―それからしばらくして、A県のとある一神教調和派の教会。

 その結界の張られた教会では、周囲を数人の人間が取り囲んでいた。虚ろな瞳をした彼らは、手にしたCOMPを操り、次々と悪魔を召喚していく。どこの勢力が彼らを操っているかは不明だが、一神教を敵視している勢力は山ほど存在している。

力を取り戻しつつある一神教を排除したい勢力はそれこそ数えきれない。

結界に対して群がってくる悪魔たち。まだ作ったばかりの教会には、強力な戦力は存在していない。

だが、そんな悪魔たちに対して、急速に空から強襲してきた「何か」が悪魔たちを薙ぎ払う。

 

「うおおおお!正義、参上ッ!!」

 

「人の子たちよ。だが心配はいらぬ──―私が!来たッ!!!」

 

そう言いながら拳を構えるのは、『正義狂』にして『正義卿』大天使メルキセデク。

瞬時に危機を察知したメルキセデクは、飛行スキルを使用して瞬時にここまで飛来してきたのである。

彼は、両拳を叩きつけると、悪魔たちに対して構えを取る。

 

「さあ、来るがいい悪魔ども!!このメルキセデクは、正義を行うに辺り無敵であるッ!!」

 

 


 

 ・『正義狂』にして『正義卿』大天使メルキセデク

 元ネタは、正宗(装甲悪鬼村正)。メルキセデクは元が人間でありながら天使の救世主と言われている非常に天使たちにとって重要な存在である。

 無理矢理にでも降臨させられると案じた本体は、グノーシス神話の「平和と正義を司る」という概念を利用し、正義全フリにしてレベルの低い分霊が過激派によって召喚された……が、見事に正義狂いとして降臨。

 通常、悪魔は情報生命体である以上、召喚者の影響がモロに出るため、メシア教徒に召喚された結果、過激派の狂気と正義狂としての狂気がお互い相殺されてこんなになった。

 天使や大天使のいう言葉は全然聞かないが、人の子のいうことはすんなり聞く傾向あり。守護するべき対象だからね! 仕方ないね!! 

 

 イメージBGM:ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO(スクールウォーズのアレ)

 

*1
敵単体にクリティカル率50%の万能属性の打撃型ダメージを威力150で与える。攻撃成功時、連動効果が発動「敵ランダムに10回、クリティカル率50%の万能属性の打撃型ダメージを威力20で与える」このスキルは反撃効果の発動を無視する。オリジナル設定として、悪事を行った悪属性の相手に特攻効果がある。

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