群青色を押し花に   作:保泉

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新しい船

「おれもみてぇ!」

「ぐはっ」

「危ねェ」

「メシ時に騒ぐんじゃねェよ!」

 

 朝食の席でコツコツ作成していた船が出来上がったことを伝えた途端、右隣に座るルフィがおれに飛びついてきた。勢いが良すぎておれは左手に持つ茶碗ごと横に吹っ飛ばされ、左隣に座っていたエースによって抱えられて事なきを得る。力がさらに強くなったなぁ、ルフィ。

 

 ダダンさんからルフィへ軽いお叱りのあと、おれからも食事時の飛びつきは禁止と言い含めた。夜になったら見せると弟に告げれば、彼はそれからウキウキと機嫌の良い様子のまま、エースとソルの三人でトレーニング兼狩りに出かけていった。

 おー、サクサク狩りが進んでるな。たまにポカをしてエースに拳を落とされているようだけど。

 

 残されたおれはというと、居間に残ってせっせと次の旅の準備をしていた。元々船が完成次第すぐ旅に戻るつもりだったのだが、その期間が想定していたよりもかなりオーバーしているため明日には立つ予定だった。

 

 想定されていた期間は数ヶ月、長くても半年くらいだろうと見積もっていたのだが、本日時点でなんと一年が経過している。ソルと共にドーン島に着いたとき、おれは十歳になったばかりだったが、もう十一歳を数えてしまった。

 半年過ぎた時点で、これは完成まで長くなりそうだと判断できたので、それから最低一月に一度はモビー・ディック号宛に連絡するようにした。長期滞在する隠れ家としてコルボ山の険しい自然はとても都合がよく、弟達と遊べるともあって他の島に行く理由もない。

 長らく帰れないとお父様へ伝えたところ、居場所が固定されていることと、東の海(イースト・ブルー)という比較的治安が良くトラブルに巻き込まれにくい場所であるため、ドーン島滞在は家族から好評であった。誠に遺憾なんだけど。

 

 造船が長期間に渡ったといっても、一年丸々時間がかかった訳ではない。主な原因は海軍の軍艦が定期的に訪れるせいだ。

 孫会いたさに時折訪れるガープ中将の船が近づく度にドーン島を離れる必要があり、移動先の無人島でソルとレイリーによるおれの鍛え上げが発生するためだ。だってその間何一つ作れない。

 

 ガープ中将がひと月滞在したときなんてマジでとても辛かった。鍛え上げの最中で刀を弾かれて無手になった時、レイリーの剣を合気で捌いた後彼をぶん投げてしまい、剣だけで無く体術も出来るとバレた。

 二人による問い詰めに屈するものかと目を逸らして沈黙を続けていると、二人はピクテルに各種武器を出してもらってからそれをおれに渡してきた。つい受け取ったらおもむろに斬りかかってきたので、おれは咄嗟にその武器で応戦し、結果として色々と使えることがバレてしまった。

 くそ、ソルの前では剣しか使わないように心がけていたのに。ピクテルめ、スケッチを出汁に買収されやがって。

 

 なし崩しに色々とおれの実戦力を確認した結果、おれの長所は状況に応じて好きなエモノを使える点だという結論を出された。おれはどの武器を使っても相手の攻撃をいなす動作をすることは変わらないようで、相手の間合いによって武器を切り替え、動きもさほど変わらず戦うことが可能だとのこと。

 器用なお前だからできることだな、と地面に頬を付けてへばっているおれに、ソルは明るく言い放った。このやろう、この状態で素直に受け取れるかってんだ。

 

 その後はただひたすら二人と実戦である。多少どころかザックリ斬られても治癒できるとバレているため、本当に容赦がなかったなあ。対応しきれずに三回ほど腕と脚がそれぞれ分離した。

 

