ウルトラスクランブルファイト 〜インペリアル・ソウル〜   作:Toran toran

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育獣士の蟻地獄①

「ありがとうございます…。まさか、メビウスも来てくれてたなんて…。」

「イリアが命懸けで僕達に情報を送ってくれたおかけだ。ゼットの事も、敵の能力の事も…。」

 

その言葉は、部隊長――イリアが無事にメビウスと合流出来たことを示す何よりもの証であった。ゼットはイリアの無事に安堵する。

メビウスはゼットのカラータイマーに手を翳して、橙色の光を送り込んでいた。充分にエネルギーの補給が成されたため、点滅していたカラータイマーは青色へと戻った。ゼットはメビウスに一礼する。

 

「カタン星人とリフレクト星人の所にはヒカリが向かった。僕はそっちに行く。ゼットは、タピオスで闘っているタイガ達の援護に向かってくれ。」

「ヒカリ先生まで来てくれているのですか…!?分かりました、すぐに向かいます!!」

 

互いに頷きを交わし、ゼットはタピオスに向けて飛翔した。

メビウスもヒカリが闘っている方向へと向いて、地を蹴った。

 

 

 

「ジェアッ!!」

 

ウルトラマンヒカリはアーブギアを纏った姿、ハンターナイトツルギとして、ガクレとイルー相手に戦闘を繰り広げていた。

右手首のナイトブレスから伸びる光剣、ナイトビームブレードを得物として、カタン星人の鉤爪、リフレクト星人の長剣と激しい剣戟を交わす。

ガクレがツルギの背中目掛けて鉤爪を振り下ろす。しかし、ツルギはあえて肩部の鎧で受け止め、反撃に肘鉄をガクレの腹に当てた。

 

「ぐべぇっ!」

 

突き飛ばされるガクレを尻目にイルーのフェンシングめいた突きとツルギの光剣が何度もぶつかりあう。散る火花と剣の軌跡が宇宙の暗闇を彩っていく。

ツルギの剣の腕は宇宙中で名を馳せている程の実力。イルーは自身の持つ防御力を過信せずに相手の斬撃を何処で受け止めれば最小限のダメージで済むか常に計算し続ける。

 

「どいつもこいつも外付けの鎧なんざつけやがって!!ウルトラマンといえば生身だっただろうがぁ!!」

「時代遅れな事を言ってますねぇ、ダック星人!今時のウルトラマンはこういうのが多いんですよぉ!!」

 

罵りながらツルギの剣を弾き、腕に内蔵された銃器を突きつけるイルー。すぐさまズガガガガッ!!!と銃口が火を噴いた。

 

「テヤッ!!」

 

ツルギは跳躍してバク宙の要領で弾丸を回避、大きく距離を取る。ガクレは腕に火炎を溜め、イルーの銃撃に合わせるように腕を前に突き出して巨大な火炎弾を撃ち出した。

 

「!! セヤアァァァァ!!」

 

ツルギは着地した姿勢のまま下から上へとビームブレードを薙いで火炎弾を切り払う。袈裟懸けに切り裂かれた火炎弾は二つに分裂し、ツルギの頭上を飛び越えて、背後で爆炎をあげた。

背を照らす炎をよそにツルギは右腕を頭上に掲げ、ナイトブレスに蒼い稲妻を集中させる。稲妻が溜まってきたのを感じると胸の前で両手を重ねてスパークさせ、クルリと手首を返して前方に向けて十字を作った。

狙いはカタン星人。ガクレ目掛けて虹色の必殺光線ナイトシュートが放たれる。

 

「へへへ…」

 

しかし、ガクレは動かない。動いたのはイルーの方だった。

 

「でぇい!!」

 

イルーがガクレに飛びかかり、その両腕をガシリと掴む。

イルーの両足が地に着き、逆にガクレの足が宙に浮く。イルーは勢いを殺さず、ガクレを振り回し始めた。

 

「何!?」

 

ナイトシュートが到達する頃にはイルーが背面を見せ、ガクレの盾になる形となっていた。

イルーの身体が光線を弾く。しかしイルーの回転は止まらない。

 

