群青色を押し花に   作:保泉

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手打ちと宴

 

 

 意識が浮上して目を開けたら、真ん前に眠っているウタの顔があった。

 

 驚きにビクッと身体が跳ね、その衝撃が伝わったのかウタが小さく唸る。咄嗟に息を潜めてなるべく気配を消そうと努めて、再び彼女の呼吸が一定に戻ったことを確認して、深く深く息を吐いた。

 

 どうしておれがウタと一緒に寝ているのかも疑問だが、今いる場所は何処だろうかと、身動きしないように目だけで周りを見回す。

 暗くて見えにくいが、置かれた家具の配置からどうやらレッド・フォース号で、おれが今まで寝泊まりさせてもらっていた一室だとわかった。

 

 そして背後で震えている人物の存在も。

 

「おはよう、お父様。ウタが起きちゃうから落ち着いて」

「ふ、くっ……おはようヘーマ」

 

 振動を起こさないようにゆっくり転がって振り返ると、口に手を当てて肩を震わせているお父様がいた。そんなに笑わなくてもいいでしょうが。

 声を抑えて話せば、お父様も小さい声で返してくれる。まだ目が笑っているよお父様この。

 

 大きな手がおれの頬を覆い、目の下を指が押す。顔色が戻ったなと、お父様が表情を緩ませるものだから、おれはいそいそとお父様の胸元にすり寄った。

 ぴっとりとくっついたおれをお父様は小さく笑い、おれの背中に手を当てて、ゆるりと撫でる。

 

「どうした、随分と甘えん坊だねい」

「お父様分を補充してる」

 

 おれはぐりぐりとお父様の硬い腹筋に頭を押しつける。あんまり力を入れてなさそうなのに、まったく柔らかさを感じない。おれもこれから筋トレを頑張れば、今生ではムキムキになれるだろうか。

 くすぐってぇ、とお父様はおれの頭を掴み、押しつけるのを止めさせた。

 

「ところで、どうしてウタが一緒に寝てるの?」

 

 頭を物理的に動かせなかったため、子供っぽいスキンシップを諦めたおれは、目覚めた当初の疑問を尋ねる。お父様とおれが一緒なのはわかるけど、なんでウタも……というかよくシャンクスさんが許したなと思う。

 

 お父様はおれの質問にニヤッと口元を歪めた。なにその笑い。

 

「ヘーマおまえ、あの嬢ちゃんに寂しいから構えって言ったンだって?」

「……」

 

 なんで知ってるの。

 

 いや、ウタが話したんだろうけど、お父様に話す話題じゃあないだろコレ。

 隠していた日記を見つけられたような気恥ずかしさ。羞恥で固まったおれがお父様の顔を凝視していると、その目が柔らかく細められた。

 

「おまえが寂しくないように、朝まで一緒にいるそうだよい」

「……おれが?」

「そう聞いた」

 

 優しい子だねい。その言葉に、おれはもぞもぞと寝返りをした。船の中の部屋だからここには窓はない。ランプも点けていない部屋は暗くて、ウタの白い顔がぼんやりと見えるくらいだった。

 すうすうと寝息が聞こえる。おれがこんなに見つめているのに、彼女は気付きもせず無防備な顔で眠ったまま。

 

 思わず手が伸びて、その白い頬に触れる直前で手を握りしめた。

 

 ……危な、セクハラするところだった。折角気持ちよさそうに眠っているところを触れたら、起こしちゃうのにな。

 

 ──起きないでほしい。もう朝だと扉をノックされない時間だ、布団で眠っていても許されるのだから、まだおれの傍にいてもいいんだろう。

 

 ──起きてしまってほしい。起きて菫色の目でおれを見て、おはようと笑いかけてくれないかな。

 

 正反対の衝動が、おれのなかでぐるぐると絡み合っている。触れることをセクハラと認識する程度には、子どもらしくないそれらを全て押し込めて、おれはウタの肩を揺すった。

 

「おはよう、ウタ。朝だよ」

「ん、ヘーマ……?」

 

 眠そうに目を擦る彼女に微笑んで、漏らしそうになる言葉を押し潰して必死に飲み込んだ。その言葉を彼女に告げるには、まだ早すぎる。ウタはおれと違って、正真正銘九歳の子どもなのだから。

 

 洗面所に行くべく寝ぼけまなこなウタの手を引いて部屋を出るとき、お父様の呆れた視線がおれに刺さった。

 なんか、いろいろバレてる気がするな、とおれは見聞色の覇気という存在に顔を顰めるのだった。

 

 

***

 

 

 朝食を食べてから、レッド・フォース号はエレジアを出航した。

 

 見送りにと港が隙間なく埋もれるくらい、沢山のエレジア国民が集まってきていた。笑顔で挨拶をするウタの表情に陰りはなくて、この国で起きた事件はもう彼女の重荷になっていないことを、おれはようやく確信できた。

