ダンガンロンパフィナーレ   作:暁。

2 / 4
絶望は個性豊かな同級生と共に!_B

これはダンガンロンパの二次創作の『創作論破』でございます。

 

お読みいただく前に、必ず注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

というかプレイしてください。神作です。お願いします。

 

・原作ネタバレが豊富です。お気をつけください。

 

・この創作論破独自の設定があります。

苦手なかたはお気をつけくださいませ。

 

・こちらは会話文メインの作品です。

 

・原作のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。あぽ?

 

・流血表現・性的表現・残酷な表現などがございます。

 

・駄作。文章がおかしいです。どうか生暖かい目でご覧くださいませ。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレ・生死予想は構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

・こちらをお読みになって体調が悪くなったり、絶望落ちされても

作者は一切の責任を負いません。ほどほどにお楽しみくださいませ。

 

 

 

ご了承頂けない方は今すぐブラウザバック。

 

 

 

 

今日は、入学式、で......?

えっとぉ......

......なんの入学式、だっけぇ......?

とにかく、ぼくは気づいたら教室?の椅子で寝ていた。

 

「ねぇ......起きて頂戴。もう教室に誰もいないわよ......?」

 

そっと顔を上げると、長い髪の優しそうなお姉さんが

にこにこしながらこちらを見ていた。

そのとなりにはワインレッドの長い髪を揺らして

こちらをにたにたと見るお兄さんの姿があった。

......だれだろう。

でも、あいさつしなくちゃ......。

 

「......こんにちは」

 

「挨拶できて偉いわね♥」

 

「いや、同級生だろう?」

 

「あ......ぼく、夏目 颯太。15さい。」

 

【超高校級の???】夏目 颯太_ナツメ ソウタ

 

「あら......才能は?」

 

「さい、のう......?」

 

才能、ってなんだろう......?

頭にのいずがかかったように、何にも思い出せない。

 

 

......怖い。なんだろう、この違和感......

ぼくは頭を抱えてうずくまる。

才能......?

ぼくの......才能......

 

『■■■■、■■■■!!』

 

『■■■■■■■!!』

 

う、うわ......

こわい、こわいこわいこわい

たすけて

 

たすけて......たすけて......こわいよ......

 

「......大丈夫?無理しないで頂戴ね。

何かあったのね?」

 

「......うん。」

 

お姉さんは優しく撫でてくれた。

 

「あっ、私も自己紹介、しなくちゃね。

私は超高校級の精神科医、神崎 美亜です!

よければ今日から宜しくね!」

 

【超高校級の精神科医】神崎 美亜_カンザキ ミア

 

「ふふふ、困ったことがあったらなんでもお姉さんにいって頂戴ね!」

 

ふわふわと優しく微笑む精神科医のお姉さん。

精神科医なのも納得かもしれない。

才能、って、その......チョウコウコウキュウ、っていうのを

指すのかな。......

ぼくの才能って、なんだろうな。

 

「ふむ、推測するに、次の出番はワタシだろう!

そうだろう?なぁなぁ!

このワタシの脳細胞ではそれすらも暴いてしまうのだよ!!

ワタシに恐れ戦くがよい!!」

 

「はいはい、早く自己紹介して頂戴。」

 

「勿論するさ!自己紹介だろう!?

ふっふっふ、よくぞ聞いてくれた!

ワタシは超高校級の探偵、その名も多々良 深だ!

今日からよろしく頼むぞ!」

 

【超高校級の探偵】多々良 深_タタラ シン

 

......偉そう。

ちょっと、こわい。

......近づかない方がいいかな。

 

「ま、まて少年!!

なぜ距離をとる!?」

 

「......こわいから。」

 

「怖がらせてるわよ?」

 

「怖い!?このワタシが!?

ワタシが怖いわけないだろう!?

あらゆる女性が貞操を差し出すほどの寛容なワタシが!!

怖いわけないだろう!?!?」

 

......テイソウ?

 

「貞操を差し出すのと寛容は関係ないでしょう、この変態探偵。

こんな純粋無垢な子の前で何をいっているの?」

 

「違う!ワタシは変態などではない!