「どおおぉぉりゃ!!!」

 

イルーは威勢のいい声をあげ、回転の勢いのままにガクレの両腕をパッと離した。ガクレを投げつけた方向には、ツルギ。

 

「キエェッ!!」

 

ガクレは犬猿の仲である相手に投げ飛ばされたにも関わらず、文句の一つも言わなかった。

ガクレは右手の鉤爪をツルギに突き刺ささんとその先端を向ける。

 

「くっ!!」

 

咄嗟に光剣を構えるツルギ。ガクレが脇を通り抜けたのはすぐだった。

ガキィン!!と両者の間に閃光が走り、ツルギの身体が地に叩きつけられた。

ツルギに一撃を入れて着地したガクレは、()()()()()()鉤爪を見る。

 

「チッ…受け流しやがったか。」

 

膝をつくツルギ。光剣でガクレの攻撃を受け止めたため、身体に鉤爪が到達することはなかったが、腕に伝わる衝撃は凄まじいものだった。

再び光剣を構えようとするツルギ。その腕にジャリッ!と重々しい金属の鎖が巻き付けられる。

 

「!?」

 

ツルギが腕に巻き付いた鎖、そしてその射出先を見る。

イルーが盾からチェーンを撃ち出していた。

 

「ふっふっふ…アヒルは囮ですよ、ツルギ先生?」

「嘘付けぇ!!割と本命寄りだっただろぉが!!」

 

これがさっきの連携を見せた二人なのだろうか。罵り合う光景からは仲の良さはあまり感じられなさそうだとツルギは思っていた。

 

「ふん…二人がかりの連携とは面白い…!」

 

だが、二人の実力は本物。ツルギは不敵に笑いながらそう零していた。

イルーはツルギの剣の動きが鈍るよう、両手でチェーンを持って不規則に力を入れながら引っ張っていた。

 

「やれやれ…。気に食いませんが、ダック野郎と一緒でないとツルギと闘うのには危なかったかもしれませんねぇ…。しかし、このまま動きを止めて時間を稼いでいればいずれはブライクが…!」

 

イルーが抱く一抹の希望。しかしそれは直後の一撃で砕かれた。

光の鏃がチェーンを穿つ。激しい火花と共にチェーンは切断された。

 

「なあぁぁっ!?」

 

ツルギの動きを止めるためにチェーンを引っ張っていたイルーの身体が引っ張る対象を失った事で後ろへとひっくり返る。

ツルギは腕に残ったチェーンの残骸を剥がし、背後から斬りかかるガクレの顔にバシンと叩きつけた。

 

「痛ぇ!?」

 

思わず左手で顔を抑えるガクレだが、その隙を狙って振り下ろされる光剣は鉤爪で受け止めた。

 

「ぐぅぅぅぅ…!!誰です!?」

 

イルーの叫びに応えるように、一人の巨人がイルーの前に降り立った。

 

「ウルトラマンメビウス…!」

 

メビュームスラッシュでイルーのチェーンを断ち切ったメビウスはすぐにファイティングポーズを取り、イルーへと立ち向かっていく。

 

「セヤッ!!」

 

飛び蹴りから始まる蹴撃の連続。イルーはチェーンの残りを切り離し、剣と盾の双方を使って防御に徹する。風を切りながら繰り出される蹴りの一撃を盾で弾き返すと、今度は一撃、左のストレートが胴体に直撃した。

 

「ぐうぅ!?」

 

ガクレの鉤爪とツルギのナイトビームブレードが何度もぶつかり合う。ガクレも近接戦闘は不得意ではないが、不意打ちによる暗殺を主な戦法としていたガクレとかつての怨敵ボガールを追って宇宙を放浪して戦い続け、剣豪と互角に渡り合えるまでに研ぎ澄ましてきたツルギでは剣術の練度は雲泥の差であった。

