ありふれない捕食者は世界最強   作:ギアス

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ギアスです。
早々ふざけたタイトルで始まっておりますが、第四話を始めたいと思います。
ステータスプレートを渡され、己の力を知ることができた生徒達。
さまざまな謎を残して、とうとうルチアの特訓が始まる!
果たして、ルチアは生き残れるのか!(オイ
それでは、第4話をどうぞ。


開催!タクヤーズブートキャンプ!

ステータスプレートを渡された日から1日経った。

昨日のうちに王国内の施設をルチアの案内で見て回った卓弥は、とうとうルチアの特訓を始めようとしていた。

ちなみに、ルチアの服装は、動きやすそうな見た目のバトルドレスを思わせるメイド服になっていた。

本人曰く、『私は天才美少女メイドなので、どんな状況だろうとメイド服は欠かせません!』とのこと。

 

「ではルチアよ。お主は【オルクス大迷宮】について行きたいと言った。それすなわち、本来は非戦闘員であるはずのお主が死地へ飛び込もうと言っておるのと同義じゃ。お主にはこれから、最低限の下地と、戦うための武器を作るための特訓を受けてもらう!」

「あ、はい。それはわかるんですけどご主人様。その帽子は一体……?」

 

困惑するルチアの前には、どこで買ったのかわからない、というかトータスにはないはずの帽子である、軍帽をかぶった卓弥がいた。

何故軍帽を被っているのかというと、本人曰く『特訓といえばこれじゃろ?』とのこと。

……いやここ軍隊と違うんですけど……

 

「ルチアよ!お主のようなメイドをやっておった貧弱ボディを戦闘に慣らすため、まずは体力作りの走りこみから始めるぞ!!」

「えちょっと待って、体力がないことは認めるけど貧弱ボディって何?私の体力の事だよね?間違っても私のこの見た目のことじゃないよね!?」

 

ちなみにルチアのとある部分の装甲は、平原と言っても良いぐらい真っ平らだった。

それはもう何も言えないくらい真っ平らだった。

 

「まあ、今回は初回だからな。慣らしていくためにまずは短い距離で行くぞ。」

「あ、それは助かります。いや〜流石にいきなり5kmとか長い距離走らされるのはちょっとキツイからねぇ〜」

「では早速2()0()k()m()からだ!準備せい!」

「りょーか……え?なんて?」

 

聴き間違えだろうか?

5kmの4倍の距離を走れと言われたような?

あ、そうか空耳ですか、そうですか……

 

「何をしておる!20kmと言っておるだろ!さっさと走れい!!」

「空耳じゃなかった!?ちょっと待って!?5kmでもキツイってさっき言ったよね!?こんなか弱いレディに20kmも走らせるとか正気!?」

「正気に決まっとるじゃろがいボケェ!!5kmでキツイなどとほざいとる軟弱非戦闘員が大迷宮で生き残れるわけないじゃろが!2週間後には最低100kmは余裕で走れるぐらいにはなってもらうぞ!ほら走れ!動き出せ!!動かんなら動くまで、そのケツが腫れようともしばき倒すぞ!」

「うわ〜ん!ご主人様の悪魔〜!」

 

卓弥はこれまたどこからとりだしたかわからない木の棒を地面に叩きつけながら威圧する。

そんな姿の卓弥を見て、ルチアは目尻に涙を溜めながら、急いで走り出す。

そしてその後ろを、木の棒片手に卓弥が追いかける!