 この過酷な一年を思い出して遠い目で旅支度の手が止まっているおれの肩に、ポンと誰かの手が置かれた。顔を見上げれば座っているおれの肩を叩くため、少しかがんでいるレイリーの姿。おっといつの間に。

 

「随分気がそぞろだな、なにか手伝うことはあるかね?」

「んーん、特にないよ。これを畳んだら終わるから。ありがとうレイリー」

「ならいいんだが」

 

 この一年の交流で、おれはレイリーの名前を呼び捨てするようになった。ソルが水くさいだろと促したからだが、元船長の言葉とはいえレイリーがそれを受け入れるとは正直驚いた。

 パタンパタンとタオルや服を畳んでトランクバックに詰める。詰めた後はピクテルのスケッチブックに入れてもらえば準備は完了だ。今、ピクテルはソルに付いてエース達の様子を見ているから、あとでしまってもらおう。

 

 さて昼飯の準備でも手伝おうかと立ち上がったおれを、レイリーがサッと小脇に抱えて玄関を出た。んー?

 

「レイリー?」

「君とサシで話したことはなかったな。少し付き合ってくれ」

 

 いつもより硬質な有無を言わせない声音に、おれはわかったと頷く。そうして二人で辿り着いたのは、フーシャ村が見下ろせるエースと出会った場所だった。よくみんなでバーベキューをする時は此処を使用しているため、座りやすい丸太と焚火の後が残されている。

 その二メートル程の間隔を空けて平行に並んだ丸太に腰掛け、おれはレイリーと向き合うことになった。

 

「さて。単刀直入に聞く」

 

 しっかりとおれが腰かけたことを確認してから、レイリーは鋭い目でおれを見下ろした。ま、ソルを──ロジャーをわざわざ外して聞かれることなんて、一つだけだろう。

 

「君はロジャーをどうするつもりだ?」

「どうと聞かれてもな」

 

 彼にピンポイントで覇王色による威圧を向けられても、そう思うよなと頷くしかない。事前に交流した友だちであるシャンクスさんだって、最初はおれに不信感を持ったんだ、ソルの仲介で交流しているレイリーにはさぞ不気味に映っていることだろう。

 おれは、疑似とはいえ死者を蘇らせることが出来るのだから。

 

「好きなだけ居させるつもりだよ。そういう約束だ」

「いざという時に手放せると? アイツの力が惜しくならないのかね」

 

 穏やかに返答するおれにレイリーは目を細める。真顔が怖い。あの子が眠ってなかったら泣いていたかもしれない。

 

 しかし、なるほど。レイリーが気にしている点は今後のロジャーの自由意志の有無か。

 確かにかなりロジャーから気にかけられている自覚している。今でこそロジャーは気兼ねなくエース達と交流し笑い合えているが、ドーン島に来た当初はおればかり構っていた。

 あまりにも不安定だったおれを見守るためもあったようだが、この一年精神が安定し続けて目を離しても良くなったからだろう、おれが船を造っていないときは、ピクテルを連れて動き回っているようだった。

 今日なんてニコニコで仲良く出かけて行ったのだから、息子相手になに人見知りしてるんだと引きずって行った甲斐があるというものだ。

 

 気にかけられている。気を使われている。船長はおれだと立ててくれている。それははたから見れば、ロジャーがおれの命令を聞いているように見えるのかもしれない。

 でも、ロジャーは必ず自分の最期を決める。おれがどんなにみっともなく縋ろうとも、そっと手を外される。

 

 だから。

 

「手放すよ」

 

 その時がきたことで、おれがどんな状況に陥ったとしても、必ず。

 

「正直、居なくなったらギャンギャン大泣きするだろうし、じめじめ落ちこんで引きずって寂しがるだろうし、しばらくお父様達にひっつき虫になると思うけど」

「幼児か」

「……それでも、アイツが望むなら手を離すよ」

 

 ──ジョナサン。

 ──……あれ、ヘーマ。そこにいたのかい?