鉤爪を弾き、光剣がガクレの胴体を薙ぐ。地面に倒れたガクレに追撃を仕掛けるツルギだが、突如目の前の地面が爆ぜ、攻撃を途絶えさせられていまう。ガクレがツルギの足元に火炎弾を浴びせたのだ。

 

「オラッ!」

 

ガクレはツルギが怯んだのを見て、前蹴りでツルギを蹴りつけて距離を取り、視線をツルギから逸らす。

向いた先にいるのは、メビウスとイルー。

 

「…!メビウス!!」

 

ツルギがガクレの意図を察して叫んだ時にはガクレは既に駆け出していた。

 

「タアァッ!!」

 

メビウスブレスからメビウスの輪の光が漏れ、ナイトビームブレードと同じ形状の光剣メビュームブレードを生みだす。

イルーが連射するミサイルの弾頭をメビュームブレードで次々と斬り落としていく。メビウスを狙って放たれたミサイルは軌道を外れ、標的のいない岩盤に衝突しては爆発していく。

キリがないと判断したのかイルーはミサイルの発射を止め、剣を構えてメビウスとの剣戟に備える。メビウスもミサイルの連射が止まったため構えるが――

 

「ヒャッッッ!!!」

 

そこに二人の間に割り込む形でガクレが乱入した。不意打ち気味にメビウスに鉤爪を振り下ろすが、難なくメビュームブレードで弾かれてしまう。その光景を見てイルーは舌打ちをした。

 

――()()()()()()()()()

 

しかし、それ以上の文句も言わずにイルーはガクレの後を追ってきたツルギに対応するべく再び剣を構えた。

 

「お前とは一度やってみたかったんだぜ!ウルトラマンメビウスゥ!!」

 

メビウスの剣術も巧みなものではあるが、ツルギと比較すると幾分か劣っている。ならば気に食わないが自身より剣の実力が上であるイルーにツルギを押しつけ、自身はメビウスと対峙した方がいい。ガクレはそう判断していた。

メビウスに掴みかかり、脇腹に一撃膝を入れる。メビウスは両腕で掴んでくるガクレの腕を振り払い、頭部目掛けてメビュームブレードを横一文字に斬りつけようとする。

しかし、ガクレは勢いよく仰け反って、これを躱した。「よっ」と腹筋を使って元に戻り、反撃として鉤爪のアッパーを繰り出す。

 

「グアアアッ!!!」

 

胸元を斬り上げられたメビウスの身体が宙に吹き飛ぶ。ガクレは勝ち誇ったようにほくそ笑んだ。

が、メビウスは吹き飛ばされたのを利用して、浮遊していた自分の身の丈程の大きさの礫に足を着けた。

 

「セヤァァァァァッ!!!」

 

そのまま礫を蹴り、勢いのままガクレへと急接近する。

 

「え゛」

 

予想だにしない奇襲に驚きの声を漏らしていると胸元にメビウスの足裏が直撃する。

今度はガクレの身体が宙へと吹き飛ぶこととなった。

 

 

 

 

 

 

惑星タピオス。

 

瘴気拡がる大地に銃声と男達の声が響く。

エルーヴォが二丁の光線銃をコスモスとフーマに向け、光の弾丸を乱射する。

 

「ジェアァァ!!」

「セイヤァッ!!」

 

コロナモードとなったコスモスが空中で横に高速回転し、弾丸を弾き返す。

フーマも同じように高速回転を繰り出し、周囲を風で巻き込んで巨大な竜巻を生成する。

竜巻はその強烈な風圧で弾丸の軌道を逸らし、フーマへの直撃を防いでいく。

二人は回転しながらエルーヴォとの距離を詰め、接近戦へと持ち込んだ。

 

「やるねぇ!」

 

しかしエルーヴォは焦ることなく、コスモスの攻撃を冷静に躱す。遅れてフーマも攻撃を仕掛けるが、蒼い残像を残す程の素早い動きすらもエルーヴォは余裕で対応していく。

距離を詰められても、エルーヴォの銃撃は止まらない。格闘術と組み合わせながら距離が離れれば即座に引鉄を引く。

互いの攻撃をいなす中、コスモスの正拳突きがエルーヴォに突き刺さった。

エルーヴォはダメージこそ受けたものの、すぐに銃口をコスモスへと向ける。

 