 

「えちょっとまって、なんで追いかけてくるんですかぁ!?これじゃあ止まれないんですけど!?自分のペースで走れないんですけどぉ!?」

「何甘えたことを言っておる!!特訓中に安泰の時があると思ったら大間違いじゃ!ほらほらほら!スピードを落とすでない!我が追いつく度にお主のケツをしばくぞ!しばかれたくないのならむしろスピードを上げい!!」

「いやぁぁぁぁぁぁ!!チルチルちゃんのお尻が狙われてるぅぅぅ!!?ご主人様の鬼!悪魔!サディスト〜!!」

 

そんな感じで鬼ごっこ(?)をするルチアと卓弥。

卓弥はルチアの後を追って行き、ルチアに追いつく度に木の棒でルチアのケツをしばき、ルチアはケツをしばかれないよう高速で走り、そして追いつかれる度にケツをしばかれた。

2人は場所を問わず好き勝手に走っていたので、王城の訓練場や街中を走ることもあり、そんな2人の姿を目撃した生徒達や住民は全員ドン引きして、住民の間では『神の使徒の1人は少女のお尻を狙うサイコパス』なんて言う、他の神の使徒(生徒)達からしたら不名誉すぎる噂が広まったりした。

そして、走り込みが終わってからも………

 

「え…ちょっ…まっ…て……ちる…ちるちゃ…んを…どこ…へ…つれて…くき……?まだ…つかれ…てるん…だけ…ど……?」

「決まっておるじゃろ?お主の武器をお主自身に作らせる為にも、その武器の構造をみっちり教えんといかん。これから教えながら武器を作るのじゃ。へばっとる暇はないぞ」

「こ…こが……じごく…か………ガク」

 

走り終わってグロッキーなルチアを、卓弥(ルチアと同じ距離走ったのにピンピンしてる)は強制連行し、休ませることなく武器作りのために"錬成"を使わせた。

2日目以降の特訓は、走り込みの距離が少しずつ(1日2km以上)伸びたり、武器作りのために徹夜は当たり前になったりした。

そして、武器が完成すると、今度は走り込みが終わった直後から卓弥との実戦形式の戦いをするのが当たり前になった。

そんな特訓(ルチアにとっては拷問)が2週間続いた。

 

 

 

 

 

そして2週間後。

卓弥とルチアは、王城近くの森の中で模擬戦をしていた。

 

「うりゃ〜!」

「フッ!」

 

ルチアのぬけた叫び声とは異なるドパンッ!ドパンッ!と言う2つの鋭い炸裂音が響くと、卓弥は走り出す。

そして、先程まで卓弥が立っていたところにビシッ!ビシッ!と2つの穴が空く。

そのあと卓弥はルチアに向かって走り出すが、ルチアは()()()()()()の先を卓弥に向けて引き金を連続で引く。

黒鉄色の線数本が卓弥に向かって飛ぶが、卓弥はそれらを交わし、時に支給された西洋風の細身の剣に魔力を纏わせ強化し、それで黒鉄色の線を弾き凌ぐ。

そのままルチアとの距離を詰めるが…

 

「やぁっ!」

 

ブォッ!

 

「……!」

 

ルチアは体制を変え、足を卓弥に向かって突き出し蹴りを放つ。

その蹴りはとても鋭く、空手家の蹴りと比べても遜色は無いだろう。

それを卓弥はギリギリのところで躱し、剣をルチアの首元に振るうが、ルチアが()()()()()で剣を弾き、即座に離脱する。

再び2人は向かい合い、空気が張り詰められていき……

 

「………ふむ、なんとか形になったな。体力も申し分ない。戦力になることができるじゃろう」

「本当ですか!?やったー!やったよぉ〜!あの拷問(特訓)が無駄じゃなくてよかったよぉ〜。」

「まあ、そうじゃ……ん?今なんか言い方おかしくなかったか?」

「気のせいだと思いますよ?はい!」

 

走り込み2()0()0()k()m()が終わったあとの模擬戦にも関わらず、ルチアの動きはとても迅速かつ正確で、これならどれだけ長く戦闘を行っても問題ないだろう。

ステータスプレートも……

 

 

ルチア 17歳 女 レベル25

天職:錬成師

筋力:200

体力:1000

耐性:100

敏捷:1200

魔力:750

魔耐:750

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成][+圧縮錬成]・高速魔力回復[+瞑想]