 ──俺達さ、もう休もうか。

 ──…………いいのかい?

 ──ああ、ゆっくり眠ろう。疲れただろ?

 ──……うん、そうだね……僕も、ちょっと眠りたいや。

 

 長い間共に過ごしたひとりが、気がつけばぼんやりすることが多くなり。話しかけても反応が鈍くなった時、おれは生の終わりを決めた。

 彼を彼として確立するなにかを、これ以上時の流れで削り取りたくなかったからだ。そのときのほっとした彼の顔を、おれは絶対に忘れはしない。

 

「ソルから、ロジャーからその自由を奪えば、もうアイツじゃない。おれは人形遊びは趣味じゃないんだ」

 

 おれの結論を唐突に告げられたにもかかわらず、もうひとりはそうかと一言だけ言葉を返した。言いたいこともあっただろうに、赤い色の静かな目でおれを見返すだけだった。

 

 ──ディオ。

 ──なんだ。

 ──付き合ってくれてありがとうな。

 ──ふん……俺にお前を付き合わせたの間違いだろう。

 ──それでも、だ。

 ──……なに情けない顔をしている。やめろ、俺は後悔などしていないのだからな。

 ──いだだだだ! ちょ、物理で制止は反対!

 

 だからこそ、今度は間違えない。かつて手を離すべき時を見誤った愚行を、繰り返すことだけはおれ自身が許さない。

 

 安心しろよ、レイリー。お前の船長はこんなガキに振り回されるような男じゃないだろ。仮におれが解放を拒否したとしても、お父様やおじい様にシャンクスさんが許さないさ。とくにシャンクスさんが首を落としにくるだろう。

 それでも腑に落ちない顔をしているレイリーに、おれは思い付きを提案した。

 

「そんなに心配ならレイリーも旅に参加する?」

「正気か?」

「すごい剛速球」

 

 なんか、おれに対する遠慮が何処かへ飛んでいったねレイリー。そのアホを見る呆れた顔は結構心にくるので出来ればやめていただきたい。

 

「既にアイツに巻き込まれて懸賞金も高くなっているんだぞ。ロジャーと私が揃えばさらに目立つだろうに」

「そうだな。でも今更な気がしない? どんなときでも目立つ自信あるよおれ」

「……それはまあ、そうなんだが」

 

 この顔じゃあな、と納得されたのはいいがなんかこう、自分で言っておいてモヤモヤするものがあるな。まあいいかとおれは頭を軽く振って余計な思考を払う。うん、旅に参加することはそこまで拒否感がないようだし、一度体験してみてはいいのでは?

 

「じゃあお試しで一回行こうか。よし、レイリーの分も荷物準備してくるよ」

「待て、行くとは言ってな──」

「あ、次の目的地はリュウグウ王国なんだ」

「話を聞け」

「いひゃいれす」

 

 ぐいーっと両頬を引き延ばされる。やめて、ルフィじゃないんだからそれ以上は伸びないってば。

 じっとおれはレイリーの目を見つめる。初めにあった剣呑さは薄れて困惑が大半の彼の目は、不躾に凝視するおれから視線を外そうとはしない。おれの頬をつねる、年齢を重ねてもなお固い剣ダコのある手を覆うように触れる。

 そしておれは破顔一笑した。

 

「なぁ、行こう」

「……一回だけだぞ」

「やりぃ!」

 

 根負けしたのか流されてくれたのか、しぶしぶ了承したレイリーの左手を取る。目を見開いた彼の手を引きながら弾む足取りでダダンさん家に戻ってくると、丁度ソル達も帰ってきたのか玄関先に姿が見えた。

 此方を振り向いたソルに向かって、おれはブンブンと左手を振る。

 

「ソル喜べ、次の旅はレイリーも行くことになった!」

「本当かそりゃあ! またよろしくなレイリー!」

「……ああ、よろしく」

 