「ジェアッ!!」

 

コスモスはその動きを見逃さず、シャイニングフィストをエルーヴォに向けて連射した。エルーヴォの銃から光が迸るのも同時であり、二つの光弾は衝突し、そして相殺された。

 

「よそ見してんな!」

 

間髪入れずにフーマが数発の光刃手裏剣をエルーヴォに放つ。

シャイニングフィストと異なり、弧を描くような軌道の光刃手裏剣にエルーヴォは全てを防ぎきれず、身体が切り裂かれるのを許してしまう。

だがエルーヴォは少し怯んだ程度で、手裏剣と共に放ってきたフーマの廻し蹴りは回避する。

 

「ニンジャァ!!」

 

叫びながら今度はフーマを銃撃する。蹴りを避けられまだ体勢が整えられていないフーマは弾丸を浴びてしまう。

 

「ぐあっ!!」

 

弾丸をモロに食らったフーマは吹き飛ぶ形で後ろに倒れた。追い討ちを掛けようとしたが、それを妨げるように横からコスモスが拳を繰り出してくる。

しかし、コスモスは一撃を加えたのみで勢いのままエルーヴォの前を通り過ぎていく。その時エルーヴォは別のウルトラマンがアクションを起こしているのを見た。

 

「シューティングビーム!!」

 

タイガが両腕を前に突き出し、合わせた両手から黄色の光線、シューティングビームを放った。

ビームはエルーヴォの胴体に直撃すると、電撃のようにエルーヴォの身体中へとエネルギーを走らせた。

 

「や…べ…!!ちっとばっかも…動け…ねぇ…!」

 

父タロウより受け継がれしシューティングビームには大きく別れて二種類ある。

単純な破壊光線タイプ、そして相手の神経に影響を与える麻痺光線タイプ。

コスモスとフーマの素早い動きにも対応出来るエルーヴォを少しでも鈍くさせるべく、タイガは麻痺光線タイプを選択したのだ。

 

「動けんか?ならばその間に私の拳をとくと味わえ!!」

 

次にタイタスが右の拳にエネルギーを込め、全力の正拳突きをエルーヴォに浴びせた。

ドオオオオオン!!!と地も空も揺らす重々しい音がタイタスの打撃の威力を物語っていた。

 

「うごぉぉおおああぁぁぁああ!!??」

 

エルーヴォはたまらず絶叫する。身体が麻痺している上に剛拳を受けたのだから無理もない。体内が悲鳴をあげ、拳がめり込んだ部位を中心に全身へと激痛が走る。

タイタスの拳を受けたエルーヴォを四人のウルトラマンは囲む形となり、そして一斉に仕掛ける。

 

「こいつは…ヤベェ…!が…!!」

 

しかし、エルーヴォはあれだけの高威力の打撃を受けながら意識を気合で保ち、両手に持つ銃身に紫のエネルギーを込め始めた。

エルーヴォの感情の昂りを表立たせるかのように、二丁の光線銃が紫のオーラに染まっていく。

 

「…まずい!」

 

タイタスが叫ぶが、同時にエルーヴォが二つの銃口を地面に突き刺した。

 

「ウオラァァァァァアアアァァァァ!!」

 

銃口が地面に刺さると同時に、エルーヴォを中心に紫の衝撃波が同心円状へと拡がっていく。

衝撃波が通る地面は捲れ、砕け、そして爆ぜていく。

強烈な威力の衝撃波は四人のウルトラマンにも伝わっていく。

 

「ウワァァアアァァァァ!!」

「グアァアアァァ!!」

 

誰一人として衝撃波には耐えられず、噴き上がるように起こる爆発に飲まれ、膝をついた。

 

「なんて力を…!これもエンペラ星人から受け継がれた力の影響か!?」

「惑星ジュランの時から感じてはいたけど…強い…!!」

 

