本能の警告に従って飛び起きたおれの目に入ったのは、ばつの悪そうな顔をしたお父様とおじい様だった。二人を見てソルは笑っているし、一体なにがあったのかとおれは首を傾げた。
結局、おれは無茶をするなと窘められた後にお父様の診察を受けたくらいで、おれからなにも釈明せずに終わった。そしておれに最低二ヶ月の外出禁止令が出た。ですよね、おれやらかしまくってるもん。
いやあ、全部まるっとソルが説明してくれたようなんだが、そろそろおれを除外して今後の計画を立てるのはやめて欲しい。さみしいだろう。
さてさて、モビー・ディック号に戻ってから数日が経過した今日の朝。日差しの爽やかさにもかかわらず、おれは不満を顔いっぱいに表して手すりに座っていた。
「わははは!」
「ははは、小柄な割に重い剣だな!」
「そっちもデカいのに速ェな!」
目の前で行われているのはソルとビスタさんの手合わせ。大太刀と二刀流というスタイルの違いは見物の見応えがあるが、ニッコニコでとても楽しそうにやり合っている二人を、おれはジト目で見続けている。
……おれとの手合わせは断ったくせに、ビスタさんの誘いをあっさり了承するとはどういうことだ。おれが不貞腐れる理由はこれだった。
船に戻ってからソルはおれとの手合わせを断り続けている。家族の皆に手合わせを願い出ても『ソルに相手してもらえ』って首を横に振られるし……皆がおれを休ませようとしていることは理解しているんだが、おれだっていい加減に身体を動かしたい。
ふん、おれ一人で新技考えるからいいもんだ。
むっすりとしたまま手すりから飛び降りて甲板に座り込む。
ふと、抱えているぬいぐるみの足が床についていることに気付いて、おれは膝に座らせるように抱え直した。
これをシャンクスさん達に貰ってから二週間ほど経つけれど、ここ一週間出しっぱなしで抱えっぱなしだからか、ほんの少し使用感が出てきてしまっている。
このぬいぐるみの肌触りが心地良いからできればいつでも持っておきたいけど、早々にくたびれるのは嫌だな。せめて寝るときは抱き枕を使おうかとおれが悩んでいると、ピクテルが指で丸を作った。なに、任せておけって?
今度は何するつもりだと露骨に警戒をするおれを気にすることなく、ピクテルは額縁がはまった絵を取り出した。んんー?
現在所持している絵画はソルとトットムジカだけだが、背面をおれに向けているためどちらのものかわからない。ピクテルは絵画の中に手を差し込むと、何かを取り出してポイッと放り投げた。
スタッと甲板に着地したものは、おれの持つぬいぐるみに瓜二つのクマのぬいぐるみで、それは甲板に倒れることなく自立している。
ああ、ぬいぐるみ型のゴーレムを出したのかと納得していたおれに、ピクテルは見せつけるようにクルリと絵画を裏返した。そこに描かれているのは、禍々しいピエロのような異形。
は?
バッと勢いよくクマのぬいぐるみに目を戻せば、ぬいぐるみはどこか見覚えのあるヒョイッと片腕を上げる仕草をした。
「………………トットムジカ?」
「ぐま!」
「鳴き声可笑しくない?」
そうだよ、とばかりにふわふわの両腕を使って丸を作るその姿に、おれの頭が痛み出した。ちょっとピクテル、説明しろ。
ピクテル曰く、額縁を嵌めたキャンバスから出す対象の姿は彼女の任意らしい。そういえばトットムジカは元々楽譜だから身体なんてない、前回はあえてわかりやすい姿にしたということか。
なになに、この姿ならウタも怖くないはず……って、トットムジカ、お前やっぱり怖がられたこと気にして……。
「うん、お前だけあまり外に出してあげられなかったからなぁ、対処法が見つかって良かったな」
「ぐま!」
「あ、それが『はい』なんだ。じゃあ『いいえ』は?」
「まっ」
「なるほど」
両腕でバツを作るトットムジカにおれは頷いた。『まっ』が『いいえ』だな。YESとNOが言えるなら、おれ以外とも意思疎通は楽になる。
これからもよろしくと右手を差し出せば、トットムジカもポンと手を当ててきた。……流石に掴めはしないか。
「避けろヘーマ!」
「え?」
ウキウキとしているトットムジカにほのぼのしていると、右後方から鋭い声がかけられた。その方向に目を向ければ縦回転しながらこっちに飛んでくる剣……おっと流れ弾。
とりあえず柄を掴もうと手を伸ばしかけたおれの前に、小柄な影が飛び込んだ。
影ことトットムジカはおれを庇うように立つと、キラリと目を光らせ──光らせ?
