旧日本軍もビックリなパワハラ提督が着任しました。   作:湯タンポ

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書 い ち ゃ っ た♡

ども、湯タンポです。他の作品の更新の目処が立たなすぎて息抜きでこれ書いちゃいました♡

以上、精神がイカれた奴の言葉でした。


その男、パワハラ上司につき

 

 

 

大本営 司令室

 

 

「……艦娘軽視派の私を横須賀に着任させ、艦隊の指揮を取らせるとは……余程人が足りていないようですね、元帥閣下」

 

随分とガタイの良い青年が、眼前の初老の男性へとそう声をかける。

 

彼は『艦娘軽視派』の筆頭として有名な、日本海軍 大将 南雲秀一 である。

 

「……その通りだ、南雲君。先日の一斉検挙によって、今日本海軍は兎に角人手が足りん。

……だからこそ、艦娘軽視派であっても、世界の中でも飛び抜けて優秀な指揮官である君に着いて貰うしかないのだ。」

 

南雲大将の言葉に対し、重々しい声で応える元帥と呼ばれた男性。

 

海軍において、艦娘を軽視する者は少数派であり、多くの将官や佐官はその存在を良く思っていない。その代表格が、今の日本海軍聯合艦隊司令長官である。

 

しかし、その少数派に限って大将や中将等、階級が高い上に優秀な者が多く、大本営や艦隊司令部も頭を抱えて居るのだ。

 

「……まぁその話はいいでしょう、任務であるならば完璧にこなす迄です。それに私は、道具に人権など必要無いと考えているだけで、別に艦娘が嫌いな訳ではありませんから。

 

……それで、私をわざわざ此処へ呼んだのは、どう言ったご要件でしょうか?まさか先程の雑談をする為に呼んだわけではありますまい。」

 

南雲大将が話を変える様に元帥へ問いかけると、元帥は一瞬目を瞑り息を整えてから口を開く。

 

「……実はな、先日 横須賀鎮守府の艦娘達から、提督……つまりは君による暴行に対する抗議が届いて居るのだ。」

 

元帥のその言葉に大して、南雲はあっけらかんとこう言い放った。

 

「……それがどうかしましたでしょうか?」

 

「……どうにか抑えられんのか、君の唯一の欠点である、部下を暴力で支配しようとするのは。」

 

南雲の言葉を聞き、心底呆れた様子を見せる元帥。

 

 

「欠点?……それは私が優秀な軍人であるが故ですよ。」

 

南雲大将は元帥に対して嘲笑する様な笑みを浮かべながら、そう返答した。

 

そして、少し考えた素振りを見せた後、再び口を開いた。

 

「…規律を乱すものには罰を、遵守し戦果を挙げるものには褒美を、それが私のポリシーですので。

……まぁ、時に罰が行き過ぎる事もあるやも知れませんね。」

 

南雲大将が語り終えると、沈黙が訪れる。

元帥は溜息をつくと、静かに口を開いた。

 

「……分かった、君のやることには口を出さないでおこう。……だが、あくまで許容出来るのは『教育の範疇』までだ。」

 

元帥がそう告げると、南雲大将は不敵な笑みを浮かべながら答えた。

 

「ええ、勿論ですとも、その辺の"加減"は得意ですので。……ご理解感謝致しますよ、元帥閣下。

 

……軍人として、閣下には数え切れぬ程の戦果を献上する事を約束しましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――

 

 

横須賀鎮守府 執務室。

 

 

 

 

 

元帥のお墨付きを貰った南雲は、横須賀鎮守府に帰ると、早速行動を起こした。

 

 

「て、提督……な、何か御用でしょうか……?」

 

最初に呼ばれたのは、加賀だった。

勿論これには理由があり、先程受けた報告にて、加賀は瑞鶴を庇い被弾、大破したとの事であったからだ。

 

「あぁ、貴様に一つ聞きたい事があってな。……貴様、瑞鶴を庇って被弾したらしいじゃないか。」

 

南雲の言葉を聞いた瞬間、加賀の顔色が青ざめる。

 

「あ、あれは……わ、私の判断ミスによるもので……!その、責任は全て私に……!」

 

加賀が焦った表情を見せながら必死に弁明するが、そんな物は南雲にとって知ったことではない。

 

「そうかそうか、責任は全てお前にあるのか……ならばその責任は果たして貰わないとな。」

 

