ヤーナムから帰って来た桜ちゃん   作:サクラモッチー

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【ヤーナム帰りの桜ちゃんの秘密その6】
狩人スイッチが入ると獣だろうが人だろうがビビらせるオーラを放つよ。


狩人と狂乱の騎士とヤーナム流の戦い方

ヤーナムの血の匂いは元の世界に来ても覚えている...........いや、正確には()()()()()()と言った方がいいのかもしれない。

【狩人】となった私にとって、狩りとは生き延びるための手段だった。

最初は慣れなくて何度も胃の中のものを吐いたものの.................慣れてしまえば単純作業と化していた。

だからなのか.......狂乱の獣と化したバーサーカーと戦えるだけで胸が高鳴り、熱くなるのだった。

 

バーサーカー「ぐ、グルルぅ!?」

桜「さぁ.....かかって来てください」

 

私の殺気を感じ取り、バーサーカーは一度は怯むものの...............危険な存在は排除した方がいいと思ったのか、そのまま私に向かって行き....................一気に私のところへと近づいたバーサーカーは、勢いよく鉄パイプを振り下ろした。

しかし

 

バーサーカー「GA!?」

 

私がその攻撃をノコギリ剣で防御したことによってダメージを負うことはなかった。

 

ウェイバー「アイツ..........何でサーヴァントと対等に戦えているんだよ!?」

ライダー「それほどの実力をあの少女が持っている、ということではないのか?」

ランサー「あぁ、それは私も思った」

アイリ「でも.................普通、人間はあそこまでの殺気を放つものなのかしら?」

セイバー「いいえ、常人ではあの殺気は出ません。となると.......」

アーチャー「...........あの雑種は獣狩りに慣れている、ということか」

 

..............随分と好き勝手に言ってくれますね。

 

桜「えぇ、そうですが何か?」

 

私がそう言うと、セイバー達はビックリしたような顔になった。

 

桜「私、こう見えても耳がいいんですよ」

 

バーサーカーの執拗な攻撃を防御しながら、ニコリと笑う私。

それが逆に恐怖を煽ったのか..........セイバー達は引きつった顔になっていた。

 

桜「そんなに怖がることではないと思うのですが.................?」

 

私がそんなことを呟いていると

 

バーサーカー「GAAAAAAAAA!!」

 

痺れを切らし、怒りの咆哮を上げたバーサーカーがさっきよりも激しい攻撃を私に対して行った..........が

 

桜「へぇ、少しはやるじゃないですか」

 

私はその寸前で影に潜ったため、バーサーカーの攻撃は外れたのだった。

一方のバーサーカーは影に潜って私を一心不乱に探しており、影の中に潜んでいることには気づいていない様子だった。

..........やはり、獣は獣なんですね。

 

桜「アビー、少しの間だけバーサーカーの動きを止めることはできますか?」

アビー「分かったわ!!」

 

アビーは元気よく答えると、触手を使ってバーサーカーを拘束した。

 

バーサーカー「グルァ!?」

 

自身が拘束されたことにバーサーカーは驚くが、すぐさまその怪力で触手を引きちぎった。

バーサーカーが拘束され、触手を破壊するのにかかった時間は()()()三分。

でも..........私にとって、その三分だけでも十分過ぎるほどの時間稼ぎですけどね。

 

桜「どこを見ているんですか?」

バーサーカー「!?」

 

バーサーカーが怯んだ一瞬の隙をつき、影から出た私はバーサーカーの頭の兜に向けて影の弾丸を撃った。

一瞬ことだからか、バーサーカーは何が起きたか理解できていなかった。

しかし、影の弾丸が放たれて数秒後...........私が攻撃しようとしていることを理解したのか、バーサーカーは防御の体勢を取った。

.................最も、その攻撃が囮であることをバーサーカーは理解していない様子だった。

 

バーサーカー「グルル?」

桜「知っていますか?剣は.......こういう使い方もあるんです!!」

 

そう言うと私はノコギリ剣を野球のバットのように持ち、バーサーカーを野球のボールのように吹っ飛ばした。

吹き飛ばされたバーサーカーはそのままコンテナにぶつかり...........その衝撃なのか、それともノコギリ剣で吹き飛ばした時の威力が強かったのか、バーサーカーの兜はヒビが入った。

そして.................そのまま兜は壊れ、バーサーカーの素顔が露出した。

 

桜「..........なるほど、それがあなたの素顔なのですね」

セイバー「あ、あなたは!?」

 

バーサーカーの素顔..........それは、紫色の髪の美しい男性であった。

 

バーサーカー「グ....グルル..................」

桜「少し口を開けてください。大丈夫、痛くはありませんから」

 

私は持って来ていた鎮静剤の瓶の蓋を開けると..........バーサーカーに鎮静剤を飲ませた。

 

セイバー「な、何を!?」

桜「安心してください、これは毒ではありません。ただ...........狂乱の獣にこれが効くかどうかを試すだけです」

セイバー「それはどういう.......?」

 

セイバーがそう尋ねようとした時、初めてヤーナム産の鎮静剤を飲んだからかバーサーカーは嗚咽し

 

バーサーカー「ぅ.......うぅ。な、何だ?この血の味が..............口の中に広がって.................」

セイバー「バーサーカー、いえ.......()()()()()()()、あなたまさか!?」

バーサーカー「.................えぇ、どうやら狂化状態が解除されたようです」

 

自身が狂化状態から解放されたことに驚くバーサーカー。

.................やはり、この鎮静剤にはサーヴァントの狂化を解く効果もあるようだ。

 

セイバー「ランスロット卿.......」

バーサーカー「王よ...............さっきは申し訳ございませんでした」

 

セイバーに向けてその言葉を発すると、バーサーカーは夜の闇に紛れて消えるのだった。

 

桜「さてと、まだやりますか?」

 

私がセイバー達にそう尋ねると..........ランサーはマスターがこれ以上は無理だと判断したのか、霊体化して退却。

ライダーは私と戦おうとするものの、マスターにどやされて結局コンテナターミナルを立ち去った。

アーチャーは面白いものが見えたという顔で霊体化、セイバーとそのマスターは一足早くこの場を去ったバーサーカーに想いを馳せた様子でコンテナターミナルを去り、この戦いは終わるのだった。




ブラッドボーンの鎮静剤なら狂化状態を解除できるんじゃね?てな感じで鎮静剤をぶっ込んでみた!!
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