 

 

特訓前と比べるととても成長し、レベルも5上がって25になった。

()()の練度も上がったので、これなら【オルクス大迷宮】でも問題なく戦闘に参加できるだろう。

 

「さて、今日はもうここまでにして、他の面子が何をしておるか、見に行こうかの。」

「わかりました!」

 

そう言いながら2人は王城の訓練場に向かう。

訓練場が近くなり、キンッ!キンッ!と剣をぶつけ合う音や、ドカン!と的か何かを破壊するような音が聞こえ始め、訓練場に足を踏み入れた時、卓弥は条件反射で身体を屈めると、誰かがよろめいていた。

 

「おいおい大介、ちょっと加減しすぎだろ。簡単に躱されてんじゃねえか」

「な、ち、ちげぇよ!本気でやったのに、こいつが避けやがったんだよ!」

 

そんなふうに話をしているのは、クラスメイトである『檜山大介(ひやま だいすけ)』『斎藤良樹(さいとう よしき)』『近藤礼一(こんどう れいいち)』『中野信治(なかの しんじ)』の4人。

彼らの態度や小物臭さから、卓弥は密かにこの4人を『小悪党4人組』と呼んでいた。

どうやら檜山が卓弥を殴ろうとしたが、それを卓弥に躱されてしまったようだ。

 

「よぉ、サボり魔の天喰くぅ〜ん。何しに来たのかなぁ〜?自分だけ弱っちぃからって焦ってるのか〜?」

「ちょっ、大介言い過ぎだって!いくら本当だからってさ〜、ギャハハハ」

「今更訓練しに来たのか?とっくに俺たちより弱い無能なんだから無駄だって!」

「なぁ、大介。こいつさぁ、なんかもう哀れだから、俺らで稽古つけてやんね?」

 

何が面白いのかニヤニヤ、ゲラゲラ笑う檜山達。

 

「あぁ?おいおい、信治、お前マジ優し過ぎじゃね?まあ、俺も優しいし?稽古つけてやってもいいけどさぁ〜」

「おお、いいじゃん。俺ら超優しいじゃん。無能のために時間使ってやるとかさ〜。天喰〜感謝しろよ?」

 

そんなことを言いながら卓弥を人目につかない場所へ連行しようとする檜山達。

クラスメイト達もそれに気づくか、関わりたくないのか見て見ぬふりをする。

 

「何を言っておる?いくらなんでも()()に教えられたところで身につくものなどないわ。雑魚脱却のために自己鍛錬をせんでもいいのか?」

 

が、卓弥のその物言いに檜山達は動きを止める。

そして4人は卓弥に対して敵意を顕にする。

見て見ぬふりをしていたクラスメイト達も、卓弥のその言葉に驚いたように注目する。

 

「……おい無能。誰が雑魚だって?」

「お主らじゃよ。て言うか、無能もお主らじゃろ?ちょっと力をつけたぐらいで、相手との力量差も見極められずに格上に喧嘩を売るとは。猿でもそれぐらいのことはできるぞ?」

「おいおい、それ俺たちのセリフなんだけど?雑魚は雑魚らしく、俺達の前で這いつくばってればいいんだよ!」

 

どうやら力を手に入れたことで檜山達はかなり調子に乗ってしまっていて、暴力にも躊躇いを覚えなくなっているようだ。

まあ、思春期男子がいきなり大きな力を得れば、それに溺れるのも仕方がないだろう。

しかし、格上相手にも関わらず喧嘩を売るのはいただけない。

卓弥はそう考えつつ、やれやれと頭を振り、ハンドサインでルチアを下がらせる。

そして………

 

「……あまり強い言葉を使うなよ?唯でさえ弱いお主らが余計弱く見える」

 

あくまで卓弥は本心を言ったつもりなのだが、他人が聞けば挑発にしか聞こえない物言いに檜山達の怒りは爆発した。

 

「調子に乗ってんじゃねぇぞ雑魚が!!」

 

そう言いながら近藤が右手に持っていた剣を鞘に収めたままとは言え振りかぶった。

クラスメイト達は、これから起こるであろう檜山達による卓弥へのリンチに悲鳴をあげる。

そして、止める間もなく剣は振り下ろされる。

しかし……

 

「ふん」

 

パァン!

