オリジンなんてぶっ壊して、誰も死なせずに世界救おうぜ! 作:キラトマト
「ここが例の食事会……」
7人は一斉に同じ場所に転移した。
(もうすぐ……来る……!)
全員にその予感が働いた。
「……バイス、今だ」
『仮面ライダーリバイス! バイス! バイス! バイス!』
「もう一度力を貸してくれ」
『プリミティブドラゴン!』
「グリッドマンさんは外に出ていて」
全員が各々の役割を理解し、こなしていく。洗脳に抗う術を持つ者はその力を、それ以外は街の外へ出る準備をしていく。
「来た……!」
その瞬間、グリッドマン、飛羽真、一輝以外のこの場にいる全員が正気を失った。英雄であろうとのべつくまなしに。グリッドマンが技の発動を準備している間、暴徒と化した民衆を抑えていくジャックリバイス。そしてセイバーは外にいるキマイラの手から民衆を守る。
「こいつら……くそっ!」
だが、いくら気を失おうと周りの人間を殺そうと何度でも立ち上がる。そして、斧を持った少女がコック帽を被った男にそれを振りかぶる。その瞬間……!
「フィクサービーム!」
グリッドマンは巨大化し、柔らかな光が王都全体を包んでいく。オリジンに洗脳された人々の意識が戻る。恋人を刺殺しようとした者、友を撲殺しようとした者、無差別殺人を引き起こそうとした者、全員の意識が元に戻っていく。だが、オリジンによって作り出された生命体であるキマイラの軍勢はまだまだ民衆を襲っていく。
「よしバイス! 次はこいつだ!」
「あいよ!」
『ギファー! ギファードレックス!』
統一感のあるデザインになったリバイスは、スタンプを地面に押印する。すると2人に分身したリバイスがまた地面に押印、その数は乗算式に増えていく。
「うっひょー! 読者の皆さ〜ん! これは小説だから予算の心配はないぜ〜!!」
「何言ってんだよバイス! 戦いに集中しろ!」
だが、徒手空拳だけだと如何せん戦いづらいようだ。それを察し、飛羽真は聖剣を変える。
『クロスセイバー! 交わる、十本の剣!!』
刃王剣十聖刃の柄をスライドさせ、数々の聖剣を召喚する。
「一輝! バイス! これを使え!」
分身した数と同じ数の聖剣が召喚され、2人はそれを持って戦っていく。
『錫音音読撃! イェーイ!』
キマイラの魔の手がすぐ近くまで迫っていた2人の少女を救ったリバイ。2人の顔には奴隷紋が刻まれていた。
「これがあの……サティルスとかいう奴に囚われてた……!」
『界時抹消!』
磁力の力で削った時間の中を悠々と歩いていくリバイ。
『再界時!』
「後は兄ちゃんに任せとけ! バイス! この子達は頼んだぞ!」
「うっす了解!」
分身した内の1人のバイスは2人を抱えて走り出す。
「……お兄ちゃん、誰?」
「わーお! お兄ちゃん!? あらヤダお兄ちゃんって言われちゃったよ俺っち!」
「……?」
その後、分身した内の1人のリバイと合流する。2人は磁力によって異空間を作り出し、その中に民衆を避難させていく。
「この中は快適な空間になっておりま〜す! 十分に休んでくださ〜い」
「何言ってんだよバイス! さっさと他の人達も避難させるぞ!」
他の分身体も同じことを王都全体で繰り返し、ようやく王都にいる人間全員を退避させることが完了する。
「よしこれで王都の人はほとんど死んでいないはずだ!!」
『後は王都内のキマイラを殲滅してください!』
「あぁ! 友助!」
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しかし、キマイラはまだまだ健在であった。それらから逃げ、王都から出るためにフラム・アプリコットはパートナーのミルキットとともに走っていた。そんな中、キマイラと化したエキドナが立ち塞がる。彼女を先に行かせ、豪傑、ガディオがエキドナと対峙するが、一瞬の隙を付かれて心臓を抜き取られる、その直前……。
「待たせたな!」
光に包まれた剣が、ガディオとエキドナの間を通り抜け、そしてその剣は高台に着くと人間の形になる。
「なっ……なんだあれは!?」
「今更何しようと遅いですのよぉ!?」
『Get color! エックスソードマン!』
全身に色が張り巡らせられた剣士が現れた。
「俺は最光、仮面ライダー最光だ!」
「? 誰だか知らんがこいつは俺が片を付ける! 最光? とか言ったな! お前は参戦しなくていい!」
「いいやそんな訳にはいかない、ガディオ、このままではお前が死ぬ」
「だが……こいつは俺が……!」
ガディオとエキドナの因縁は十分わかっているユーリ。
「だったら俺を使え!」
『Who is the shining sword! 最光一章!』
剣になったユーリは、ガディオの手元に寄る。
「なっ……人になったり剣になったりなんなのよもぉ!」
エキドナは心底ご立腹の様子。
「残念だったなエキドナ。2体1だったらお前に勝ち目はねぇよ」
「は、はぁ!?」
イレギュラーなことが起きすぎて普段の冷静さを失ってしまったエキドナに、光の剣と自前の大剣の二刀流で突っ込んでいくガディオ。
『光剛龍破斬!』
最光でエキドナの触腕を叩き切っていくガディオだったが、残っていた触腕がガディオの心臓を貫くその直前で手から離れた最光が受け止める。
「自立行動も出来んのかよあんた!」
「あぁ、最高だろ?」
「はっ……最高、だな……こいつを殺せればもっと最高だけどなぁ!」
ガディオは最光を持ち直し、最光と合わせた技を即興で発動させる。
「
体内の気力を全て消費し、エキドナに叩き込む。
「死ねぇぇえええええ!!!」
「ぎぃぃぃぁぁあああああ!!!」
エキドナは真っ二つになり、コアは粉微塵になり、そのまま息絶えた。しかし、命にも相当する気力を全て消費したため、ガディオも立つことすら難しくなり、倒れ着く。
「光あれ!」
最光からまばゆい光が発せられ、ガディオの身体的の傷と、気力が回復していく。
「やったぞ……ティア……」
ガディオは、フラムの元まで急いだ。
『やりましたねユーリさん!』
「あぁ、最高だな!」