これは!!!!美学なんだ!!」

 

「よしよし怖かったわね颯太くん」

 

「聞け!!」

 

後ろで探偵のお兄さんが叫んでる。

放っておこう。

 

「向こうの廊下にクラスメイトの子達がいたわ。

挨拶しにいきましょうか。」

 

「......うん。」

 

手を引かれて、向こうの廊下に歩き出した。

......いい人そう。

 

 

 

「澄ッ!!!!」

 

「......」

 

「澄ッ!!!!!!」

 

「............」

 

「聞こえてないの!?!?!?!?」

 

「無視してんだよっ!!」

 

廊下を歩くと、茶髪の明るいお姉さんと、

薄い空色の髪の落ち着いたお兄さんが居た。

......元気だなぁ。

 

「こんにちは、お二人さん。」

 

「あ!こんにちは!!!!」

 

「......俺の耳元で叫ぶんじゃねぇ。」

 

「クラス、同じだよね!お名前、何て言うの?」

 

「......僕、夏目 颯太。

......さいのうは......わかんない。」

 

「私は超高校級の精神科医、神崎美亜よ。宜しくね!」

 

「ワタシは超高校級の探偵!!多々良深だ!宜しく頼むぞ!」

 

「夏目に、神崎に、多々良ね!!よろしく!

夏目、早く才能が見つかるといいね!!

私は超高校級の弓道部、華道亜希だよ!!!!」

 

【超高校級の弓道部】華道 亜希_カドウ アキ

 

弓道部かぁ。

明るいのに弓道部って、珍しいかも......?

 

「あら、最年少で優勝したって言うのは貴方?」

 

「うーん、そうかも!!!!

えへへぇ、嬉しいなぁ、皆知ってるんだね!!!!」

 

最年少で優勝したって......

すごいなぁ。弓道、って弓でしょ?

重いやつじゃないの......?

 

「......お前いちいち五月蝿いんだよ。」

 

「だってあんたもうるさいじゃんっ!!

内蔵がどうとかさ!!美学とか言ってるけどさ!!!!」

 

「お前みたいな脳味噌のないやつに俺の美学は解らんだろうな。

所詮、弓道部だろう?俺は外科医だぞ?」

 

「ぶん殴るぞてめぇ!!!!!!」

 

急に怖くなっちゃった。

 

「ほら、あんたも早く自己紹介しなよ!」

 

「......俺は超高校級の外科医、独田 澄だ。」

 

【超高校級の外科医】独田 澄_ドクタ スミ

 

......なんか偉そうで怖い。

なんか......怖い。なんか。

でも外科医のお兄さん、綺麗な顔してる。タンセイ?っていうの?

 

「無免許でやってるっていうのは君の事か。

美学を大事にしすぎじゃないかい?

少しは離れた方がいいんじゃないかい?」

 

「......なんだ、まだ用があるのか?

もう自己紹介は終わっただろう。」

 

「ちょっと君ィ、そんな言い方は無いんじゃないかなァ???」

 

「うるせぇ探偵野郎。ムカつく話し方しやがって。」

 

「ちょっと!!初対面の人に向かって失礼じゃないの!?」

 

「......はぁ。」

 

溜め息をつかれてしまった。

申し訳ないから、立ち去ることにする。

 

「じゃあね!また会おうね!」

 

「ふふ、クラスメイトだから毎朝会うでしょう?」

 

「そうだった!えへへ......」

 

 

 

「玲音くん!見てみて!」

 

「あ、危ないよ、万間さん......!」

 

「大丈夫だって!」

 

「き、気をつけてね......?」

 

手すりで遊んでいる金髪ショートカットの幼げなお姉さんと、

それを止めようとする藍色の髪の中性的なお兄さんがいた。

......幼げなお姉さんってなんだろう?

 

「ちょっとそこのお二人さん、いいかい?」

 

「あっ!こんにちはぁ......うわぁっ!」

 

「あ、あぶないっ!」

 

手すりから落ちちゃったから、

中性的なお兄さんが幼げなお姉さんを受け止めた。

 

「気をつけてって言ったじゃん......!!」

 

「えへへ、ごめんごめん。

で、あいさつ?しなくちゃね!!

やっほ~!私は超高校級のマーチングバンド部!万間 咲楽だよ!