四人がそれぞれ態勢を立て直し、再びエルーヴォへと向かおうとする、その時だった。

 

「…!?何だこれ!?」

 

異変に叫んだのはタイガだった。その足元には()()()()()()()()()()が出現していた。

穴は徐々にタイガを足から呑み込み始めていた。

 

「タイガ!?」

 

タイタスが異変に気づいた時には、タイガは腰から下まで穴に呑み込まれていた。

 

「引きずり込まれる…!なんて力だ!!」

 

引きずり込むスピードが速い。このままでは全身が呑み込まれてしまう。

 

「タイガ!」

「待て、フーマ!ここは私が行く!!」

 

タイタスは引き返そうとするフーマを止め、地面を蹴って飛翔する。

 

「タイガ!今引っ張り上げるぞ!!」

 

タイタスはタイガの頭上へと到達すると、その両腕を掴み、引っ張りあげる。

 

「うおおおおおおお!!!」

 

だが、タイタスの怪力すらも物ともせず、むしろタイガの身体はどんどん内部へと引き込まれていく。

 

「旦那の力でも…敵わないのかよ…!?」

 

フーマとコスモスが驚愕している傍で、エルーヴォがポツリと呟いた。

 

「…育獣士か。」

「…!育獣士だと!?」

 

エルーヴォの言葉にフーマが食って掛かる。

エルーヴォはヤレヤレというように両手の光線銃を掲げた。

 

「育獣士はクズで雑魚だから大したことネェーけどよ…あいつが手塩を掛けて育てる怪獣は強いぜ?」

「何…!?」

 

「タイタス!手を離せ!!お前まで引き込まれるぞ!!」

「いいや、離さん!お前が何処かに転送されるというなら、一人より二人の方がいい!!」

 

タイガは首まで引き込まれ、やがてタイタスも穴の入口に到達仕掛けていた。

タイタスはフーマとコスモスの方へと向き、叫ぶ。

 

「二人とも、レギュラン星人を頼むぞ!こっちは私とタイガで打ち破る!!」

「旦那ァ!!」

「タイタスさん!!」

 

穴の引き込む勢いが強くなる。タイガとタイタスの身体が穴の中へと消えていった…。

 

「…さて、残されたのはオマエラだけになっちまったが…。どうする?オレは一筋縄じゃあ行かないぜ?」

 

エルーヴォの言葉に反応したのか、フーマの背中が震える。両の拳が強く握り締められ、息遣いも荒くなっていく。

 

「ナメてんじゃねーよ、テメェ…。」

 

フーマの顔がエルーヴォへと向く。その銀色の瞳は怒りに満ちていた。

 

「テメェのツレがどんなに強ぇ怪獣引き連れていようと、タイガと旦那は必ず打ち破って帰ってくる…!それまでにテメェは俺と兄ちゃんの二人でぶっ倒す!!」

「仲間を信じるって奴…?いいねぇ〜。マジでいいねぇ〜!

 

 

 

…分かるぜ。俺も仲間を信じてるからなぁ。」

 

エルーヴォの口調から軽薄さが消えた。

そして二丁の光線銃を手放す。

 

「…!?」

 

フーマもコスモスもその変貌に驚きの色を見せた。

エルーヴォの光線銃は手から離れたと同時に紫の光を纏い、そして霧散した。

 

「メッチャ得な事を教えてやるよ。これで今の銃は()()()使()()()()()()()()

 

光線銃はこれより先、永劫に召喚出来ない。エルーヴォは自らそう宣言した。何とも不可解な行動。その代わりに今度は右手から長剣を生み出した。

 

「それは…!アビウ星人の…!」

 

直ぐにコスモスが反応する。

エルーヴォが握っているのは、惑星ジュランでアビウ星人からコピーした長剣だったからだ。

 

「お前らとは本気でやりたくなった。殺り合おうぜ?互いの覚悟に則ってよぉ…!」

 

②へと続くーーー。

 




①だけで終わらせようと思ってたのに、盛り盛りにし過ぎて結局二分割になってしまいました…。
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