デスゲーム?関係無いね
Sideヒリヤ
「はっ?…」
俺の目の前には見覚えのあるようなないような光景が広がっていた。
というのも明らかにさっきまでダイヴしていたドルオダの光景じゃなかったからだ。
だけど見覚えがあったのは俺が前世の記憶保持者由縁だからだ。
そう、今俺が居るのは…
「お願いだ誰でも良い!…仲間達の仇を獲ってくれ!…」
「マジかよ…」
ドルオダとは違うVRMMORPGそう、前世の作品だった「ソードアートオンライン」の世界だった。
しかも既にデスゲーム化しており街の中心でオレンジギルドの捕縛を懇願しているプレイヤーが居た。
俺は急いでコンソールを操作し今の己の状況を確認する。
「よかった!…」
俺は自身のUIを確認して漸く一安心出来た。
己の装備は欠け無くちゃんと存在しそれにトランクもある。
流石にこの世界で唯一死ぬなんて事は万が一にもないとはいえど丸腰なのは勘弁願いたいからだ。
「「その依頼俺が受け以てやろうか…ってン?」」
あ、キリトやん!本物ー!
~それから数ヶ月後~
元の世界に戻れる目途は立たず俺はソロプレイに励んでいた。
彼女達をいい加減に外に出してやりたい所なのだが下手な所でやるとデスゲーム化の糞黒幕であるSAO開発者である茅場 明彦に目を付けられて強引に排除させられる可能性がなきにしもあらずなため慎重に事を運ばなければならない。
幸いにも俺以外の向こうの仲間は未だに此方に来ている事は確認されていないみたいなので変に気を張る必要性はなさそうである。
それに…此処の素材を持ち帰れれば俺としては非常に最高なのである!
「ヒャッハァー!レア素材っ!レア素材を残らず全て寄越しやがれやああああー!
最っ高にハイって奴だあああー!」
某マスターのように素材寄越せマンと化なっている俺に負け√なんてものは無えええええー!
~そしてそれから更に数日後の事…~
「…まだ来ていないのかアイツ…」
「遅いわね…」
「悪ィ!遅れちまってスマンスマン!つい白熱しちゃってさ!」
「貴方ねえ!…なんでそう不真面目なのよ!…」
「不真面目っていう程はないのだが…?」
「今は不要な喧嘩をしている場合ではないだろう」
「そ、そうね…」
「ではこれより緊急会議を開始する!」
今から行われるのはかの悪名高きレッドギルド「笑う棺桶<ラフィンコフィン>」の捕縛・無力化についての議論だ。
「~以上を以て会議を終了する」
無論此方側の犠牲者を必要以上に極力出さずに奴等を全力でボコる所存である。