南雲はそう言った瞬間、加賀の鳩尾へと蹴りを叩き込んでいた。

 

「……ぐっ!?……ぅ……」

 

腹を押さえながら、苦悶の声を上げる加賀。

しかし、南雲は容赦無くその背中を何度も踏みつける。

 

 

「どうだ?責任を取るとはこういう事だ……今ならまだ弁明を聞いてやるぞ。」

 

「……そ、れは……その……っ……!」

 

度重なる痛みによってまともに言葉を発せられない加賀。

 

「……所で加賀、お前の"教育"が終わったら、先日の大淀の件で抗議に来ていた、赤城、瑞鶴、大和、長門を中心に空母、戦艦達にも"教育"を施すつもりなのだが……」

 

南雲がそう言うと、加賀の目が大きく見開き、慌てた様に口を開く。

 

「あ、あの子達は関係無いでしょう!?」

 

「話は最後まで聞け……そこで一つ提案がある。

………その"教育"を全て貴様が引き受けると言うのはどうだ?」

 

「そ、それは……ッ!」

 

加賀の反応を見て、ニヤリとした笑みを浮かべる南雲。

 

「もしこの話を受けるのであれば、奴らには何もしないでおいてやろう。しかし、断るのであれば、残念ながら空母や戦艦だけではなく、潜水艦 駆逐艦 軽巡洋艦 重巡洋艦等、全ての艦娘に"教育"を施さなければならなくなるな……」

 

南雲の提案を聞き、苦虫を一万匹噛み潰したよう顔をしながら俯く加賀。

 

……加賀とて、勿論痛いのは御免だ、しかし親友とすら言える赤城、口先ではきついことを言いながらも、何かと目を掛けている瑞鶴、そしてこの鎮守府に所属する全ての艦娘。

 

自分が彼の言う"教育"を引き受ければ、それら全ての艦娘達を彼の魔の手から逃れさせる事が出来る。

 

しかし……

 

(………ッ!……でも……怖い……!……痛いのはもう嫌………っ!)

 

その代償として待ち受ける自身の末路を想像すると、身体が震え、怖気が止まらない。

 

「まぁ、別に私としてはどちらでも構わないのだが……早く決めろ。」

 

だが、この男はやると言ったら必ずやるだろう……自分が断れば、此処に居る艦娘全員に地獄を味合わせる事になる。

 

そう思った時、加賀の中で答えが出た。

 

「……わ、分かりました、貴方の言う通りに致します。ですから、どうか皆には手を出さないで下さい。」

 

加賀がそう告げると、南雲は満足げな笑みを浮かべながら言った。

 

「そうかそうか、仲間思いなようで何よりだ……それでは"教育"の時間だッ!」

 

その瞬間、加賀は腹部に凄まじい衝撃を受けたかと思うと、壁まで吹き飛んだ。

 

「がっ………は……!」

 

そして、そのまま床に倒れ伏す。

 

南雲は倒れた加賀の元へ近寄ると、サイドテールを掴み、無理やり立たせようと引っ張った。

 

「立て。」

 

南雲の命令を聞き、よろめきながら立ち上がる加賀。

そして、南雲は加賀の腹へ膝蹴りを叩き込む。

 

「ごふっ……!?」

「おいおい、まだ始まったばかりだぞ?こんな程度で音を上げてもらっては困るな」

 

南雲はそう言って笑い声を上げながら、何度も何度も腹に蹴りを打ち込む。

 

「ぐっ……あっ……ぅぐ……うぅ……!」

 

その度に、加賀は苦悶の声を上げるが、南雲はそれでも蹴る事を止めない。

 

やがて、加賀の反応が薄くなって来ると、四つん這いになる様に命令し、その上に座ったかと思うと、煙草に火をつけた。

 

「随分と座り心地がいい椅子だ、煙草を吸うには最適だな。……俺が使う椅子全てに採用したい位だぞ。」

 

南雲は、加賀の背中に座りながら、耳元で囁く。

 

「う……あ……も……もう止めて……下さい……」

 

加賀が弱々しくそう呟くが、南雲は無視して加賀の髪を引っ張り、顔を無理矢理自分の方へ向けさせると、彼女の眼前で煙を吹きかける。

 

「げほっ!ごほ……っ……何を……!」

 

「……加賀、俺がどうしてこんな事をするか知りたいか?」

 