ホルンを担当してたんだぁ!!」

 

【超高校級のマーチングバンド部】万間 咲楽_バンマ サクラ

 

マーチングバンド、かぁ。

衣装は、それっぽいかも......?

金髪かぁ。黒髪とか茶髪の人が多いと思ってたぁ。

 

「あら、貴方の演奏、聞いたわよ!

皆の統制を取ってて、尊敬しちゃった!」

 

「そうかなぁ!?

統制、とれてた?

リーダーとして、頑張らなくちゃね!」

 

前向きだなぁ。

直向きにマーチングバンドと向き合ってて、

ぼくも尊敬しちゃう......。

 

「ほら、玲音くんも!」

 

「え!?えっと、その......

僕は超高校級の映画監督、三浦 玲音だよ......!

え、えとえと......その......ごめん、言葉が出てこなくて......」

 

【超高校級の映画監督】三浦 玲音_ミウラ レオ

 

映画監督!!

映画って、あにめとか実写?のやつとか

人がおっきな画面でわちゃわちゃするやつでしょ?

えへへ、映画、楽しいよねぇ。

 

「お、君の映画、見たことあるぞ。

ほら、脚本からキャスティングまで全部君がやったやつゥ。」

 

「あっ、あれ、かなぁ......『狂イ咲ク』......かなぁ?」

 

「あぁそれもだが、それの続編の『舞イ散ル』も好きだなァ。

君の映画、人が普通に死ぬんだが、

なんだか......それも美しいんだよねェ。

美徳、みたいな。君も美学を持っているのかい?」

 

「う、うん。

死は美しいものだから......綺麗に演出しなくちゃ。」

 

「ふぅん。」

 

......死って、美しいものなの?

よくわからないけど......

でも、すごいんだね、映画監督のお兄さんって。

 

「君たちの名前は、何て言うの?」

 

「......僕、夏目 颯太。

......さいのうは......わかんない。」

 

「私は超高校級の精神科医、神崎美亜よ。宜しくね!」

 

「ワタシは超高校級の探偵!!多々良深だ!宜しく頼むぞ!」

 

「わ、わからない!!?

大変だぁ!!大丈夫?」

 

「......だいじょうぶ。」

 

マーチングバンド部のお姉さんがわたわたと心配してくれた。

やさしいなぁ。

 

「ねぇねぇ、他のクラスメイトに挨拶しに行きたい!」

 

「あら、着いてくるの?いいわよ。おいで♥」

 

お姉さんたちが歩き出すから、

ぼくもついていく。

探偵のお兄さんもあとからついてきた。

 

「ま、まってっ!!一人にしないで......!」

 

 

 

結局映画監督のお兄さんもついてきた。

 

「ふふふっ、学校ってこんなに楽しいものなのね!」

 

「......授業は、一般的には......楽しくないが......?」

 

「でも放課後、皆で遊ぶんでしょう?

くれーぷ?とか食べるんでしょう?

ふふふ、楽しみだわ!」

 

「............それは人によるんじゃないか?」

 

他の教室を覗く、黒髪ロングのお嬢様みたいなお姉さんと

紫の長い髪を揺らして、黒髪ロングのお姉さんと話すお兄さんがいた。

 

「あら、こんにちは!」

 

黒髪ロングのお姉さんがそっとこちらを振り返って、

にこにこと手を振った。

 

「......僕、夏目 颯太。

......さいのうは......わかんない。」

 

「私は超高校級の精神科医、神崎美亜よ。宜しくね!」

 

「ワタシは超高校級の探偵!!多々良深だ!宜しく頼むぞ!」

 

「僕は超高校級の映画監督、三浦玲音だよ......。」

 

「わたしは超高校級のマーチングバンド部の万間咲楽だよ!

ホルンを担当してたんだぁ!!」

 

「えっと、夏目さんに、神崎さん、多々良さん、三浦さん、万間さん......

うふふっ、楽しくなりそうね!今日から宜しくお願い致します!

私は超高校級の踊り子、舞原 花蓮です!」

 

【超高校級の踊り子】舞原 花蓮_マイハラ カレン

 

「踊り子、かァ。

そう言えば君の踊り、見たことがあるぞ!

