「あれが聖杯……!?何でこんな超抜級の魔術炉心がこんな極東の島国にあるのよ……!?」
洞窟の奥に存在していた聖杯を見て、オルガマリー所長は驚愕の叫びを上げた。
『資料によると、制作はアインツベルンという錬金術の大家だそうです。魔術協会に属さない人造人間だけで構成された一族のようですが……』
「誰だっけあんた」
多分よく分かっていない俺たちにも向けて聖杯の説明をしてくれていたドクターに対して、ライダーは首を傾げた。……まあ、ライダー合流後はあんまり喋ってなかったけど。
『酷い!?僕はDr.ロマン!ロマンを愛する男さ!今度は忘れないでね!!』
「確約できない」
『やってよ!?』
ふるふると無表情で首を横に振るライダーに、ドクターは叫んだ。
「……そろそろいいか?」
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Sideオリ鯖
「……そろそろいいか?」
唐突に現れたロマン(ホログラムversion)と漫才していると、声を掛けられた。
「ごめん、もうちょっと待っ……」
振り向くと、待ちかねたのか、そこには呆れた顔をしているブラックアーサーが居た。
「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」
驚いた。それはもう、奇声を発するほどに。
「驚きすぎじゃないか?」
「マタシャベッタァァァァァ!!」
もう一度喋るアーサーに発狂する。発狂の2セット、即ちハッキョーセット。
「……って、意味がわからんわ!!」
「それはこっちのセリフよ!?」
唐突に取り戻した理性で、セルフツッコミを行うと、更にオルガマリーショチョッがツッコミを重ねてきた。
「アンタ巫山戯んのも大概にしなさいよ!!今目の前には敵が!それもあの騎士王、アーサー・ペンドラゴンが居るの!!仮にも英霊ならしっかりしなさいよ!!」
ヒステリック気味に叫ぶオルガマリーショチョッ。しかし、言ってることはド正論。誠に申し訳ない。
「……あ、終わったか?」
「そうみたいですね」
「全く時間かけやがって……」
「ってか、藤丸たちは何で何神経衰弱してんのよ!!だいたいトランプなんて誰が持ってたのよ!!」
「あ、トランプは私です」
「マシュゥゥゥゥッ!?」
その上、神経衰弱をするキャスニキ、藤丸立香に怒りを向けるも、まともだと思っていたマシュに裏切られていた。
「……なあ、そろそろいじけるぞ?」
「「「「「あ……」」」」」
5人揃って振り向くと、アーサーが恨めしげにこちらを睨んでいた。
やっべ、すっかり忘れてた。
「あー……こほん。よし!闇に落ちたセイバー、アーサー・ペンドラゴンめ!お前はこの私、ライダーが倒してやる!!」
気不味い雰囲気をどうにかしようと態とらしく名乗りを上げた。うん。むっちゃ気不味い。
次回は未定。