柱島泊地の風便り   作:風間正章

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深海棲艦

何故出現し。

何故海域を占有し。

何故戦わなければ成らないのか?

 

確かに、離島等の諸島系の島は海域を占有された事に依り連絡も通行も途絶。

もしくは、何とか連絡や通行が出来ている状況の昨今。

衛星通信も非常に困難となり。

海底ケーブルは、寸断されている。

海域を占有されている空中の制空権も取られている為に、航空機運航での連絡や輸送等もかなり限定された状況で行われている。

日本国内においては、北海道と本州は海峡を艦娘の集中展開で何とか流通が保たれ。

佐渡島、四国、九州迄は安定的に日本側が保持しているが。

九州から南方は、屋久島程度迄で。

沖縄への流通連絡は、寸断されている。

ここまでが、初期の段階で。

 

これに対し、反抗作戦を展開し。

現在は、北方は幌筵。

南東はショートランド。

西はリンガ。

迄、深海棲艦を後退させ日本の勢力圏を奪還した。

此により、この勢力圏の流通の為の海路と航路は何とか維持している。

その結果、戦線が拡大し。

戦線維持の為に、より多くの艦娘艦隊が必要となる。

艦娘の指揮を取る指揮官の数が不足と成り民間からも公募する事となった。

皮肉にも、大東亜戦争時の日本の最大勢力圏に近い図となったが。

 

風間は、自分ではかなり遠慮がちに防衛省に艦娘を絡めた福利厚生の方策を提案書として提出している。

其処に、地域の商工会議所や組合加盟組織等も巻き込んでの(時には、議員も巻き込んで)提案の為に防衛省も門前払いには、簡単に行え無い。

内需に依存しざる得ない経済状態の為に艦娘や自衛隊員の現地の消費活動は無視出来ない。

これが、地元受けするので日本全国に展開され始めている。

艦娘達も、地元や自分に縁の有る地域のキャンペーンガールに登用される等。

厭戦気分で、落ち込んでる民間に活力を与える切欠の一つともなった。

おまけに、防衛省からの提案との形を取って要るのもあり防衛大臣の立場が良くなっている。

 

玩具の艦隊を率いる、民間提督たる風間にあからさまに不快感を示す幹部も居るのだが。

その幹部から、言われ事が有った。

「お前らなど、選んだ覚えは無い。あの玩具供がお前らを選ぶので登用したまでだ。」

?( ̄▽ ̄;)

どうも、艦娘から我々は望まれて提督に成れているらしいのだ。

何故だ?

 

深海棲艦に、知性や意識は有るのか?

議論されている事項で有る。

風間個人の考えとしては、深海棲艦には知性も有れば。

戦略的な思想も有ると捉えている。

戦闘記録からも、深海棲艦が会話をしている様子が確認されている。

艦娘にも、戦闘中に語り掛けている場面も有るが。

この辺は、機密事項とされている。

 

 

 

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