美しくもあったが、少し......エロ」

 

「あらあら!私も見たことがあるわよ!!」

 

「あら、そうでしたのね!

ふふふ、また公演会を致す時は特別チケットを用意するわね!」

 

踊り子か......

ダンスとは違うのかな?

また今度聞いてみよう!

 

「......ほら!次は貴方の番よ。」

 

「......僕は超高校級の哲学者、加賀美 伊織。

......よろしく。」

 

【超高校級の哲学者】加賀美 伊織_カガミ イオリ

 

「哲学!いいなァ!

ワタシも哲学について考えたりするのだよ。

例えば女性の性器......」

 

「哲学者なんだね......!!今日からよろしくね!!!」

 

映画監督のお兄さんが、なにか言いかけた探偵のお兄さんの口を

防ぐように割って話し出した。どうしたんだろう?

 

......哲学、って......なんだろう?

なぜ存在してるのか、なぜ生まれたのか、

とか考えたりするのかなぁ?

......楽しいのかな、それ......

 

「よかったら今度の放課後、皆で遊びましょ!

きっと楽しいわよ!」

 

精神科医のお姉さんがにこにこと提案をした。

遊ぶ?なにして遊ぶのかな......

......たのしみ。

 

「ふふふ、なんだかお友達が出来たみたいね。

すごく楽しいわ。」

 

踊り子のお姉さんが心から楽しそうにふわふわと微笑む。

箱入りお嬢様、なのかな。

とにかく、今日からたのしみにしてよう。

そうだ、じゃあB組の皆を誘えばいいんじゃないかな。

えへへ、たのしそうだなぁ!

 

......そして、絶望の合図が聞こえた。

 

『ガ、ガガガッ、

皆サーん、キコエテますかぁ~!?』

 

多少の雑音と共に、お兄さんともお姉さんともつかない声が流れた。

だ、だれ......??

 

『ウンウン、無事に聞こえていますネ!

じゃあ~......100期生のミナサン!

体育館に、お集まりくださいマセ!』

 

ピー......ガガガッ。

 

嫌な雑音と共に、唐突に終わった放送。

......なんだったのかな。

 

「あら......呼ばれてるわね。

残りの7人の子と挨拶が出来なかったわ......

あとA組の子とも会ってないわね。」

 

「あとで挨拶しにいきましょうよ!」

 

「それもそうだね!!じゃあ行こうか!!」

 

「わっ、引っ張らないで頂戴!?

ちょっと!?万間さん!?」

 

踊り子のお姉さんの手を引いて、

マーチングバンド部のお姉さんが駆けていった。

たのしそうだなぁ......

その後ろをノリノリで着いていく探偵のお兄さんと、

呆れながら着いていく哲学者のお兄さんは、

心なしか楽しそうで。

 

「じゃあ、行きましょうか!」

 

「......うん」

 

「......行こっか。」

 

「......うん。」

 

二人とも、優しくぼくを撫でてくれた。

......結局、ぼくの才能って......なんだろうな。

 

とにかく、二人と一緒に体育館に歩き出した。

きっと、希望のハジマリ。ハジマリの、合図。

 

 

それは、絶望に書き消されたけれど。

 

 

_100期生

 

A組

 

【超高校級の幸運】山本 佑哉

【超高校級のネイリスト】戸川 音々

【超高校級の読書家】本上 来栖

【超高校級のアイドル】愛川 流斗

【超高校級のスナイパー】中原 未来

【超高校級の社長】Raila presi

【超高校級の舞台女優】Raila aress

【超高校級の二次創作作家】百合咲 虹乃

【超高校級のヘアスタイリスト】灰田 望

 

_現在9名

 

B組

 

【超高校級の???】夏目 颯太

【超高校級の精神科医】神崎 美亜

【超高校級の探偵】多々良 深

【超高校級の弓道部】華道 亜希

【超高校級の外科医】独田 澄

【超高校級のマーチングバンド部】万間 咲楽

【超高校級の映画監督】三浦 玲音

【超高校級の踊り子】舞原 花蓮

【超高校級の哲学者】加賀美 伊織

 

next_絶望の合図は銃声と共に!_A


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。