次の瞬間、チュインという音と共に赤い光線が飛んできた剣に直撃した。
え?
弾かれて勢いを失った剣は、ゴンッと音をたてて甲板に落ちて転がる。
しん、と沈黙が甲板に漂い、おれも、皆も、トットムジカを凝視していた。
「トットムジカお前……」
「ま?」
「お前、ビーム出せるのか!? スゴいな!!」
いまのビームだった、絶対ビームだったろ!
おれは興奮してトットムジカの両脇に手を差し込み持ち上げる。つまり高い高いだが、トットムジカはぬいぐるみだから当然軽い。心なしかトットムジカが慌てているけど、とりあえずいまは横に置いておく!
なあ、お前もしかしてビームは標準性能か? あのとき実体化してたらビーム撃たれてたのか、おれ! こわいな!
「なんだスゲェな! 今のビームか!?」
「うわっ」
いつの間にか近くに来ていたソルがトットムジカを覗き込んでいた。ちょ、ビスタさんとの手合わせはどうした。
「ヘーマ、コイツなんだ? シャンクスに貰ったぬいぐるみじゃねェのか?」
「似せただけで本物じゃないよ。トットムジカっていうんだ」
「トットムジカか、おれはソルだよろしく!」
「ぐま!」
ソルは動くぬいぐるみに何も動じることなく、グイグイと友好的に挨拶し始めた。コミュニケーション力が高すぎないかこの人。トットムジカが嬉しそうだから良いんだけども。
ソルとトットムジカが交友を深めている姿を見守っていると、ビスタさんが落ちていた剣を拾っておれのところまで歩いてきた。
「トットムジカってェのは、お前が捕まえた奴だったか、ヘーマ」
「そうだよ」
「ピエロみてェな見た目って聞いてたンだが」
「なんか変えられた」
「……そうかい。悪かったな、剣を飛ばしちまってよ」
ビスタさんが拾ったトットムジカが弾いた剣を見る。あ、本当にビスタさんの剣だ。なんか若干落ちこんでいるなと思ったら、手合わせで剣を弾かれてしまったからか。
「おれもまだまだ、だ。お前の友だちは随分と手練れだな」
「そうなんだよ、前に海軍中将を翻弄しててさ。お陰でおれまでつられてあの金額だ」
「まーだそんなこと言ってんのかヘーマ」
ビスタさんにソルの規格外について話していれば、トットムジカを肩車したソルが近づいてくる。ねぇ、仲良くなるの早すぎない。
「そんなことって、事実だろ?」
「十にもならないガキが、倍はあるタッパの海軍本部少将と互角にやりあってんだ。妥当だろ」
「うっ」
呆れを含んだ目線を向けられ、おれは怯んだ。そこを言われると反論できなくなるだろう。対象がおれという点を除外して一般的な視点で考えてみれば、色々おかしいことは重々承知している。
「ほー、それは初耳だな?」
「うぇ……」
うーわ、ビスタさんの目が怖くなったんだけど。獲物を狙う目は切実にやめて欲しい。ウチにも戦闘狂はいるから詳しく話さず黙ってたのに……まあ、ソルが言っちゃうとは思ってたけどさ。
「よし、じゃあ今からやろうぜ!」
「……朝はおれの誘い断ったくせに」
「拗ねるな拗ねるな! 良い機会だ、お前の研鑽を『お父様』に見せつけてやれ」
ソルが指差す方向に顔を向ければ、丁度船室から出てきたお父様と目が合う。
「頑張れよい」
「あっさり退路を封じられた……!」
瞬時に状況を察したお父様の出すゴーサインに、おれは目を手で覆う。お父様はいつもおれを鍛えるタイミングを逃さないな。
諦めてピクテルから木刀を受け取り、ペカーッとした笑顔のソルに向き合った。良い笑顔すぎて圧が強い。
「覇気は」
「有りで飛ばしは無しだ」
船の上で斬撃飛ばすわけねーだろバカ野郎。いや、これ逆にソルへ条件出さないとコイツやってくるってことか?
