おそらくきっと一目惚れ   作:ゲーミングハムの紐

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話の都合上学校が増築されたので、オリジナル設定タグをつけました


おそらくきっと始動

 

 

「くっ…うぁ…。…眠い。」

 

おっそろしく眠い。あの生徒会長様なかなか寝かせてくれなかったんだけど、もしかして私に気があるのかな?嫌すぎる。

手持ちのポケモンもいくらか進化したし、おかしくね?1日で50近くレベルがあがったんだが。

 

「つぁ…。眠い。」

 

定期的に声を出さないと寝てしまいそうになるな。てゆうか今日課外授業の説明あるやん、まいったな。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

うちの校長は最高だな、話が短い。ここは校長先生のご厚意に預かって是非とも睡眠を取らせてもらおう。

とりあえず寝起きのお腹が空いている状況で、ご飯買ってあの階段登ることはしたくないから買い溜めをしとこうか。

 

「ぬぇあ…。眠い。」

 

買った後に食堂あんじゃんって思ったが、買っちまったもんは仕方ねぇ。

…ん?あの女子力高そうなシルエットは、我らがペパーじゃん。何してんだ?

 

「うえらっす。ペパー。」

 

「うおっ。ってドリスか、何やってんだ?」

 

「ちょっと買い溜め、お前の方こそどした…ひゅえっ、生徒会長…。」

 

「あ、ドリス!昨日はありがとう!」

 

「あっ、お構いなく…。」

 

(お前何したんだよ。)

 

(ちょっと目をつけられて夜遅くまでバトルしてた。)

 

(それは…災難だったな。)

 

「そんなことよりも、ここで何してたの?」

 

「そうだ!アオイ!チャンピオンになろうよ!チャンピオン!」

 

「だから、コイツはオレとスパイスをちょろまかすんだってば。」

 

「なるほどな。」

 

これが痴情のもつれちゃんか。まあでも誰が悪いわけでもないし、眠いしこのままほって自室に向かってもいいんだよな。

あ、目があった。あ、助けを乞われた。乞われたら弱いんだよな私。

遺伝子的なものなのかな。親戚のガンピさんも弱そうだしな。

うちの一族そういうのに弱いんだろうな。さて仕方ない。

 

「まあまあ、落ち着きたまえ2人とも。」

 

《ロトロトロトロト…》

 

「あっ、間が悪い。」

 

どうなら私がなんとかしなくてもなんとかなったらしい。

私がいなくても世界って大丈夫なんだね。さて誰の電話…って新顔さんか。

 

《やあアオイ、カシオペアだ。》

 

「私はドリスです!いいボイチェン使ってますね。どこで買ったやつです?」

 

《あっ、えと…これは普通に…。じゃなくて。んんっ…以前伝えていたスターダスト大作戦についてだが…》

 

おっとあまり褒められ慣れてない感じかな?

あと、“計画”じゃなくて“大作戦”か…。いいセンスだな、仲良くなれそう。

 

《…というわけで、勝手ながらアジトの情報を登録しておく。》

 

そういうと新顔さんのスマホロトムがぴゃっとなる。なるほどな。

 

「新顔さん。スマホの画面見ていい?」

 

「大丈夫ですよ。」

 

「ん、ありがとう。」

 

「ほぉん。カシオペア…五つの星…。

これって《あまりおしゃべりなのはどうかと思うぞ、ドリス。》…っ!どうして私の名前を!」

 

「さっき自分で言ってたじゃねぇか。」

 

「うるさいな、ゲッコウガぶつけんぞ。」

 

「理不尽。」

 

「ええと…お恥ずかしながら、現在寝不足で考えていることを口に出さないと、脳が処理を受け付けない状態でして。

気分を害されたのならあの、謝罪しますんで。」

 

「大変だね。夜はしっかり寝たほうがいいよ。」

 

「原因お前だけどな。」

 

《あぁ…まぁ…わからんでもない…。…とにかく、ボスを倒すたびにたんまりと報酬は差し上げよう。》

 

「たんまりって言葉いい響きですよね。一度は使いたい。」

 

「さっきからあなた誰なの!スター団退治なんて危ないし、アオイには関係ないよ!」

 

「おう、コイツに同意するのは腹立たしいが…コイツはオレとすげぇ食材探すんだよ!」

 

「新顔さん。昼寝しない?いいスポット知ってんだ。」

 

《…決めるのはアオイ自身。だったかな?ペパー、ネモ。》

 

「「っ!」」

 

「なんで名前…」

 

「さっき自分で言ってたじゃん。」

 

「一ミリも言ってねぇよ。」

 

「まあ、冷静に考えると生徒会長殿は良くも悪くも有名だからな。名前を知ってても不自然ではないだろ。

じゃあ問題はペパーの名前を知っているってことだな、別にペパーはSNSとかをやっているってわけでもないし、いやでもペパーには悪いけど博士の息子って肩書きがあんのか…知ってても不自然ではないな。

でも数日前に転入してきた新顔さんにことを頼むってのはどう考えてもだよな。前から計画してたってのなら人材はある程度入れているはずだし、つまり学校内に《…仮眠室の予約をとっておいた。いくらでも入眠するといい》一生ついていきますボス!」

 

「おい。」

 

「ゲースゲスゲス。悪いでゲスねぇペパー。

うちの一族では受けた恩はきっちり返せって教えられているんでゲスからねぇ。」

 

「急に三下みたいになったぞ。それでいいのかお前とお前の一族。」

 

《…あなた達の活躍を楽しみにしているよ。》

 

「…なんだったんだよこの時間。」

 

「…アオイ。友達が多いのはいいけどあんまり危ないのには深入りしないでね。」

 

「いやぁ。ではみなさんこれで、私はこれからね!入眠をね!しますんでね!いやぁははは。」

 

「この疲れほぼコイツのせいだろ。」

 

「あぁ、あとペパーの料理は結構マジで美味いから、それを食べて英気を養ってからチャンピオンを目指すといいぞ。

食材探しの過程でポケモンも鍛えられるし、多分食材もいいもんだから堅実にいくなら料理食べつつジムを巡るってのがベストかな。」

 

「なんで最初にそれが出なかったんだよ。」

 

『アギャス』

 

「おお、そうか。お前も食べたいか、いいもんなペパーの飯。はいこれさっき買ったミガルーサの干物。」

 

『アギャス』ウマウマ

 

「…。」

 

あ、ペパーがすごい顔してる。まあいいや、とりあえず今日は眠るとしますか。

今日も楽しかった、明日はもっと楽しくなるよね。ペパ太郎!

 

「めっちゃ疲れた…。」

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