 

 おれは吞気にウタは本当に人気だなぁ、とその光景を眺めていたんだけど、お父様に背中をぐいと押されて前に出された。

 ちょっと、と背後のお父様へ文句を口にする前に、おれは正面にいたエレジアの人達に囲まれた。

 

「君があのピアノを弾いた子か!」

「とても素晴らしい演奏だった! あの透き通った音は正確無比な貴方の腕だからこそ表現できたのだろうね!」

「またエレジアに来る予定はありますか? 貴方に弾いてほしい曲があるんです!」

 

 熱のこもった目で手を取られ、口々に賞賛を贈られる。そこにはおれへの関心しか込められていない。

 ウタを褒め称えるための引き合いに出されることもなく、純粋なおれの演奏への賛辞は、この国に来てから初めてだった。

 

 なんだ、おれも結構良い演奏家なのかもしれない。

 

 そんな風に思える程には、前世のおれの積み重ねを認められたと思える程には、彼等の言葉はおれにとって嬉しくて、口元が緩む。

 

「ありがとう、また絶対この国に来ます」

「──はぅ」

「え?」

 

 手を握り返して溢れる気持ちのままに笑いかければ、目の前の青年が笑顔のまま気絶した。え?

 

「わ、貧血!?」

「大丈夫れす、気にしないでくらさい!」

「疲れていたのれしょう、少し休めば問題ありまへんよ!」

「そう……って、どうして皆さん鼻をつまんで──お婆さん達はなんでおれを拝んでいるんですか!?」

「ありがたや……」

「ちょっとこっちに戻ってこいヘーマ」

 

 抱えられて連れていかれる倒れた青年。慌てるおれに朗らかに無事を伝える鼻をつまんだ人達。よく見れば鼻の下に赤い筋が、まさか鼻血が出てるのか? 

 御老体の方々は何故かおれを拝みだしたし、どういうことなんだと混乱していると、お父様がおれを呼んで手招きした。

 

「あっちに国王さんがいるようだから、先に挨拶してこい」

「あ、うん。でも彼処の人達が体調悪くしたみたいで……」

「おれがしっかり診察と挨拶しておくよい。いいから、早く行ってこい」

「わわっ!」

 

 駆け寄ったおれの後頭部をお父様が掴み、赤髪海賊団の面々がいる方へ促される。物凄い力だったので、おれは素直に誘導に従うことにした。

 

 ──ウチのヘーマに何かしたら……わかってンだろい。

 ──勿論です!

 ──ファンクラブ作っていいでしょうかお父様!

 ──あ゛?

 

 後ろからなにやら怖い気配がするけど、けっして振り返らないぞ。

 

「ゴードン様」

「ヘーマ君。君にもこれを」

 

 近寄ってきたおれにゴードン様は大きい包みを渡してきた。四角いそれを受け取ると、ズシリと重い。

 これはいったい、と首を傾げたおれに、ゴードン様は楽譜だよと教えてくれた。

 

「君は一般的な曲をあまり知らないと耳にしてね。これらをよければ受け取ってほしい」

「ありがとうございます……これら?」

 

 この包みだけじゃなくて?

 疑問が顔に出ていたのだろう、ゴードン様はおれの後ろを指差した。

 

 振り返った先には、木箱をいくつも運んでいる赤髪海賊団の面々。

 ──いや、まさか。

 

「お、ヘーマ。これお前の分もあるそうだぜ」

「ちゃんとウタのと混ざンねェように置いておくからなー!」

「うん、ありがと……」

 

 ライムさんとルウさんが、おれの視線に気づいて明るく言った。その向こうに目が輝いているパンチさんも木箱を運んでいる。わぁ、とても嬉しそう。

 ……やっぱりその木箱の中身は楽譜だったか、とぬるい笑みを浮かべてしまう。エレジア国民、本当に音楽のことで頭いっぱいだな。

 

「楽器を贈るという案もあったが、君はピアノもヴァイオリンも得意としているだろう。全て贈るのは迷惑になるだろうと楽譜になったのだよ。

 ああ、でも楽器の方がよければすぐに用意を──」

「楽譜とてもありがたくいただきます!」

 

 受け取った包みを抱きしめる。本気だった、本気の目だった。肯定してたら本気で楽器用意されるところだった、ゴードン様落ち着いてほしい。

 楽器なら自分で描いて出せるけど、楽譜は流石に知らない曲は出せないのでこちらの方が嬉しい。

 

 慌てるおれを見てゴードン様が吹き出す。もしかしてからかわれました、おれ?

