第2話やり遂げるまで②
× × ×
小さな事件と言っても下手をしたら多分・・・いや絶対ニュースになっていた。
「海未、俺は君を信じていたのに・・・・・」
「うぅ・・・すみません」
園田 海未が今にも泣きそうな表情でこちらを見てきた。
一瞬可愛いと思ったのだが段々こちらが申し訳なく思えてきた。
「いや、別に海未だけのせいじゃないからな」
「そうだよ海未ちゃん、間違えは誰にでもあるよ」
「元気だして、ね」
隣で高坂 穂乃果と南 ことりがフォローをする。なんて友達思いなんだ、涙が出そうだ。だが
「いや、2人にも責任あるからね。特に穂乃果」
「あ、あの・・・」
「え、どうして!」
「当たり前だろ!お前が言い出しっぺねなんだから当然だろ!」
「あのっ!!」
『っ!!!』
「・・・・・そろそろこの書類を書いてくれる」
『・・・はい』
そう、俺は今学院の職員室に居るのだ。
俺が何故職員室に居るのか。
その訳は彼女たちがダンスを練習場所である屋上に行こうとしたら
「君!」
「はい?」
「ちょっと職員室に来てもらえるかい」
無駄に筋肉がムキムキな、いかにも体育教師らしき人物に止められた。
「え・・・・どうしてですか?」
「女子高に教師でもない男がいるからだよ」
「・・・確かに」
ここで素直に連行されればいいものの体育教師?らしき人物に右腕を掴まれた瞬間----
先生の水月にパンチをし、更に投げ技を喰らわせてしまった。
「・・・・・・やってしまった」
「・・・・・・」
「ここ最近グドラシルとの対人戦闘ばっかりのせいでついつい反射的に手がでてしまった・・・」
「・・・・・・」
「だ、大丈夫ですか・・・」
「・・・・・・」
「完全に気絶してる・・・」
どうしよう
「・・・・・・・・逃げるか」
でも次ここに来たら絶対捕まる。ここは・・・・・
「・・・素直に自首するしかない」
気絶した教師を引き摺りながら俺は素直に自首することにした。
そして職員室に行き俺が穂乃果たちのダンスのコーチということを説明した。しかし先生方には信じてもらえず彼女たちを呼び出し説明してもらい、俺は今学院の入室許可書を書いている途中なのだ。
「これでいいですか」
「どれどれ・・・・・・葛葉 紘汰さんね、確かに許可書は貰いました。これからは許可書書いてきてくださいね」
「はい・・・・・あの、男の先生は・・・」
「あぁ、ただ気絶してるだけだから気にしないでいいよ」
「は、はい・・・」
(イヤイヤイヤ、気にしますよ!俺気絶させた本人なんだから!!)
どうやら事件は無事に解決したようだ。
「高坂たちもきちんと先生に報告すること、いい?」
『はい』
「んじゃ、行っていいよ」
『失礼しました』
俺たちは職員室を後にした。
「たく、変な汗をかいちまったよ」
「紘汰さん本当にごめんなさい」
「私たちの不注意で大変なことになってしまい」
「次からは気を付けます」
3人は深々と頭を下げた。
「・・・もう終わったことだし、あんま気にすんなよ。もうすぐ新入生歓迎会なんだから」
「はい」
「よし、それじゃ練習するか!」
『はい!』
屋上に続く階段を上っている時、ポケットに入れているケータイが鳴った。相手は舞からだった。
「あ、わりいちょっと電話に出るから先に行っててくれ」
「わかりました」
俺は一端3人と別れることにした。
これとは別に仮面ライダーディケイドを書き始めました。
もしよければ見てください。