「たまにはお前から攻めてもいいぞ?」
「おれのスタイル知ってて言うなよ……」
「わはは……じゃあ始めっぞ!」
***
船内に噂が広まっているのか、子ども二人の戦いを観ようと手が空いた者達が甲板へ押し寄せて来ていた。
「へへ、おれの予想通りだったなァ」
「サッチ、仕事は終わったのかよい」
「後は煮込みだけだから任せてきた」
その一人であり、観戦者に混じってきた男をマルコが横目で見ると、サッチはニッと笑い返す。途中の仕事場を放棄するような男では無いが、ちゃっかり観戦しに来るあたり要領の良さが出ている。
サッチはソルの剣を捌くヘーマの動きに、嬉しそうに目を細めた。
「随分と剣に戸惑いが無くなってらァ。狙い所もキチンと急所を選んでる」
「実戦に出たことで吹っ切れたんだろうよ」
吹っ切れさせられたんだろうがねい、とマルコは視線をソルに移す。あの派手好きでマイペースな男のことだ、ヘーマが強引に耐性を付けさせられたのが優に想像できる。
「しっかし、こりゃガキ同士の戦いじゃねェな」
「……片方はガキじゃねェからな」
「マルコ?」
「なんでもねェよい」
呟く声を拾われたのかサッチがふり向いた。それに首を振ることでマルコは否定し、じっと二人のやり取りを見つめる。
ヘーマの実力はモビー・ディック号から旅立ったときとは雲泥の差だ。
あの頃から子どもにしては異様な剣術の腕などを持っていたが、ヘーマはどうしても重傷を負いかねない攻撃が出来なかった。
いくら技量で攻撃を受け流せるとしても有効打を打ってこないのなら対処は容易く、訓練でもヘーマはビスタ達に翻弄されるばかりだった。
それがいまや木刀とはいえど、返す刃で首を狙っている。明らかに実際の戦闘に慣れ始めていた。
だが、とマルコは目を細めた。
ヘーマの技能の成長が早すぎる。その伸び続ける戦闘技能にあの子の精神ははたして追いついているのだろうかと考え、マルコは追いついているはずがないと断じた。
まだ幼い心だからこそ、子どもの心は壊れかけたのだからと。
「──ははっ」
剣戟が奏でられる度に観戦者が増え、集団に囲まれる中戦う二人のうち、変化が現れたのはヘーマだった。
「おっ、ようやくか」
「あははっ」
つい漏らしたような笑い声に、ソルは待ちかねたとばかりに目を細めて笑う。ただ、その笑みはいつもとは異なり──この先への期待と飢えにギラついていた。
「なんだ?」
「笑ってンのか……あのヘーマが?」
白ひげ海賊団にとってヘーマが戦いを厭うことは周知の事実だった。船にいる間にマルコが指導している時も、どちらかというと嫌そうに手合わせするのが通常だった。
そんな子どもが手合わせとはいえ戦いの中で笑っている。これまでと何かが違うと男達が察するには充分だった。
「あははは────たのしいなァ」
軽やかな声で、美貌を愉悦に歪ませる少年の笑みを認識した途端、男達の背筋がぞわりと怖気立った。
ビリビリと響く空気が立ちこめ、同時に糸が切れたようにその場に若手が倒れていき、男達はようやくそれに気付いた。
ヒリつく覇気の発生源が、幼いヘーマであることに。
「おいおい、これがガキの覇気かよ……!?」
