次回なるべく早く出せるといいなぁ〜(遠い目)
爆発の音と振動で目が覚める。そこは薄暗く見たことの無い場所だった。一体どこなのか検討もつかない。体を起こそうとするが動かない、むしろ手足に痛みが走る。暗闇に目が慣れた頃自分の手足を何とか見る。
自覚してしまったからか痛みが酷くなる。
折れている。
どうしてこんな事になっているのか分からない、自分がなぜここにいるのかすら分からない。覚えているのは本屋でサイン会に参加して帰ろうとしていたこと。それから先の記憶が無い。痛みに耐えながらここはどこなのか、なぜここに居るのか考えをめぐらす。そんな時近くから光が溢れ出す。眩しいと思いながらも目を向けると、テレビが付いていた。その中では、スーツを着てマスクをつけた人物とオールマイトが戦っている。それだけでなく爆豪と数名のヴィランらしき人物達が戦っていた。ますます意味がわからなくなってくる。
そんな中爆豪が爆発を使い空へと飛んだ。そのまま緑谷達に捕まってその場から離れていく。
「なに……これ……ゴポッ!!?」
状況を理解する前に口元から何かが溢れてくる。
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「僕はただ弔を助けに来ただけだが戦うのなら受けて立つよ『転送』+『個性強制発動』+『衝撃反転』」
「「「グァッ!!」」」
「切裂少女……!?なぜ……!!?」
スーツを着た男は、右手に切裂を、左にグラントリノを転送しオールマイトの一撃を切裂に受けさせグラントリノに押し付け、オールマイトに衝撃を反転させる。
「いやぁ、やはりいい個性だ。特に君たちヒーロー相手ならこの方法が1番いいな。僕が持っていても気にせず殴ってくるだろうけど、コレなら君たちは僕を殴れない。」
そういうとその男はグラントリノがいる左側の腕を膨らませる。が、オールマイトが引き剥がし無理やり相殺させる。
「貴様!切裂少女をどうする気だ!!」
「決まっているだろ。こんなにも強力な個性を持っているんだ。前から僕のものにしたかったんだ。」
「貴様はそんな少女からも奪うというのか!!」
「おいおい、彼女はこの個性を嫌っていただろ。だから僕が貰ってあげるんだ。そうすればもう二度とこの個性に縛られなくて済む。寧ろ感謝されるべきだよ。」
その通りだ。切裂は自分の個性を嫌っている。その個性をどうにかしたいがために雄英高校に入学している。だが、直感だがこの男の元に転送され彼に触れた瞬間理解してしまった。
「(この人にだけはコレを渡しちゃいけない!!)」
ずっと嫌っていた個性。それを無くせるのならとずっと思っていた。しかしそれを出来る人物が現れたが、渡してはいけないと直感してしまった。
「さぁ、切裂咲。自分で言うといい。個性を消して欲しいと。もう二度と周りの人を傷つけなくて済む。もう二度と
「!!」
おかしい、なぜこの男が知っているのか、体育祭の時にもその事を言った覚えもなく、実況をしていた相澤も言っていない。そもそも知らないはずのその言葉。『呪われた子』の事を知っているのか。
「なんで……それ知って」
「そいつの言葉に耳を貸すな切裂少女!!」
「おいおい、十数年の振りの会話を邪魔しないでくれよ。それになオールマイト。僕はただ貸したものを返してもらおうとしてるだけさ。」
「貴様……何を言っている……」
貸したもの、この男とは初対面のはずそれなのにこの男は自分に何かを貸したと言う。初めてあった人なのに自分の過去を知っている。
「分からないか?まぁ彼女自身も忘れているようだから教えてあげよう。
彼女の個性は僕があげたものさ」
多分後2~4話で終わります。