ダンジョンに赤いゲノセクトがいるのは間違っているだろうか?   作:競馬好き

4 / 12
今回、短い




「おい、知ってるか?様々な階層に現れてるモンスターの噂」

 

「あぁ、赤い虫型モンスターが死にかけてる冒険者を助けてるって噂だろ」

 

二人のゴロツキ冒険者が、ある噂を話している。

 

「ああ、俺は嘘だと思ってたんだが、この前、それを見ちまってよ!」

 

「マジか!?」

 

現在、オラリオの冒険者の間でもっぱら噂になっているとあるモンスター。そのモンスターは、超スピードで飛行する虫型の赤いモンスター。様々な階層に姿を現し、様々な冒険者を救っている存在である。

 

「まるで人間みたいだよな」

 

「あぁ、しかも、魔石も集めてるらしいぜ」

 

「マジか!?そいつほんとにモンスターかよ!?」

 

現在では、様々な憶測が漂っている。ガネーシャファミリアが作り出した生物兵器なのではないか?天界にいる神が遣わした神虫なのではないか?闇派閥がどこからか捕まえてきたモンスターでは?

 

「それに、ロキ・ファミリアが捕獲しようとしているらしい。討伐目的なのか?それともなにかに利用しようとしているのか?」

 

「さぁ、オラリオ二大派閥の考えることはわからねぇよ」

 

「おい!おもしれぇ話ししてるじゃねぇか!」

 

その時、酒が入ったジョッキを片手に、顔に傷を持つベテラン冒険者が、二人の間に割って入ってきた。

 

「そういや、この話知ってるか?そのモンスターに、神たちが二つ名をつけたらしい」

 

「マジか!?どんな二つ名だ?」

 

「〝神速〟だとさ」

 

「神速かぁ・・・いい名前もらってるなぁ、モンスターのくせに」

 

「なんでも、レベル5では視認することもできず、レベル6でかろうじて目で追えるほどのスピードらしい」

 

「そんなに早いのか!?まさに神速だな・・・」

 

「あぁ、それに、そいつの力はそのスピードだけじゃないらしい。どうやら、そいつが出す魔法も相当やばいらしい。なんでも、あのロキ・ファミリアの九魔姫の魔法よりも威力があるとのことだ」

 

「相当な化け物だな。そいつを倒せる冒険者、オラリオにいるのか?」

 

「オッタルなら行けるんじゃないか?」

 

「確かになぁ・・・」

 

「だが、そのモンスター、魔法だけじゃなく、ものすごい切れ味の爪も持っているらしい。並の武器じゃぶった切られちまうとさ」

 

「そいつホントの本当に化け物だな。なんで人間を助けてるんだろうな?」

 

「さぁな、そのモンスターに聞いてみないとわからねぇよ」

 

「そもそも言葉通じんのか?」

 

「助けたあと、すぐにいなくなっちまうからな。それはわからねぇらしい」

 

「そうか。まぁ、そのモンスターがいつまで人間の味方でいてくれるかわからねぇからな。警戒しておいた方が良いだろうな」

 

「だな」

 

「んじゃ、今日はお開きにするか」

 

「だな、また面白い話出たら聞かせてくれや。じゃあな」

 

一通り、話したあと、三人は、それぞれのファミリアのホームに帰っていった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。