 喜びを顔いっぱいに現したソルに、レイリーは仕方ないと眉尻を下げていた。

 

 

***

 

 

 日も暮れて夜になり、おれはルフィに手を引かれながら、海に面した崖の近くまで歩いて行った。

 

「どんな船なんだろーな」

「おれ達も一瞬部品が見えるだけで、作っているところ見てねェからな」

「だってせっかくなら完成品を見せたいだろ」

 

 ゾロゾロと連れだって歩きながら、ちょっとくらいよかっただろと口を尖らせるソルの背中を軽く叩く。この一年間でぐっと背が伸びた彼は既に二メートルを越えているので、背中と言っても腰しか叩けないのだが。

 

 制作期間一年をかけた船は、ドックと化したキャンバスの中で組み立てられた。部品を物質化してはキャンバスに入れて中で組み立て、組み立ててはキャンバスからスケッチブックに戻して継ぎ目を滑らかに加筆し、また取り出すという繰り返し。

 ぶっちゃけその工程が大変すぎたので二代目は作りたくない。

 

「よーし、今から出すよ」

 

 レイリーやダダンさん達の視線も全ておれに集中したことを確認してから、ピクテルに合図をする。彼女はこくりと頷いて、右手をキャンバスの中に差し込んだ。

 

「コイツがおれの力作、イオンオーデー号だ!」

 

 夜の月の光に輝く銀と白のカラーリング。帆は無く、気嚢が船体上部を覆うように設置されていて、その側面にピクテルが譲らなかったデフォルメされた白薔薇のマークが描かれている。

 船体は側面にヒレのような櫂があり、船尾近くには船体の三分の一を超える大きさのエンジンとプロペラが設置されている。

 全体として、魚の骨のような無骨さと滑らかさが合わさった外観は、海賊っぽさがあるのではないだろうか。

 

 先端部から後部のプロペラまでの全長はなんと七十メートル。……乗組員が三名しかいないのに、船が大きすぎることは自覚している。

 

「なんだこれデケェ!」

「マジで浮いてんじゃニーか……こりを一人で作ってたンなら、作るのに一年かかんのも当然っつーかよォ」

「芸術家ってもンは凝り性だと聞くが、こりゃまーまーとんでもねェな」

 

 驚く皆の顔におれの頬が緩む。ふっふっふっ、すごいだろう、おれメッチャクチャ頑張ったからな!

 

「では、これに乗ってみたい人!」

「「「ハイ!!」」」

「おお、全員。じゃあ皆乗り込んでー」

 

 ノリノリのみんなに気をよくしつつ、崖の近くにイオンオーデー号を寄せてタラップを架ける……というか、イオンオーデー号が架けてくれた。ゆっくりと崖へかけられた足場を確認する。うん、ずれたりしそうにないな。

 

「ありがとうなイオン。よし乗り込めー」

「「「いやいやいや」」」

 

 振り返って手招いたおれに、彼らは揃って青い顔の前で手を振った。え、どうしたの?

 

「質問があります!」

「はいどうぞ」

 

 山賊のひとりがびしっと手を上に上げる。何故敬語なのか。

 

「いまタラップが勝手に架けられたように見えましたが!」

「イオンオーデー号が架けてくれたんだよ」

「イオンオーデー号ガ架ケテクレタァ!?」

 

 裏返った甲高い声で叫ばれて思わず手の平で耳を塞ぐ。いきなりなんでそんなに驚くんだろう、ぬいぐるみのトットムジカが動いているんだからそこまで怯える程のことじゃ……いや客観的に見て、物が勝手に動くのは大抵ホラーだな?