 

「……あえ?」

 

卓弥の左手の裏拳打ちで剣は弾かれ、そのまま卓弥は右腕を引き絞って、そのまま拳を突き出す。

 

「むん!」

 

ドゴォォォォォン!!

 

「ぶげあ!?」

 

そして拳は近藤の鳩尾に突き刺さり、近藤は胃液を吐きながら吹き飛び、訓練場の壁に直撃する。

それを見ていた檜山達やクラスメイトは呆然としていたが、中野と斎藤はすぐ再起動し怒りを顕にする。

 

「いや、いくらなんでも脆すぎないか?ルチアでも2、3発は耐えられるぞ?」

「て、テメェ!ここに焼撃を望む、"火球"!」

「ここに風撃を望む、"風球"!」

 

近藤の耐久力に卓弥が呆れた言葉を漏らすと、中野が火の塊を、斎藤が風の塊を放つ。

どちらも一節で構成された下級魔法。

それでもそれなりに威力はある。

 

「……ふん」

 

しかし、卓弥は慌てた様子もなく、右手でフィンガースナップをする。

すると、2つの魔法は、まるで初めからなかったかのように()()()()()

 

「は……へ?」

「な、なんで」

 

ガシ!

 

「ぬん!」

 

バァン!

 

「「ぶは!?」」

 

そしてそれに2人が呆けている隙に、2人の頭を掴み、そのまま頭同士をぶつけ2人を気絶させる。

 

「ひ、ひぃぃぃ!な、なんなんだお前!?な、なんで、そんな……!」

 

最後に残ったのは檜山だったが、ようやく卓弥との力量差を理解したのか、身体をガクガク震わせ、尻もちをつきながら悲鳴をあげていた。

しかし、一度やると決めたのは檜山達なのだから手加減はしない。

卓弥は檜山の足を掴み、頭上を通しながら、そのまま檜山を地面に振り下ろす。

ボガァァンッ!と大きな音を立てながら檜山は顔面から振り下ろされ、檜山は顔がボロボロになりながら気絶した。

 

「ちょっと、何やって……なにこれ!?」

 

後ろから声が聞こえてきて、振り返れば香織と雫、龍太郎に光輝がやってきていた。

 

「……それで、何があったの?天喰君」

 

雫が周囲を見渡しながら卓弥に問いかける。

 

「此奴らが我に稽古をつけると言って来たのでな。それなりに強いのだろうと考えて力を出したら、まあ、想像以上に弱くての、こうなった」

「私も見たましたけど、あの4人メチャクチャ気持ち悪い笑い方してましたよ。ご主人様がこっちで訓練してなかったから弱いと勘違いしてましたし、ご主人様をリンチにしようとしてたんじゃないですか?」

 

卓弥とルチアの言葉に雫はなるほど、と小さく頷く。

一見すると卓弥が檜山達を一方的に伸したように見えるが、卓弥は嘘をつくような男ではないし、ルチアというもう1人の証言もある。

だが、そこに空気の読めない男が一人入ってくる。

光輝だ。

 

「ふざけるな。こんな一方的に痛めつけておいて、そんな言い訳が通用すると思うのか。第一それが本当だとして、それは本当にリンチだったのか?君は訓練にも参加せず、図書館や工房に入り浸っているそうじゃないか。檜山たちもそれを見かねてどうにかしようとしたんじゃないのか?ルチアに暴力を振るい、無理矢理従えて、自分に有利な証言をさせるなんて、見下げ果てた奴だ!」

 

