ヤーナムから帰って来た桜ちゃん   作:サクラモッチー

1 / 7
Fate/Zero
ヤーナムからの帰還者


私の戦いはただの喧嘩..........いや、姉妹喧嘩から始まりました。

最初は些細なことで始まった喧嘩だったんですが.....................徐々にヒートアップしていき、とうとう姉さんが

 

「桜なんか...........消えちゃえばいいのに!!」

 

という言葉を私に向けて言うまでになっていました。

私はそのことにショックを受け、思わず家を飛び出してしまったのですが.................気がつくと私は見知らぬ街に来ていました。

その街は冬木とは違って重い雰囲気で、息をするのも苦しいぐらいの空気が漂っていました。

そこで私は出会ってしまったのです..................【獣】という存在に。

【獣】は私を見るなり襲いかかって来ましたが.......たまたま通りかかった師匠に助けられ、私は師匠から色々なことを教えてもらいました。

私が迷い込んだのが異世界のヤーナムという街であること、ヤーナムには【獣】と呼ばれる怪物が徘徊していること、その【獣】を狩るのが師匠を含めた【狩人】であることを聞いた私は、ヤーナムで【狩人】として暮らし始めることになりました。

最初は【獣】を倒すことに苦労していましたが...........時が経つに連れて師匠のように戦えるようになっていき、いつしか師匠と並ぶ【ヤーナム最強の狩人】という異名を持つようになり...........そして、そこで生涯を終えたはずでした。

 

桜「..........」

 

目を覚ますとそこは見慣れた場所....................私と姉さんが一緒に遊んだ冬木の公園で、私はそこのベンチで横になっていた。

何故、死んだはずの私がこの世界に戻って来たのだろう?

私はそう思いながらムクリと体を起こし、冬木の地面を踏んだ。

容姿はあの時の家出した幼い頃のままだったけど...........何故か服装だけはヤーナムで【狩人】を始めたての頃の格好に変わっていました。

 

桜「...........どうして服装だけこれ(狩人服)なんでしょうか?」

 

一応、所持品を調べると.................持っていたのは

 

・ノコギリ鉈

・改造銃

・干し肉

・輸血液

・火炎瓶

・野宿用のキャンプセット

・鎮静剤

・白い丸薬

 

などで、どこかで野宿するのにはピッタリな所持品ばかりであった。

家に帰るという手もあるけれど............

 

桜「...........少なくとも、今は帰りたくない」

 

どっちみち間桐の家に養子に出されるのなら、帰らないのも手ですからね。

そう思った私は山の方へと向かうのだった。

 

☆☆☆

 

山の中へと向かい、野宿をする準備をしていると............私は手の甲に令呪が刻まれていることに気づいた。

令呪とは()()()()の参加者に与えられる刻印であり、使い魔である英霊にとっては呪いでもあるもの。

しかし.................

 

桜「どうして私の手に現れたんでしょうか..........?」

 

私は一度ヤーナムで死んだ人間、それに加えて令呪ならもうお父様が持っているはず。

それなのに.............どうして令呪は現れたのだろう?

 

桜「...........面倒なことにならなければいいのですが」

 

私はそう呟きながら、野宿の準備を再開するのだった。

 

☆☆☆

 

冬木という場所は魔術師にとっては特別な土地として有名だった。

何故なら.................この土地でどんな願いも叶える願望器、聖杯を求めて争う()()()()が行われるからである。

そのためか、英霊を使って偵察させる人間も少なからずおり

 

綺礼『そちらはどうだ?』

 

言峰綺礼もそのうちの一人であった。

 

アサシン①「...........やはり、誰かが野宿をしているようです」

綺礼『そうか、それでその人物は分かるか?』

アサシン①「いえ...........ここからでは遠くて見えません。対象に近づいてもよろしいでしょうか?」

綺礼『許可する』

 

アサシンは木々を移動してその人物の元へと近づくと...........野宿をしていた人間の正体に驚いた。

 

アサシン①「...........マスター、野宿をしている人物の正体が分かりました」

綺礼『ほぅ?ではその人物は誰だ?』

アサシン①「...............遠坂桜です」

綺礼『.......何?』

 

アサシンの言葉を聞いた言峰綺礼は耳を疑った。

遠坂桜。

それは自身の師であり遠坂時臣の娘であり、約一年前に行方不明となってから手がかり一つ掴めなかった存在である。

 

アサシン①「..........どうします?」

綺礼『..........私に時臣師に報告する。お前はそのまま監視していろ』

アサシン①「ハッ!!」

 

アサシンとの念話を終えた後、こう呟いた。

 

綺礼「.................何故、今になって彼女が現れたのだ?」

 

言峰綺礼はそんな疑問を抱えながら、教会を後にするのだった。




この作品での桜ちゃん
・ヤーナムで狩人として生き、ヤーナムで死んだ←ここ重要!!
・だからなのか精神年齢は大人
・戦闘力ごとFate世界に帰還
・狩人として戦っていく中で【架空元素・虚数】を完全に操れるようになる
・自分がどっちにしても間桐家に養子として出ることは自覚アリ
・見た目はロリだが中身は鬼畜な世界を生き延びた狩人

OK?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。