 

「ヘーマ君にとって、この国はあまり良い印象がないだろう。これで君からの恩を返せたとは思わないが」

 

 憮然としたおれに向かって、ゴードン様は右手を差し出した。

 

「いつでも我が国は君を歓迎する。今度は是非君のコンサートを開かせてくれ」

「考えておきます。でも先にゴードン様の肖像画も描かせてくださいね?」

「……そうだったな」

 

 忘れてたのかい。すいっと視線を泳がすゴードン様の手をおれは笑顔でがっしりと掴むのだった。

 

 

***

 

 

 レッド・フォース号にお父様共々乗せてもらい、辿り着いたのはエレジアに近いとある小島。

 

 エレジアに二つの海賊団が揃ってしまうと、もしもの時にエレジアに迷惑がかかってしまう。そのため、両海賊団の会合を無人島である小島に設定したらしい。

 

 上陸して島の中心に向かって進めば、そこそこ開けた草原が広がっている。森を背にした状態で、おじい様は組んだ丸太に座っていた。

 

 いつもよりピリピリしている皆も、おじい様を中心に翼を広げるような形で立っている。隊長格しかいないのは、この場にいる人数を絞るためだろうか。

 

「おかえり」

「っ、ただいまおじい様!」

 

 おれと目が合うなりおじい様はゆったりと笑い、駆け寄って長い足に飛びつく。おじい様は足にくっついたおれを抱き上げ、膝に乗せて頭を撫でてきた。

 

 されるがままでいたら、そのまま大きな手の平でおじい様のお腹におれの身体をくっつけられる。あ、これ拘束されているなとおれが気づいたときには、身動きがとれなくなっていた。

 

 くっ、おれがごねるの見越していたなおじい様。チクショウ、正解だよ!

 

 力の限り身をよじっても少しも動けない。お父様以上の拘束力に、おれは離脱を早々に諦めた。体格差には勝てない。

 おれの行動を理解した巧妙な罠だったな。ピクテルに指示を出して彼女をしまう。

 

 その様子をじっと見下ろしていたおじい様は、視線をおれから正面に移した。

 

 向き合うように設置された丸太に、ゆっくりとした足取りで近づいたシャンクスさんへと。

 

「ウチのヘーマが世話になったみてェだな、小僧」

「世話になったのはおれのほうさ、白ひげ。二度も娘を助けてもらった」

 

 ビリビリとした威圧感がこの場に広がる。上から押さえつけるような空気が、おじい様とシャンクスさんの間で迸っているというか。

 ウタは大丈夫かなと見ると、シャンクスさんの後ろでライムさんに守られていた。物理的に壁があれば遮られるのかな。

 

「……この覇気に耐えるか。この歳でたいしたもんだ」

「グラララ、ピンピンしてやがるな。キツくねェか、ヘーマ」

「? なんか重いけど特には」

 

 なんか元気なおれに驚いているけど、同時にどこか嬉しそうな二人に、おれは首を傾げて返答する。

 より嬉しそうになったのは何故? おれの覇気についての知識が不足しているからか、彼等の意図することがまったく掴めない。

 

「これは将来が楽しみだな。マルコも鼻が高いだろう」

「まだ覇気のハの字も知らねェヒナだが、根性があるのは間違いねェよ」

 

 まあ座れと丸太をおじい様は指差し、シャンクスさんは促されるまま座った。

 

「てめェとマルコの間で取り決めた約、結果的には守れなかった。……違いねェか」

「ああ」

 

 素直に肯定するシャンクスさん。まだだ、とおれは溢れそうになる衝動を押し止める。声を上げるべきは今じゃあない。今何を言っても、おれの言葉はシャンクスさんの面子を潰すことにしかならない。

 

 それに、元よりおれに口出しする権利はない。お父様から言われていた自分の身を守れということを、真っ先に投げ出したのはおれなのだから。

 

「ふん、功績を語ることもしねェか。グラララ……潔いこった」

 

 おじい様は楽しげに笑っている。やたらと機嫌が良いような気がする。何処か懐かしそうな目で、おじい様はシャンクスさんを見ていた。

 

「今回の落とし前はいらねェよ。ヘーマがこの船に帰ってこれたのも、てめェらが力を貸したからだろう。

 コイツは自分より遥かにデカイ海獣にピンで向かう馬鹿野郎だ、素直に守られねェのは予想がついていた」

「おじい様……」

 

 おれを馬鹿だと断言しながらも、向けられる目は温かい。

 

「それに、孫のダチから小せェ貸しを取り立てるのもみっともねェ。これで手打ちだ」

「──わかった」

 

 こうして、二つの海賊団の船長による会合は終了した。

 

 おじい様はやっぱり懐が深いなぁ。お父様はこうなることがわかっていたからおれを止めたのかな?

