第1話:衝撃、俺がダンスコーチ!?①
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俺、葛葉 紘汰(かずらば こうた)は今非常に混乱している。
普段、沢芽市を『インベス』や『ヘルヘイムの森』から守るため、更には異世界に飛ばされるなど数知れない修羅場を潜り抜けてきたが、それとは違う威圧感を感じる。
俺は今、バイトをしているフルーツパーラー『DrupeRs』(ドルーパーズ)の配達で沢芽市を離れ、東京都千代田区にある『音ノ木坂学院』(おとのきざかがくいん)という高校の前にいる。
別に高校生が怖いわけじゃない。
ミッチだって今高校生だし、俺にだって高校生の時だってある。そこは問題じゃない。
問題は・・・
「ここって、女子高じゃん」
そう、ここ音ノ木坂学院はどこにでもある普通の女子高だったのだ。
そして何故俺が混乱と威圧感を感じているのか。それは一人で女子高に入るからだ。
そりゃ、高校の時に友達と女子高の学園祭に行ったことはあるけど、でも今は一人。そばにいてくれる奴がいないだけですっげー心細い。
多分、今俺の隣にシャルモンのおっさんがいてくれるだけですっげー心強い気がする。
何て変なことを考えたっていつまでたっても配達は終わらない事に気付き我に返った俺は、意を決し学院に入ることにした。
「うし、入るぞ葛葉 紘汰、男は度胸だ!!」
学院に入ってとりあえず、中央にある生徒玄関らしきところまで行く。そこにいくまでの道は桜の花びらが舞い散っていて、頭の中で『花道・オンステージ!』などと我ながらアホなことを考えていたら、生徒玄関らしきところに着き、あることに気付いた。
「学院に入ったものはいいけど・・・どこいけばいいんだ?」
多分、受付をすればいいんだろうけど、そもそもその場所がわからん。どうしよう、誰かに聞くか。
辺りを見回したが時間が時間でどうやら生徒は部活を行っている様で生徒玄関らしきところには誰もいない。やっべー、出だしから躓いたぞ。
どうしたらいいのかわからずその場で立ち止まっていたら、突然後ろから声をかけられた。
「あの、どうしたんですか?」
後ろを振り向くと3人の女の子がそこに居た。
俺に話しかけてきたのは短髪サイドテールでとても活発そうな子、右に居る女の子は黒髪ロングヘアで大和撫子を思わせる子、左に居る女の子もサイドテールだが髪は長く、見た目からして天然で癒し系を思わせる子だった。
「あ、荷物の配達なんだけど、この学院初めてでどこに行けばいいのかわからなくて・・・」
すると、黒髪の子が丁寧に説明を始めた。
「それでしたら、この道をまっすぐ行きましたら受付があります」
「あ、ありがと、助かったよ」
軽くお辞儀をし教えてもらった道を行くことにした。これが俺と音ノ木坂学院のスクールアイドル『μ's』(ミューズ)の三人との初めての出会いだった。
こんにちは。
基本一週間ペースで書こうとおもいます。