「…………。」

 

加賀は南雲の問いに対して無言を貫く。

しかし、南雲は構わず語り続ける。

 

「……俺はな、昔から人間を信用出来ないんだよ、信用出来るのは、自分が恐怖で育てた道具だけだ。」

 

「……っ……!」

 

「今の海軍の聯合艦隊司令長官みたいに、死ぬ程馬鹿正直な奴もいるが、奴だって腹の底じゃ何を考えてるかなんて分からない。

 

……一番面倒臭いのは、見える裏切りより見えない裏切りだからな。」

 

南雲は一度そこで言葉を切ると、煙草をもう一度吸い、煙を吐きながら、火のついたままの煙草を加賀の背中服越しに押し付けてこう言った。

 

「だからこそ、恐怖を与える一環で暴力を使うし、こういうも事もする」

 

「あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

背中に広がる痛みと熱さに耐えきれず絶叫を上げる加賀。

 

しかし、そんな事はお構い無しに南雲は押し当てた煙草を離さず、まるで灰皿で火を消すかの如く、ぐりぐりと押し付けた。

 

「俺は別にお前達が憎い訳じゃない、ただ信用の出来る道具に育てているだけだ。」

 

「……ッ!……あつぃ……いだい……!」

 

「だから、安心しろ。お前達はこの先一生俺から逃げられない。死ぬまで俺の道具として生きるしかないんだ。」

 

「や……やめて……!」

 

加賀は悲痛な声で懇願するが、南雲は一切聞き入れず、それどころか笑みを浮かべながら、加賀の左腕を持ち上げると、そのまま肩を外してしまった。

 

「―――っ!?!?」

 

あまりの激痛に声にならない叫びを上げ、身体を仰け反らせる加賀。

 

しかし、南雲は手を緩める事なく、次は右腕を掴んで同じように関節を外す。

 

「ッ!~ッ!……~ッ!!!」

 

もはや声すら上げられない程の苦痛が全身を襲う中、南雲は新しい煙草に火を付けてひと吸いすると、悶える加賀の背中に、今度は煙草を直に押し付けた。

 

「……………ぁ……」

 

余りの痛みによって脳がオーバーヒートを起こした加賀は、ビクンと身体を跳ねさせた後、白目を剥いて気絶した。

 

「ふん、ようやく一段階目は終わりと言ったところか……」

 

南雲は加賀の身体から降りて、彼女を見下ろしながらそう呟くと、吸い終わった煙草の火を加賀の背中で消し、加賀へ一言言って消えた。

 

「聞こえてるかどうかは知らんが、さっさと入渠して傷を治しておけ、また何かあれば呼ぶ。」

 

「………………っ……は……ぃ……」

 

 

 

 

その後、南雲が部屋を出て暫くすると、加賀はよろよろと立ち上がり、壁に肩を寄りかけながら、ドックへと向かった。

 

「……う……うぅ……痛い………もう……嫌…………」

 

加賀は目の端から涙を流しながら、傷ついた身体を引きずるようにして歩き続けた。

 

 

 

 

……これがまだ始まりにすぎない事を、彼女は知る由もない……

 

 

 

―To be continued―

 






解 釈 一 致☆

ちなみに元帥閣下がこの異常者を止められない理由は、シンプルにコイツが強いからです。後は結構中立な所もある。

まぁ現代技術使っても倒せない深海棲艦を、素手で殺す奴にどうやって首輪付けるって話だよね。

まぁ聯合艦隊司令長官さんはその化け物と渡り合うんですけどね。

対極に位置すると言ってもいいですね。

艦娘道具派の海軍大将VS艦娘愛してる派の海軍聯合艦隊司令長官(大将)VSその間を取り持つ元帥閣下 的な?

……そう考えたら元帥閣下の胃が心配になって来たので誰か胃薬を届けてあげてください。

ちなみに私は楽しいので火種を届けます。

では、興が乗ったらまた更新しに来ます。

曇らせ成分って………皆足りてないよね?

  • ちょっと何言ってるか分からない(多い)
  • 塩分過多(ちょっと多い)
  • まぁ……普通ですね。
  • そうだよ(便乗)(ちょっと足りない)
  • そうだねお母さんもそう思うよ(足りん)
  • 曇らせ気持ちイィ!!(中毒者)
  • 3分間待ってやる(はよ更新しろハゲ)
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