柱島泊地の風便り   作:風間正章

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艦娘その壱

深海棲艦に対応出来る存在。

現在の所、艦娘以外の存在が確認されていない。

防衛省で、対深海棲艦用の兵器の研究作成に邁進しているが。

全く持って、形にすら成らない。

 

風間は、艦隊旗艦の小舟から。

内陸部の艤装製造工場に来ていた。

明石の指揮の下、妖精さん達が多忙を極めていた。

差し入れのお菓子を、近くのテーブルに広げた。

「明石さん、一息入れない?」

夕張との打ち合わせを中断して、明石が休憩の指示となるホイッスルを吹いた。

妖精さん達が、手を洗い。

ワラワラとテーブルに取り付き、お菓子に齧り付く。

「提督、差し入れありがとうございます。」

明石と夕張も、テーブル上のお菓子を摘み出した。

「防衛省が、研究してるけどさ。造れるのかな?」

「造ってくれたら、こっちも少しは楽が出来るんですけどね。」

と、夕張がビスケットをかじった。

「艦娘が居ないと無理ですね。」

明石が疲れた感じで続ける。

「私以外の工作艦も今の所、確認されてませんし。」

「私達が居ないと、妖精も居ませんから。」

艤装の製造は、艦娘が居ないと不可能。

砲や機銃程度の引き金位は、人間でも引ける。

だが、艦載機等は無理。

放った弓矢が、艦載機に変化?( ̄▽ ̄;)

すまん、何を言ってるか解らないと思います。

私自身も、何を言っているのでしょう?

弓矢自体は、放てるのだが。

艦載機に変化する分けが無いんだよ‼️

ましてや、艦載機に指示とかさ。

もう、サイコミュなの?

妖精さん達と、意思の疎通は出来ている。

だけど、艦娘が居ないと。

妖精さん達も、居ません。

実験で、妖精さんを提督に預けてから。

艦娘から離れて見たが。

いつの間にか、妖精さんは消えていたとの報告が有る。

その距離は、かなりまちまちで差が甚だしいらしいのだが。

艦娘が居ないと、妖精さんも居ないのは確かとなった。

 

そして、幾つかの疑問があり。

その一つに。

艦娘は、全ての軍艦が娘化している訳ではないらしい。

確認されていないだけの可能性も有る。

撃沈や解体された軍艦以外にも。

宗谷なんて、現存しているのに娘化しているのだ。

だったら、現在の護衛艦や軍艦の娘化が存在しても不思議が無いのに。

存在して居ない。

こちらも、確認されていないだけの可能性も有るが。

この疑問は、防衛省も艦娘に確認調査を実施しているが。

艦娘達も、解りません‼️の一言で有る。

 

「提督、此方です。」

宗谷を連れて、宗谷を見に行った事が有る。

自分自身の事の為なのか。

宗谷の内部は、良く解っていて。

ガイドとしては、これ以上の存在は居ない。

宗谷に、艦娘となった宗谷が派遣されていて。

大人気と成り。

宗谷を維持する費用を、向こう100年分は稼ぎ出したらしい。

風間艦隊の宗谷と、ガイドとして派遣されている宗谷で。

その時は、ダブル宗谷だと。

来訪者の方々を喜ばせた。

 

 

 

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