「嘘だろ、覇王色だと!?」
観戦者の動揺が届いていないのか、二人の子どもは剣を交わしながら笑い合う。ヘーマの覇気に呼応するように、相対するソルが発する覇気の威圧も増していく。
「あはははっ!」
「わはははっ!」
互いが浮かべる口の端を吊り上げる笑みは、子どもに不釣り合いな獰猛さだ。爛々とした目が輝きを増す度に、剣戟は鋭さを増して覇気も比例して強くなっていき。
「なァ、ソル!」
「おう、ヘーマ!」
「「もっと──遊ぼうか!!」」
ついには実戦さながらの強大な覇気を纏わせた得物が振り上げられ──
「やめろバカ野郎共が!!」
空間の支配を塗り替える怒号と共に、二人の子どもは軽々と宙に吹き飛ばされた。
「うわっ!?」
「おっと」
ヘーマは慌てて、ソルは楽々着地し声の聞こえた方向に顔を向ける。そこには威圧感に満ちた憤怒の顔をするニューゲートが拳を構えて立っていた。
「周りへの影響を考えねェか! 船を壊す気かアホンダラァ!!」
「わっはっはっ、わりィな! ちょっと熱中しちまった」
「……ごめんなさい」
やらかしたことに青ざめるヘーマと反省の色が見えないソル。ニューゲートの眉間に峡谷が刻まれたのは言うまでも無い。
サッチとマルコはニューゲートにつまみ上げられ船内に速やかに回収されていった二人を見送った。メインの二人がいなくなったため、ザワつきながらも男達はパラパラと散らばり解散しはじめる。
人がはける様子を眺めていた隊長達に、ビスタがクツクツと笑いながら近づいてきた。
「確かにあれは新世界レベルだな、本部少将とやり合ったのも納得できる。いやいや……末恐ろしいもんだ」
「おうビスタ、近くで見てどうだった?」
「おれもヘーマと手合わせしてェな」
「聞いてんのはそこじゃねェよ、いや言いてェことはわかるけどよ」
直前にソルと手合わせしていた高揚を引きずっているのだろう、好戦的に目をギラつかせる彼はまるで若い時分のようだった。
「覇気を扱う技量はうちでも上位に入るだろうな。あの身体でよくソルとやり合えるもんだ」
「身体? ……どこか悪いのか?」
「さあな、おれは感想を言ったまで……どうなんだい主治医」
水を向けられたマルコは、小さく笑った。当然マルコも診察時に本人に尋ねた。だが検査値にはしっかり現れているというのに、けしてそうだと認めないヘーマの頑固さは、いったい誰の影響だろうか。
「……本人の希望だからねい、お前らも黙ってろよい」
***
「「すみませんでした」」
「次はねェぞ」
おじい様の部屋に連れ込まれてソル共々説教を受ける。改めて考えると船の上で覇気を使う手合わせは熱中しちゃダメに決まっているのに、おれは何をやっているんだろうと落ちこむ。
「それにしても」
「うん?」
「強くなったじゃねェか……流石おれの孫だ」
大きなおじい様の手で、ぐりぐりと頭を撫でられる。ほめられた。ほわほわとした気持ちが溢れてこそばゆいが嬉しい。
「おじい様大好き!」
「グラララララ! おれも大好きだぜ」
衝動のままにおれはひしっとおじい様の足に抱きつく。すぐに抱き寄せてくれるおじい様やっぱりかっこよすぎない?