 

 ガリガリと頭を掻く。どうやらおれの説明が足りなかったらしい、怖がらせて申し訳ない。

 

「コイツはな、船の形をしたゴーレムなんだ」

「ゴーレム?」

「わかりやすく言うと、船のロボットだ!」

「「なんだそれスゲェな!」」

 

 お前達はその反応をしてくれると思っていたよ。ルフィとソルの輝いた目に、おれは口の端を吊り上げて目を細めた。

 

 当初普通の帆船を作る予定だったのに、ついロマンを優先してしまったのには理由がある。

 

 ひとつは、帆船に拘る必要はないのではという疑問が浮かんだためだ。帆船が海流と風によって進むのに対し、おれが作る船は風を受けて進むか、もしくは何かで牽引するものになる。

 牽引するには帆が邪魔になるだろうが、帆が無くては緊急時にソルだけで動かすことができない。

 

 ジレンマに悩んでいたおれは、推進力をゴーレムに頼ることを思いついた。

 このゴーレムはピーコのような生物を模したものではなく、無機物で構成されている。それを船の動力源、エンジンとプロペラに当てはめれば、あとはエネルギー補給としておれ製の石炭を燃焼室に放り込むだけである。

 エンジンを動かす燃料ではなくて、ゴーレムを動かす燃料の違いはあるけれど、仕組みとしては蒸気機関の船のように見えることだろう。

 

 ちなみに、おれ製ではない石炭でも大丈夫だった。これならいざという時は代替することができるはず。

 

 この案に落ち着く前は散々デザインに悩んでいたけど、既存の船から離れてもいいかソルに意見を聞いてみたところ、寧ろやれとオーケーが出たので思い切ってやってみた。

 おれとしては前の世界でカッコいいと思ってた某ゲームの飛行艇を、色合いは違えど再現できて大満足です。因みに1号だぞ。

 

「言葉は話せないけど、こちらの言葉は認識しているよ。ほら、みんな乗った乗った」

「おれ一番!」

「お、じゃあおれが二番な!」

 

 お前らしいけど九歳児と同じ思考回路はどうかと思うぞソル。和気藹々と乗り込んでいく二人に、エースは何故か見送るだけだった。乗らないのかーい。

 

「ほらおめーもいけエース」

「うわ、押すんじゃねェよ」

「広い船でもルフィが走り回ったら落ちるだろうが、あのバカの首根っこ捕まえとけ」

 

 何を葛藤しているのか首を傾げていると、ダダンさんがエースの背中を押した。お、あえてルフィの世話をさせる事で乗船を促したなダダンさん上手い。

 

 しぶしぶといった体で進んでいるが、残念ながら彼は内心の興奮を隠せていない。その証拠に船の設備を見ては口元をもにょもにょさせている。笑顔を我慢しなくてもいいのにな。

 全員乗り込んだことを確認してから、イオンオーデー号はゆっくりと離岸する。海面と平行に進み、ドーン島からかなり距離を空けたあと、徐々に高度を上げていった。

 今回はそこまで高くは上がらない。皆薄着だし、夜だから冷えるため精々百メートル程度の高さだ。

 これが偉大なる航路(グランドライン)だと海から海王類が飛び出してくる危険があるからできないけど、東の海(イースト・ブルー)なら大丈夫。

 

 手すりにつかまって夜の海と空を見ている弟たち。彼らもいつか自分の船を手に入れるのだろう。ルフィはあの羊を模したかわいらしい船を、エースもきっと彼の仲間と見つけた船に乗って新世界までやってくるのだろう。

 おれから会いに行くつもりはない。彼らならきっとたどり着くと信じているからこそ、おれが彼らを構うのは弟たちがこのドーン島を離れる前までだ。

 

 エース、ルフィとおれは二人の名前を呼ぶ。

 

「お前達自身の船、楽しみにしているからな。いつかおれも乗せてくれよ?」

「……おう」

「うははは、わかった!」

 

 

 そして次の日、おれ達はドーン島を離れた。目的地はリュウグウ王国、中継点はシャボンディ諸島。おれに懸賞金を掛けた人間屋(ヒューマンショップ)がある、奴隷売買が許された場所だ。

 

 

 

 

 

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