光輝の思考パターンは、「基本的に人間はそう悪いことはしない。そう見える何かをしたのなら相応の理由があるはず。もしかしたら相手の方に原因があるのかもしれない!」という過程を経るのである。

特に今回は檜山たちが卓弥をリンチしようとしている場面を見ておらず、卓弥が檜山たちを伸している現場に駆け付け、証言もその卓弥と、彼のメイドであるルチアだけであるがゆえに、そう判断したのだろう。

他のクラスメイトも目撃していたはずだが、証言しようとしない。

おそらく、証言した後のことが怖いのだろう。

 

「…お主に何を言っても無駄なのはわかっておるが、一応言っておくぞ?我はルチアを従えてなどおらぬし、暴力も振るっておらぬぞ?」

「嘘を言うな!お前がルチアを追いかけ回していたことは知っているんだ!なのにそんなわかりやすい嘘をつくなんて、恥ずかしくないのか!?」

「あれはルチアの特訓なのじゃが?あやつはああでもしんと特訓せんかったからのぉ。まあ、此奴らを見るにこれ以上ここにいても無駄なようじゃな。我は先に帰らせてもらう」

「おい待て!逃げる気か!」

 

その後も光輝は何かを言うが、卓弥は聞く耳を持たない。

そのまま卓弥は、いつのまにか香織と話をしていたルチアを連れて訓練場から出て行こうとする。

するとメルド団長が近づいてきて

 

「坊主。もう戻るのなら無理に止めるつもりはないが、明日から実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ行く。必要なものはこちらで用意するが、明日の為に気合を入れて、今日はゆっくり休んでくれ。」

「ほう、わかった。ありがとう。ではいくぞルチア」

「へ?あ、はい。わかりました。」

 

卓弥はルチアを連れて訓練場を後にした。

しかし、ルチアはこの時、香織からの会話を思い出していた。

 

 

『ねぇ、ルチアちゃん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど。』

『はい。なんですか?』

『ルチアちゃんって、天喰くんのことが好きなの?』

『はい!?え、な、何言って』

『ああ、ごめんごめん。無理に言わなくてもいいよ。私は、ルチアちゃんに一つ言いたいことがあるだけだから』

『言いたい、事?』

『ルチアちゃん。天喰くんのこと、好きでもそうでなくてもいいから、近くにいるなら天喰くんのこと、()()()()()()()()()()()な』

『は、はい?どう言う……?』

『とりあえずこれだけ!聞いてくれてありがとうね!』

『え、あ………』

 

 

『………私、ご主人様のこと、どう思ってるんだろ……?』

 

ルチアは、香織に言われた、『卓弥のことが好きなのか』と言う言葉で頭がいっぱいになっていた。

他の言葉は、どう言う意味なのかまるで理解できなかったが、それだけは頭を渦巻いていた。

……ご主人様のことはイケメンだと思うけど、好きとは違うと思うし、でも嫌いかと言われると、それも違う気がするし、それに………

ルチアはたくさん考えたが、結局、その考えの結論が出ることはなかった………

 




第四話、完!
いかがだったでしょうか?
卓弥は特訓の際は鬼畜鬼軍曹になります。
卓弥軍曹の第一被害者はルチアでした……。
ちなみに、この特訓は戦えるヒロイン達が卓弥パーティーに入るたびに行われていると考えてください。
つまり、ユエやシア、ティオ、そして香織も………
ちなみに、今回の香織は原作みたいな『私が本妻になる!』みたいな感じはありません。
香織がここまで穏やかなのは、卓弥の闇に少しだけでも感づいているからなんです。
あと、卓弥がフィンガースナップをした時に魔法が消えたのは、卓弥が『魔法相殺(マジックキャンセラー)』と呼んでいる技術で、自分の魔力を魔法にうまくぶつけることで、下級魔法レベルなら魔法を掻き消すことができる技術です。
次回はホルアドでの語らいを書きたいと思います。
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