Fate/Orichara Order   作:瓶詰め蜂蜜

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第四話 闇落ちしたイケメンってなんか、良いよね。

「それで、この洞窟の奥に原因かもしれないっていうセイバーが居るの?」

「Yes!!真っ黒々助な暴君はこの奥に聖杯と一緒にいるはずだよ」

 

 合流して暫くして、私達は聖杯のある洞窟の手前に到着していた。現在洞窟の入り口で、私達……というか立香君たちカルデア陣営は最後の準備を行っていた。

 私はふと()()()を思い出し、オルガマリーショチョッのお尻をペロンと撫でた。

 

「キャアァァアッ!?」

「おや、可愛らしい悲鳴だこと」

「突然セクハラをして何言ってるのよ!?」

 

 怒り狂うショチョッの説教を受けながら、尻を撫でると同時に施した仕掛けが機能しているかを確認しつつ、正座するのだった、まる。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 洞窟の中を進んでいると、褐色イケメンがその姿を現した。

 

「おっと、これ以上進ませるわけには行かないな」

「あ、闇落ち正義の味方」

 

 私がそう言った瞬間、シャドウサーヴァント・アーチャーはその眉をひそめた。

 

「……その呼び方は止めてくれないか、ライダー」

「OK、OK、オーケー牧場……っと。まあ、そんな事はどうでもいいから……。そこ、通らせてもらえんかね?」

「私的にはどうでも良くないが……それは無理だ」

 

 アーチャーがそう断ると、キャスターがハッ、とアーチャーを鼻で笑った。

 

「アーチャーテメー、まだセイバーのイエスマンやってんのか?」

「え?あれってアーチャーだったの!?」

 

 指を指して驚くオルガマリー。まあ、両手に剣を持ってるし、アーチャーっぽくないもんね。

 

「私は別にイエスマンをやってるつもりはないのだがね。だが、敗者は勝者に従うのは当然だろう?だから、これ以上先に行くと言うのなら、貴様らを始末させてもらう」

「アーチャーのくせに、双剣使って?この、クラス詐欺!」

 

 ちゃちゃを入れると、アーチャーはイラッとしたのか、右手で己の眉間を揉む。

 

「……はぁ、ライダー。君は私の苦手なタイプだよ」

「ありゃま残念。アーチャーは私的に好きな弄り甲斐の有るタイプだと思うけど」

「いま、不穏なルビを打ってなかったか?」

「気の所為、気の所為。ウッドスピリットってやつよ」

 

 カラカラと笑う私を見て、アーチャーは再び深い溜息を吐くと、その両手に握った双剣、干将・莫耶を構えると、私達に向かってきた。

 

「ハアァァアッ!!」

「気合入ってるね、アーチャー!!」

 

 右手に持った螺旋を描く、地神獣の大角ガラムルットを振るい、アーチャーの剣戟を弾く。そして、手首でくるりと返すと、アーチャーの首目掛けて突きを放つ。

 

「くっ!!」

「おお!!避けられちゃった。流石は百戦錬磨の正義の味方!!」

「それは嫌味……かいっ!!」

 

 上半身を反らすことで私の突きを躱したアーチャーは、地面を蹴って素早く距離を取った。そして、

 

「すまないが、手加減出来ない」

 

 その手に弓と捻れた剣を持っていた。

 

「なっ!?それは叔父貴の!?」

「我が骨子は捻れ狂う。偽・螺旋剣カラドボルグⅡ

 

 弓に張られ、矢の如く射出される偽・螺旋剣カラドボルグⅡ。それをタイミングを合わせて、

 

「えいやっ」

 

 カキーンッ!と打ち払った。

 

「……本当に、君は何者なのか気になるよ」

「気になるならば答えてやろう!クラスはライダー、渾名はあっちゃん。いつも元気なウン千歳のエターナル美少女よ!!キラッ☆」

 

 決めポーズをしつつそう名乗ると、アーチャーどころかオルガマリーショチョッやキャスニキも溜息を吐いた。解せぬ。

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