2号はとても気性が荒い 作:からやぶスキルリンク
「で、言われるがまま連れてこられましたけど?実験の手伝いって何すればいいんです?AI
エリアゼロの深くに位置するゼロラボに来て、日も経たない内に俺はオーリムAIに実験に協力するよう言われた。
正確にはオリジナルであるオーリム博士が命令したことであることを追記しておく。
「オリジナルがキミの現役時代に使われていたというオトシドリを見かけたことがきっかけでね。どうせ邪魔するなら以前の様に研究サンプルを取ってこい、とのことだ。」
「うっへぇ〜、変わってねぇな
「いや、至ってシンプルな作業だ。古代のポケモン、その捕獲をやってもらいたい。」
「・・・え?あれって、全部マスターボールに入ってたんじゃ・・・まさか。」
「あぁ、オリジナルが自ら手持ちに加えているもの以外は野生に返した。楽園のテストプランとしてな。」
「なにやってくれんだあのイカレ古代厨はぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッ!!!」
マスターボール、どんなポケモンでも必ず捕獲できる夢のモンスターボール。それを使わずとも古代のポケモンを捕獲することはできるのだろうか?言葉にすれば実にシンプルとも言える内容だが、そんな状況を作り出した張本人へのストレスは限界を迎えていた。
「クソッタレが、3種類で良いとかそういう問題じゃねぇって。野放しにするにしてもボールから逃すなよ。ここ来た時あれだけの数管理してるのかって思った俺がバカだったよ。」
「・・・ニャア。」
愚痴を吐き散らす俺の肩をマスカーニャがポンポンと叩いた。
このマスカーニャはオレンジアカデミー入学時に貰ったニャオハが進化したポケモンだ。バンギラスやノクタスのように後天的にあくタイプを持つポケモンはいるが、マスカーニャもあくタイプを合わせ持っていたのは運命を感じた。四速歩行から立ったのは驚きだが。
「あぁ、悪いな。こういうの聞いても気分悪いよな。」
「ンニャ。」
お詫びの意を込めて顎の下を撫でると、マスカーニャは気持ちよさそうに目を細める。ちなみに頭撫でようとすると怒る、超怒る。ニャオハの時ですら気迫がすごかった。
「じゃ、とっとと戻るか。幸いラボからそう遠くもないし。・・・戻ったとしてまた仕事渡されそうだけどな。」
昔あったやりとりを思い出しながら、ゼロラボへ帰還していく。
それと同時に、凄まじい戦闘音も耳に入り込んできた。
今更ですが正確な年代・年齢はあまり調べてないので時系列めっちゃくちゃかもです。ただ一つ確定してるのは原作前だということで・・・。