わたしがくねくねしていると、ユキちゃんが思い出したような顔をして
「あの・・・・サイカお姉ちゃん」
周りを気にしながら言葉をつづけた
「どうしたのユキちゃん」
「あの・・・さっき逃げた人・・・その・・・男子トイレに行きました」
「そうなの?」
「はい・・・それで・・あの」
「うん・・・わかってる。あとはまかせて」
私はユキちゃんの頭をなでながら微笑んだ。ユキちゃんは少し紅くなりながらもなんだか幸せそうだ。・・・何というか・・・・もうこの子食べちゃっていいかな?いいんだよね?いや、むしろしないほうが失礼なんじゃ」
「サイカお姉ちゃん・・・?」
「ああ、ごめんごめん」
どうやら思考が飛んでいたようだ
「じゃあ、行ってくるね」
そういうとユキちゃんに教えてもらった男子トイレに向かった。特に急ぐこともなく男子トイレについた。
「ここか」
逃げ込んだのがココでよかった。ココにはあいつしか居ないし、サチコもココにはあまりこない。あの子もちゃんと女の子なんだなとニヤニヤしながら思った。
「うわあ!」
するとトイレの奥から悲鳴が聞こえた。どうやら逃げ込んだ男子があいつのトイレを開いたらしい。
男子がいそいそと出口に向かうがそこにはわたしが
「ぎゃああああ!」
こいつ私を見て悲鳴を上げやがったぞ!許せん!
とりあえず頭に一発食らわした。
「んが!」
男子生徒はそのまま気絶してしまった。
「・・・え?これわたしが運ぶの?」
いっそこのままにしてやろうかとも思ったけど、仕方ないので運ぶことにした。
「おい」
一番奥から男の声がした。あいつだ
「何だまだ居たの?」
「ココは俺の場所だ。」
奥から顔だけを出した男が居る。こいつの名前はしらない、別に名前を呼ばなくても平気だからってのもあるが、こいつも死んだときのショックで名前を覚えていないのだ。
というのも建前で、正直男名前などどうでもいいのだ、ショタかイケメンならいざ知らずそれ以外の凡人どもの名など私はしらんザム
「そうだったわね」
「それよりそいつ・・・」
「ええ、つれてくわ」
「お前もよく飽きないな・・・そんなことしても無駄なのに。」
あきれたようにあいつは言う
「いいのよ、好きでやってるんだから」
「・・・・」
「もういくわ」
あいつの言うこともわかるが、いいのだ。これが私の選んだ道だから
これ以上長居するとサチコが来てしまうかもしれない、私は男子生徒を担ぎ上げるといそいそと向かった。
体育館へ
「・・・よっこらせっと!」
私は体育館前で彼をおろすと、体育館の重い扉を開いた。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
こんな不定期どころではない作品ですが、よかったらこれからも応援してほしいです!
感想とかも待っています!