 

 船員が船長を信じていなかったから、お父様はおれを叱ったのかもしれない。うん、確かにおれは海賊白ひげを見くびってたし、過小評価してたんだろう。

 誰よりもカッコいいおじい様だって、今回でとてもよくわかった。

 

「じゃあいまから祝勝会しよう!」

「「「は?」」」

 

 だから、きっとこれくらいのわがままは叶えてくれるはず。両海賊団共に揃った声に、おれはニッコリと笑いかけた。

 

「だって、トットムジカに勝ったのに、宴してないよ?」

 

 ま、エレジアではその時間がなかったんだけど。事件の次の日、おれの迎えと赤髪海賊団の出航が決まっていたからな。

 それに、あまりエレジアに長居すると、あの人達は復興作業よりも音楽を取りかねない。

 

「いや、確かにしてないけどよ」

「一応敵船なんだぞ、お互い」

「海賊として正しいのに、とても間違ってる」

 

 ざわざわと困惑している声がおれの耳に届く。ん、予想していたより拒絶の声は出てこないな?

 隊長格しかいないからだろうか、それともおじい様とシャンクスさんの間で手打ちになったからだろうか。

 

 赤髪海賊団側はどうかな、と視線を向ければ、ひょっこり顔を出していたウタと目が合った。

 

「宴するの?」

「あっ、こらウタ」

「勝利したらやるよね?」

「そうだよね!」

 

 背に隠していたウタが自分から姿を見せていることに気づいて、ライムさんが注意しているけど、わくわくしているウタは多分聞いてないだろう。

 

「おいおい、お子様たち。この状況で宴なんかできるわけが」

「えっ、やらないのおじい様?」

「やらないのシャンクス?」

 

 ヤソップさんの呆れ声にウタはシャンクスさんを、おれはおじい様を見る。わあ、おじい様の眉間に皺が寄ってる。

 

「おれはいいぞ」

「お頭!?」

「ウチのルウの飯は美味いから、ヘーマも気に入っていたしな!」

「あっ」

 

 面白そうにおれを見ていたシャンクスさんは、一部に引っかかりそうなことを明るい笑顔で言い放つ。

 

「ア゛アン!?」

 

 カッチーン、という音がサッチさんから聞こえるようだった。

 

 シャンクスさんって、結構人を煽るの上手いよね。見事に釣られたサッチさんを見て、近くにいるジョズさんとお父様が額に手を当てている。

 

 よし、おれも加わろう。

 

「ルウさんのごはん美味しかったよ」

「ヘーマも最後の方は食べる量増えたもんね」

 

 おっと思いも寄らないウタの援護射撃がきた。

 

 二週間のレッド・フォース号に滞在中、おれはルウさんとホンゴウさんに食育を受けていたからな。

 ウタも初日と変わらずおれの皿へせっせと盛っていたため、次第に食べられる量は増えていった。増やしたとも言う。

 

 気の良い社交的なサッチさんの顔が鬼になっているけど……ごめんなさい、必要経費だから仕方ないんだ。

 

「てめェ、ちょっとヘーマと仲良くなったからって調子乗ってンじゃねェぞ……!」

「おれ何も言ってねェのに!?」

 

 背後にも鬼が見えるサッチさんに睨まれて、ルウさんは焦って顔の前で片手を縦にして手を振っている。

 とばっちりのルウさんには申し訳ないけど、ここまで火起こしすれば消火はされないだろう。

 

「オヤジィ! コイツと料理勝負させてくれ!」

「なんだかとても巻き込まれた感がするが、受けて立ァつ! いいよなお頭ァ!」

 

「いいか、白ひげ?」

「誘導しておいてよく言う……サッチ、存分に腕を奮え!」

「頑張れよルウ!」

 

 両船長がゴーサインを出し、困惑しながらも海賊達は雄叫びを上げた。勝負のための舞台準備を、おじい様の膝から降りてウタの隣で待っていた。

 

 ちょっとお腹すいたな。おれはピクテルにエレジアで買ったお菓子を出してもらう。

 

「ウタ、エレジアで買ったドーナツ食べる? はんぶんこしよう」

「わあ、ありがとう」

 

「「「なに小腹満たそうとしてんだ審査員!?」」」

「わわっ!?」

 

 周囲からされた息の揃ったツッコミに、おれの肩が跳ねる。

 え、おれが審査員だったの?

 

「ヘーマ、おやつはメシの後にしろい。それは仕舞え」

「ウタもだ」

 

 保護者達に窘められ、おれは渋々ドーナツをスケッチブックに仕舞った。

 

 結果として、料理対決は僅差でサッチさんが勝って二人は固い握手を交わし、おれとウタの音楽ステージが用意され白ひげ海賊団の前で歌と演奏を披露した。

 

 危惧していた諍いもなく、無事に宴は終了することになった。

 

 おれのほっぺはじんじんと赤くなったけど、わがままを通した甲斐はあったのではないかと思う。

 

 

 

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