ハートを乱舞させているおれの頭をもう一度撫でてから手を離し、おじい様はギロリとソルを睨めつけた。
「テメェもあまり煽るんじゃねェぞ」
「仕方ねェだろ。コイツは乗り気にならんと本気を出さねェんだ」
「おれの船でやるなって言ってんだ」
おじい様がソルに文句を言っているけど、全然届いてない気がする。これはおれが気を付けなきゃいけないやつだな。
でもなー、まったく動かないでいるのもストレスが溜まるんだよ。
「で、ソイツは?」
連行されるおれ達の後についてきて、所在なさげにオロオロしているトットムジカをおじい様は顎でしゃくる。ごめんな、放置して。
「トットムジカだよ。姿が変えられることがわかって、いまはぬいぐるみになったんだ」
「ぐま!」
やぁ、と右手を上げるトットムジカ。お前その挨拶は変わらないんだな。おう、よろしくと挨拶を返してくれたおじい様の対応に、彼も嬉しそうだ。
「そうだヘーマ、ソイツの姿は自由に変えられンのか?」
「そうみたいだけど」
「ならニューゲートよりデカくできるか!?」
「……その心は?」
キラッキラと輝くソルの目に少し引きつつ、おれはしぶしぶ続きを問いかける。
「デカくなったら、ビームも太くなるだろ!!」
ソルの言葉におれはハッとした。
確かにいまのトットムジカはぬいぐるみサイズで、おれの半分くらいの大きさしかない。だが本来は彼(?)はとても大きく、手の平におれが楽々乗れる巨躯だ。
それがぬいぐるみの姿で元の大きさになったら──極太ビームが出せるのでは?
おれは期待を込めてトットムジカを見る。視線を受けてトットムジカは重々しく一つ頷く。
「ぐま!」
そして大きな丸を腕で作った。
「できるぞソル!」
「さっそくやってみようぜ!」
振り返りソルに笑顔を見せると、ソルも同じように笑っていた。なんて素敵なことを思いつくんだソル!
いざ実験だとはしゃぐおれ達に待ったを掛けるのはおじい様だった。
「海獣が出てきてからやれ」
無駄に海を騒がせんじゃねェとごもっともなお叱りを受け、おれとソルはその日から暇なときは海を眺めて海獣探しを始めた。
「出てこい海獣ー!」
「出てこーい!」
「……来ねェな」
「……来ないね」
だがとても残念なことに成果はまったくなかった。どうやらおれ達のやる気がありすぎて海獣達に伝わり、警戒されてしまっているらしい。
抱えたトットムジカがおれを見上げて、次があるよと慰めてくれる。ふわふわのおててが柔らかい、ありがとね。
「んー、あっちの方に声がデカイのがいるんだが近づいてこねェんだよな。わかるか?」
「えーと……あ、いやこれ物理的に大きいだろ。下手すりゃこの船くらいあるよ?」
「良い食料になるじゃねェか」
海を目を細めて見ていたソルは、ビシッと小島の辺りを指差した。いやいや、おれの未熟な見聞色でもわかるくらいデカいぞ、これは的として不適格なのでは。
「待つのも飽きただろ」
「そうだけどさぁ」
ソルの言う通り、正直なところ飽きてるんだけどさ、それでもやっぱりおじい様と約束したしなぁ。首を縦に振らないおれに、ソルは真面目なヤツだなと笑う。
「ダメなのはデカイビームだろうが。向かってくるように小さいの一発撃ってもいいんじゃねェか?」
「よし、やろう」
「やめろアホンダラ共」
屁理屈の抜け穴を潜ろうとしたとき、即行でおじい様に見つかり、初めてゲンコツを落とされた。ぐ、手加減されているとはいえ頭が割れそう……!
***
「またオヤジに叱られてんぞあの二人」
「ソルと連むとヘーマがただの悪ガキになるな」
「ほんとにな」
「いやー、悪影響受けてんなァ。ガキらしくていいけどよ」